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鼻と喉の間が痛い・ツラい違和感の原因は?治し方・受診の目安を医師目線で徹底解説
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み
公開日:2026年09月14日
更新日:2026年09月14日

【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
「鼻と喉の奥の間がイガイガして痛い」「ネバネバしたものが張り付いて取れない……」といった不快な症状に悩まされていませんか?結論からお伝えすると、鼻と喉の間に生じる痛みの主な原因は「急性・慢性上咽頭炎(じょういんとうえん)」や「副鼻腔炎(蓄膿症)に伴う後鼻漏(こうびろう)」といった粘膜の炎症・分泌障害です。単なる市販の風邪薬だけでは根本解決しないケースも多く、症状が改善しない場合は早めに耳鼻咽喉科を受診することが推奨されます。この記事では、プロの医療知見をもとに、痛みの具体的な原因から自宅で今すぐできる対処法、受診すべきタイミングまで分かりやすく徹底解説します。読めば自分の症状の正体が分かり、次に取るべき行動が明確になります。
鼻と喉の間が痛い・違和感があるときの典型的な症状
鼻と喉の奥がつながる部分は「上咽頭(じょういんとう)」と呼ばれ、非常に繊細な粘膜で覆われています。ここにトラブルが生じると、単なる「喉の痛み」とは異なる独特な不快症状が現れます。
主な自覚症状のリスト
・鼻と喉の間に何かが張り付く・詰まる感覚
・痰(たん)が絡むような不快感・粘り気
・鼻の奥がツーンと痛む、乾燥してヒリヒリする
・頻繁な咳払い(んっ、んっと喉を鳴らしてしまう)
・鼻水が喉の奥に垂れて落ちてくる感覚
「つばや痰を飲み込んでもスッキリしない」「朝起きた時に特に痛みが強い」という場合は、上咽頭周辺で炎症が起きているサインです。
鼻と喉の間に痛みが生じる5つの主な原因と病気

鼻と喉の間が痛む背景には、ウイルス感染からアレルギー、生活習慣に起因するものまで様々な病気が潜んでいます。
① 上咽頭炎(急性・慢性)
風邪ウイルスや細菌、空気の乾燥、ストレスなどが原因で、鼻の突き当たりにある「上咽頭」が炎症を起こす病気です。急性のものは激しい痛みや発熱を伴いますが、慢性化すると「うっとうしい痛みが続く」「異物感が取れない」といった状態が長く続きます。
② 副鼻腔炎(蓄膿症)と後鼻漏
副鼻腔(顔の骨の中にある空洞)に膿や粘っこい鼻水が溜まる病気です。この黄色〜緑色のドロッとした鼻水が喉へと垂れて落ちる現象を「後鼻漏(こうびろう)」と呼びます。流れ落ちる刺激によって上咽頭の粘膜が荒れ、強い痛みや炎症を引き起こします。
③ アレルギー性鼻炎(花粉症・ハウスダスト)
花粉やダニ、ハウスダストなどのアレルゲンが体内に入ると、鼻粘膜が過敏反応を起こしてサラサラとした大量の鼻水が出ます。この鼻水が喉へ流れ続けることで上咽頭が刺激され、イガイガとした痛みや痒みを生じさせます。
④ 咽喉頭逆流症(LPRD)
胃酸や胃の内容物が食道を逆流し、喉や上咽頭の粘膜まで到達して化学的な炎症を起こす状態です。胸焼けをあまり感じないケースもあり、「胃の症状はないのに、鼻と喉の間だけがずっと痛い・声が枯れる」という症状が特徴です。
⑤ 粘膜の乾燥・過敏状態(環境的要因)
エアコンの多用や冬場の乾燥、口呼吸の癖、加齢などにより、粘膜のバリア機能が低下すると痛みが生じやすくなります。また、分泌液の粘度が少し変化しただけで異常な痛みや不快感として感じてしまう「過敏状態(感覚障害)」が関与していることもあります。
原因別・主な症状と比較一覧表
どの病気の可能性が高いか、特徴を整理しました。
【想定される病気 / 痛みの特徴 / 主な付随症状 / 主な原因】
上咽頭炎 / 鼻の奥がツーンと痛む、ヒリヒリする / 喉の異物感、後頭部の重さ、倦怠感 / ウイルス、乾燥、疲労、免疫低下
副鼻腔炎(後鼻漏) / 鼻と喉の間に粘着感と強い痛み / 黄色いドロッとした鼻水、頬・目の奥の痛み / 細菌感染、慢性炎症
アレルギー性鼻炎 / かゆみを伴うイガイガ感・痛み / 透明でサラサラした鼻水、くしゃみ / 花粉、ハウスダスト、ペットの毛
咽喉頭逆流症 / 朝起きた時の喉の灼熱感・痛む感覚 / 咳払い、声枯れ、呑酸(酸っぱい水が上がる) / 暴飲暴食、就寝前の食事、加齢
※本表はあくまで目安です。自己診断で決めつけず、医療機関での確定診断を第一に優先してください。
自宅で今すぐ試せる5つのセルフケア・予防法

医療機関を受診するまでの間や、初期の軽微な不快感を和らげるために有効な自宅ケアをご紹介します。
1. 「生理食塩水」による鼻うがい(鼻洗浄)
上咽頭に付着したウイルス、花粉、ネバネバした膿を物理的に洗い流す最も効果的な方法です。体液と同じ濃度(約0.9%)のぬるま湯(生理食塩水)を使うことで、ツーンとした痛みを防ぎながら安全に洗浄できます。
2. 加湿器とマスクで湿度を保つ
粘膜が乾燥するとバリア機能が低下し、炎症が悪化します。室内湿度を50〜60%に保ち、外出時や就寝時は保湿マスクを着用して粘膜の潤いを保護しましょう。
3. こまめな常温水の摂取
水分を摂ることで喉の粘膜を湿潤させ、流れ落ちてきたネバネバした分泌物の粘度を下げる効果が得られます。カフェインやアルコールは利尿作用があり乾燥を招くため、水やカフェインレスのお茶を選びましょう。
4. 就寝前2〜3時間の食事を控える
胃酸の逆流を防ぐため、夕食は就寝の3時間前までに済ませるのが理想です。また、就寝時に少し枕を高くして頭部を上げると、物理的に逆流を抑制できます。
5. 禁煙・受動喫煙の回避
タバコの煙に含まれる有害物質は上咽頭の粘膜を直撃し、慢性的な炎症を劇的に悪化させます。自身での禁煙はもちろん、煙を吸い込まない環境作りを徹底してください。
耳鼻咽喉科への受診目安と検査・治療法
「様子を見ていていいのか、病院に行くべきか……」と悩んだときは、以下の基準を参考に受診を判断してください。
受診すべきタイミグ・危険なサイン
・症状が2週間以上続いて改善しない
・風邪の熱が下がったのに、鼻と喉の奥の痛みが引き残っている
・黄色や緑色のネバネバした鼻水・痰が出る
・顔の痛み(頬・おでこ・目の奥)や激しい頭痛を伴う
・痰に血が混じる、息苦しさがある
上記に該当する場合は慢性化のリスクがあるため、放置せず早めに専門医へ相談しましょう。
耳鼻咽喉科で行われる一般的な検査
1. 鼻咽頭内視鏡検査(ファイバースコープ): 細いカメラを鼻から入れ、上咽頭や喉の粘膜の腫れ、後鼻漏の様子を直接確認します。
2. 副鼻腔CT検査: 骨の奥にある副鼻腔に膿が溜まっているか、構造上の問題がないかを詳しく確認します。
3. アレルギー検査: 血液検査などで炎症の引き金となっているアレルゲンを特定します。
クリニックでの治療アプローチ
・薬物療法: 原因に応じた抗生剤、ステロイド点鼻薬、抗ヒスタミン薬、胃酸分泌抑制薬などが処方されます。
・ネブライザー治療: 薬剤を細かい霧状にして直接上咽頭へ届ける処置です。
・Bスポット療法(EAT): 塩化亜鉛などの薬液を上咽頭へ直接塗布して炎症を抑える治療法です(対応施設による)。
・日帰り手術: 薬物療法で改善しない重度の副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎には、内視鏡による日帰り手術が検討される場合もあります。
よくある質問(FAQ)

Q1. 鼻と喉の間の痛みに「市販の風邪薬」は効きますか?
A. 一時的な解熱鎮痛作用で痛みが和らぐことはありますが、根本治療にはならないことが多いです。特に副鼻腔炎や胃酸逆流、アレルギーが原因の場合、市販の風邪薬では改善しないため、原因に応じた適切な処方薬が必要です。
Q2. 癌(ガン)などの怖い病気の可能性はありますか?
A. 上咽頭癌などの可能性もゼロではありませんが、非常に稀な疾患です。多くは副鼻腔炎や上咽頭炎などの良性疾患が原因です。ただし、「片方だけ痛む」「片側の鼻血が続く」「耳が聞こえにくい」といった症状を伴う場合は、自己判断せず必ず内視鏡検査を受けて確認してください。
Q3. 熱はないのに鼻と喉の間だけ痛むのはなぜですか?
A. 慢性上咽頭炎や後鼻漏、乾燥、胃酸逆流などが考えられます。体全体に及ぶウイルス感染ではなく、局所的な粘膜の荒れや慢性的な物理的刺激が原因となっているため、発熱を伴わないケースが多々あります。
まとめと次のステップ(ネクストアクション)
鼻と喉の間の痛みの多くは、上咽頭炎や副鼻腔炎(後鼻漏)、乾燥、アレルギーなどの粘膜トラブルによって引き起こされます。「たかが不快感」と放っておくと慢性化し、日常的な集中力低下や体調不良につながる恐れもあります。痛みを和らげ、爽快な毎日を取り戻すために、今日から以下のステップを実践しましょう。
今日からできる3ステップ
1. 部屋の加湿とこまめな水分補給をスタートする
2. 市販の鼻うがいセットを活用して上咽頭の汚れを洗い流す
3. 2週間以上痛みが改善しない場合は、迷わず近くの耳鼻咽喉科を予約する
鼻と喉の痛みは、適切な診察とケアを受けることで必ず改善へと向かいます。無理をせず、早めに専門の医療機関に相談してみましょう。
【鍼灸も選択肢】鼻と喉の間の痛みを和らげる鍼灸治療の効果とメリット
薬の服用やセルフケアで鼻と喉の間の痛みが改善しない場合、鍼灸治療も効果的な選択肢です。東洋医学において、鼻や喉のトラブルは自律神経の乱れや血流不全、免疫力の低下が深く関わっていると考えられています。首や肩、ツボ(迎香・合谷など)へ鍼灸施術を行うことで、頭頸部の血行を促して粘膜の慢性的な炎症や不快感を軽減します。自律神経のバランスも整うため、後鼻漏や上咽頭炎に伴う喉の違和感・倦怠感の緩和にも効果が期待できます。「薬だけに頼らず症状を和らげたい」という方は、耳鼻咽喉科の受診と併せて専門の鍼灸院コモラボへ相談してみるのもおすすめです。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
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【医療受診の案内と施術の注意点】
次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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