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【専門家解説】副鼻腔炎のマッサージはダメ?悪化を防ぐ正しいやり方とツボ
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み
公開日:2026年09月24日
更新日:2026年09月24日

【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
「副鼻腔炎の痛みを和らげようとして顔をマッサージしたら、かえって痛みが強くなった気がする…」「ネットで調べると『副鼻腔炎のマッサージはダメ』と出てくるけれど、本当はどうなの?」鼻づまりや顔面の圧迫感がつらいと、思わず鼻の周りや眉間を強く揉んでしまいたくなりますよね。結論から言うと、炎症を起こしている部位への「強いマッサージ」は絶対にダメです。血流やリンパの流れが急激に促進され、鼻粘膜の腫れや痛みが悪化する危険性があります。ただし、強い揉みほぐしを避け、適切な「ツボ押し」や「優しい刺激」を行うのであれば症状の緩和に効果的です。本記事では、マッサージがNGとされる医学的な理由から、自宅で安全にできる症状緩和のツボ、さらに根本解決に向けた注意点まで分かりやすく解説します。正しく対処して、つらい副鼻腔炎の症状を和らげましょう。
副鼻腔炎のマッサージはダメと言われる3つの理由
「なぜマッサージをしてはいけないのか?」その理由は、副鼻腔炎が起きている顔面の内部構造と炎症のメカニズムにあります。
1. 強い刺激で炎症と腫れが悪化するから
副鼻腔炎は、副鼻腔(頬や眉間の奥にある空洞)の粘膜が細菌やウイルスにより炎症を起こし、膿や粘液が溜まる病気です。 炎症が起きている部位を強く揉むと、刺激によって血管が拡張し、鼻粘膜の腫れがさらにひどくなります。 その結果、膿の出口が塞がり、圧迫感や痛みが強くなってしまいます。
2. 細菌やウイルスが周囲に拡散する恐れがあるから
強い圧力で顔面を圧迫すると、副鼻腔内に溜まった感染性の膿や炎症物質が周辺組織へ押し出される危険があります。 場合によっては、炎症が目の周辺や別の副鼻腔へと広がってしまう原因にもなりかねません。
3. 神経を刺激して顔面痛・頭痛を引き起こすから
副鼻腔の周辺には、三叉神経(顔の感覚を司る神経)が網の目のように通っています。 副鼻腔炎によって神経が過敏になっている状態で強く圧迫を加えると、鋭い神経痛や耐えがたい頭痛を誘発することがあります。
「強いマッサージ」はNG!ただし「正しいツボ押し」なら効果的
「じゃあ、顔には一切触れないほうがいいの?」というと、そうではありません。 NGなのは「ゴシゴシ揉む」「強い力で押し潰す」といった行為です。ポイントを押さえた「優しいツボ押し」であれば、自律神経を整え、鼻通りの改善や痛みの和らげに役立ちます。
ツボ押しとマッサージの違い
・マッサージ(NG): 筋肉や皮膚を滑らせて揉みほぐす動作。摩擦や強い圧迫で炎症を刺激しやすい。
・ツボ押し(OK): 適切な部位を「痛気持ちいい」と感じる程度の力で垂直に押す動作。局所の炎症を煽らずに血行や神経にアプローチできる。
副鼻腔炎の鼻づまり・痛みを和らげるおすすめのツボ4選



道具を使わず、指先一つで簡単にできるツボをご紹介します。息を吐きながら3〜5秒かけてゆっくり押し、息を吸いながら力を抜くペースで、各3回ほど行いましょう。
1. 迎香(げいこう)|鼻づまり解消の基本ツボ
・場所: 小鼻の膨らみのすぐ脇にあるくぼみ。
・押し方: 人差し指の腹を当て、鼻の中心に向かって優しく垂直に押します。
・効果: 鼻粘膜の充血を和らげ、鼻通りをスムーズにする代表的なツボです。
2. 上迎香(じょうげいこう)|鼻の奥の通りを改善
・場所: 迎香の少し上、小鼻の付け根の両脇。
・押し方: 人差し指を当て、やや上方向に向けてじわっと圧をかけます。
・効果: 鼻の奥がつまっている感覚や、嗅覚の違和感を和らげます。
3. 印堂(いんどう)|頭重感・眉間の痛みに
・場所: 眉間(みけん)の中央。
・押し方: 親指または中指の腹を当て、気持ちよいと感じる強さで優しく押します。
・効果: 眉間の奥の重だるさや、副鼻腔炎に伴う頭重感を和らげるのに有効です。
4. 合谷(ごうこく)|顔全体の痛みを抑える万能ツボ
・場所: 手の甲側、親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみ。
・押し方: 反対の手の親指で、人差し指の骨のキワに向かって押し込むように揉みます。
・効果: 顔面の痛みや頭痛を抑える鎮痛効果が高く、顔に直接触れずにケアできる安全なツボです。
ツボ押しを行う際の3つの注意点
安全に効果を得るために、以下のルールを必ず守ってください。
1. 力を入れすぎない(強揉み厳禁)
「効いている感じがするから」と強く押すのは逆効果です。「イタ気持ちいい〜心地よい」と感じる程度のソフトな力加減を意識しましょう。
2. 発熱時や痛みが激しいときは控える
熱がある場合や、顔を少し触るだけで激痛が走るような急性の時期は、ツボ押しも含めて一切の刺激を避けて安静にしてください。
3. 長時間の連続刺激は避ける
1回のツボ押しは1〜2分程度にとどめましょう。何度もやりすぎると皮膚や組織の負担になります。
マッサージ以外で副鼻腔炎の症状を和らげるセルフケア

顔を直接触らずに鼻通りを良くする、おすすめのセルフケア方法を3つ紹介します。
蒸しタオルで鼻周りを温める
電子レンジで温めた蒸しタオルを鼻から頬にかけて乗せると、蒸気で鼻粘膜が潤い、血行が適度に促進されて膿が排出されやすくなります。
鼻うがい(生理食塩水)で洗い流す
市販の鼻洗浄液や生理食塩水(約0.9%の食塩水)を使い、副鼻腔の入り口に溜まった花粉やハウスダスト、粘液を洗い流します。※水道水を使うと痛みの原因になるため避けましょう。
部屋の加湿とこまめな水分補給
乾燥は鼻粘膜の天敵です。加湿器などを利用して室内の湿度を50〜60%に保ち、水分をしっかり摂ることで、ドロドロした鼻水をサラサラにして排出を促します。
副鼻腔炎に関するよくある質問(FAQ)

Q1. お風呂に入って温めると鼻が楽になりますが、マッサージしてもいいですか?
A. 入浴中のマッサージも控えてください。 入浴は体全体の血行が良くなっている状態です。その状態で顔をマッサージすると、急激に鼻粘膜が腫れて一時的に鼻づまりが悪化することがあります。温まるだけで十分なケアになります。
Q2. 整体や針灸(鍼灸)で副鼻腔炎は良くなりますか?
A. 自律神経の調整や血流改善により、慢性的な症状の緩和が期待できます。 鍼灸治療や首肩まわりの緊張をほぐす施術は、体の自己治癒力を高めるサポートとして有効です。ただし、顔面への直接的な強い施術は避け、信頼できる専門院に相談しましょう。
Q3. 市販の鼻炎薬を飲んでいれば受診しなくても大丈夫ですか?
A. 症状が1週間以上続く場合は耳鼻咽喉科を受診してください。 市販薬は一時的な症状緩和には役立ちますが、副鼻腔炎の根本原因(抗生剤が必要な細菌感染など)を治療できない場合があります。放置すると慢性化(蓄膿症)するリスクがあります。
まとめ:正しいケアで副鼻腔炎のつらさを乗り切ろう
副鼻腔炎におけるマッサージの可否と正しい対処法をまとめます。
・炎症部位への強めのマッサージは悪化の原因になるためNG
・鼻通りの改善には「優しく押すツボ押し(迎香・印堂など)」が効果的
・蒸しタオルでの保温や加湿、鼻うがいを併用するのが安全
「マッサージで無理やり治そう」とするのではなく、鼻の粘膜をいたわる正しいケアを心がけることが大切です。なお、症状が重い場合や、痛みがひどい・熱がある・1週間以上改善しないといった場合は、自己判断で対処せず、早めに耳鼻咽喉科などの専門医を受診してください。適切な治療と正しいセルフケアを組み合わせて、すっきりした鼻と快適な日常を取り戻しましょう!
副鼻腔炎の根本改善には鍼灸治療も有効!正しいケアで症状緩和へ
副鼻腔炎のつらい症状には強いマッサージではなく、ツボ押しや保湿などの優しいセルフケアが安全です。しかし、セルフケアだけでは改善しにくい慢性的な鼻づまりや顔の痛みには、鍼灸治療を取り入れるのも非常に効果的です。鍼灸は自律神経のバランスを整え、顔周囲の血流や排膿を促すことで鼻粘膜の回復をサポートします。「薬に頼りすぎず根本から改善したい」という方は、自己判断の揉みほぐしを避け、専門の信頼できる鍼灸院コモラボへ早めに相談し、快適な鼻通りを取り戻しましょう!


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
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【医療受診の案内と施術の注意点】
次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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