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背中のガチガチは自律神経が関係?自律神経失調症の特徴について
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- 背中や腰の悩み
公開日:2024年12月02日
更新日:2024年12月02日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次
自律神経失調症でお悩みの方に適切なアドバイス
「頭痛と腹痛、動悸と頻尿など関連性の低い症状が同時に現れている」
「薬を服用しても症状が解消されない」
「医療機関で検査をしても異常が見つからない」
「身体を休めても休まった感じがなく、症状が良くならない」
上記に当てはまる方は、自律神経失調症の可能性があります。
今回は「背中のガチガチは自律神経が関係?自律神経失調症の特徴について」と題して解説します。
自律神経失調症の医学的な定義について
自律神経は呼吸や血液循環、唾液の分泌など様々器官の機能を調節し、環境に適応するための役割を担っています。
しかし、このバランスが何らかの要因で崩れてしまうと、めまい、頭痛、動悸など様々な症状が現れます。
この状態を自律神経失調症といいます。
この自律神経失調症は医学的にも「病的な変化はないが、様々な不調を伴う症状」と定義されており、精密検査などでは異常が発見できないものとされています。
日本心身医学会では「種々の自律神経系の不定愁訴を有し、しかも臨床検査では器質的な病変が認められず、かつ顕著な精神疾患にないもの」と定義されています。
これは分かりやすく言うと「自律神経が関係する様々な不快な症状があり、検査をしてみても臓器や組織に病的な変化が見つからず、目立った心の病気もない状態」ということです。
自律神経失調症の原因のほとんどはストレス
この自律神経失調症が起こる原因のほとんどはストレスと考えられています。
職場環境や人間関係のトラブル以外にも、食生活や夜更かしなど、様々な要因とその人の体質や性格などが絡み合って、ストレスが自律神経に悪影響を及ぼすと自律神経失調症へと発展します。
自律神経は無意識に臓器や血管をコントロール
自律神経は全身の生理機能を自動的に調整している生命を維持するための大切な神経です。
というのも、私たちの体はたくさんの神経が網の目のようにはりめぐらされています。
この神経によって外部環境の変化を感じ取った情報をもとに内臓の働きを調節したり、筋肉を動かしたりしています。
その中で自律神経は各臓器や血管、分泌腺を主にコントロールしており、生命を維持するのに必要なさまざまな生理機能を自動的に調整している神経になります。
心臓が無意識に動いて全身に血液を送ったり、走ると呼吸が荒くなったり、興奮すると血圧が上がったり、暑いと汗が出たりするのはすべて自律神経が働いているからです。
自律神経には交感神経と副交感神経がある
交感神経は車でいうアクセルの働きを担う神経です。
主に体を興奮、活動させる方向に働きかけます。
そのため、心臓の活動を活発にさせたり、心拍数を上昇させたり、呼吸を促進させたりする作用があります。
逆に副交感神経は体を休める方向の神経でブレーキの働きをします。
したがって心臓の機能を抑制させ、体を休息させ回復する方向に働きかけます。
この働きによって栄養を補給する機能は促進します。
消化吸収させるために唾液を分泌させたり、胃腸の働きを活発にします。
心身のストレスによって視床下部から休息の命令が起こる
この自律神経は脳の視床下部という場所から指令を受けて動いています。
視床下部は自律神経を直接支配して、生命の維持のために呼吸、血液循環、体温の維持、発汗のコントロール、免疫などを調整しています。
忙しい現代社会では「体が疲れているのに休めない」「残業や夜勤などでゆっくり休息や睡眠がとれない」「仕事のことで上司に怒られる」など心身ともにストレスが生じることが多い環境です。
このような環境は脳の中の本能的欲求(食欲、性欲、睡眠欲など)や情動(喜怒哀楽)を司る大脳辺縁系が影響を強く受け「体を休ませなさい」という指令が起こります。
体の反応と実生活との歪みが自律神経失調症の原因
しかし、それでも心身が休ませることができずストレスの影響を受け続けると視床下部がパンクして適切な指示が出せなくなります。
この視床下部の機能低下が自律神経のバランスの崩れの原因となり様々な不調が生じさせます。
このように体の反応(体を休ませる)と実生活(無理な生活)との歪みが大きくなってくると、徐々にストレスが溜まっていきます。
すると、視床下部は錯綜する情報に振り回されるようになり、自律神経を適切にコントロールできなくなり、様々な心身の不調が生じてくるようになります。
これが自律神経失調症です。
自律神経失調症は背中がガチガチにこっている
近年、自律神経失調症の原因が首や肩のコリと密接な関係があるといわれています。
その症状には首こり病(頸性神経筋症候群)があります。
この首の筋のこりによって、自律神経の特に副交感神経の異常を招き、自律神経失調症を引き起こします。
自律神経は脊髄から出た後に背骨の隙間から出てそれぞれの内臓や器官に分布します。
実は自律神経失調症の方の多くは首、鎖骨周囲、背中の筋肉がスジ状にガチガチにこっていて、背骨が歪んでいます。
とくに肩甲骨の間の筋肉のこりを押すと飛び上がるような痛みが出ていたりします。
このようになると背骨の隙間から出た自律神経に関わる神経が筋肉のこりで圧迫を受け、神経の血流不全が生じ、自律神経の機能低下を起こします。
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鍼灸院コモラボ院長
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【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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