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疲れが溜まると熱が出る原因は?38度の発熱とストレスの意外な関係
- カテゴリ:
- 全身のお悩み
公開日:2026年07月14日
更新日:2026年07月14日
【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
「風邪でもないのに、疲れが溜まると熱が出る」「夕方になると体温が38度近くまで上がって、体が重だるい……」そんな原因不明の熱に悩まされていませんか?病院で検査をしても「異常なし」と言われ、市販の解熱鎮痛剤を飲んでも熱が下がらない場合、それはストレスや過労による「心因性発熱(ストレス性高体温症)」かもしれません。この記事では、疲れやストレスによって38度の熱が出るメカニズムや、心因性発熱の見分け方チェックリスト、東洋医学に基づくアプローチ、そして自宅で今すぐできる具体的な対策までをプロが詳しく解説します。
【結論】疲れが溜まると38度の熱が出るのは「自律神経の乱れ」が原因

結論からお伝えすると、疲れやストレスが限界に達したときに出る熱は、ウイルスによる風邪ではなく、「交感神経(自律神経)の過剰な興奮」が原因です。人間は、過度な肉体疲労や精神的ストレスを感じると、脳の視床下部にある体温調節中枢が刺激され、体温を上げる命令を出してしまいます。
一般的な風邪(炎症性発熱)との決定的な違い
・風邪(ウイルス・細菌など):体内の「炎症」を抑えるために熱が出ます。このため、市販の解熱鎮痛剤(ロキソニンやバファリンなど)が効果を発揮します。
・心因性発熱(ストレス・疲労):自律神経の乱れが原因で熱が出るため、解熱鎮痛剤を飲んでも熱が下がりません。
「疲れが溜まると熱が出る」「38度近くまで上がるのに解熱剤が効かない」という場合は、体が発している「これ以上は無理」というSOSサインです。まずは無理をせず、心と体を十分に休ませる必要があります。※ただし、38度以上の高熱や強いだるさが続く場合、重大な感染症や膠原病、甲状腺疾患など別の病気が隠れている可能性もあります。自己判断せず、まずは早めに内科などの専門医を受診して血液検査などの精密検査を行うことを強く推奨します。
あなたは大丈夫?心因性発熱の見分け方チェックリスト
![ご自身の発熱が、単なる風邪なのか、それともストレスや疲れによる「心因性発熱」なのかを見分けるための簡易チェックリストをご用意しました。 以下の項目に当てはまるものがないか確認してみましょう。
・[ ] 熱が出る前に、強い精神的ストレスや肉体的疲労(残業、人間関係の悩みなど)があった
・[ ] 熱が上がるときに、ゾクゾクするような「悪寒(さむけ)」がない
・[ ] 市販の解熱剤(ロキソニン、イブなど)を飲んでも熱が下がらない
・[ ] 朝は平熱なのに、夕方や夜になると熱(微熱〜38度程度)が上がる
・[ ] 発熱と同時に、頭痛、不眠、食欲不振、気分の落ち込み、強い倦怠感がある
・[ ] 手のひらや足の裏にじっとりとした寝汗や発汗をかきやすい
・[ ] 病院で精密検査をしても「異常なし」または「原因不明」と言われた
チェックが多かった方へ
複数当てはまる場合、自律神経の乱れに伴う心因性発熱の可能性が非常に高いです。特に「悪寒を伴わない発熱」や「解熱剤が効かない」といった特徴は、自律神経由来の発熱における大きな目印となります。](https://comlabollc.co.jp/blog/wp-content/uploads/2026/07/30771909e83df42696477796a76103a1-5-300x169.jpg)
ご自身の発熱が、単なる風邪なのか、それともストレスや疲れによる「心因性発熱」なのかを見分けるための簡易チェックリストをご用意しました。 以下の項目に当てはまるものがないか確認してみましょう。
・[ ] 熱が出る前に、強い精神的ストレスや肉体的疲労(残業、人間関係の悩みなど)があった
・[ ] 熱が上がるときに、ゾクゾクするような「悪寒(さむけ)」がない
・[ ] 市販の解熱剤(ロキソニン、イブなど)を飲んでも熱が下がらない
・[ ] 朝は平熱なのに、夕方や夜になると熱(微熱〜38度程度)が上がる
・[ ] 発熱と同時に、頭痛、不眠、食欲不振、気分の落ち込み、強い倦怠感がある
・[ ] 手のひらや足の裏にじっとりとした寝汗や発汗をかきやすい
・[ ] 病院で精密検査をしても「異常なし」または「原因不明」と言われた
チェックが多かった方へ
複数当てはまる場合、自律神経の乱れに伴う心因性発熱の可能性が非常に高いです。特に「悪寒を伴わない発熱」や「解熱剤が効かない」といった特徴は、自律神経由来の発熱における大きな目印となります。
なぜ疲れが溜まると熱が出る?メカニズムを解説
心因性発熱(ストレス性高体温症)が起こる背景には、体と心の密接なつながりがあります。そのメカニズムを3つのポイントに分けて解説します。
1. 交感神経の暴走
人間はストレスを感じると、戦闘モードの神経である「交感神経」が過剰に優位になります。交感神経が働きすぎると、血管が収縮して熱が体内にこもりやすくなり、結果として体温が上昇(発熱)します。
2. 夕方に熱が上がりやすい理由
人間の体温は、本来「朝に低く、夕方に最も高くなる」という一日のリズム(概日リズム)を持っています。自律神経が乱れている人はこの調整機能がうまく働かず、夕方の自然な体温上昇のタイミングと重なって、一気に37.5度〜38度台まで突き抜けて発熱してしまうのです。
3. 東洋医学でみる「陰虚(いんきょ)」という状態
東洋医学では、疲れやストレスによって午後から夕方にかけて起こる熱を「午後の微熱(潮熱・ちょうねつ)」と呼びます。 これは、体力が過度に消耗したことで、体内の水分や血液(身体を冷ますためのクーラー液のような役割を果たすもの)が不足した「陰虚(いんきょ)」の状態と捉えられます。体を冷やす力が足りないため、夕方になると熱が外に漏れ出て発熱してしまうのです。
鍼灸や東洋医学が「解熱剤の効かない熱」に有効な理由

西洋医学では、自律神経そのものに直接作用して発熱を抑える特効薬はありません。そのため、病院では「様子を見ましょう」と言われたり、安定剤や漢方薬を処方されるにとどまるケースが多々あります。 一方で、東洋医学(鍼灸など)は、崩れてしまった心身のバランスを根本から整えることを得意としています。
鍼灸施術が効果的なアプローチとなる理由
1. 自律神経をリラックスモード(副交感神経優位)へ導く
鍼灸の刺激は、興奮しきった交感神経を鎮め、身体を強制的に休息モードへと切り替えます。これにより血管が拡張し、体内にこもった熱が外へスムーズに放出されるようになります。
2. 体内の「陰虚」を改善する
不足している体液や血液の巡りをスムーズにし、身体の内側から「熱を冷ます力」を取り戻す体質改善を行います。
自分でできる!熱を逃がす万能のツボ「合谷(ごうこく)」
自宅でも簡単に試せる、体内の余分な熱を放出させて解熱を促す代表的なツボをご紹介します。
・ツボの名前:合谷(ごうこく)
・場所: 手の甲側、親指と人差し指の骨が交わる手前のくぼみ(やや人差し指寄り)。
・押し方: 反対側の親指で、人差し指の骨のキワに向かって、イタ気持ちいい強さで3〜5秒間、じっくりと押し揉んでください。
左右両方の手を数回ずつ行いましょう。
疲れやストレスによる発熱に関するFAQ(よくある質問)

Q1. ストレスによる熱は、何日くらいで下がりますか?
A1. ストレスの原因が取り除かれ、心身がリラックスできれば、通常は数時間〜数日(1〜3日程度)で平熱に戻ることが多いです。 しかし、慢性的な疲労や未解決の強いストレスを抱えている場合は、数週間から数ヶ月にわたって夕方の微熱がダラダラと続くこともあります。長引く場合は無理をせず、専門的なケアを取り入れましょう。
Q2. 38度の熱が出たとき、会社や学校は休むべきですか?
A2. はい、絶対に休んで身体を休めるべきです。 38度という熱は、身体からの「これ以上動いてはいけない」という重大な警告です。無理をして仕事を続けると、自律神経の乱れがさらに悪化し、慢性疲労症候群や適応障害、うつ病などに移行するリスクが高まります。
Q3. 熱があるときは、お風呂に入っても大丈夫ですか?
A3. 38度近い熱があるときや、身体がだるいときは、湯船に浸かるのは避けてシャワー程度にとどめてください。 入浴は体力を大きく消耗するため、発熱を長引かせる原因になります。どうしてもさっぱりしたいときは、ぬるめのシャワーで済ませるか、温かいタオルで体を拭く程度にして、すぐに布団に入りましょう。
まとめ:明日から実践できる「熱を長引かせない」3ステップ
疲れが溜まって38度の熱が出るのは、決してあなたの気持ちが弱いからではありません。「これ以上頑張りすぎないで」という、身体からの切実なサインです。熱を長引かせず、元の元気な状態を取り戻すために、明日から以下のステップを実践してみてください。
1. ファーストステップ:まずは「休むこと」を最優先する
仕事や家事を一時的に周囲に頼み、スマホやテレビなどの刺激も避けて、薄暗く静かな部屋で横になりましょう。
2. セカンドステップ:水分と消化に良い食事を摂る
「陰虚」を防ぐために、常温のお水やスポーツドリンクでこまめに水分補給を行います。食事はお粥やうどんなど、胃腸に負担をかけないものを選びましょう。
3. サードステップ:専門機関への相談や体質改善のケアを検討する
「熱が下がらない」「何度も繰り返す」という場合は、まずは内科などの医療機関を受診して他の重大な疾患がないか確かめてください。その上で、異常がないにもかかわらず改善しない場合は、自律神経のケアを得意とする専門の鍼灸院やカウンセリングなどに相談し、根本的な体質改善に取り組むのが回復への近道です。
あなたの身体を労われるのは、あなた自身だけです。SOSを無視せず、今日から少しずつ自分自身を休ませてあげてくださいね。
疲れが溜まると熱が出る?38度の心因性発熱に鍼灸が有効な理由
解熱剤が効かない38度前後の熱や、疲れが溜まると熱が出る症状にお悩みなら、東洋医学に基づく鍼灸治療が非常に有効です。心因性発熱は、過度なストレスによる自律神経の乱れ(交感神経の過剰な興奮)や、体力を消耗して熱を冷ませなくなる「陰虚(いんきょ)」が原因で起こります。鍼灸施術は、興奮した神経を優しく鎮めて副交感神経を優位にし、体内の血流や水分巡りを整えることで、身体が本来持つ「体温調節機能」を正常化させます。薬に頼らず根本から体質を改善し、健やかな毎日を取り戻しましょう。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
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次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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