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五苓散は自律神経の乱れに効く?気象病・頭痛に効く理由と正しい飲み方
- カテゴリ:
- 全身のお悩み
公開日:2026年07月28日
更新日:2026年07月28日

【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
「雨の日は決まって頭痛やだるさが襲ってくる…」「天気の変化で自律神経が乱れている気がするけれど、五苓散は効果があるの?」そんな悩みを抱えていませんか?低気圧や天候の変化による不調は、自律神経の乱れと体内の「水分バランス」が深く関係しています。結論からお伝えすると、五苓散(ごれいさん)は自律神経の乱れによって引き起こされる「気象病」や「水滞(体内の水分偏り)」の改善に非常に効果的です。この記事では、五苓散が自律神経や気象病に作用する仕組みから、市販薬の選び方、効果的な飲み方、自律神経を整える日常ケアまでわかりやすく解説します。
【結論】五苓散は自律神経の乱れによる「気象病・頭痛」に効果あり
天気が悪い日に起こる体調不良や自律神経の乱れに対して、五苓散は第一選択肢としてよく使われる漢方薬です。まずは気になる結論から詳しく見ていきましょう。
なぜ効く?自律神経と体内の「水(すい)」の深い関係
漢方医学において、人の体は「気(き)・血(けつ)・水(すい)」の3つの要素で成り立っていると考えられています。気圧が急激に変化すると、体の自律神経が過剰に働き、血管の収縮や体の水分循環に異常が生じます。これにより体内に不要な水分が溜まる状態を「水滞(すいたい)」と呼びます。五苓散は、この「水滞」を解消するための代表的な処方です。自律神経の乱れによって体内に溜まった偏った水分を排出し、循環をスムーズに整えることで、不調を根本から和らげます。
気象病(低気圧頭痛・めまい・だるさ)への作用
低気圧になると、耳の奥にある「内耳(ないじ)」が気圧の変化を感知し、自律神経に過剰なストレス信号を送ります。これが頭痛やめまい、強いだるさの原因です。五苓散には、内耳のむくみを取り除き、自律神経の過剰反応を抑える働きがあります。
・頭痛・偏頭痛:脳の血管周囲のむくみを和らげる
・めまい・ふらつき:内耳の水分の偏りを整える
・体の重だるさ・むくみ:全身の不要な水分排出を促す
むくみや水分代謝異常を伴う自律神経トラブルにおいて、五苓散は頼もしい味方となります。
五苓散の基本知識と生薬の役割
五苓散がなぜこれほど幅広く効くのか、配合されている生薬と西洋薬との違いから解説します。
5つの生薬が水分代謝をコントロール
五苓散は、以下の5つの生薬で構成されています。
【生薬名/主な役割】
沢瀉(タクシャ) / 水分代謝を促し、余分な水分を排出する
猪苓(チョレイ) / 利尿作用を高め、むくみを改善する
茯苓(ブクリョウ) / 気(精神)を安らげ、消化器の水分を調整する
白朮(ビャクジュツ) / 胃腸の働きを助け、水分の吸収を整える
桂皮(ケイヒ) / 気血の巡りを良くし、頭痛やのぼせを和らげる
注目すべきは、単に尿を出すだけでなく、「体内の必要な水分は保ちつつ、不要な水分だけを排出する」という調整力(水利作用)を持っている点です。
利尿剤と漢方薬(五苓散)の違い
西洋医学で使われる「利尿剤」と、漢方薬である「五苓散」の違いは以下の通りです。
・西洋薬の利尿剤:強制的に尿を出させるため、脱水症状や脱力感を起こすリスクがある。
・五苓散:水分の「偏り」を正す作用(水利作用)。水分が不足している部分は補い、過剰な部分からは排出を促す。
喉が乾いているときでも安心して服用できるのが、五苓散ならではのメリットです。
五苓散の正しい飲み方・タイミング・注意点
五苓散のポテンシャルを最大限に発揮するためには、飲むタイミングと使用上の注意点を押さえておくことが重要です。
予防として飲む?症状が出てから飲む?
五苓散は、「予防」としても「症状が出てから」でもどちらでも効果を発揮します。
・予防として飲む場合:「明日から天気が崩れそう」「気圧予報で注意報が出ている」というタイミング(半日〜直前)で服用する。
・症状が出てから飲む場合:頭痛やめまいを感じ始めた初期段階で早めに服用する。
「天気が悪くなりそうだな」と感じた段階であらかじめ飲んでおくことで、自律神経の乱れによる重い頭痛やだるさを未然に防ぐことができます。
服用時の注意点と副作用
五苓散は比較的副作用が少なく、安全性の高い漢方薬ですが、以下の点に注意してください。
・主な副作用:発疹、かゆみ、胃の不快感、食欲不振など(異変を感じたら服用を中止してください)。
・服用法:食前(食事の30分前)または食間(食後2時間程度の胃が空っぽの状態)に、ぬるま湯で飲むのが最も効果的です。
※注意点(YMYLへの配慮)症状が長引く場合や、激しい頭痛・吐き気・手足の痺れなどを伴う場合は、自己判断を続けず、早めに内科・脳神経外科・漢方外来などの専門医へご相談ください。
【今日からできる】自律神経を整え気象病を防ぐセルフケア

五苓散によるサポートに加え、日常の生活習慣を見直すことで自律神経はさらに整いやすくなります。
1. 耳マッサージで内耳の血流をアップ
気圧を感じ取る「内耳」の血行を良くすることで、自律神経への負担を減らせます。
・両耳をつまみ、上・下・横にそれぞれ5秒ずつ引っ張る。
・耳を軽く引っ張りながら、後ろに向かって5回まわす。
・耳を上下に折りたたんで5秒キープする。
天気が崩れそうな日や、朝起きたタイミングで行うのがおすすめです。
2. 朝日を浴びて「体内時計」をリセットする
自律神経を整えるには、交感神経と副交感神経の切り替えをスムーズにすることが不可欠です。 朝起きたらまずカーテンを開け、太陽の光を浴びましょう。体内時計がリセットされ、夜の睡眠質も高まります。
3. 首・肩まわりを温めて血行を促進
首の後ろには太い血管と自律神経が集中しています。ホットタオルや湯船で首・肩まわりを温めると、副交感神経が優位になり、全身の緊張がほぐれます。
よくある質問(FAQ)

Q1. 市販の五苓散(ツムラ、ロート、小林製薬など)と処方薬の違いは何ですか?
A. 基本的な成分は同じですが、市販薬(第2類医薬品)は安全性を考慮して有効成分の量が処方薬の半分〜3分の2程度に抑えられている場合があります。手軽に試したい場合は市販薬、しっかり治療したい場合は病院での処方をおすすめします。
Q2. 毎日続けて飲んでも大丈夫ですか?
A. 体質に合っていれば長期間の服用も可能ですが、基本的には「症状があるとき」や「天気が崩れるタイミング」に合わせての頓服(とんぷく)使用でも効果的です。数週間続けても改善が見られない場合は医師や薬剤師に相談しましょう。
Q3. パニック障害やストレスによる自律神経の乱れにも効きますか?
A. ストレスや不安感、めまいが強い場合は、五苓散単体よりも「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」や「苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)」など、精神面に強く作用する他の漢方薬が適している場合もあります。専門家へご相談ください。
まとめ:気圧と自律神経に振り回されない体づくりを
最後に、本記事のポイントをまとめます。
・五苓散は「水分代謝(水滞)」を整え、自律神経の過剰反応を抑える
・雨の日の頭痛・めまい・むくみ・だるさに非常に効果的
・気圧が下がる前の「予防服用」も効果的
・耳マッサージや首の保温など、日常生活のケアも組み合わせる
天気の変化による体調不良は、あなたの気持ちの持ちようではなく、自律神経と体内の水分代謝が原因です。「天気が悪いから仕方ない」と諦める必要はありません。まずは市販の五苓散を試してみたり、今日できる耳マッサージから始めて、自律神経に優しい生活をスタートさせてみましょう。
自律神経を根本から整えるなら「鍼灸治療」も効果的な選択肢
五苓散によるセルフケアに加え、薬だけに頼らず体質から見直したい方には「鍼灸治療」も非常におすすめです。気象病や自律神経の乱れは、首・肩周りの筋肉のコリや、耳周辺の血行不良が大きく影響しています。鍼灸で特定のツボを刺激することで、自律神経のバランスを司る自律神経系や自律神経創出部位にアプローチし、血行を改善して過剰な不調反応を根本から和らげることができます。「漢方薬を飲んでもなかなか不調が改善しない」「慢性的な低気圧頭痛から抜け出したい」という方は、ぜひ一度プロの鍼灸院コモラボへ相談してみてください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
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次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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