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ツボの天柱が痛い理由は自律神経失調症|専門家監修
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み

公開日:2022年11月06日
更新日:2024年06月19日

このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次

ツボの天柱が痛い理由は自律神経の乱れにある
現代人のほとんどが肩こり感じているのではないでしょうか。当院にも多くの患者様がご来意されます。 肩こりはただの慢性症状ではなく様々な不調の原因になり、頭痛、吐き気、めまい、耳鳴りなど多岐にわたります。しかし、具体的な治療法が一般的に浸透していません。病院やマッサージ、整体では一時的に良くなるものの、体質の根本から改善できていないことは皆様も実感しているのではないでしょうか 西洋医学では説明のつかない症状、原因不明、治らない症状が東洋医学では改善できます。その東洋医学のツボである天柱を使った改善例をひとつご紹介いたします。
肩こりから自律神経症状が出現する(40代男性)
【41歳 男性 会社員】 1年前ジョギング中に転倒してから肩こりと背中(肩甲骨の内側)のコリがひどくなり、2か月前から左腕(内側)にしびれが出てきた。病院での検査はどれも異常がなく、マッサージや整体にも行ったが改善されなかったので来院。冷えたり、明け方になると症状が悪化する。肩こりがひどくなると頭痛、めまい、ふらつきの様な症状も出る。最近足腰の冷えも気になってきた。以前はジョギングがスムーズにできていたが、最近動悸と息切れも感じるようになってきた。
東洋医学的な初診時の評価
<所見> 肺(気を発散させる機能、呼吸器系)の脈が弱く、陽経は比較的強く打っている。舌が赤く舌下静脈の怒張があり、比較的無口な性格。恥骨上部から鼠経上部にかけて圧痛と硬結がある。肩甲骨内側から首にかけてコリがあり、手足は冷えている。 <症状と病態の一致> 肺(気を発散させる機能、呼吸器系)が弱ると肝(気血の巡りの機能など)に滞りが置き、肝が実(強すぎる)という状態になり出る症状。 肩こり・首コリ・頭痛・めまい・手足の冷え・シビレ・動悸・息切れ・転倒などのケガが原因で起こる症状は瘀血を疑う※肺が肝を抑えられない状態 肺虚肝実証として治療。 肺気の虚により循環が悪く血の停滞が起こっている状態。肺虚が起こると肝を抑えられずに肝が実する(相克関係)という仕組みになる。いわゆる瘀血とも言い、血の停滞が起こると症状が悪化しやすい傾向にあるので、冷えたり夜間に悪化しやすい。女性だと生理の前後に悪化する傾向にある。
治療と生活のアドバイス
肺を補い、肝の実を瀉法(取り除く)する手技を行う。瘀血症状があるので、腹部、仙骨周辺も含めて治療。 鍼の響きは問題なさそうで「この響き気持ちが良いです」「首がすっきりした」と言っていた。 そのような人は肝実の傾向にある。1週間空かないくらいで来院を勧める。ジョギングは控えるようにし、散歩を勧める。患部が冷えないように保温するように伝える。
自律神経症状に効果的な天柱の場所
「天柱(てんちゅう)」 後頭部の筋肉(僧帽筋)が盛り上がっているところ。 頭痛、肩こり、首コリなどの症状で使用します。
天柱を利用しながら自律神経症状を改善させる
2回目(5日後) 「前回後調子が良かった。2日間はシビレもでなかった、最近また症状が出てきた」とのこと。直後のすっきり感と少しの持続が見られたので、今回も同じように治療。 3回目(5日後) 「頭痛は出なくなった。疲労感が取れやすくなっているので睡眠の質もよくなっている気がする」悪くなさそうなので1週間空けてみる。 4回目(7日後) 「冷えるとシビレは出てくるが、比較的気にならなくなってきた」 5回目(7日後) 「動悸、息切れも問題ない。肩こりはまだ気になる」とのこと。諸々の症状は全体的に落ち着いてきているが、仕事で負担がかかる肩首はまだ1週間はもたないようだ。 6回目(7日後) 「頭痛・シビレともにほとんど出ていない」 7回目(7日後) 「今週は肩こりも気にならない。鍼すごいですね」との言葉を頂いた。 8回目以降 8回目あたりから症状が安定してきて、ほとんど気にならなくなってきたそう。ただ、ストレスや疲労が強くたまると症状がぶり返すこともあったので14回くらいまでは1週間に1回のペースで治療を行った。 その後は2週に1回でメンテナンスとして現在も通院している。
現在の状況とまとめ
鍼の響きが好きで直後効果のあるので、鍼灸にハマってしまっているらしく現在も健康管理として通院している。肝実の症状の人はこのような結果になりやすい。 症状が改善するまでのスピードもほかの症状と比べて早いが、シビレの症状があるとただの肩こりよりは時間がかかる傾向にある。 当院では東洋医学の治療を行っているので、基本的に強い刺激はしませんが、症状に応じて少し響きを出したりします。一般的な鍼灸院(筋肉、局所だけに鍼をする治療)に比べ体質の根本から変えることができる東洋医学の治療なので、症状の改善も早く、再発もしにくい、局所だけの治療では出せない効果が出た症例でした。
当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
【SNS】
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