BLOG

ブログ

拍動性耳鳴りは心配ない?原因と今すぐできる2つの治し方をプロが解説

拍動性耳鳴りは心配ない?原因と今すぐできる2つの治し方をプロが解説

公開日:2026年07月14日
更新日:2026年07月14日

【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー  治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。

「耳の奥からドクドク、ザーザーと心臓の鼓動のような音が聞こえる……」このような「拍動性耳鳴り(はくどうせいみみなり)」に悩まされていませんか?「何か大きな病気が隠れているのでは?」と不安になる方も多いはずです。結論からお伝えすると、一時的な拍動性耳鳴りの多くは「ストレス」や「首・肩のコリ」によるものであり、命に関わる心配はありません。しかし、中には血管の病気など、早急な治療が必要なケースが隠れていることもあります。この記事では、プロの鍼灸師・自律神経の専門家の視点から、拍動性耳鳴りの原因や「心配ないケース」の見分け方、自分でできる治し方をわかりやすく解説します。

そもそも「拍動性耳鳴り」とは?2つの耳鳴りタイプ

周囲に音がないのに音が聞こえる「耳鳴り」は、大きく分けると2つのタイプが存在します。

①自覚的耳鳴り(じかくてきみみなり)
周囲の人には聞こえず、本人にしか聞こえない耳鳴りです。「キーン」という高音や「ジー」という低音が特徴で、多くの耳鳴りがこのタイプに該当します。

②他覚的耳鳴り(たかくてきみみなり)
体の中にある実際の「雑音」が耳に伝わって聞こえる耳鳴りです。耳の周辺にある血管を血液が流れる音(血流音)や、筋肉のけいれん音が原因となります。

「拍動性耳鳴り」は、このうち「②他覚的耳鳴り」に分類されます。心臓の拍動に合わせて「ザーザー」「ドクドク」と聞こえるのが特徴です。

【見分け方】その拍動性耳鳴り、心配ない?病院へ行くべき?

耳から心臓の音が聞こえるとパニックになりがちですが、まずは冷静に自分の状態を観察しましょう。

心配ない可能性が高いケース
・一時的である(数分〜数時間で消える、疲れたときだけ聞こえる)
・姿勢や首の角度を変えると音が小さくなる、または消える
・強いストレス、睡眠不足、過労の自覚がある
これらに当てはまる場合は、ストレスや自律神経の乱れ、首・肩の筋肉の極度な緊張(コリ)が原因となっている可能性が高く、過度に心配する必要はありません。

すぐに病院(耳鼻咽喉科・脳神経外科)を受診すべきケース
一方で、以下のような症状を伴う場合は、血管の狭窄や動脈瘤など、血流のトラブルが潜んでいる可能性があります。
・耳鳴りが24時間絶え間なく、何日も続いている
・激しい頭痛、めまい、手足のしびれ、二重に見えるなどの症状がある
・片側の耳の聞こえが急激に悪くなっている(難聴を伴う)

※拍動性耳鳴りには、稀に脳や耳の血管に関する疾患が原因となっている場合があります。自己判断で放置せず、まずは**「脳神経外科」や「耳鼻咽喉科」でMRIなどの精密検査を行い、重大な疾患がないか確認すること**がもっとも安心です。

拍動性耳鳴りが起こる主な原因

精密検査で「脳や血管に異常なし」と言われた場合、なぜ拍動性耳鳴りが起きるのでしょうか。主な原因は以下の3つです。

1. ストレスと自律神経の乱れ
人間の脳は、ストレスや疲労がたまると「興奮状態」に陥ります。脳が敏感になりすぎると、普段なら気にならない体内のかすかな血流音を「耳鳴り」として過剰に拾い上げてしまうようになります。

2. 首こり・肩こりによる血流の乱れ
首や肩の筋肉がガチガチに緊張すると、耳の周辺を通る血管が圧迫されます。細くなった血管を血液が無理に通り抜けようとするときに生じる「ザーザー」という血流音が、耳の奥に響いて聴こえるようになります。

3. 「耳鳴りの悪循環」による慢性化
「このまま治らなかったらどうしよう」という不安やイライラは、さらに自律神経を刺激して血管を収縮させます。 これにより血流音がさらに大きくなり、脳がますますその音に執着するという悪循環(スパイラル)に陥ってしまいます。

精密検査で「脳や血管に異常なし」と言われた場合、なぜ拍動性耳鳴りが起きるのでしょうか。主な原因は以下の3つです。

1. ストレスと自律神経の乱れ
人間の脳は、ストレスや疲労がたまると「興奮状態」に陥ります。脳が敏感になりすぎると、普段なら気にならない体内のかすかな血流音を「耳鳴り」として過剰に拾い上げてしまうようになります。

2. 首こり・肩こりによる血流の乱れ
首や肩の筋肉がガチガチに緊張すると、耳の周辺を通る血管が圧迫されます。細くなった血管を血液が無理に通り抜けようとするときに生じる「ザーザー」という血流音が、耳の奥に響いて聴こえるようになります。

3. 「耳鳴りの悪循環」による慢性化
「このまま治らなかったらどうしよう」という不安やイライラは、さらに自律神経を刺激して血管を収縮させます。 これにより血流音がさらに大きくなり、脳がますますその音に執着するという悪循環(スパイラル)に陥ってしまいます。

自宅でできる!拍動性耳鳴りの治し方・セルフケア

異常がないとわかったら、自律神経を整えて首回りの血流を良くするアプローチを行いましょう。今日から実践できる2つのケアをご紹介します。

① 首・肩の緊張を緩める「ホットパック温活」
首の後ろや耳の後ろを温めることで、筋肉の緊張がほぐれ、血管が拡張して血流音が軽減します。
・やり方:濡らしたフェイスタオルを電子レンジで30〜40秒ほど温めて「ホットタオル」を作ります。それを首の後ろや耳の周りにあて、じんわりと5〜10分ほど温めてください。

② 自律神経を整える「4・7・8呼吸法」
脳の興奮を鎮め、副交感神経(リラックスの神経)を優位にする呼吸法です。
1. 口から息を「ハァー」と完全に吐ききります。
2. 鼻から静かに4秒間息を吸います。
3. 息を7秒間止めます。
4. 口から8秒間かけて、細く長く息を吐きだします。

※これを4回ほど繰り返します。特に夜、布団に入って耳鳴りが気になるときに行うと効果的です。

異常がないとわかったら、自律神経を整えて首回りの血流を良くするアプローチを行いましょう。今日から実践できる2つのケアをご紹介します。

① 首・肩の緊張を緩める「ホットパック温活」
首の後ろや耳の後ろを温めることで、筋肉の緊張がほぐれ、血管が拡張して血流音が軽減します。
・やり方:濡らしたフェイスタオルを電子レンジで30〜40秒ほど温めて「ホットタオル」を作ります。それを首の後ろや耳の周りにあて、じんわりと5〜10分ほど温めてください。

② 自律神経を整える「4・7・8呼吸法」
脳の興奮を鎮め、副交感神経(リラックスの神経)を優位にする呼吸法です。
1. 口から息を「ハァー」と完全に吐ききります。
2. 鼻から静かに4秒間息を吸います。
3. 息を7秒間止めます。
4. 口から8秒間かけて、細く長く息を吐きだします。

※これを4回ほど繰り返します。特に夜、布団に入って耳鳴りが気になるときに行うと効果的です。

東洋医学(鍼灸・漢方)というアプローチも有効

西洋医学の検査で「異常なし」と診断され、処方された薬でも改善が見られない場合、東洋医学(鍼灸治療や漢方)が非常に有効な選択肢となります。東洋医学では、耳のトラブルは「腎(じん)」と呼ばれるエネルギーの虚弱や、自律神経や血流を司る「肝(かん)」の乱れが原因と考えます。鍼(はり)や灸(きゅう)によって、首や肩の深部のコリを根本から緩めることで、血管への圧迫が取り除かれ、長年悩んでいた拍動性耳鳴りが劇的に改善するケースは少なくありません。

拍動性耳鳴りに関するFAQ(よくある質問)

Q1. 拍動性耳鳴りは放っておけば自然に治りますか?
A. 一時的なストレスや寝不足が原因であれば、休息を取ることで自然に収まることがほとんどです。 ただし、数日以上にわたって音が鳴り止まない場合や、日に日に音が大きくなる場合は、背景に別の原因がある可能性があるため、一度専門医を受診してください。

Q2. 貧血でも耳からドクドク音が聞こえることはありますか?
A. はい、大いにあります。 貧血になると、酸素を全身に運ぶために心臓が一度に送り出す血液の量を増やそうとします。これにより血流の勢いが強くなり、耳の近くを通る血管の「ドクドク」という音が聞こえやすくなります。

Q3. 静かな部屋に入ると特に音が大きく聞こえるのはなぜですか?
A. 周囲の雑音が消えることで、脳が体内の音(血流音)に集中してしまうためです。 静かすぎる環境はかえって耳鳴りを意識させ、脳の興奮を強めてしまいます。そんなときは、テレビやラジオを小さくつけたり、川のせせらぎなどの環境音(ホワイトノイズ)を流したりして、あえて「完全な静寂」を作らないように工夫してみましょう。

Q1. 拍動性耳鳴りは放っておけば自然に治りますか?
A. 一時的なストレスや寝不足が原因であれば、休息を取ることで自然に収まることがほとんどです。 ただし、数日以上にわたって音が鳴り止まない場合や、日に日に音が大きくなる場合は、背景に別の原因がある可能性があるため、一度専門医を受診してください。

Q2. 貧血でも耳からドクドク音が聞こえることはありますか?
A. はい、大いにあります。 貧血になると、酸素を全身に運ぶために心臓が一度に送り出す血液の量を増やそうとします。これにより血流の勢いが強くなり、耳の近くを通る血管の「ドクドク」という音が聞こえやすくなります。

Q3. 静かな部屋に入ると特に音が大きく聞こえるのはなぜですか?
A. 周囲の雑音が消えることで、脳が体内の音(血流音)に集中してしまうためです。 静かすぎる環境はかえって耳鳴りを意識させ、脳の興奮を強めてしまいます。そんなときは、テレビやラジオを小さくつけたり、川のせせらぎなどの環境音(ホワイトノイズ)を流したりして、あえて「完全な静寂」を作らないように工夫してみましょう。

まとめ:明日からできるネクストアクション

耳から自分の心臓の音が聞こえる「拍動性耳鳴り」は、とても不安になる症状です。しかし、その多くはストレスや首・肩のコリといった自律神経の問題から生じています。まずは不安を解消し、体を回復させるために以下のステップを試してみましょう。

1. まずは専門医(耳鼻咽喉科や脳神経外科)を受診し、検査で脳や血管に重大な異常がないかを確認する(最大の安心感に繋がります)
2. 異常がないとわかったら、今日から「首の後ろを温める」「ゆっくり深呼吸をする」ケアを始める
3. セルフケアで改善しない場合は、自律神経や血流改善に強い「鍼灸院」に相談してみる

「心配ない耳鳴り」だとわかるだけで、脳の興奮は静まり、耳鳴りは自然と小さくなっていきます。一人で抱え込まず、まずは専門家のアドバイスを頼ってくださいね。

病院で異常なしの拍動性耳鳴りには鍼灸治療が効果的な理由

医療機関の検査で脳や血管に異常がないにもかかわらず、薬で拍動性耳鳴りが改善しない場合は、東洋医学に基づく鍼灸治療が非常に有効です。拍動性耳鳴りの多くは、過度なストレスによる自律神経の乱れや、首・肩の極度な筋肉の緊張(コリ)が引き金となっています。鍼灸は、手の届かない深部の筋肉に直接アプローチして血流を劇的に改善し、脳の過剰な興奮を鎮めることが得意です。「どこに行っても治らなかった」と諦める前に、心身の緊張を根本から解きほぐす鍼灸院へぜひ一度相談し、快適な深い眠りを取り戻しましょう。



この症状に対する質問

質問をどうぞ

一覧に戻る