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飛行機後の頭痛が長引く原因は?治らない時の対処法と予防対策
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み
公開日:2026年07月17日
更新日:2026年07月17日

【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
「フライトが終わったのに、おでこや目の奥の痛みが全然消えない……」「飛行機を降りた後も頭痛が長引くのはなぜ?」楽しい旅行や重要な出張の後に、ズキズキとした頭痛が続くと不安になりますよね。飛行機の離着陸時に発生する激しい頭痛は「飛行機頭痛(副鼻腔気圧外傷)」と呼ばれます。通常は30分程度で治まりますが、気圧差によるダメージや体質によっては数日間にわたって痛みが長引くことがあります。この記事では、飛行機頭痛が長引く原因から、今すぐできる対処法、次のフライトに向けた予防策までを網羅して解説します。
【結論】飛行機後の頭痛が長引く理由は副鼻腔の気圧外傷(軽微な炎症や出血)
飛行機を降りた後も頭痛が長引く最大の理由は、急激な気圧変化によって副鼻腔(鼻の奥にある空洞)の粘膜がダメージ(気圧外傷)を受け、炎症や内出血を起こしているからです。
離着陸時と着陸後の副鼻腔の状態
・離着陸時: 急激な気圧変化により、副鼻腔内の空気の逃げ場がなくなり、粘膜が強く引っ張られます(陰圧状態)。
・着陸後(長引く理由): 引っ張られた粘膜が剥がれたり、粘膜の下でうっ血や軽い出血(血腫)、滲出液の流出が起こることで、気圧が安定した後も痛みが数日残ってしまうのです。
特に「副鼻腔炎(ちくのう症)」や「アレルギー性鼻炎」がある方は、もともと副鼻腔の空気の通り道が狭いため、この気圧外傷を起こしやすく、症状が重症化・長期化しやすい傾向にあります。
飛行機頭痛が長引く3つの主な原因

なぜ飛行機頭痛がすぐに治まらずに長引いてしまうのか、その具体的なメカニズムを3つの視点から解説します。
1. 副鼻腔の粘膜が「気圧外傷」を起こしている
飛行機の降下時、客室内の気圧は急激に上がります。この時、副鼻腔の入り口が狭いと空気が中に入り込めず、副鼻腔内が強い「陰圧(吸引されたような状態)」になります。 この吸引力によって副鼻腔のデリケートな粘膜が引きちぎられるように剥がれたり、炎症や血腫(血の塊)ができたりすることで、フライト後も数日間にわたってズキズキとした痛みが継続します。
2. もともと副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎がある
鼻の粘膜が慢性的に腫れている人は、副鼻腔と鼻腔をつなぐ極めて狭い空気の通り道(自然口)が最初から塞がれかけています。 そのため、一般的な人よりも気圧変化の調整がうまく機能せず、より強力なダメージが副鼻腔に加わり、痛みが長引きやすくなります。
3. 首・肩のコリやフライトのストレスによる「緊張型頭痛」の併発
狭い機内で同じ姿勢を長時間続けることによる首や肩のコリ、さらに「またあの激痛が来るかもしれない」という精神的ストレスや睡眠不足は、自律神経を乱します。 これによって、気圧外傷による痛みとは別に、頭を締め付けられるような「緊張型頭痛」が誘発され、痛みのループが長引く原因となります。
飛行機頭痛が長引くときの今すぐできる対処法
「今まさに飛行機を降りた後で頭痛が引かない」という場合の、自宅や滞在先でできる応急処置です。
市販の解熱鎮痛薬(ロキソプロフェン、アセトアミノフェンなど)を服用する
・痛みが我慢できない場合は、無理せず鎮痛薬を服用しましょう。ただし、粘膜の物理的な炎症が原因であるため、薬が完全に効くまで時間がかかる場合があります。
鼻の通りを良くする(市販の点鼻薬や鼻腔拡張テープの活用)
・点鼻薬(血管収縮剤入りなど)を使用して鼻粘膜の腫れを一時的に抑え、副鼻腔の換気を促すことで、内圧のアンバランスを解消しやすくします。※点鼻薬の長期連用は避けましょう。
痛む部位(おでこや目の周り)を冷やす、または温める
・ズキズキと脈打つような激しい痛み(炎症): 冷たいタオルなどで冷やすと和らぎます。
・重苦しい鈍痛や、首・肩コリを伴う痛み: お風呂に入ったりホットアイマスクなどで温めると、血行が良くなり緩和します。
水分をしっかり摂り、安静にする
・機内は極度に乾燥しており、脱水症状も頭痛を悪化させます。温かいノンカフェインの飲み物を少しずつ飲み、横になって身体を休めてください。
飛行機頭痛を繰り返さないための予防対策

次のフライトで悲劇を繰り返さないために、搭乗前・搭乗中に実践すべき予防策を紹介します。
搭乗前の対策
・耳鼻咽喉科を受診し、事前に処方薬を準備する
アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎の自覚がある方は、フライトの数日前から薬を服用したり、点鼻薬を処方してもらうことが最も効果的な予防策です。
・搭乗の30分〜1時間前に鎮痛薬や点鼻薬を使用しておく
気圧変化が始まる離陸前、および最大の難所である「降下(着陸準備に入り高度を下げ始めるタイミング)」の前に、事前に薬を使用して鼻の通りを最大にしておくことがポイントです。
搭乗中の対策
・気圧調整機能付きの耳栓(イヤープレーンなど)を着用する
耳だけでなく、耳管を通じて鼻や副鼻腔への急激な気圧変化の伝わりを緩やかにしてくれます。
・こまめな水分補給と「耳抜き」を行う
降下時は、あくびを噛み殺す動作をする、唾を飲み込む、飴を舐めるなどして、意識的に耳抜き(副鼻腔の換気)を促しましょう。
・最新型の航空機(ボーイング787、エアバスA350など)を選ぶ
これらの最新鋭機は、従来の機体に比べて客室内の気圧が地上に近い数値(高度約1,800m相当)に保たれる設計になっています。気圧差自体を小さくできるため、飛行機頭痛の発症リスクを大幅に下げることができます。
飛行機頭痛に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 飛行機頭痛の痛みは通常どれくらいで治まりますか?
A1. 多くの場合は、着陸後数分から30分程度で自然に消失します。 ただし、気圧外傷によって副鼻腔の粘膜に炎症や軽微な出血が起こってしまった場合は、数日間(2〜3日程度)痛みが長引くことがあります。
Q2. 痛みが何日も消えない場合、何科を受診すべきですか?
A2. 「耳鼻咽喉科」を受診してください。 頭の痛みであるため脳神経外科などを想像しがちですが、飛行機頭痛の主原因は鼻・副鼻腔の構造や炎症にあります。耳鼻咽喉科で内視鏡検査や副鼻腔CT検査を受けることで、根本的な原因(副鼻腔炎や鼻中隔弯曲症など)を特定できます。
Q3. 飛行機頭痛は体質を改善することで治りますか?
A3. はい、体質改善や構造の治療で根本解決が目指せます。 鼻の粘膜が腫れやすいアレルギー体質や、自律神経の乱れによる気圧過敏などは、東洋医学に基づく鍼灸治療や体質改善のアプローチが有効です。また、鼻の骨の歪み(鼻中隔弯曲)などが原因の場合は、耳鼻科での手術によって劇的に改善することもあります。
まとめ:痛みが長引くときは我慢せず専門医へ
今回は、飛行機後に頭痛が長引く原因と対処法について解説しました。
本記事の重要なポイント
1. 飛行機後の長引く頭痛は、気圧差で副鼻腔の粘膜が傷ついた「気圧外傷」が主な原因。
2. もともと副鼻腔炎(ちくのう症)や鼻炎がある人は、重症化・長期化しやすい。
3. 対処法として鎮痛薬や点鼻薬が有効だが、フライト前の事前予防が最も重要。
フライト後の痛みが3日以上経っても引かない場合や、鼻血・激しい眼の痛みを伴う場合は、副鼻腔内で強い炎症や感染、血腫が起きている可能性があります。我慢せず、お早めに耳鼻咽喉科を受診してください。慢性的な鼻トラブルや気圧の変化に負けない健やかな身体づくりのためには、自律神経を整えるプロの鍼灸治療や体質改善整体も非常に効果的です。次のフライトを快適に楽しむために、今からできる対策を一つずつ始めてみましょう!
長引く飛行機頭痛の根本改善には自律神経を整える鍼灸治療が有効
薬を飲んでも飛行機後の頭痛が長引く場合、気圧変化によるダメージだけでなく、フライトのストレスや緊張による自律神経の乱れが影響している可能性があります。東洋医学に基づく鍼灸治療は、乱れた自律神経のバランスを整え、気圧の変化に負けない健やかな体質へと導くアプローチが得意です。さらに、首や肩のコリをほぐして頭部の血流を促すことで、副鼻腔の回復力や免疫力を高める効果も期待できます。「フライトのたびに頭痛が長引く」とお悩みの方は、根本から体質を整える鍼灸治療をぜひ選択肢に加えてみてください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
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【医療受診の案内と施術の注意点】
次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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