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【専門家監修】貧血で耳鳴りが「サー」と鳴る理由は?鉄分不足が招く原因と対策
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み
公開日:2026年06月26日
更新日:2026年06月26日

【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
「耳の奥でサーッと音がする…」「心臓の拍動に合わせて耳鳴りが聞こえて不安…」その不快な耳鳴り、もしかしたら「鉄分不足(貧血)」が原因かもしれません。結論からお伝えすると、貧血によって血液が薄くなると、耳の周りの血流が乱れて「サー」「ザー」という拍動性の耳鳴りが起こりやすくなります。この記事では、鉄分不足がなぜ耳鳴りを引き起こすのか、そのメカニズムと今日からできる具体的な改善対策をプロが分かりやすく解説します。
なぜ鉄分不足で耳鳴りが?貧血で「サー」と音がするメカニズム

貧血と耳鳴りには、一見関係がないように思えるかもしれません。しかし、体内の鉄分が不足すると、耳の器官や脳に大きな影響を与えます。ここでは、音が鳴る2つの主な原因を解説します。
1. 血液の減少による「血流の乱れ(拍動性耳鳴り)」
鉄分が不足すると、全身に酸素を運ぶ「ヘモグロビン」が作れなくなり、血液が薄くサラサラした状態になります。 薄くなった血液を全身に届けるため、心臓はいつもより激しくポンプを動かして血流のスピードを上げようとします。その結果、耳のすぐ近くを通る太い血管(頸動脈など)の血流が乱れ、その乱れた音が「サー」「ザー」という耳鳴り(拍動性耳鳴り)となって耳に響いてしまうのです。
2. 酸素不足による「内耳の機能低下」
音を感じ取る耳の奥の器官「内耳(ないじ)」は、非常に細い血管から酸素や栄養を補給しています。 鉄分不足によって慢性の酸素不足に陥ると、内耳の細胞が正しく働かなくなり、外で音がしていないにもかかわらず脳が「音がしている」と勘違いして、耳鳴りを自覚するようになります。
あなたの耳鳴りは大丈夫?貧血に伴う代表的な症状チェック
耳鳴りの原因が「鉄分不足・貧血」によるものかどうか、以下の症状が一緒に起きていないかチェックしてみましょう。
・めまい・立ちくらみが頻繁に起こる
・少し動くだけで動悸や息切れがする
・体がだるく、疲れがとれない
・顔色が青白いと言われる
・爪が割れやすい、スプーンのように反り返っている
耳鳴りの患者さんの約8割がやせ型というデータもあり、消化機能の低下から鉄欠乏性貧血を起こしているケースが少なくありません。
※耳鳴りには、突発性難聴や脳の疾患など、他の重大な病気が隠れている可能性もあります。「片耳だけ急に聞こえづらくなった」「激しい頭痛やめまいを伴う」といった場合は、自己判断せず、まずは早めに耳鼻咽喉科を受診してください。
鉄分不足による耳鳴りを改善する4つのセルフケア

貧血による耳鳴りを根本から改善するには、体内の鉄分を補い、血流を安定させることが不可欠です。明日から実践できる4つの対策をご紹介します。
1. 食事内容の見直し(ヘム鉄・タンパク質の摂取)
まずは毎日の食事で鉄分と、それを効率よく吸収するための栄養素を補いましょう。
・動物性タンパク質(ヘム鉄): レバー、赤身の肉(牛・豚)、マグロやカツオなどの青魚。これらに含まれる鉄分は体への吸収率が高いためおすすめです。
・植物性タンパク質(非ヘム鉄): ほうれん草、小松菜、大豆製品(納豆・豆腐)。
・ビタミンC(ブロッコリーやキウイなど)と一緒に摂ることで吸収率がアップします。 ビタミンB群の補給: 神経の働きをサポートするビタミンB12なども合わせて摂取しましょう。
逆に、白砂糖や精製塩などの精製食品、過度な脂っこい食事は胃腸に負担をかけ、栄養の吸収を妨げるため控えるのが賢明です。
2. サプリメントの活用
食事だけで十分な鉄分を補うのが難しい場合は、市販の鉄分サプリメントを利用するのも有効です。ただし、過剰摂取は胃腸障害の原因になるため、パッケージに記載された目安量を必ず守りましょう。
3. 適度な運動習慣と入浴
ウォーキングなどの軽い有酸素運動を取り入れることで、基礎代謝が上がり、耳の周りの循環が良くなります。また、運動は質の高い睡眠を促す神経伝達物質を増やす効果もあります。 入浴は、就寝の1.5〜2時間前までに済ませるのがベストです。熱すぎるお湯は避け、ぬるめのお湯でリラックスすることで自律神経が整い、耳鳴りの不快感が和らぎます。
4. 睡眠の質向上とスマホ制限
睡眠不足や脳の疲労は、耳鳴りをより強く自覚させる原因になります。 特にスマートフォンやパソコン、テレビの画面を長時間見続けることは、脳神経に大きな負担をかけます。就寝前の1〜2時間は画面を見るのを控え、脳をリラックスさせる環境を作りましょう。
耳鼻科で行われる一般的な耳鳴り治療とは?
医療機関(耳鼻咽喉科など)を受診した場合、貧血に対する治療(鉄剤の処方など)と並行して、以下のような耳鳴り特有の治療が行われることがあります。
・薬物療法: 耳の血流を改善する薬やビタミン剤、また脳の過剰な興奮を抑えるお薬などが処方されることがあります。
・TRT療法(耳鳴り再訓練療法): 音響療法(補聴器やサウンドジェネレーターで心地よい音を流す)とカウンセリングを組み合わせ、脳に「耳鳴りの音は気にしなくていいものだ」と順応させていく治療法です。
【FAQ】鉄分不足と耳鳴りに関するよくある質問

Q1. 鉄分のサプリを飲み始めれば、耳鳴りはすぐに治りますか?
A. 効果を感じるまでには数週間〜数ヶ月かかるのが一般的です。 体内の赤血球が新しく入れ替わるまでには約120日(約4ヶ月)かかります。そのため、鉄分を補給し始めてから血液の状態が安定し、耳鳴りが落ち着くまでには一定の期間が必要です。焦らずじっくり続けましょう。
Q2. 病院の検査で「異常なし」と言われた耳鳴りはどうすればいいですか?
A. 自律神経の乱れや、東洋医学的なアプローチ(鍼灸など)を検討するのも一つの手です。 耳鼻科の検査で構造的な異常が見つからない場合、慢性的な疲労やストレス、自律神経の乱れが背景にあるケースが多いです。東洋医学では、個々の体質に合わせて血流や自律神経を整える鍼灸治療などが効果を発揮することもあります。
まとめ:まずは栄養と休息を見直し、健やかな耳を取り戻そう
この記事の重要なポイントを振り返ります。
・「サー」と鳴る耳鳴りは、鉄分不足による血流の乱れや内耳の酸素不足が原因の可能性あり。
・対策として、赤身肉や魚などの「ヘム鉄」やタンパク質を積極的に摂る。
・適度な運動、入浴、就寝前のスマホ制限で脳と自律神経を休ませる。
・症状が続く場合や難聴を伴う場合は、早めに耳鼻咽喉科へ。
耳鳴りは「体が疲れている」「栄養が足りていない」というサインでもあります。まずは今夜の食事に一品、鉄分の豊富な食材をプラスすることから始めてみませんか?しっかり栄養と休息をとり、不快な音に悩まされない心地よい毎日を取り戻しましょう。
病院で異常なしと言われたら?耳鳴り改善に鍼灸治療が有効な理由
鉄分不足や貧血による耳鳴りは、血流の悪化や自律神経の乱れが深く関係しています。病院の検査で異常が見つからない慢性的な耳鳴りには、東洋医学に基づく「鍼灸治療」が非常に有効です。鍼灸は耳の周辺や全身のツボを刺激し、低下した血行を促して内耳へ酸素と栄養を届けやすくします。さらに、乱れた自律神経を整えて脳の興奮を鎮めるため、不快な「サー」という音の軽減が期待できます。食事や休息などのセルフケアに加え、アプローチの一つとして鍼灸院コモラボへの相談を検討してみましょう。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
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現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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