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子供の自律神経を整えるならマッサージより鍼灸
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公開日:2022年11月20日
更新日:2024年09月11日

このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次

子供にも起こる自律神経失調症

子どもは起立性調節障害(起立性低血圧)をはじめ、過敏性腸症候群や偏頭痛など自律神経が乱れて起こる自律神経失調症になることが少なくありません。
最近は腹痛や頭痛を訴えたり、「朝が起きられない」、「朝起きても寝起きが悪くて元気がない」、「学校に行けない」という子供が増えています。
自律神経失調症は睡眠の質も低下させるため、体質が寝不足傾向になり食欲も湧きにくくなります。
食事が摂れないと体力が低下して勉強への意欲も低下する

結果として食事をしっかり取らない状況が続くことで消化吸収するための体力も低下するので昼食後に眠くなり午後の勉強が手につかなくなります。
これを放置してしまうと低血圧傾向となり胃腸が益々弱くなり食欲にムラが出て体調が不安定になり勉強への意欲が低下します。
その結果、活動するための体力も低下し慢性疲労状態になります。
自律神経は内臓や血液をコントロールしている

自律神経は交感神経と副交感神経という相反する働きをする2種類の神経がバランスを取りながら内臓の働きや血流を調節したり感情をコントロールする脳のホルモンの分泌に関わったりしています。
しかし、生活習慣が乱れたり過度なストレスを感じたりすると自律神経が乱れてしまいうまく働かなくなります。
この自律神経の乱れによって関わりのある内臓の働き、血流、ホルモン分泌などの調整が乱れて様々な不調が身体に出現します。
子供の自律神経が乱れやすいのは第二次性徴期

自律神経失調症が多くみられる年齢は小学校高学年~中学生といわれています。その理由の一つに第二次性徴期があります。
第二次性徴期は子供が大人になるために身体的、精神的な成長と発育が著しい時期です。
自律神経系にも大きな変化が起こるため、血行循環やホルモン分泌のコントロールの調節がうまくいかなくなることがあります。
子供の自律神経失調症の症状(セルフチェック)

子供の自律神経失調症の特徴的な症状です。以下の通りになります。
・立ちくらみやめまいがする
・ずっと立っていると気分が悪くなる、ひどいときは倒れてしまう
・少し動くだけでも動悸や息切れがする
・朝なかなか起きられず、午前中は元気がない
・顔色が青白い
・全身にだるさを感じる
・食欲がない、何を食べても美味しくない
・緊張するとトイレに行きたくなる
・しばしば頭痛や腹痛を訴える
・乗り物酔いをしやすい
東洋医学で考える子供の自律神経失調症

東洋医学では起立性調整障害を呼吸器系を主る肺が疲れている「肺気虚」として考えます。
【肺の働き】
①呼吸によって全身に気を巡らせます
②皮膚や毛の穴の開閉を管理し、体の熱を発散して体温調節をしています
③鼻と咽喉に関係しており声帯を管理しています
肺は呼吸によって気を巡らせる力がありますがこの肺の機能が低下すると朝の活動時に気の巡りがうまくいかずに自律神経失調症の症状が出現すると考えます。
実はカウンセリングによる心理的ストレスの軽減で改善できる

自律神経失調症は「自律神経失調症そのものがストレスに感じる」「治らないことが余計に不安になり症状が強くなる」「ついつい自律神経失調症のことを気にしてしまう」といった不調に対する捉え方や考え方によっても症状を悪化させることがあります。
そのため改善のためには不調そのものに対する捉え方や考え方を修正することがとても重要になります。
日々、知らず知らずのうちに症状を強めてしまったり改善を妨げている心の癖や考え方の癖を、正しく修正し心理的ストレスを軽減させることで自律神経失調症が完治されることが多々あります。
当院でもカウンセリングと鍼灸を組み合わせた方法で治療を行っております。
子供の自律神経失調症におすすめの食べ物はバナナ

ビタミンB6にはアミノ酸の代謝を助ける作用があり、神経伝達物質の合成に関係します。
不足すると、自律神経が乱れやすくなり憂鬱な気分が続く反応が起こります。
このビタミンB6はまぐろの赤身、バナナ、香味野菜などに多く含まれています。
子供にも起こる自律神経失調症は東洋医学の鍼灸で完治する
子供の自律神経失調症は第二次性徴期に多く、成長・発育で起こる自律神経の乱れが原因です。
自律神経失調症は様々な症状を出現させます、とくに多い疾患に過敏性腸症候群、偏頭痛、起立性調整障害などがあります。
しかしこれらの症状を含めて自律神経失調症は器質的な異常は特になく自律神経の機能低下です。この場合は東洋医学に基づいく鍼灸治療が効果的です。
東洋医学の鍼灸は西洋医学のように薬物に頼ることなく安心して治療を続けて改善できます。
ぜひ、子供の自律神経失調症でお悩みの方は当院の東洋医学の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。
当院で患者様の治療実績はこちらから

【患者様の声 起立性調整障害】
「初めて起立性低血圧と診断されました」
9歳女性 東京都 在住
元気だった娘がある日突然「気持ち悪い」と。学校も行けない程で、小児科も何軒か受診しました。
しばらく様子見てあげてくださいと、それだけでした。脳外科併設の小児科へ行った時、初めて起立性低血圧と診断されました。
治りにくい病気と聞き大ショックでした。
でも、吐き気が改善されないので頭部のCTを撮ることになりました。
そこで、蓄膿の跡がはっきりと写っていたので耳鼻科へ通うことになりました。
でも、そこで蓄膿の炎症はよくなったはずが、吐き気が相変わらずで、耳鼻科医に「他の病気じゃないですか」といわれてしまい、家でインターネットで必死で娘の症状で検索を繰り返し、やっと先生の鍼灸院に目を止めることができました。
そこからは即断即決で先生に全てをお願いしました。
途中で、何回も急に見て頂いたり。でも、先生が初めて言ってくれたんです、治りますよ、良くなります!って。
今では、以前と変わらないまで元気な小学生に戻してもらいました。
他にも実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告しています。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
【SNS】
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