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食後に動悸がする原因とは?ご飯を食べると心拍数が高くなる理由と対策
- カテゴリ:
- 胸やお腹の悩み
公開日:2026年07月23日
更新日:2026年07月23日

【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
「ご飯を食べた後、急に心臓がドキドキして落ち着かない…」「食後に心拍数が高くなって、何か病気なのではないかと不安…」このように、食後の動悸や心拍数の上昇に悩んでいませんか?結論からお伝えすると、食後の動悸の多くは、食べたものを消化するために血液が胃腸に集中することや、自律神経の乱れ、そして日々のストレスが深く関係しています。多くは一時的なものですが、中には生活習慣の改善が必要なケースや、医療機関の受診が望ましいケースもあります。この記事では、食後に動悸が起きるメカニズムや原因、今日からできる対策、そして医療機関を受診すべき目安まで詳しく解説します。
食後に動悸や心拍数の上昇が起きる5つの主な原因

「ご飯を食べるとなぜか動悸がする」という場合、体内ではいくつかの生理的・病的なメカニズムが働いています。主な原因は以下の5つです。
① 消化活動による血流の集中(食後低血圧・代償作用)
食事を摂ると、食べたものを消化・吸収するために、全身の血液が胃や腸などの消化器官に集中します。 その結果、一時的に脳や心臓への血圧が低下(食後低血圧)することがあります。 体は「血圧を保たなければならない」と判断し、心拍数を上げて血流を補おうとします。これが、食後に心拍数が高くなる仕組みの一つです。
② 自律神経の乱れやストレス
私たちの体は、緊張時に働く「交感神経」と、リラックス時に働く「副交感神経」のバランスによってコントロールされています。 しかし、慢性的なストレスや不規則な生活が続くと、この自律神経の切り替えがうまくいかなくなります。 食事中や食後というリラックスすべきタイミングであるにもかかわらず、交感神経が優位になりすぎてしまい、心臓が過剰に反応して動悸を引き起こすのです。
③ 血糖値の急変動(反応性低血糖)
炭水化物や甘いものを急激に多量摂取すると、血糖値が急上昇します。 すると、血糖値を下げようとしてすい臓から「インスリン」というホルモンが過剰に分泌されます。 このインスリンの働きにより、今度は血糖値が急降下(低血糖状態)を引き起こします。 脳が「エネルギー不足だ」と危機感を抱くと、アドレナリンなどのホルモンが分泌され、これが心拍数の上昇や動悸、冷や汗、手の震えなどを引き起こす原因になります。
④ 胃腸の圧迫・迷走神経の刺激
早食いやドカ食いをして胃がパンパンに膨らむと、胃のすぐ上にある横隔膜が圧迫されます。 また、胃腸の動きをコントロールする「迷走神経」が刺激されることによって、心臓の鼓動に影響が及び、一時的な動悸や息苦しさを感じることがあります。
⑤ 不整脈や甲状腺機能亢進症などの疾患の可能性
上記のような生理現象だけでなく、もともと不整脈(期外収縮など)持ちである場合や、甲状腺ホルモンが過剰になる「甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)」が隠れているケースもあります。
ご飯を食べると動悸がする人が今日からできる4つの対策

食後の不快な動悸を和らげるためには、日々の食事の摂り方や生活習慣を見直すことが効果的です。今日から実践できる4つの対策をご紹介します。
① 「よく噛んで、腹八分目」を意識する
消化器官への急激な負担を減らすことが第一歩です。
・一口30回を目標によく噛む(唾液の分泌を促し、消化を助ける)
・腹八分目を心がけ、ドカ食いを避ける
・食事のスピードをゆっくりにする
これらを意識するだけでも、胃腸や自律神経への負担を大きく軽減できます。
② 炭水化物の摂り方を見直す(血糖値スパイクの防止)
血糖値の急変動を防ぐために、食べ方の順番や内容を工夫しましょう。
・野菜や汁物から先に食べる(ベジファースト)
・白米などの精製された炭水化物だけでなく、玄米や全粒粉を選ぶ
・糖分の多いジュースやデザートを食後に控える
血糖値の乱高下を防ぐことで、インスリンの過剰分泌やそれに伴う動悸を防ぐことができます。
③ 食後の急激な運動や入浴を避けてリラックスする
食後すぐに激しい運動をしたり、熱いお風呂に入ったりすると、血液が分散して自律神経にさらなる負担がかかります。
・食後は最低30分はゆっくり座るか、横になりすぎずリラックスして過ごす
・スマホやPCの画面を見る時間を減らし、副交感神経を優位にする
④ 日常のストレスケアと規則正しい生活リズム
ストレスは自律神経の大きな乱れの原因になります。
・ぬるめの湯船に浸かってリラックスする
・軽いストレッチや深呼吸を取り入れる
・睡眠時間をしっかりと確保する
心身の緊張を解きほぐすことが、結果的に食後の動悸の予防につながります。
注意すべき症状と医療機関を受診する目安
食後の動悸の多くは生活習慣の工夫で改善が見込めますが、中には心臓や他の重大な病気が隠れているサインの場合もあります。ご自身の症状が以下に当てはまる場合は、自己判断で放置せず、早めに循環器内科などの専門医を受診することをおすすめします。
・動悸が頻繁に起こる、または日増しに悪化している
・動悸だけでなく、強い胸の痛み、締めつけ感、息苦しさを伴う
・めまいが強くなり、失神しそうになる、または実際に倒れたことがある
・安静にしていても脈の乱れや高心拍数が収まらない
※健康上の不安があるときは、無理をせず医療機関の医師に相談してください。
よくある質問(FAQ)

Q1. 食後の動悸はストレスが原因で本当に起こりますか?
A. はい、大いに関係があります。 ストレスがたまると自律神経(交感神経)の働きが優位になり、心拍数が上がりやすくなります。特に食事中はリラックス(副交感神経優位)しているべき時間ですが、ストレスによって切り替えがうまくいかず、動悸を感じやすくなります。
Q2. 若い人でも食後に心拍数が高くなることはありますか?
A. はい、若い方でもよく見られます。 不規則な食生活、早食い、炭水化物の単品食べ(ラーメンや丼ものなど)、慢性的な睡眠不足やストレスが原因で、20代〜30代の若い世代でも食後の動悸や血糖値の急変動に悩む方は少なくありません。
Q3. コーヒーやアルコールと一緒に食べると動悸が強くなりますか?
A. 強くなる可能性があります。 カフェインやアルコールには心拍数を上げる作用や興奮作用があるため、食後の消化活動による体の変化と重なると、より強い動悸を引き起こしやすくなります。動悸が気になる時は、食前・食後のカフェインやアルコールを控えるのが無難です。
まとめ:今日からできるステップで安心の毎日へ
今回は、食後に動悸や高い心拍数が起きる原因と対策について解説しました。
【本記事の要点まとめ】
・食後の動悸の多くは、消化への血流集中・自律神経の乱れ・血糖値の急変動・ストレスが原因。
・対策としては、「よく噛んで腹八分目」「炭水化物の摂り方見直し」「食後のリラックス」「ストレスケア」が有効。
・胸の痛みや強い息苦しさを伴う場合などは、早めに循環器内科を受診すること。
「また動悸がしたらどうしよう…」と不安になるかもしれませんが、まずは一口多く噛むことや、食事のバランスを少し変えることから始めてみてください。あなたの食後の時間が、リラックスできて心地よいものになるよう応援しています。少しでも不安が続く場合は、一人で抱え込まずに専門の医療機関に相談してくださいね。
食後の動悸や自律神経の乱れには鍼灸治療によるケアも効果的
食後の動悸や自律神経の乱れにお悩みなら、東洋医学に基づいた「鍼灸治療」を取り入れるのもおすすめの選択肢です。鍼灸はツボを刺激することで過剰に優位になった交感神経を鎮め、副交感神経とのバランスを整える効果が期待できます。自律神経が整うことで胃腸の働きもスムーズになり、消化ストレスからくる心拍数の上昇や不快感を和らげる助けとなります。「生活習慣を見直しても動悸が落ち着かない」「ストレスや自律神経の乱れを根本からケアしたい」という方は、医療機関での検査とあわせて、鍼灸院コモラボへ相談してみてはいかがでしょうか。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
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現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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