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食後に動悸がする原因とは?ストレスや食事内容との関係・対処法を解説
- カテゴリ:
- 胸やお腹の悩み
公開日:2026年09月15日
更新日:2026年09月15日
【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
「ご飯を食べ終わると、急に心臓がドキドキする」「食後に脈が速くなって不安になる」といった症状に悩んでいませんか?食後に起こる動悸の主な原因は、「消化による体内血流の変化」「血糖値の急激な変動(血糖スパイク)」「自律神経の乱れ(ストレス)」の3つです。基本的には生理的な反応であることが多く、過度に心配しすぎる必要はありません。しかし、対処法を知らずに放置したり、ストレスや不安を感じ続けたりすると、症状が悪化することもあります。また、ごく稀に心臓や胃の病気が隠れている可能性も否定できません。この記事では、食後に動悸が起きるメカニズムや考えられる主な原因、今すぐ試せる予防・対処法から病院を受診すべき目安までわかりやすく解説します。
食後に動悸が起きる3つの主な原因

食後に心臓がバクバクしたり、脈が速くなったりする現象には、体内で起こる生理的な変化や自律神経の働きが大きく関わっています。まずは主な3つの原因を確認しましょう。
1. 消化器官への血流集中と自律神経の働き
食事を摂ると、体は食べたものを消化・吸収するために、血液を胃や腸などの消化器官へ優先的に集めます。 消化器官へ血流が集中すると、脳や手足など全身を巡る血液量が一時的に減少します。すると体内では、低下した血圧を維持しようと交感神経が活発になり、心臓の拍動を速めて血流を補おうとする生理現象が起こります。これが、食後に感じる「ドキドキ感」の正体です。
2. 糖質の過剰摂取による「血糖スパイク(食後低血糖)」
炭水化物や甘いものを大量に食べたり、早食いをしたりすると、血液中の糖分が一気に増えて血糖値が急上昇します。 急上がりの反動で、体は血糖値を下げようと「インスリン」というホルモンを大量に分泌します。その結果、今度は血糖値が急激に低下(食後低血糖)してしまいます。 体内では、低血糖という危険な状態から脱するために「アドレナリン」などのストレスホルモンを分泌させます。このアドレナリンの働きによって交感神経が強く刺激され、結果として動悸や冷や汗、手足の震えといった症状が引き起こされるのです。
3. ストレスや疲労による自律神経の乱れ
日常的に強いストレスや疲労を感じていると、自律神経のバランス(交感神経と副交感神経の切り替え)が崩れやすくなります。 通常、食事中や食後は身体をリラックスさせる「副交感神経」が優位になるのが理想です。しかし、ストレスによって常に「交感神経(緊張状態)」が優位になっていると、食後のわずかな血流の変化や胃腸の動きに対しても過剰に身体が反応し、強い動悸として自覚されやすくなります。
【危険度チェック】注意すべき危険な動悸と疾患の可能性

多くの食後の動悸は生活習慣の工夫で改善しますが、注意が必要なケースもあります。特に「胸の痛み」や「強い息苦しさ」を伴う場合は、早急な対応が必要です。
心臓・血管系疾患の可能性(狭心症・不整脈など)
食後に心臓への負担が増えることで、心疾患の症状が表面化することがあります。
・食後狭心症:消化のために胃腸へ血液が集まることで、心臓の筋肉(心筋)への血流が相対的に不足し、食後に胸の圧迫感や痛み、動悸が生じます。
・不整脈:脈拍が極端に速くなる、遅くなる、あるいは脈が飛ぶ感覚(結代)が続く場合は、心臓の伝導系に問題がある可能性があります。
消化器系疾患の可能性(逆流性食道炎・機能性ディスペプシアなど)
胃や食道の不調が、自律神経や神経反射を介して胸部の不快感や動悸として感じられることもあります。
・逆流性食道炎:胃酸が食道へ逆流し、胸やけや呑酸(どんさん)とともに胸の圧迫感・動悸を引き起こします。食後すぐに横になると悪化しやすいのが特徴です。
・機能性ディスペプシア(FD):胃カメラ検査等で目立った異常が見つからないにもかかわらず、食後の胃もたれや早期腹部膨満感、胸部の違和感が続く病気です。ストレスや自律神経の関与が指摘されています。
受診すべき病院と診療科の目安
以下のような症状がある場合は放置せず、早めに医療機関を受診してください。
受診すべき目安
・呼吸困難や激しいめまい、立ちくらみを伴う
・胸を締め付けられるような強い痛みや圧迫感がある
・動悸が数分以上治まらない、または頻繁に繰り返す
・意識が遠のくような感覚がある
受診する診療科
・胸の痛みや不整脈の不安がある場合:循環器内科
・胃や胸やけなど消化器症状が強い場合:胃腸内科・消化器内科
・何科を受診すればよいか迷う場合:一般内科
食後の動悸を防ぐ・和らげる5つのセルフケア

特別な医療処置が必要ない範囲の食後の動悸であれば、日々の食事方法や生活習慣を見直すことで予防・軽減が期待できます。
1. ゆっくり良く噛んで食べる(早食い・ドカ食いの防止)
早食いや過食は、胃腸への急速な負担と血圧・血糖値の乱高下を招きます。一口につき20回以上噛むことを意識し、お腹八分目を心がけましょう。少量ずつ時間をかけて食べることで、消化器への血流の急激な集中を防げます。
2. 食事の順番を工夫する(ベジファースト)
血糖値の急上昇を抑えるため、食べる順番を変えてみましょう。
・食物繊維(野菜、海藻、きのこ類)
・たんぱく質(肉、魚、卵、大豆製品)
・炭水化物(ご飯、パン、麺類)
先に野菜やタンパク質を摂ることで、糖質の吸収が緩やかになり、食後低血糖による動悸を予防できます。
3. カフェイン・アルコール・刺激物を控える
コーヒーや紅茶に含まれるカフェイン、香辛料などの刺激物は交感神経を直接刺激し、心拍数を増大させます。また、アルコールは分解過程で血管を拡張させたり、心拍数を高めたりする作用があります。食事中や食後の摂取量には注意しましょう。
4. 食後30分は食休みを取り、すぐ横にならない
食後は激しい運動を避け、30分程度はゆったりとした姿勢で休憩を取りましょう。 ただし、食べた直後に横になると胃酸が逆流しやすくなるため、横になるのは避けるのが無難です。座った状態でリラックスし、身体が消化に専念できる環境を作りましょう。
5. 腹式呼吸で副交感神経を高める
食後に「少し胸がバクバクしてきたな」と感じたら、深呼吸を行いましょう。
簡単リラックス呼吸法
1. 鼻から4秒かけてゆっくり息を吸う
2. 口から6〜8秒かけて、細く長い息を吐ききる
3. これを3〜5回繰り返す
息を長めに吐き出す「腹式呼吸」を行うことで、副交感神経が優位になり、興奮した心拍数を落ち着かせる効果があります。
食後の動悸に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 食後に毎回動悸がするのですが、ストレスのせいでしょうか?
A. ストレスが影響している可能性は十分にあります。 慢性的なストレスがあると自律神経の調整機能が低下し、食後の胃腸の動きや血流変化に対して過敏に反応しやすくなります。ただし、自己判断で「ただのストレス」と決めつけるのは危険です。症状が毎日続く場合は、一度内科などで検査を受けることをおすすめします。
Q2. コーヒーを飲んだ後に胸がバクバクするのはなぜですか?
A. カフェインによる交感神経の刺激が原因です。 カフェインには自律神経の交感神経を優位にし、心拍数を増やす作用があります。食後にコーヒーを飲む習慣がある方で動悸が気になる場合は、デカフェ(ノンカフェイン)に切り替えるか、食後少し時間を置いてから飲むようにしてみましょう。
Q3. 食後の動悸で病院へ行く場合、何科に行けばいいですか?
A. まずは「循環器内科」または「一般内科」を受診しましょう。 心臓や血管の異常の有無を確認するために、循環器内科での心電図検査などが適しています。胃や胸やけの症状が強い場合は胃腸内科も選択肢に入ります。迷った場合は、まずは身近のかかりつけ医(一般内科)へご相談ください。
まとめ:食後の動悸は生活習慣の見直しと早めの相談で対策を
食後に起こる動悸の多くは、消化に伴う血流の変化や血糖値の急変動、自律神経の影響によるものです。
【今日からできる3つの実践ステップ】
・食べる順番を意識する(野菜やタンパク質から先に食べる)
・よく噛んでゆっくり食べる(一口20回以上、腹八分目)
・食後は深呼吸をしてゆったり過ごす(すぐに横にならない)
まずは日頃の「食べ方」や「食後の過ごし方」を少し変えてみてください。
ただし、「激しい胸の痛み」「息苦しさ」「強いめまい」を伴う場合や、生活習慣を改善しても一向に症状が治まらない場合は、決して無理をせず早めに専門医(内科・循環器内科)へご相談ください。
自律神経を整える鍼灸治療で食後の動悸を根本改善しよう
食後の動悸や不快感が続く場合、自律神経の乱れを整える鍼灸治療も有効な選択肢です。鍼灸刺激は副交感神経を優位にし、胃腸の働きを助けるとともに過剰な交感神経の興奮を抑える効果が期待できます。「病院の検査で異常がないのに症状が続く」「ストレスによる不調を和らげたい」という方は、ぜひ一度鍼灸院コモラボへご相談ください。生活習慣の見直しと合わせて取り入れることで、食後も安心して過ごせる健康な身体づくりを目指せます。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
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【医療受診の案内と施術の注意点】
次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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