BLOG
ブログ
更年期の動悸に効くツボ4選!原因と即効対処法をプロが解説
- カテゴリ:
- 胸やお腹の悩み
公開日:2026年08月05日
更新日:2026年08月05日

【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
「急に胸がバクバクする…」「息苦しくて不安になる」——その動悸、もしかすると更年期特有の自律神経の乱れが原因かもしれません。結論からお伝えすると、更年期に起こる動悸の多くは、自律神経を整えるツボ(内関・労宮・神門・ダン中)を押すことで、その場の不安や症状を和らげることができます。この記事では、更年期の動悸を和らげる即効ツボの押し方から、なぜ動悸が起きるのかという原因、日常生活での予防法まで詳しく解説します。正しい対処法を知り、急な胸の苦しさから解放される第一歩を踏み出しましょう。
【結論】更年期の動悸・息苦しさを和らげる即効ツボ4選




急な胸のバクバクや不安感に襲われたとき、どこでもすぐに押せる効果的なツボを4つ紹介します。 それぞれのツボの正確な位置と、正しい押し方をマスターしておきましょう。
① 内関(ないかん):吐き気や動悸、精神的な不安を鎮める
【位置】
手のひら側の手首のシワから、指幅3本分ひじに向かった中央にあります。2本の筋(腱)の間に位置しています。
【効果】
自律神経の乱れを整え、動悸や胸の苦しさ、吐き気やイライラ感を和らげる代表的なツボです。
【押し方】
・親指をツボに当て、手のひらを包み込むように持ちます。
・息を吐きながら、「痛気持ちいい」と感じる強さで3〜5秒押します。
・息を吸いながらゆっくり力を緩め、これを5回程度繰り返します。
② 労宮(ろうきゅう):気持ちを落ち着かせ、緊張をほぐす
【位置】
手を軽く握ったとき、中指と薬指の指先が当たる手のひらの中央にあります。
【効果】
「労する宮(心が集まる場所)」という意味があり、緊張や不安からくる動悸を鎮め、自律神経をリラックスモード(副交感神経優位)に切り替えます。 【押し方】
・反対側の親指の腹で、やや強めにぐっと押し込みます。
・3秒押して3秒離すペースで、左右それぞれ3〜5回行います。
③ 神門(しんもん):不安感・精神疲労・不眠にアプローチ
【位置】
手のひら側の手首のシワの小指側、際(きわ)にあるくぼみにあります。
【効果】
東洋医学で「心(こころ)」の機能を高めるツボとされています。動悸に伴う強い不安感や焦燥感、不眠に高い効果を発揮します。
【押し方】
・親指を当て、手首を小指側に少し曲げるようにしながら、骨の隙間に向かって優しく押します。
・気持ちが落ち着くまで、ゆっくり呼吸に合わせて刺激します。
④ ダン中(だんちゅう):胸のつまり・息苦しさを解消
【位置】
胸の中央、左右の乳頭を結んだラインの中央(胸骨の上)にあります。指で押すと少し痛みを感じやすい場所です。
【効果】
胸のモヤモヤ感や窮屈さ、息苦しさを緩和します。ストレスが溜まっているときに特に痛みを感じやすいツボです。
【押し方】
・人差し指と中指の腹を当て、円を描くように優しくさすり揉みます。
・強く押しすぎず、胸を開いて深呼吸しながら行うのがポイントです。
ツボ押し効果を最大化する「正しいやり方・注意点」
ツボ押しはただ強く押せば良いわけではありません。 適切なアプローチを行うことで、自律神経への効果をさらに高めることができます。
ツボ押しの基本テクニック
・呼吸と連動させる:「息を吐くとき」に押し、「吸うとき」に力を緩めるのが鉄則です。
・強さは「痛気持ちいい」程度: 強く押しすぎると筋肉が緊張し、逆効果になります。
・温めてから押す: ホットタオルやカイロで手首や胸元を温めてから押すと、血行が良くなり効果が高まります。
ツボ押しを控えるべきタイミング
・飲酒後や食後すぐ(30分以内)
・発熱しているとき
・妊娠中(刺激が強すぎる場合があります)
補足ノート
ツボ押しはあくまで一時的な症状の緩和やセルフケアを目的としたものです。無理のない範囲で行いましょう。
なぜ起きる?更年期に「動悸・急なバクバク」が増える原因

更年期(一般的に45〜55歳前後)に入ると、体にさまざまな変化が起こります。 なぜ急に動悸がするようになるのか、その主な原因を理解しておきましょう。
女性ホルモン(エストロゲン)の急激な減少
更年期になると、卵巣の機能が低下し女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が急激に減少し始めます。 脳の視床下部は「ホルモンを出せ」と指令を出し続けますが、卵巣が反応できないため、脳がパニック状態を起こします。
自律神経のコントロール不能
脳の「視床下部」は、女性ホルモンの分泌コントロールだけでなく、自律神経(交感神経と副交感神経)のコントロールも担っています。 そのため、ホルモンバランスの乱れがダイレクトに自律神経の混乱を引き起こします。
・交感神経が過剰に優位になる: 体が常に緊張・興奮状態になり、心拍数が上がって「動悸」が発生する。
・血管の収縮・拡張が乱れる: ホットフラッシュ(のぼせ・汗)と同時に動悸が起こりやすくなる。
動悸が起きた瞬間に試したい!ツボ以外の応急処置
外出先や仕事中など、動悸が起きて不安になったときは、ツボ押しと合わせて以下の応急処置を試してください。
【応急処置やり方と効果】
1. 4-7-8呼吸法 / 4秒かけて鼻から吸い、7秒息を止め、8秒かけて口から細く吐く。副交感神経を強制的に優位にします。
2. 衣類を緩める / ネクタイ、ボタン、下着などを緩め、胸元と腹部への圧迫をなくします。
3. 冷たい水を飲む / 水をゆっくり口に含むことで、喉の「迷走神経」が刺激され、乱れた脈拍が落ち着きます。
4. 楽な姿勢で休む / 横になれる場合は横になり、無理な場合は座って少し前かがみの体勢をとります。
【注意】その動悸、本当に更年期?病院を受診すべき危険なサイン
更年期の動悸は自律神経由来のものが多く命に別条がないケースが大半ですが、循環器系(心臓)や甲状腺の病気が隠れている可能性もあります。自己判断せず、以下のような症状がある場合はすぐに医療機関を受診してください。
危険なサイン(早期受診が必要な症状)
・激しい胸の痛み、締め付けられるような圧迫感がある
・動悸とともに「めまい」「立ちくらみ」「失神」を起こした
・息切れがひどく、横になるとさらに苦しくなる
・運動時に必ず動悸が激しくなる
・体重の急激な減少や、手足の震えを伴う(甲状腺機能亢進症の疑い)
何科を受診すればいい?
まずは循環器内科で心臓自体に異常がないか(不整脈や狭心症など)を検査しましょう。心臓に問題がない場合は、婦人科(女性外来)でホルモンバランスの検査やホルモン補充療法(HRT)、漢方薬の処方について相談するのがスムーズです。
※健康や医療に関する自己判断は禁物です。症状が頻繁に起こる場合や不安が強い場合は、早めに専門医へご相談ください。
更年期の動悸に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 動悸が起きたとき、救急車を呼ぶ判断基準は?
A. 胸の激痛や意識が遠のく感覚がある場合は、迷わず救急車(119番)を呼んでください。 「胸が痛い」「締め付けられる」「冷や汗が止まらない」「意識が朦朧とする」といった症状は、心筋梗塞などの重篤な循環器疾患の可能性があります。
Q2. カフェインやアルコールは動悸を悪化させますか?
A. はい、悪化させる大きな原因になります。 カフェイン(コーヒー、緑茶、エナジードリンクなど)やアルコール、タバコは交感神経を強力に刺激し、脈拍を跳ね上げます。更年期の動悸に悩んでいる期間は、できるだけ摂取を控えましょう。
Q3. 漢方薬で更年期の動悸は良くなりますか?
A. 更年期障害による動悸には、漢方薬が非常に有効な選択肢となります。 体質に合わせて「加味逍遙散(かみしょうようさん)」「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」「柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼりとう)」などが処方されます。婦人科や漢方外来で医師にご相談ください。
まとめ:ツボ押しと正しい知識で更年期の動悸を乗り越えよう
更年期の動悸は、女性ホルモンの減少に伴う自律神経の乱れが大きな原因です。最後に、今すぐ実践できるステップをおさらいしましょう。
・急な動悸にはまず「内関」「労宮」のツボを優しく押す
・「4-7-8呼吸法」でゆっくり息を吐き、副交感神経を高める
・カフェインやアルコールを控え、睡眠とリラックス時間を確保する
・胸の痛みや強いめまいを伴う場合は、迷わず循環器内科や婦人科を受診する
「いつ胸がバクバクするかわからない」という不安自体が、さらなる動悸を引き起こす悪循環になりがちです。まずは「このツボを押せば大丈夫」というお守りを手に入れて、無理をせずご自身の体をいたわってあげてくださいね。少しでも辛いと感じたら、遠慮なく専門医の力を借りましょう。
更年期の動悸には鍼灸治療も有効!自律神経を整えるプロの選択肢
ツボ押しによるセルフケアに加え、プロによる「鍼灸治療」を取り入れることも更年期の動悸改善に非常に有効です。鍼灸は、全身のツボや筋肉を直接刺激することで自律神経のバランスを効率よく整え、女性ホルモンの乱れからくる心身の不調を根本から和らげます。「セルフケアだけでは不安」「動悸だけでなく、冷えや不眠もまとめて改善したい」という方は、ぜひ一度、東洋医学のプロである鍼灸院コモラボへ相談してみてください。体質に合わせた施術を受けることで、心と身体をすっと楽にすることができますよ。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
【医療受診の案内と施術の注意点】
次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
【SNS】
Youtube , Instagram , X(Twitter)






この症状に対する質問