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鼻をかむと耳がバリバリする原因と対策!ストレスとの関係や正しい対処法
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み
公開日:2026年07月15日
更新日:2026年07月15日
【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
「鼻をかむと、耳の奥でバリバリ、プチプチと変な音がする……」 「これって何か大きな病気のサイン? 放っておいても大丈夫?」 耳の中で突然おかしな音が響くと、何か大変なことが起きているのではないかと不安になりますよね。 結論から申し上げますと、**鼻をかむと耳がバリバリと鳴る主な原因は、鼻と耳を繋ぐ「耳管(じかん)」の開閉トラブル**です。風邪やアレルギー性鼻炎による粘膜の腫れに加え、実は**日頃のストレスや疲労による自律神経の乱れ**もこのトラブルを強く引き起こします。 この記事では、プロの鍼灸師が「鼻をかむと耳がバリバリする」症状のメカニズム、裏に潜む4つの病気、ストレスとの深い関係、そしてやってはいけないNG行動や今日から実践できる正しい改善ステップを徹底的に分かりやすく解説します。 この記事を読めば、不快なバリバリ感から解放され、健康な耳と鼻を取り戻す具体的な方法がすべて分かります!
なぜ「鼻をかむと耳がバリバリ」と鳴るのか?
なぜ鼻をかんだだけなのに、耳の奥で「バリバリ」と不快な音が響いてしまうのでしょうか。その明確な理由とメカニズムを解説します。
結論(Point)
鼻をかむと耳がバリバリと鳴る直接的な原因は、耳と鼻を繋ぐ「耳管(じかん)」が一時的に無理やりこじ開けられたり、機能低下を起こしたりしているためです。
理由(Reason)
人間の耳の奥(中耳)と鼻の奥は、「耳管」という細いくだで繋がっています。 普段、この耳管は閉じていますが、唾を飲み込んだりあくびをしたりする瞬間にだけ開き、耳の内部 of 空気圧を外の気圧と等しく保つ役割をしています。 しかし、風邪やアレルギーなどで鼻の粘膜が腫れていると、耳管の入り口も狭くなってしまいます。 この状態で鼻を強くかむと、鼻腔内に発生した急激な圧力が逃げ場を失い、狭くなった耳管へ一気に押し寄せます。その際、ぴったりと張り付いていた耳管の粘膜が無理に引き剥がされたり、中に溜まった分泌物が動かされたりすることで「バリバリ」「ペリペリ」という音が発生するのです。
具体例(Example)
例えば、濡れたビニール袋の口がピタッと張り付いている状態をイメージしてください。 これを無理やり手や空気の力で「バリッ」と引き剥がすとき、独特の破裂音がしますよね。耳の中で起きているバリバリ音も、まさにこれと全く同じ現象が耳管の粘膜で起きているのです。
結論(Point)
つまり、耳のバリバリ音は単なる一時的な空気の摩擦音である場合が多いですが、「耳管が正常に働いていない(腫れている・詰まっている)」という体からのSOSサインでもあるのです。
鼻をかむと耳がバリバリ鳴る「4つの主な病気」

耳のバリバリ音が一時的なものではなく、何日も続く場合は、耳や鼻の病気が背景に隠れている可能性が高いです。代表的な4つの原因疾患を詳しく見ていきましょう。
① 耳管狭窄症(じかんきょうさくしょう)
耳管狭窄症とは、風邪や鼻炎によって耳管の粘膜が腫れ、耳管が「狭くなって閉じっぱなし」になる病気です。中耳の気圧調整ができなくなるため、耳が詰まった感じ(耳閉感)や、自分の声が耳の中でこもって聞こえる症状が特徴です。この状態で鼻をかむと、わずかな隙間に強い圧力がかかるため、非常に強いバリバリ音が響きやすくなります。
② 耳管開放症(じかんかいほうしょう)
耳管開放症は、逆に耳管が「開きっぱなし」になってしまう病気です。自分の声が異常に大きく響いたり(自声強聴)、呼吸の音が耳に直接「スースー」と聞こえたりします。耳管が開いているため、鼻をかんだときの圧力が直接鼓膜に伝わり、「バリバリ」「バサバサ」という激しい音がダイレクトに響いてしまいます。
③ 滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうげいん)
耳管の働きが悪くなった結果、中耳の中に「滲出液(しんしゅつえき)」という液体が溜まってしまう中耳炎です。子供に多いですが、大人でも風邪の後に発症することがあります。痛みはありませんが、耳の中で水が動くため、鼻をかんだり、唾を飲み込んだり、頭を動かしたりするたびに「バリバリ」「ゴロゴロ」「ポコポコ」といった不快な音が聞こえ、難聴を伴います。
④ アレルギー性鼻炎・花粉症
ハウスダストや花粉によって慢性的なアレルギー性鼻炎があると、鼻の奥の粘膜は常に腫れた状態になります。また、粘り気のある鼻水が分泌されるため、これが耳管の入り口にまとわりつき、鼻をかむたびに粘着音が「バリバリ」「クチャクチャ」と発生しやすくなります。
【疾患名 / 主な原因 / バリバリ音以外の特徴的な症状】
耳管狭窄症 / 風邪、鼻炎、上咽頭炎 / 耳が詰まる感じ(耳閉感)、自分の声がこもる
耳管開放症 / ストレス、急激な体重減少、脱水 / 自分の声や呼吸音が響く、お辞儀をすると楽になる
滲出性中耳炎 / 耳管機能低下による液体の貯留 / 難聴(音が遠くなる)、耳の中で水が動く音がする
アレルギー性鼻炎 / 花粉、ハウスダストなど / 水っぽい鼻水、くしゃみ、鼻閉
【重要】耳のトラブルと「ストレス・自律神経」の密接な関係
「耳がバリバリ鳴る症状とストレスに何の関係があるの?」と思う方も多いでしょう。 しかし、実は耳管の働きは自律神経(交感神経・副交感神経)によって非常に繊エレガントにコントロールされているため、ストレスの影響をダイレクトに受けます。 近年、ストレス社会に伴って増加している「耳管開放症」や「耳管機能障害」は、ストレスや疲労が引き金となることが分かっています。
なぜストレスで耳管がおかしくなるのか?
1. 血管の収縮による「組織の痩せ」
ストレスや過労が重なると、交感神経が過剰に優位になり、全身の血管がギューッと収縮して血流が悪くなります。 耳管の周りは、薄い粘膜や脂肪組織によって適度にクッションのように囲まれていますが、血流が低下してこの組織が一時的に「痩せて」しまうと、隙間ができて耳管が閉じにくくなり、耳管開放症を引き起こしやすくなります。
2. 粘膜の乾燥と過敏化
自律神経は、涙や唾液、鼻水などの「分泌液」の調整も行っています。 ストレスによって自律神経が乱れると、耳管の粘膜が乾燥しやすくなったり、逆に粘り気のある異常な分泌液が滞留しやすくなったりします。これにより、鼻をかんだときの空気の摩擦や粘着音が不快な「バリバリ音」として強く自覚されるようになるのです。
「最近仕事が忙しくて休めていない」「睡眠不足が続いている」という自覚がある方は、鼻だけでなく心身のストレスが原因で耳に異常が出ている可能性を考慮する必要があります。
やってはいけない!耳の症状を悪化させる「3つのNG行動」
耳の不快感や詰まった感じをどうにかしようとして、良かれと思ってやっている行動が、実は耳に深刻なダメージを与えていることがあります。以下の3つの行動は今すぐ中止してください。
NG行動①:両方の鼻を一度に「力任せに」強くかむ
鼻詰まりを解消しようと、両鼻を指でつまんだまま一気に「フンッ!」と力任せにかむのは最も危険です。 逃げ場を失った強い圧力が、耳管を通じて耳の奥(中耳)へダイレクトに突き抜けます。これにより、鼓膜が激しく振動して傷つくだけでなく、鼻の中にいるウイルスや細菌を耳の奥に無理やり押し込んでしまい、激しい痛みを伴う「急性中耳炎」を引き起こす大きな原因になります。
NG行動②:スッキリさせるために「鼻すすり」を繰り返す
耳の詰まり感やバリバリ感を一時的にスッキリさせようと、鼻を「ズズッ、ズズーッ」と強くすする癖がある人は要注意です。 鼻をすすると、耳の奥(中耳)が強い陰圧(掃除機で吸われたような真空に近い状態)になります。これを日常的に繰り返していると、鼓膜が内側にペタッと張り付いてしまう「癒着性中耳炎」や、鼓膜がへこんで袋を作り、周囲の骨を溶かしていく「真珠腫性中耳炎」という、手術を要する深刻な病気に進行する恐れがあります。
NG行動③:市販の点鼻薬を長期間使い続ける
鼻が詰まっているからといって、市販の血管収縮剤入り点鼻薬(シュッとスプレーするもの)を自己判断で毎日何度も使い続けるのはやめましょう。 確かに一時的には劇的に鼻が通りますが、使い続けると逆に粘膜が肥厚して手放せなくなる「薬剤性鼻炎」に陥ります。結果として鼻詰まりが慢性化し、耳管の腫れやバリバリ音をさらに悪化させる悪循環になります。
今日からできる!耳のバリバリ感を防ぐ「正しいケアと改善法」

不快な耳のバリバリ感を和らげ、健康な状態を取り戻すための具体的かつ安全なセルフケアをご紹介します。
ステップ①:正しい鼻のかみ方を徹底する
鼻をかむときは、耳管に圧力をかけない以下の3つのルールを必ず守ってください。
・「片方ずつ」かむ(もう片方の小鼻をしっかり指で押さえる)
・「口から一度しっかりと息を吸ってから」かむ
・「優しく、少しずつ小出しに」かむ この方法に変えるだけで、耳にかかる負担は劇的に少なくなります。
ステップ②:こまめな水分補給と加湿を心がける
特に耳管開放症のような「閉じにくい」タイプのトラブルには、体全体の水分量を保つことが重要です。脱水気味になると、耳管の周りの組織がさらに痩せて症状が出やすくなります。 冷たい飲み物ではなく、常温のお水や白湯をこまめに口にしましょう。また、室内の湿度は加湿器などを使い50〜60%にキープしてください。
ステップ③:自律神経を整えるためのリラックス習慣
ストレスや疲労による耳の異常を防ぐためには、副交感神経を優位にして血流を改善することが大切です。
・湯船にゆっくり浸かる: 38〜40℃程度のぬるめのお湯に浸かることで、全身の緊張がほぐれ、耳周りの血行も良くなります。
・就寝前のスマホ断ち: 睡眠の質を高めるため、布団に入ってからのスマートフォン操作は控えましょう。しっかりと質の良い睡眠をとることが、自律神経の回復に一番の近道です。
よくある質問(FAQ)

耳のバリバリ音に関して、よく読者の方からいただく疑問にお答えします。
Q1. 唾を飲むだけでも耳がバリバリ鳴るのは異常ですか?
A. 唾を飲み込むときは誰でも一瞬だけ耳管が開くため、「プチッ」という微小な音が聞こえることは生理的に正常です。 しかし、それが「バリバリ」「バリッ」と明らかに大きな音で響く場合、耳管の粘膜が炎症で腫れているか、中耳に液体が溜まっている「滲出性中耳炎」の初期段階である可能性があります。数日経っても治まらない場合は、耳鼻咽喉科を受診してください。
Q2. ストレスが原因の場合、自然に治りますか?
A. 一時的な寝不足や、数日間のプレッシャーなどが原因であれば、週末にしっかり休養をとりストレスが和らぐことで自然と気にならなくなるケースはよくあります。 しかし、慢性的なストレスにより自律神経の乱れが固定化している場合や、急激な体重減少に伴って耳管開放症が起きている場合は、自然治癒が難しいこともあります。無理に放置せず、専門医や心身のケアを頼るようにしましょう。
Q3. 耳鼻科を受診すべき判断基準や目安を教えてください。
A. 以下の症状が一つでも見られる場合は、放置せずに早めに耳鼻咽喉科の医師に相談してください。
・バリバリ音だけでなく、明らかに「聞こえづらさ(難聴)」を感じる
・耳の奥に「痛み(耳痛)」がある、またはズキズキ痛む
・自分の話し声や呼吸音が異様に大きく響き、会話や仕事に支障が出ている
・症状がすでに1〜2週間以上続いており、一向に良くならない
まとめ:明日から実践できるステップで耳のSOSに応えよう
「鼻をかむと耳がバリバリ鳴る」という不快な症状は、耳と鼻を繋ぐ細いくだ「耳管(じかん)」が悲鳴を上げているSOSサインです。風邪やアレルギーといった鼻自体のトラブルだけでなく、日々の疲れや精神的なストレス、睡眠不足からくる自律神経の乱れも深く関わっています。
明日からの実践ステップ
1. 鼻をかむ時は必ず「片方ずつ」「優しく」を徹底する
2. カフェインを少し減らし、白湯や水でのこまめな水分補給を行う
3. 夜は早めに電気を消し、7時間以上の十分な睡眠を確保する
耳の不快感は、放っておくと生活の質(QOL)を大きく下げ、さらなるストレスを呼び込む悪循環に繋がります。「ただの耳鳴り」と我慢しすぎず、まずはご自身の体と心を労わる時間を作ってあげてくださいね。
※耳の症状の裏には、突発性難聴や急性中耳炎など、早期治療が極めて重要な病気が隠れていることがあります。聞こえにくさを伴う場合や痛む場合は、自己判断せず速やかに「耳鼻咽喉科」を受診してください。
耳管トラブルは鍼灸も有効!自律神経を整えて耳の不快感を改善
鼻をかむと耳がバリバリ鳴る症状には、自律神経の乱れや首肩の緊張を和らげる「鍼灸治療」も効果的です。鍼灸は、過剰なストレスで交感神経が優位になり収縮した耳周りの血管を拡張させ、血流を促します。これにより、耳管周辺の組織に栄養と水分が行き届き、正常な開閉機能を取り戻しやすくなります。さらに、深部の筋肉をほぐして首肩こりを緩和することで、耳管への負担を根本から軽減。セルフケアで改善しない耳の違和感や、慢性的なストレスにお悩みの方は、全身の調子を整える鍼灸治療という選択肢をぜひ検討してみてください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
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次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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