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【専門家監修】更年期の頭痛にロキソニンが効かない原因と正しい対処法
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み
公開日:2026年07月31日
更新日:2026年07月31日
【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
「更年期に入ってから頭痛が増えた」「市販のロキソニンを飲んでもまったく効かない…」と悩んでいませんか?結論からお伝えすると、更年期特有の頭痛には「偏頭痛(片頭痛)」や「片頭痛と緊張型頭痛の併発」が多く、市販の解熱鎮痛薬であるロキソニンでは根本的な効果が得られないケースが多いためです。この記事では、更年期にロキソニンが効かない理由、あなたの頭痛のタイプ、今日からできる正しい対処法を分かりやすく解説します。
【結論】更年期の頭痛にロキソニンが効かない3つの理由

更年期の頭痛に対して「ロキソニンを飲めば治るはず」と考えて予防的に飲んだり、何錠も服用したりするのは逆効果になることがあります。まずは効かない理由を正しく理解しましょう。
1. 女性ホルモン(エストロゲン)の急激な変動が原因だから
ロキソニン(ロキソプロフェン)は、炎症や痛みの物質(プロスタグランジン)を抑えるお薬です。 しかし、更年期の頭痛の主な原因は「エストロゲン(女性ホルモン)」の激しい変動による脳内物質(セロトニン)の乱れや血管の拡張です。発生メカニズムが異なるため、ロキソニンでは痛みの元を抑えきれません。
2. 「緊張型頭痛」ではなく「偏頭痛(片頭痛)」の可能性があるから
頭痛には大きく分けて「緊張型頭痛」と「偏頭痛」の2種類があります。
・緊張型頭痛:首や肩のこり・血行不良が原因(ロキソニンが効きやすい)
・偏頭痛:脳の血管が拡張して神経を刺激(ロキソニンが効きにくい)
更年期はホルモンバランスの影響で偏頭痛を発症・悪化させやすい時期です。偏頭痛にはロキソニンではなく、血管の拡張を抑える専用の治療薬(トリプタン系など)が必要です。
3. 薬の飲みすぎによる「薬物乱用頭痛」を引き起こしているから
「効かないから」といってロキソニンを月に10日以上服用していませんか? 鎮痛薬を日常的に飲み続けると、脳が痛みに対して過敏になり、かえって頭痛の頻度や強さが増す「薬物乱用頭痛」に移行してしまうリスクがあります。
5分でチェック!あなたの頭痛タイプ診断
更年期に起こる頭痛のタイプによって、適切な対処法は真逆になります。ご自身の症状がどちらに当てはまるか確認してみましょう。
偏頭痛(片頭痛)の特徴
・痛みの特徴:ズキズキと脈打つような痛み(頭の片側または両側)
・伴う症状:吐き気、光や音に過敏になる、体を動かすと痛みが悪化する
・きっかけ:ストレスから解放された時、雨の前後、排卵期や生理前後
緊張型頭痛の特徴
・痛みの特徴:頭全体がギューッと締め付けられるような重い痛み
・伴う症状:首や肩のひどいこり、めまい、眼精疲労
・きっかけ:長時間のデスクワーク、姿勢の悪さ、精神的な緊張
※更年期世代では、この2つが合わさった「混合型頭痛」に悩まされる方も少なくありません。
ロキソニンが効かない時の正しい対処法【緊急度別】

「今すぐこの痛みをなんとかしたい」という時の応急処置と、根本的に改善するためのアプローチをご紹介します。
【今すぐできる】症状別・応急処置法
ズキズキ痛む「偏頭痛」の場合
・痛む部位を冷やす:濡れタオルや保冷剤で痛む場所や首すじを冷やし、血管の拡張を抑えます。
・暗く静かな場所で安静にする:光や音の刺激を避け、横になって休憩しましょう。
・カフェインを少量摂取する:コーヒーや緑茶に含まれるカフェインには血管を収縮させる作用があります(飲みすぎには注意)。
重く締め付けられる「緊張型頭痛」の場合
・首や肩を温める:蒸しタオルや入浴で血行を促進します(※偏頭痛の場合は温めると悪化するため注意)。
・軽いストレッチを行う:肩甲骨を回したり、首をゆっくり伸ばしたりしてコリをほぐします。
更年期の頭痛を根本から改善する3つのアプローチ
市販薬の場当たり的な服用から抜け出し、頭痛の頻度を減らすための根本改善策です。
1. 医療機関(婦人科・頭痛外来)を受診する
更年期の頭痛解決への一番の近道は、専門医への相談です。
・婦人科:HRT(ホルモン補充療法)や漢方薬(加味逍遙散、呉茱萸湯など)により、更年期障害そのものへアプローチします。
・頭痛外来・脳神経外科:偏頭痛の特効薬(トリプタン製剤や予防薬)の処方や、他の重大な脳疾患がないかの精密検査を行います。
2. 頭痛ダイアリーをつけてパターンを把握する
「いつ」「どんな痛みか」「天候や行動」をメモする「頭痛ダイアリー」をつけましょう。自分の頭痛のトリガー(誘因)を知ることで、予防対策が立てやすくなり、医師診察時のスムーズな診断にも役立ちます。
3. 自律神経を整える生活習慣の見直し
・質の高い睡眠:就寝前のスマホ照射を避け、決まった時間に起床・就寝します。
・大豆イソフラボンの摂取:豆腐や納豆など、エストロゲンに似た働きをする食品を意識して摂りましょう。
・適度な有酸素運動:ウォーキングやヨガで自律神経のバランスを整えます。
更年期の頭痛に関するFAQ(よくある質問)

Q1. 更年期が終われば頭痛は治りますか?
A. 多くの場合は閉経後、ホルモンバランスが安定するにつれて落ち着いていきます。 ただし、長年の薬の飲みすぎで「薬物乱用頭痛」になっている場合や、血圧の変化などが影響している場合は放置しても改善しないため、早めのケアが大切です。
Q2. 市販の頭痛薬なら、何を選べばいいですか?
A. 一時しのぎとして飲む場合、まずは痛みの種類に合わせた成分選びが必要です。 しかし、更年期の頭痛に市販薬は根本解決になりません。2〜3回服用しても効かない場合や、月に数回以上飲んでいる場合は、市販薬を変えるのではなく医療機関を受診してください。
Q3. 病院は何科に行けばいいですか?
A. 「ほてりやイライラなど更年期症状全体」に悩んでいる方は婦人科、「頭痛が激しい・日常生活に支障がある」方は頭痛外来や脳神経外科をおすすめします。 迷った場合は、まずは婦人科で更年期の相談をしつつ、必要に応じて脳神経外科を紹介してもらうとスムーズです。
まとめ:我慢せず専門医に相談し、自分に合ったケアを始めましょう
更年期にロキソニンが効かないのは、あなたのせいでも根性が足りないからでもありません。女性ホルモンの変動や偏頭痛など、ロキソニンでは対処できない原因が隠れているからです。効かない薬を飲み続けることは、かえって症状を悪化させる危険もあります。
明日からできるファーストステップ
1. まずは「痛む場所を冷やす/温める」応急処置を試す
2. カレンダーやノートに「頭痛が起きた日」を記録してみる
3. 辛い症状が続く場合は、無理をせず婦人科や頭痛外来へ相談予約を入れる
更年期は人生の折り返し地点です。我慢を重ねず、正しい知識と専門医の力を借りて、快適な毎日を取り戻しましょう。
※本記事は一般的な健康情報を提供するものであり、医学的診断や治療を代替するものではありません。強い痛みや普段と異なる激しい頭痛、しびれ・吐き気を伴う場合は、自己判断せず早めに医療機関(脳神経外科・婦人科等)を受診してください。
更年期の頭痛には鍼灸治療も効果的!自律神経を整える新たな選択肢
医療機関での治療に加え、東洋医学に基づく「鍼灸治療」も更年期の頭痛改善に非常に有効です。鍼灸には、筋肉の緊張をほぐして血行を促すだけでなく、ホルモンバランスの乱れからくる自律神経の不調を整える効果があります。薬に頼りすぎたくない方や、既存の治療法でなかなか改善が見られない方は、選択肢の一つとして鍼灸を取り入れてみるのがおすすめです。心身の緊張が和らぎ、頭痛が起きにくい体質づくりへとつながります。痛みを一人で抱え込まず、プロの手を借りて根本からの改善を目指しましょう。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
【医療受診の案内と施術の注意点】
次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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