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専門家監修|動悸がコーヒーで起こるのはなぜか
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公開日:2025年05月15日
更新日:2025年05月15日

このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次

動悸とカフェインの関係性について

動悸とは心臓の鼓動を感じる不調ですが、この原因がカフェインであることがあります。
元来、心臓はおとなしい犬のようなものです。
普段は心臓が存在感を示すことはありません。
多くは異常を起きると心臓が自己主張することになります。
ストレスで心拍が増加すると動悸になる

動悸を起こす心臓は自律神経の制御を受けて休まずに動いています。
自律神経は血管、呼吸、消化器、腎臓、膀胱など様々な器官を無意識に制御しているライフラインです。
仕事や人間関係のストレスは我々の意識を通じて、自律神経にシグナルを送られます。
このストレスによって自律神経が興奮すると、心臓の脈が刺激を受けて心拍が増えます。
この心拍の増加が動悸として感じることになり、ここで自分の動悸に気づきます。
電解質の不足で動悸が起こる
自律神経に入る情報はストレス、寒冷、睡眠不足、風邪、ホルモンバランスなど様々です。
その中で電解質であるカリウム、マグネシウム、ナトリウム(塩分)もその情報に入っています。
カリウムは野菜、果物やおかずに含まれていて、これが欠けると細胞内のカリウム不足から不整脈増加して動悸が起こりやすくなります。
またマグネシウムが欠けると足がつったり、胸が締め付けられるような冠動脈痙攣による狭心症や不整脈が増えます。
予防のためにはマグネシウムが豊富な豆腐や海苔、海産物を摂るようにしましょう。
ナトリウムについては減塩が推奨されていますが、不足すると体液が減少して脱水状態になります。
これにより不整脈、冠攣縮や立ち眩みが起こりやすくなるため注意が必要です。
味噌汁やお漬物などの発酵食は腸内細菌を整えるのにも有効ですので摂取をお勧めします。
カフェインやアルコールで気を付けること

コーヒーにはカフェインが入ってます。
そのため動悸の症状がある方はデカフェ、カフェインレス、ノンカフェを摂るようにしましょう。
その中でも緑茶に含まれるテオフィリンは多少覚醒、気管支、脈に影響しますがカフェインよりはずっとマイルドです。
紅茶にはテオフィリンはほとんど入ってませんので飲んでも問題ありません。
要注意な飲み物はエナジードリンクやリポDなどの高い含有量のカフェインです。
動悸のある方や胸痛のある方は避けましょう。
またお酒はアルコールそのものに不整脈誘発作用があります。
また利尿効果もあるため脱水によってカリウム、マグネシウム、ナトリウムの排泄も促進されてしまいます。
アルコールを飲む際はつまみの種類や飲酒後の水分摂取に気を付けてください。
他にも深酒は不整脈や冠攣縮を誘発させるため注意しましょう。
モニター作業ではブルーライトカットを推奨

モニターやスマホの高照度とブルーライトも自律神経を刺激し動悸を誘発させます。
とくに暗いところで明るいスマホを見ると開いた瞳孔に多くのブルーライトが飛び込みます。
この影響が睡眠の妨げになり自律神経が不安定化させます。
自分のモニターで仕事する方はブルーライトカットするようにしましょう。
また職場のモニターで照度やブルーライトをいじれないときはブルーライトカット用の眼鏡を推奨しています。
動悸や不整脈を予防する薬物では、自律神経から心臓に伝達するβ刺激をブロックするβ遮断薬、血管の収縮や心臓の電気伝達を整えるCa拮抗薬、抗不整脈薬、古典的ですが効果のあるジギタリス、症状を抑える漢方薬などが用いられます。
動悸が止まらないときの対処法

動悸が止まらないときは交感神経を抑制させるために以下の方法を行いましょう。
・深呼吸
・冷たい水を飲む
・目の上やあごのツボを押す
・スポーツドリンクの摂取
・動悸の頓服薬
以上を推奨しています。
まずは動悸の原因を理解しましょう

まずは動悸の原因をしっかり理解しておくのが大切です。
洞性頻拍は元々の心拍のリズムをとっている洞結節がストレス刺激で早くなっている状態です。
またそれ以外にも期外収縮、心房の中を異常な信号がウェーブのようにぐるぐる回る心房細動などいろいろあります。
この中でも心房細動は心房が震えているせいで血液の洗い流しができずに血栓ができて脳に飛ぶと脳梗塞になる危険性があります。
これらの動悸はホルター心電図という1日心電図を測ると動悸の原因がわかります。
また今までなかった動悸が出てきたとすると、何か心臓に負荷が増えている可能性が考えられます。
高血圧、自律神経の失調、電解質、狭心症、弁膜症など隠れている基礎疾患をさぐることも重要です。
胸部X線、採血、心エコーや運動負荷心電図などで調べましょう。
ストレスによる動悸でお悩みの方はご相談ください
ストレスで起こる動悸症状は東洋医学の鍼灸で改善できます。
東洋医学では動悸や不安感は「心臓の栄養不足」で考えます。
この栄養不足を補う治療が東洋医学の鍼灸治療で行えます。
西洋医学ではこの動悸や不安感には抗不安薬や向精神薬などを処方して対処しますが、抗不安薬や向精神薬は依存性が高くリスクがあります。
ぜひ、「どこに行けば正しく身体が改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。
当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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