BLOG
ブログ
産後につわりのような症状がでる原因は?産後3ヶ月のつわりみたいな吐き気への対処法
- カテゴリ:
- 全身のお悩み
公開日:2026年06月09日
更新日:2026年06月09日
【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
「無事に終わったはずなのに、なぜか産後につわりのような症状が続く……」「産後3ヶ月なのに、つわりみたいな吐き気や頭痛がして起き上がれない」出産という大仕事を終え、ようやく育児に慣れてきた頃に襲ってくる謎の吐き気や体調不良。「もしかして次の妊娠?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。この記事では、専門家が、産後につわりのような症状が起こる原因と、今すぐ実践できる具体的な対処法を分かりやすく解説します。
【結論】産後・産後3ヶ月につわりみたいな吐き気が起こる4つの原因

結論からお伝えすると、産後につわりのような症状や吐き気が起こる主な原因は、「ホルモンバランスの激変」「貧血(鉄分不足)」「産後高血圧」「育児のストレス・疲労」の4つです。決してあなたの気のせいではなく、出産による身体のダメージや環境の変化が引き起こす、正当な体調不良です。まずは、原因の全体像をチェックしてみましょう。
・ホルモンバランスの急激な変化(エストロゲンの激減とプロラクチンの分泌)
・鉄欠乏性貧血・潜在性鉄欠乏症(血液検査に映らない隠れ貧血も含む)
・産後の高血圧(妊娠高血圧症候群の地続き、または産後のストレスによるもの)
・自律神経の乱れ(睡眠不足、慣れない育児による心身の疲労)
特に、産後3ヶ月頃は「まとまった睡眠が取れない疲労の蓄積」と「育児疲れのピーク」が重なり、つわりによく似た吐き気や頭痛、めまいが顕著に現れやすい時期です。ここからは、それぞれの原因とメカニズムについてさらに詳しく見ていきましょう。
産後につわりのような症状・吐き気が起こる具体的な原因
① 激変する女性ホルモンの影響
妊娠中に大量に分泌されていた「エストロゲン」と「プロゲステロン」という女性ホルモンは、出産を境に激減します。これは、急崖から飛び降りるほどの急激な変化と言われています。 一方で、母乳を出すためのホルモン「プロラクチン」が急増します。このホルモンの乱高下が自律神経を刺激し、胃腸の動きを悪くすることで、妊娠初期の「つわり」とそっくりな吐き気や胃もたれを引き起こします。
② 鉄欠乏性貧血と「潜在性鉄欠乏症(隠れ貧血)」
出産時の出血や、毎日の授乳によって、産後のママの身体は常に「鉄分」が不足しています。
・鉄欠乏性貧血:血液中のヘモグロビンが足りず、全身が酸素不足になり、吐き気や頭痛、強いだるさを引き起こす。
・潜在性鉄欠乏症(隠れ貧血):通常の血液検査(ヘモグロビン値)では正常と出ても、体内の貯蔵鉄(フェリチン)が枯渇している状態。
「病院の検査では異常なしと言われたのに、つわりみたいな吐き気が消えない」という場合、この潜在性鉄欠乏症が原因であるケースが非常に多く見られます。
③ 産後高血圧(妊娠高血圧症候群など)
妊娠中に血圧が高かった方はもちろん、妊娠中は正常だった方でも、産後に血圧が上昇する「産後高血圧」になることがあります。 医学的には、妊娠20週〜産後12週(産後3ヶ月頃)までに血圧が140/90mmHg以上になるものを指します。 血圧が急激に上がると、血管が収縮し、激しい頭痛や吐き気、目がチカチカするといったつわりに似た症状が現れます。
④ 睡眠不足とストレスによる自律神経の乱れ
産後3ヶ月頃は、赤ちゃんの夜泣きや授乳のスケジュールが不規則で、まとまった睡眠がほとんど取れない時期です。 睡眠不足が続くと、身体をリラックスさせる「副交感神経」が働かなくなり、交感神経が優位になり続けます。その結果、胃酸が過剰に分泌されたり、胃の筋肉が緊張したりして、慢性的な吐き気やむかつきを感じるようになります。
【体験談・口コミ】産後3ヶ月のつわりみたいな吐き気に悩むママの声
多くのママが、産後の謎の吐き気に悩まされています。SNSや育児フォーラムでも、同様の悩みがたくさん寄せられています。
【Aさんの口コミ(産後2ヶ月)】
出産したらつわりから解放されると思ったのに、産後もずっと胃がムカムカしています。特に夕方になると気持ち悪くて、まるで妊娠初期に戻ったみたいで辛いです。
【Bさんの口コミ(産後3ヶ月)】
産後3ヶ月が経ち、育児にも慣れてきたはずなのに、最近つわりみたいな吐き気と頭痛が酷いです。妊娠検査薬は陰性。ワンオペの疲れが出たのでしょうか……。このように、「妊娠していないのに、つわりみたいな症状が出る」のは、多くの産後ママが経験する一般的なトラブルです。自分を責めたり、一人で抱え込んだりする必要はありません。
産後・産後3ヶ月のつわりみたいな吐き気を和らげる5つの対処法

少しでも体調を楽にするために、日常生活で取り入れられる5つのセルフケアをご紹介します。
① 鉄分とタンパク質を意識した食事をとる
貧血や潜在性鉄欠乏症を改善するために、日々の食事で効率よく鉄分を補給しましょう。
・ヘム鉄(吸収率が高い):レバー、赤身の牛肉・豚肉、カツオ、マグロ
・非ヘム鉄(ビタミンCと一緒に摂ると吸収率UP):ほうれん草、小松菜、ひじき、豆腐
・タンパク質:卵、大豆製品、鶏肉(鉄の吸収を助け、筋肉やホルモンの材料になります)
調理が難しい時は、市販のサプリメント(葉酸・鉄分)や、鉄分強化のヨーグルト・飲料を上手に活用してください。
② 「細切れ睡眠」でも横になる時間を増やす
産後3ヶ月頃は、まとまった8時間睡眠をとるのは不可能です。「赤ちゃんが寝たら、家事をせずに一緒に横になる」を徹底してください。 たとえ眠れなくても、目を閉じて横になるだけで、脳と自律神経への負担は大幅に軽減されます。
③ 胃腸に優しい食事と食べ方の工夫
胃腸の機能が落ちているため、一度にたくさん食べると吐き気を助長します。
・小分けにして食べる:1日の食事を4〜5回に分け、1回の量を減らす(つわり中の食べ方に似せる)。
・消化に良いものを温かい状態で:うどん、おかゆ、スープ、豆腐など。冷たいものは胃腸を冷やし、自律神経をさらに乱すため避けましょう。
④ 首・肩まわりを温めて血行を良くする
授乳や抱っこによる「巻き肩」「ストレートネック」は、脳への血流を悪化させ、頭痛や吐き気を引き起こします。 ホットパックや湯船(シャワーだけでなく)で首の後ろや肩を温めると、自律神経が整い、吐き気がスーッと楽になることがあります。
⑤ 周囲やサポートサービスを頼り、休む時間を確保する
「これくらいで休めない」と頑張りすぎていませんか? パートナーへの共有はもちろん、実家のサポート、自治体の産後ケア事業、一時保育などを利用し、数時間でも「育児から完全に離れて一人で休む時間」を作ってください。心理的な解放感が、自律神経の回復に直結します。
産後の体調不良に関するFAQ(よくある質問)

Q1. 産後3ヶ月でつわりみたいな吐き気がある場合、次の妊娠の可能性はありますか?
A1. 可能性はゼロではありません。 産後は生理が再開していなくても、最初の排卵が起きれば妊娠する可能性があります。避妊をしていない心当たりがある場合は、まずは市販の妊娠検査薬で確認してみましょう。陰性の場合は、前述したホルモンバランスや疲労、貧血が原因と考えられます。
Q2. 吐き気だけでなく、頭痛やめまいも伴うのはなぜですか?
A2. 鉄分不足(貧血)や高血圧、骨盤の歪みによる血流悪化が原因です。 特に頭痛を伴う場合は、血圧を測定してみてください。最高血圧が140mmHg以上の状態が続く場合は、産後高血圧の可能性があるため、出産した産婦人科を受診することをおすすめします。
Q3. 病院を受診する目安や、何科に行けばいいかを教えてください。
A3. 症状が2週間以上続く場合や、日常生活に支障が出る場合は「産婦人科」または「内科」を受診してください。 受診の目安は以下の通りです。 水分が摂れないほどの激しい吐き気がある 血圧が140/90mmHgを超えている 気分の落ち込みや涙が止まらない(産後うつの兆候) まずは出産した産婦人科に連絡すると、産後の経過を踏まえてスムーズに対応してもらいやすいです。
【注意】単なる疲れではない?放置してはいけない重大なサイン
産後の吐き気はよくあることですが、中には医療機関での治療が必要な疾患が隠れているケースもあります。以下の症状がある場合は、「早めの専門医(産婦人科・内科など)への相談」を行ってください。
・妊娠高血圧症候群(産後高血圧)の悪化:脳出血などのリスクを伴うため、降圧薬での治療が必要です。
・重度の鉄欠乏性貧血:食事だけでは回復しないため、病院での鉄剤処方や点滴が必要です。
・産後うつ・自律神経失調症:吐き気や不眠が精神的なストレスから来ている場合、心療内科や精神科などの専門的なアプローチが必要になることがあります。
「ママが倒れたら育児が回らなくなる」からこそ、自分の身体のSOSを無視せず、早めに医療の力を借りることが大切です。
まとめ:あなたの心と身体を最優先に。明日からできるステップ
産後や産後3ヶ月頃に起こる「つわりみたいな吐き気」は、頑張り続けているあなたの身体からの「休んで!」というサインです。 最後に、明日から実践してほしい具体的なステップをまとめました。
1. 【明日からできること】 家事を一切しない「手抜き日」を1日作り、赤ちゃんが寝たら一緒に横になる。
2. 【コンビニでも買える】 鉄分入りの飲むヨーグルトや、ヘム鉄サプリを生活に取り入れる。
3. 【もしもの備え】 症状が改善しない、または頭痛が酷い場合は、無理せず出産した産婦人科に電話で相談する。
赤ちゃんにとって、一番大切なのはママの笑顔と健康です。 まずは自分自身の身体を一番に労ってあげてくださいね。
産後のつわりみたいな症状に鍼灸が効く?自律神経を整えるメリット
産後のつわりみたいな吐き気や頭痛には、東洋医学の「鍼灸治療」も非常に有効な選択肢です。鍼灸は、出産や育児ストレスで乱れた自律神経のバランスを整え、胃腸の働きを正常化する効果が期待できます。さらに、授乳や抱っこによる深刻な首・肩こりをほぐし、脳への血流を促すことで、慢性的な吐き気や頭痛の早期改善をサポートします。薬に頼れない授乳期だからこそ、身体に優しい鍼灸で根本からケアしませんか?まずは「産後ケア」に対応した、鍼灸院コモラボへ気軽に相談してみましょう。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
【医療受診の案内と施術の注意点】
次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
【SNS】
Youtube , Instagram , X(Twitter)







この症状に対する質問