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電車で急に気持ち悪くなったら?貧血時の正しい「しゃがむ」対処法と予防策
- カテゴリ:
- 全身のお悩み
公開日:2026年07月16日
更新日:2026年07月16日

【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
「電車に乗ると、急に冷や汗が出て気持ち悪くなる……」「車内で立ちくらみや貧血のような症状が起きたとき、どうすればいい?」このような悩みを抱えていませんか?満員電車や長時間の乗車中に突然体調が悪くなると、「このまま倒れてしまうのではないか」と強い不安に襲われますよね。結論からお伝えすると、電車内で「気持ち悪い」「貧血っぽい」と感じたら、恥ずかしがらずにその場で「しゃがむ」ことが最も効果的で安全な緊急対処法です。この記事では、現役の医療専門知識に基づき、電車内で気持ち悪くなる原因や、しゃがむことで症状が和らぐ理由、そして万が一のときの一時しのぎから根本的な予防策までを徹底解説します。読めば、明日からの通勤・通学が劇的にラクになり、安心して電車に乗れるようになりますよ。
電車に乗ると気持ち悪くなるのはなぜ?考えられる4つの原因

電車の中で急に気分が悪くなったり、貧血のような症状に襲われたりする背景には、主に4つの原因が考えられます。 まずはご自身の体調不良がどこから来ているのか、原因を整理してみましょう。
1. 「脳貧血(起立性低血圧)」による一時的な血流低下
最も多い原因の一つが、脳の血流量が一時的に減少する「脳貧血(脳虚血・起立性低血圧)」です。 一般的な赤血球やヘモグロビンが不足する「貧血」とは異なり、自律神経の乱れや同じ姿勢を取り続けることで、血液が下半身に溜まってしまい、脳まで十分に血液が届かなくなることで発生します。
・主な症状: 立ちくらみ、サーッと血の気が引く感覚、目の前が暗くなる、冷や汗
2. 満員電車のストレスや閉所による「自律神経の乱れ」
満員電車の混雑や人混み、圧迫感は、心身に大きなストレスを与えます。 ストレスを感じると交感神経が過剰に優位になり、血管が急激に収縮したり拡張したりして自律神経のバランスが崩れます。その結果、急な吐き気や動悸、息苦しさを引き起こします。
3. 車内の「温度差」や「空気のよどみ」による不快感
冬場の強い暖房と外気温の寒暖差、夏場の冷房の効きすぎ、また混雑した車内の独特な匂いや空気のこもりは、体温調節機能を低下させます。これが引き金となり、めまいや気持ち悪さを引き起こすことがあります。
4. 「パニック障害」や「広場恐怖症」の初期症状
「一度電車の中で気持ち悪くなった」というトラウマから、「また同じようになったらどうしよう」と予期不安が膨らみ、動悸や過呼吸(過換気症候群)を誘発することがあります。閉ざされた空間からすぐに逃げ出せない状況が恐怖となり、体調不良として現れるケースです。
電車で「貧血」「気持ち悪い」と感じたら、すぐしゃがむべき理由
電車内で「めまいがする」「血の気が引いていく」と感じたとき、最もやってはいけないのは、無理をして立ち続けることです。限界まで耐えようとすると、意識を失って卒倒し、頭や体を強く強打する危険があります。少しでも異変を感じたら、すぐにその場にしゃがみ込みましょう。
しゃがむことで脳の血流が瞬時に回復する
しゃがむ(または座る)ことで、心臓と脳の位置が物理的に近くなり、重力に逆らわずに血液を脳へ送りやすくなります。また、しゃがんで太ももやお腹を圧迫することで、下半身に滞留していた血液が上半身(心臓や脳)へと押し戻され、脳貧血の症状が劇的に改善します。
周囲の目を気にせず「しゃがむ姿勢」を取るステップ
「満員電車の中でしゃがむのは恥ずかしい」「迷惑をかけるかも」と躊躇してしまう気持ちはよく分かります。しかし、倒れて救急搬送される方がはるかに大きな事態になります。以下のステップで、スムーズに安全な姿勢を確保しましょう。
1. 壁や手すり、吊り革をしっかり掴む(転倒防止)
2. 「すみません、体調が悪いので少ししゃがみます」と周囲に一言かける(周りの理解を得やすくなり、スペースを作ってもらえます)
3. 頭を少し下げ、膝を抱えるように丸くなってしゃがみ込む
4. 深くゆっくりと深呼吸をする(鼻から吸って、口から細く長く吐く)
電車内で気持ち悪くなったときの緊急対処法5選


しゃがむこと以外にも、その場でできる即効性の高い対処法がいくつかあります。組み合わせて行うことで、症状の悪化を防ぎましょう。
1. 首元や胸元を緩めて呼吸を確保する
ネクタイ、第一ボタン、ベルト、下着などを少し緩めましょう。 体を締め付ける衣服は血流を阻害し、呼吸を浅くさせます。衣服を緩めて皮膚への圧迫をなくすだけで、呼吸が格段に楽になり、自律神経が落ち着きます。
2. 次の駅で迷わず降りて「ホームのベンチ」で休む
「あと1駅だから我慢しよう」という自己判断は禁物です。少しでも不調を感じたら、次の駅で必ず降車してください。 電車から降りて冷たい外気や新鮮な空気を吸うだけで、驚くほど吐き気やめまいが治まることがあります。ホームのベンチや待合室、難しければホームの地べたに直接しゃがみ込んで体を休めましょう。
3. 冷たいペットボトルで「首の後ろ」や「手首」を冷やす
冷たい飲み物のボトルをカバンに入れておくと便利です。 太い血管が通っている「首の後ろ」「手首の内側」「脇の下」などを冷やすことで、過剰に興奮した交感神経を静め、脳のほてりを鎮めることができます。冷たい水を一口ずつゆっくり飲むのも効果的です。
4. 自律神経を整える「ツボ」を押す
車内で目立たずにできる対策として、ツボ押しがあります。
・内関(ないかん): 手首の内側のシワから指3本分ひじ側に進んだ、2本の筋の間にあるツボ。吐き気や乗り物酔い、精神的な不安に抜群の効果があります。親指で少し強めに1〜2分間押し揉みましょう。
・合谷(ごうこく): 手の甲側、親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみ。万能のツボと呼ばれ、血行促進や頭痛、めまいに効果的です。
5. スマホなどの強い画面の光を見ない
気分が悪いときにスマホを見続けると、液晶画面の光(ブルーライト)や揺れる画面の情報が目から脳へ強い刺激として伝わり、さらに自律神経を乱して吐き気を悪化させます。 目をつむるか、遠くの景色をぼんやり眺めるようにして視覚情報をシャットアウトしてください。
明日からできる!電車で気持ち悪くならないための予防策

毎日元気に通勤・通学をするために、日常生活の中で簡単に取り入れられる予防策を習慣化しましょう。
1. 十分な睡眠と朝食を徹底する
寝不足や空腹は、自律神経の働きを低下させ、脳貧血を最も引き起こしやすくする原因です。 特に朝食を抜くと、血糖値が下がって脳にエネルギーが行き届かなくなります。忙しい朝でも、スープやバナナ、水分だけでも必ず口にするようにしましょう。
2. 乗車前にしっかりと水分補給をする
体内の水分が不足していると、血液全体の量が減り、低血圧になりやすくなります。乗車する15〜30分前に、コップ1杯の水や麦茶、スポーツドリンクなどを飲んで脱水を防ぎましょう。
3. 満員電車の時間帯や乗車位置を工夫する
・時間をずらす: 時差通勤や、少し早い時間の電車に乗ることで、混雑率を下げる。
・乗車位置を選ぶ: ドア付近は乗り降りの混雑で圧迫感が強いため、比較的人の動きが落ち着いている「車両の中央部」に移動する。また、冷房の風が当たりやすい場所や、非常ボタン・消火器の近くなど、「いざという時に安心できる場所」を把握しておくことも心理的安定に繋がります。
4. 着圧ソックスを着用する(下半身の血流改善)
脳貧血(起立性低血圧)の予防には、「弾性ストッキング(着圧ソックス)」の着用が極めて有効です。 ふくらはぎを適度に圧迫することで、重力によって下半身に血液が溜まるのを防ぎ、血液を効率よく心臓へ戻してくれます。特に立ち仕事が多い方や、頻繁に立ちくらみがする方におすすめです。
電車での貧血に関するFAQ(よくある質問)
電車内の体調不良に関して、読者の皆様からよく寄せられる疑問にお答えします。
Q1. 電車で体調が悪化して本当に動けなくなったら、どうすればいいですか?
A. 迷わず車内の「非常通報装置(非常ボタン)」を押すか、近くの人に助けを求めてください。 「大ごとにして運行を止めたら申し訳ない」と思う必要は一切ありません。倒れて意識を失う方が危険です。周囲の人に「気分が悪いので駅員さんを呼んでください」と一言伝えるだけでも、周囲は必ずサポートしてくれます。
Q2. 貧血予防に効く、普段の食事で意識すべき栄養素はありますか?
A. 「鉄分」「ビタミンB12」「葉酸」を積極的に摂りましょう。 これらは血液(ヘモグロビン)を作るために必須の栄養素です。レバー、赤身の肉や魚、ほうれん草、大豆製品などを日々の食事に取り入れてください。また、自律神経を整えるために、ビタミンB1やマグネシウムも効果的です。
Q3. 毎回のように電車で気持ち悪くなる場合、何かの病気でしょうか?
A. 起立性調節障害やパニック障害、または本態性低血圧などの可能性があります。 一時的な脳貧血ではなく、乗車するたびに強い吐き気、冷や汗、動悸、過呼吸などが起こる場合は、医療機関の受診を推奨します。
まとめ:少しでも異変を感じたら、勇気を持って「しゃがむ」&「降りる」
最後に、この記事の大切なポイントを振り返りましょう。
・電車内で気持ち悪くなったら、まずはその場に「しゃがむ」のが最善の自己防衛。
・衣服を緩め、ツボ(内関・合谷)を押し、次の駅で必ず降車してホームで休む。
・普段から「睡眠・朝食・水分補給」を徹底し、着圧ソックスなどで下肢の血流をサポートする。
「周りに迷惑をかけたくない」という優しい気持ちが、かえって症状を悪化させてしまうことがあります。少しでも「おかしいな」と思ったら、自分の体を第一に考え、勇気を出してしゃがんだり、途中下車したりする選択をしてください。もし日常的に症状が続いたり、生活に支障が出ている場合は、単なる疲れと放置せず、早めに内科や循環器内科、心療内科などの専門医へ相談しましょう。専門的な治療やアドバイスを受けることで、長年の悩みがすっきりと解決することも珍しくありません。あなたの通勤・通学の時間が、明日から少しでも快適で安心なものになることを心から願っています。
電車での気持ち悪さに!自律神経を整える「鍼灸治療」のススメ
電車に乗ると気持ち悪くなる原因が「自律神経の乱れ」にある場合、東洋医学に基づく「鍼灸(しんきゅう)治療」も非常に有効です。鍼灸は、体を緊張状態からリラックス状態へと導き、自律神経のバランスを根本から整えるアプローチを得意としています。全身の血流を促して「脳貧血」を防ぐだけでなく、ストレスによる胃腸の不調(吐き気)を緩和する効果も期待できます。「薬に頼らず、体質から根本的にアプローチしたい」という方は、選択肢の一つとして、ぜひ信頼できる鍼灸院コモラボへ相談してみるのがおすすめです。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
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次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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