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背筋を伸ばすと腹痛が起きる原因は?知恵袋の疑問を専門的に解説
- カテゴリ:
- 胸やお腹の悩み
公開日:2026年07月24日
更新日:2026年07月24日
【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
「背筋を伸ばすと、お腹の上がピキッと痛む…」「知恵袋で検索してみたけれど、自分と同じ症状なのか不安」このように背筋を伸ばした際のお腹の痛みに悩み、解決策を探していませんか?結論から言うと、背筋を伸ばしたときにお腹が痛む主な原因は「筋肉の緊張(筋肉痛や姿勢不良)」または「内臓疾患(急性膵炎や胃炎など)」のどちらかです。一時的な筋肉の張りであればストレッチや姿勢改善で和らぎますが、内臓が原因の場合は放置すると危険なケースもあります。この記事では、背筋を伸ばしたときに起きる腹痛のメカニズム、痛みの種類別の原因、今すぐ試せる対処法から病院を受診すべき目安まで分かりやすく解説します。最後まで読むことで、ご自身の痛みの原因を整理し、次に取るべき行動が明確になります。
【結論】背筋を伸ばすと腹痛が起きる3つの主な原因

背筋を伸ばした姿勢をとると、お腹の筋肉(腹直筋など)や内臓が上下に引っぱられます。このときに痛みが生じる主な原因は、大きく分けて以下の3つです。
・筋肉・骨格系の問題(長時間のデスクワークや運動による筋肉痛)
・胃腸・消化器系の問題(胃炎、胃十二指腸潰瘍、便秘など)
・膵臓(すいぞう)・その他の内臓疾患(急性膵炎・慢性膵炎など)
それぞれ詳しく見ていきましょう。
原因1:筋肉・骨格系(腹筋の張り・猫背の反動)
最も多く見られるのが、お腹の筋肉(腹直筋や腹斜筋)や筋膜の引きつれによる痛みです。
猫背からの急な姿勢改善による筋肉の引きつれ
普段から猫背や前かがみの姿勢が多い人は、お腹側の筋肉が常に縮んだ状態になっています。その状態で急に背筋を伸ばすと、縮んでいた筋肉が強く引っ張られ、痛みや違和感が発生します。
腹筋運動や日常動作による筋肉痛腹筋
トレーニングはもちろん、日常生活で重い物を持ったり、強く咳き込んだりした翌日に、腹筋が軽度の筋損傷(筋肉痛)を起こしている場合があります。【特徴】
・体を反らしたときだけ痛む
・痛む場所を押すと痛みが増す(圧痛がある)
・安静にしていれば痛みは和らぐ
原因2:胃腸系の疾患(胃炎・胃潰瘍・便秘)
胃や腸に炎症や膨満感があると、背筋を伸ばして腹圧がかかった際や、消化管が引き伸ばされた際に痛みが強まることがあります。
胃炎・胃十二指腸潰瘍
ストレスやピロリ菌感染、暴飲暴食などによって胃の粘膜が荒れると、背筋を伸ばした刺激でみぞおち周辺にズキズキとした痛みが走ることがあります。
便秘やガスの滞留
腸内に便やガスが溜まっていると、お腹が内側から張った状態になります。背筋を伸ばして腹部が圧迫されると、溜まったガスが移動して激しい痛みを引き起こすことがあります。
【特徴】
・食前や食後に痛みが変化する
・吐き気、胸やけ、便秘・下痢などを伴う
・お腹全体が張っている感覚がある
原因3:膵臓などの内臓疾患(急性膵炎・慢性膵炎)
背筋を伸ばしたときにみぞおちから背中にかけて強い痛みが走る場合、膵臓(すいぞう)のトラブルが疑われます。
膵臓疾患の特徴的な姿勢
膵臓は胃の後ろ(背中側)にある臓器です。膵臓に炎症が起きると、背筋を伸ばしたときに炎症部位が圧迫されて激痛が走り、逆に体を丸めると痛みが和らぐという非常に特徴的な症状が現れます。
【特徴】
・体を丸めると楽になり、伸ばすと激しく痛む
・みぞおちだけでなく、背中まで突き抜けるような痛みがある
・発熱、強い吐き気、黄疸(皮膚や目が黄色くなる)を伴う
※膵炎は急速に悪化する可能性があるため、放置は厳禁です。
痛み方でセルフチェック!危険度と疑われる原因
ご自身の痛みがどのタイプに当てはまるか、以下の表で確認してみましょう。
【痛みの特徴 / 疑われる主な原因 / 緊急度・受診の目安】
体を反らすと痛いが、押しても痛む / 筋肉痛・姿勢不良 / 低(経過観察・ストレッチ)
食後にみぞおちが痛む・胸やけがある / 胃炎・胃潰瘍 / 中(消化器内科を受診)
体を丸めると楽になり、伸ばすと激痛 / 急性膵炎などの内臓疾患高(速やかに医療機関へ)
発熱や吐き気、激しい / 痛みを伴う腹膜炎・胆嚢炎など / 高(救急・早期受診が必要)
今すぐできる!症状別の対処法とストレッチ

筋肉の張りや軽度の姿勢不良が原因と考えられる場合は、以下の対処法を試してみてください。
1. 痛みが強いときは無理に伸ばさず安静にする
痛む状態で無理に背筋を伸ばし続けると、筋肉を痛めたり内臓に負担をかけたりします。まずは楽な姿勢(少し前かがみになるなど)で安静にしましょう。
2. 姿勢改善:キャット&カウ(猫と牛のポーズ)
お腹周辺の筋肉と背骨をやわらかくほぐすストレッチです。
1. 四つんばいになり、手は肩の真下、膝は股関節の真下に置きます。
2. 息を吐きながら、背中を丸めておへそを覗き込みます(猫のポーズ)。
3. 息を吸いながら、胸を開いて背中をゆるやかに反らせます(牛のポーズ)。
4. これをゆっくり5回ほど繰り返します。
※痛みが強く出る場合はすぐに中止してください。
3. 食生活と温冷ケア
・温める: 筋肉のコリが原因の場合は、入浴やお腹を温めることで血行が良くなり痛みが和らぎます。
・食事: 胃腸への負担を減らすため、脂っこい食事やアルコール、辛い刺激物は控え、消化の良いものを摂取しましょう。
危険なサイン!こんな場合はすぐに病院へ
※医療に関する注意点:自己判断だけで症状を放置するのは危険です。
特に以下の症状がある場合は、早めに専門医へご相談ください。
次のような症状が一つでも当てはまる場合は、筋肉痛ではなく内臓疾患の可能性が高いため、我慢せずに医療機関(消化器内科・内科)を受診してください。
・背筋を伸ばしたときの痛みが激しく、耐えられない
・痛みが背中や肩にまで広がっている
・発熱、吐き気、嘔吐、冷や汗を伴う
・便の色が黒っぽい、または白っぽい
・数日経っても痛みが全く引かない・悪化している
何科に行けばよいか迷った場合は、まずは「内科」または「消化器内科」を受診することをおすすめします。
背筋を伸ばすとお腹が痛いときに関するFAQ(よくある質問)

Q1. 知恵袋で「ガンではないか」と見て不安です。
A. お腹の痛みの多くは筋肉痛や胃腸機能の低下(ガス溜まり、胃炎など)が原因です。ただし、進行した病気が隠れている可能性を完全に否定することはできません。不安を解消するためにも、自己診断に頼らず一度内科で検査(超音波検査や胃カメラなど)を受けるのが最も確実です。
Q2. 湿布を貼っても効果はありますか?
A. 原因が「腹筋の筋肉痛」であれば、湿布によって痛みが和らぐことがあります。しかし、胃や膵臓などの「内臓」が原因の場合、湿布は効果がありません。内臓の痛みを湿布で誤魔化してしまうと発見が遅れる原因にもなるため、原因が分からない段階での長期間の使用は避けましょう。
Q3. 猫背を治そうとして背筋を伸ばすと痛むのはなぜ?
A. 長年の猫背により、お腹側の筋肉や筋膜が縮んで固くなっているためです。急にピシッと真っ直ぐ伸ばすのではなく、肩甲骨を寄せる意識を持ったり、マッサージや軽いストレッチで段階的にほぐしていくことが大切です。
まとめ:自分の痛みのタイプを見極めて適切に対処しよう
背筋を伸ばしたときに起きる腹痛は、単なる姿勢の乱れや筋肉痛から、速やかな治療が必要な内臓疾患まで原因は様々です。
【本記事のポイント】
・筋肉痛・猫背: ストレッチやお風呂で温めることで緩和しやすい
・胃腸の不調: 食事改善や消化器内科での投薬治療が必要
・膵臓疾患など: 体を丸めると楽になる激痛や発熱を伴う場合は、すぐに病院へ
「たかが腹痛」と軽く考えず、痛みが強かったり長く続いたりする場合は、明日にも消化器内科などの専門医を受診し、適切な検査を受けましょう。まずは今日、ご自身のお腹を温めて無理のない姿勢でゆっくり休んでくださいね。
慢性的な痛みや姿勢改善には「鍼灸治療」も効果的な選択肢
病院の検査で異常が見つからない場合や、猫背によるお腹・背中の筋肉のつっぱりが続く場合は、「鍼灸治療」を試すのもおすすめです。鍼灸には、硬く縮こまったお腹や背中の深層筋肉(インナーマッスル)をほぐし、自律神経の乱れからくる胃腸の不調や血行不良を緩和する効果が期待できます。「湿布やストレッチでは痛みがすっきり解消しない」「慢性的な姿勢不良や胃腸の張りで悩んでいる」という方は、自己判断で放置せず、東洋医学の観点からアプローチできる鍼灸院コモラボへ一度相談してみてはいかがでしょうか。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
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【医療受診の案内と施術の注意点】
次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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