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【おしりがキューっと痛い…】生理中に起こるお尻の痛みの原因と今すぐできる対処法
- カテゴリ:
- 背中や腰の悩み
公開日:2026年07月17日
更新日:2026年07月17日
【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
生理が始まると、なぜかおしりの奥や肛門のあたりが「キューっ」と引きつるように痛む、突き上げるように痛い……。このような、他人に相談しづらいデリケートな痛みに一人で悩んでいませんか?実は、生理中におしりがキューっと痛くなる症状は、多くの女性が経験している「生理痛(月経痛)」の一種です。しかし、単なる生理痛と侮っていると、思わぬ病気が隠れていることもあります。この記事では、生理中におしりがキューっと痛む原因や、東洋医学から見た理由、今すぐできるセルフケア、そして注意すべき病気についてわかりやすく解説します。
【結論】生理中におしりがキューっと痛むのはなぜ?
結論から言うと、生理中におしりの奥や肛門がキューっと痛む主な原因は、子宮を収縮させる物質「プロスタグランジン」の過剰分泌と、体の「冷え」にあります。生理中、体は不要になった子宮内膜を血液と一緒に外へ押し出そうとします。このときに分泌される「プロスタグランジン」というホルモンが子宮を強く収縮させるのですが、この収縮やそれに伴ううっ血(血の滞り)が、隣接する直腸やおしりの神経を刺激し、おしりの奥の痛みとなって現れるのです。また、東洋医学では、この「キューっと引きつるような痛み」を「抽痛(ちゅうつう)」と呼び、体内に潜む「寒邪(冷え)」が主な原因であると考えます。しかし、もしこの痛みが年々ひどくなっている場合や、便をするときに激痛が走る場合は、「子宮内膜症」などの婦人科系疾患が隠れている可能性もあるため、注意が必要です。
生理中におしりが痛くなる2つの主な原因

おしりの痛みが起こるメカニズムを、西洋医学と東洋医学の両面からさらに詳しく見ていきましょう。
① 西洋医学:プロスタグランジンの影響とうっ血
生理痛の根本的な原因物質である「プロスタグランジン」は、子宮だけでなく血管や臓器も収縮させます。
・子宮の強い収縮: 子宮とおしり(直腸)は隣り合っているため、子宮の激しい収縮がおしり周辺の筋肉や神経に伝わります。
・骨盤内のうっ血: 生理中は骨盤の中に血液が集中し、うっ血(血が滞ること)が起こりやすくなります。これにより、おしり周辺が圧迫されて重だるい、または突き上げるような痛みを感じます。
② 東洋医学:冷え(寒邪)と血行不良(瘀血)
東洋医学では、痛み方によって体質を診断します。
・抽痛(ちゅうつう): 「キューっと引きつるような痛み」を指します。これは体に「寒邪(冷気や寒さ)」が入り込み、筋肉や血管をギューッと収縮させているサインです。
・瘀血(おけつ): 血液がドロドロに滞っている状態です。骨盤内で血液がスムーズに流れないと、おしりから突き上げるようなズキズキとした痛みを引き起こしやすくなります。
あなたの生理痛をセルフチェック
![おしりの痛み以外にも、生理中や生理前に以下のような症状はありませんか? 当てはまる項目が多いほど、体全体のバランスが乱れ、生理痛が強くなっているサインです。
[ ] 下腹部(子宮のあたり)が激しく痛む
[ ] 腰のあたりが重だるい、痛い
[ ] 排便するときにおしりの奥がズキズキ痛む
[ ] 生理が始まると下痢っぽくなる(軟便)
[ ] 体や手足が冷えやすい
[ ] 生理前にイライラしたり、落ち込んだりする
[ ] 体全体がだるく、疲れやすい
[ ] 吐き気や胃のムカムカがある
特に「便をするときにおしりの奥が激しく痛む(排便痛)」や「座るときにおしりが突き上げられるように痛む」という場合は、次に紹介する「子宮内膜症」の疑いがあります。](https://comlabollc.co.jp/blog/wp-content/uploads/2026/07/30771909e83df42696477796a76103a1-17-300x169.jpg)
おしりの痛み以外にも、生理中や生理前に以下のような症状はありませんか? 当てはまる項目が多いほど、体全体のバランスが乱れ、生理痛が強くなっているサインです。
[ ] 下腹部(子宮のあたり)が激しく痛む
[ ] 腰のあたりが重だるい、痛い
[ ] 排便するときにおしりの奥がズキズキ痛む
[ ] 生理が始まると下痢っぽくなる(軟便)
[ ] 体や手足が冷えやすい
[ ] 生理前にイライラしたり、落ち込んだりする
[ ] 体全体がだるく、疲れやすい
[ ] 吐き気や胃のムカムカがある
特に「便をするときにおしりの奥が激しく痛む(排便痛)」や「座るときにおしりが突き上げられるように痛む」という場合は、次に紹介する「子宮内膜症」の疑いがあります。
もしかして病気?「子宮内膜症」の可能性とセルフケアの限界

生理痛でおしりが痛む場合、単なる体質や冷えだけでなく、婦人科系の病気が潜んでいることがあります。代表的なものが「子宮内膜症(しきゅうないまくしょう)」です。
子宮内膜症とは?
本来は子宮の内側にあるはずの子宮内膜に似た組織が、子宮以外の場所(卵巣や腹膜、直腸との間など)にできてしまう病気です。 生理のたびにその場所でも出血が起こるため、血液が体外に排出されず、周囲の組織と癒着(くっつくこと)を起こして激しい痛みを引き起こします。
おしりが痛むのは「ダグラス窩」の病変かも
子宮と直腸の間にある「ダグラス窩(か)」というくぼみに子宮内膜症ができると、生理中におしりの奥が突き上げるように痛んだり、排便時に激しい痛みを感じたりします。
注意してください
生理痛が毎月のように悪化している、鎮痛薬(ロキソニンなど)が効かない、寝込んでしまうほど痛みが強いといった場合は、放置すると不妊の原因になることもあります。 つらい症状を我慢せず、できるだけ早めに婦人科などの専門医を受診することをおすすめします。
自宅で今すぐできる!おしりの痛みを和らげるセルフケア
「今すぐこのキューっとした痛みをどうにかしたい!」というときに、自宅や職場で試せるセルフケアをご紹介します。
① 骨盤まわりを徹底的に温める(温活)
おしりがキューっと痛むのは冷えによる筋肉の緊張が大きいため、温めることが最優先です。
・カイロの貼る位置: 下腹部(おへその下)だけでなく、「腰(仙骨のあたり)」にもカイロを貼り、おしり全体を挟むように温めましょう。
・入浴: 生理中でも、シャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯にゆっくり浸かって骨盤まわりの血行を良くしましょう。
② お腹を丸めて「横向き寝」をする
痛みが強くてつらいときは、無理をせず体を休めましょう。
・おすすめの姿勢: 横向きに寝て、背中とお腹を軽く丸める(胎児のような姿勢)と、お腹やおしりの筋肉の緊張が和らぎ、痛みが軽くなります。
③ 温かい飲み物で内側から温める
冷たい飲み物は胃腸を冷やし、血管を収縮させて痛みを悪化させます。
・白湯やハーブティー、ジンジャーティーなど、カフェインレスで体を温める飲み物を少しずつ飲みましょう。
おしりの痛みに効く!東洋医学の「ツボ」押し


血行を促進し、冷えによる「キューっとした痛み」を緩和するために効果的な代表的なツボをご紹介します。親指の腹で、気持ちいいと感じる強さで優しく押してみてください。
三陰交(さんいんこう):
・場所: 内くるぶしの最も高いところから、指幅4本分上がったところの骨の後ろ側のキワ。
・効果: 婦人科疾患や冷えの改善に非常に効果的な、女性にとって万能のツボです。
血海(けっかい):
・場所: 太ももの内側、お皿(膝蓋骨)の内側の角から指幅3本分上がったところ。
・効果: 「血(けつ)が戻る海」という意味を持ち、血行を改善して生理痛を和らげます。
よくある質問(FAQ)

Q1. 生理中におしりが痛くて薬を飲んでも効きません。どうすればいいですか?
鎮痛薬が効きにくいほどの痛みがある場合、子宮内膜症などの疾患や、冷え・血行不良が極限まで進んでいる可能性があります。 まずは体を冷やさないように温め、安静にしてください。それでも改善しない場合は、薬の種類を変えるか、一度婦人科で医師の診察を受けることを強く推奨します。
Q2. 低用量ピルを飲むとおしりの痛みは治まりますか?
多くの場合、低用量ピルを服用することで排卵が抑制され、プロスタグランジンの分泌量や子宮内膜の増殖が抑えられるため、おしりの痛みを含む生理痛は大幅に軽減されます。 ただし、ピルには飲み始めのマイナートラブル(軽い吐き気や頭痛、不正出血など)や費用面、体質による相性があります。服用にあたっては婦人科の医師とよく相談しましょう。
Q3. 生理痛でおしりが痛いとき、お通じを良くした方がいいですか?
はい。生理中に便秘になると、便が直腸を圧迫し、ただでさえ敏感になっているおしりの痛みを悪化させてしまいます。 生理前から食物繊維を意識して摂る、水分をしっかり摂る、体を温めるなどして、お通じをスムーズに保つことも痛みの予防につながります。
まとめ:痛みを我慢せず、まずは体を温めることから始めよう
生理中におしりがキューっと痛む症状は、ホルモン(プロスタグランジン)の働きや体の冷えが深く関係しています。まずは以下の「明日からできる3つのステップ」を実践してみましょう。
1. おへその下と腰(仙骨)にカイロを貼り、骨盤を前後から温める
2. お風呂はシャワーで済ませず、湯船に浸かって芯から体を温める
3. つらいときは「横向きに丸まる姿勢」で無理せず横になる
毎月のことだからと痛みを我慢し続けるのは禁物です。セルフケアを試しても痛みが一向に改善しない場合や、日常生活に支障が出るレベルの激痛がある場合は、決して一人で悩まず、「早めの婦人科・専門医への相談」を心がけてくださいね。あなたの体が少しでも楽になり、快適な日々を過ごせるよう、まずは今日の「温活」から始めてみましょう。
セルフケアでダメなら東洋医学?生理の「おしりの痛み」に鍼灸が効く理由
セルフケアや市販薬でもおしりの痛みが治まらない場合、東洋医学に基づく「鍼灸(しんきゅう)治療」が極めて有効な選択肢になります。東洋医学では、おしりがキューっと痛む原因を「寒邪(冷え)」や「瘀血(血液の滞り)」と捉えます。鍼灸は、骨盤まわりの奥深くにある筋肉の緊張をダイレクトに緩め、自律神経の乱れを整えることで血行を劇的に改善します。婦人科で「異常なし」と言われた強い生理痛や、ピルの副作用に悩む女性からも支持されており、体質そのものを根本から変えて痛みの出にくい体へと導いてくれます。


鍼灸院コモラボ院長
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鈴木貴之(すずきたかゆき)
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現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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