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ゲップがよく出るのは更年期や自律神経の乱れ?原因とおすすめの薬・漢方を解説
- カテゴリ:
- 全身のお悩み
公開日:2026年06月02日
更新日:2026年06月02日

【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
「最近、食後でもないのにゲップがよく出る……」 「緊張したときや、何もしていないときにもゲップが出て恥ずかしい」 40代〜50代を迎えてから、このような突然のゲップやおなかの張りに悩まされていませんか? 実は、更年期を迎えると女性ホルモンの減少から自律神経が乱れ、胃腸の働きに不調が生じてゲップが出やすくなることがあります。 本記事では、ゲップが頻繁に出る原因と自律神経の関係、おすすめの市販薬や漢方薬、今日からできるセルフケアを分かりやすく解説します。
【結論】食後じゃないのにゲップがよく出る2大原因

食後ではないのにゲップがよく出る場合、主な原因は「自律神経の乱れ」と「空気を無意識に呑み込む癖(呑気症)」の2つです。 更年期は女性ホルモン(エストロゲン)が急激に減少するため、脳の視床下部がパニックを起こし、隣接する自律神経のコントロールがうまくいかなくなります。 自律神経は胃腸の働きを司っているため、これが乱れると胃の動きが低下してガスが溜まりやすくなったり、ストレスから無意識に空気を大量に呑み込んでしまったりして、ゲップが頻発する原因になります。 つまり、更年期特有のホルモンバランスの変化が胃腸の不調やゲップへと繋がっているのです。
なぜ更年期に?「自律神経の乱れ」と「げっぷ」の深い関係
1. ホルモン減少による胃腸機能の低下
更年期にさしかかると、自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが崩れます。通常、リラックスしているときは副交感神経が優位になり胃腸の消化を促しますが、自律神経が乱れると胃腸の動き(蠕動運動)が鈍くなります。 その結果、食べたものが胃に長く留まり、異常発酵してガスが発生しやすくなるため、ゲップとして体外に出ようとするのです。
2. ストレスや不安による「呑気症(どんきしょう)」
更年期は心身のバランスが崩れやすく、イライラや不安、緊張を感じやすい時期です。人はストレスや緊張を感じると、無意識に奥歯を噛み締めたり、唾液と一緒に空気を多く飲み込んだりする癖(呑気症・空気嚥下症)が出やすくなります。 胃に溜まった大量の空気は、やがて逆流してゲップとなり、これが「食後でもないのにゲップが出る」という現象を引き起こします。
ゲップがよく出るときに選ぶべき「薬・漢方薬」
更年期や自律神経の乱れによるゲップには、胃腸の働きを整える市販薬や、体質から根本的な改善を目指せる漢方薬が効果的です。
1. 根本改善を目指すなら「漢方薬」
漢方薬は、胃腸の働きを高めると同時に、自律神経の乱れ(気の滞り)を整えるアプローチが得意です。
・六君子湯(りっくんしとう)
胃腸の働きが弱く、疲れやすい方におすすめの代表的な漢方薬です。胃の水分代謝を促し、胃腸の機能を高めてガスやゲップを抑えます。
・半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
「喉に何かつまったような違和感がある」「ストレスや緊張でゲップが出る」という方に最適です。気の巡りを良くし、不安感やストレス性の呑気症を和らげます。
・安中散(あんちゅうさん)
普段から冷え性で、胃痛や胸やけを伴うゲップが出やすい方に適しています。胃を温めてその機能を正常に戻します。
2. 即効性を求めるなら「市販の胃腸薬・消泡剤」
一時的に溜まったガスをリセットしたい場合は、ドラッグストアで購入できる市販薬も選択肢になります。
消泡剤(ジメチコンなど配合の薬)
・胃や腸の中に発生したガスの気泡をつぶし、おなかの張りを軽減する成分です(代表例:ガスピタンなど)。
自律神経を整える生薬配合の胃腸薬
・コウボクやソヨウといった、胃の緊張をほぐす生薬が配合された胃腸薬は、ストレス性の胃の張りに効果が期待できます。
日常生活で試したい3つのセルフケア

お薬の服用とあわせて、日頃のちょっとした習慣を見直すことでゲップの回数を減らすことができます。
① ゆっくり深い「腹式呼吸」を意識する
ストレスを感じて呼吸が浅くなると、口呼吸になりやすく空気を呑み込みがちになります。 1日数回、背筋を伸ばして鼻から吸って口から細く長く吐き出す「腹式呼吸(深呼吸)」を行いましょう。副交感神経が優位になり、自律神経が整うだけでなく、空気の誤飲を防げます。
② デスクワーク時の「姿勢」を正す
猫背や前かがみの姿勢が続くと、物理的に胃が圧迫されてしまいます。胃が圧迫されると、わずかなガスでも上に押し上げられてゲップが出やすくなります。 パソコンやスマホを見るときは、骨盤を立てて背筋を伸ばすよう意識してください。
③ 胃腸を温める食事を心がける
冷たい飲み物や生ものは胃腸を冷やし、消化機能をさらに低下させます。 食事の際は、温かいスープやみそ汁、根菜類、発酵食品を積極的に摂りましょう。また、よく噛んでゆっくり食べることで、食事と一緒に空気を呑み込む量を減らすことができます。
【要注意】単なる更年期ではない?病院受診を推奨するケース
ゲップの多くは自律神経や食習慣によるものですが、なかには以下のような消化器系の病気が隠れているケースもあります。
・逆流性食道炎:強い酸味のあるゲップや、胸やけ・胸の痛みを伴う。
・機能性ディスペプシア:検査をしても異常がないのに、胃もたれや早期膨満感が続く。
・胃潰瘍・十二指腸潰瘍:みぞおちの痛みや吐き気を伴う。
専門医への相談の目安
ゲップだけでなく、「激しい胸やけがある」「みぞおちが痛む」「吐き気や体重減少がある」といった症状が続く場合は、単なる更年期症状と自己判断せず、早めに消化器内科を受診して適切な検査を受けてください。
FAQ:ゲップと更年期に関するよくある質問

Q. ゲップを我慢すると体に悪いですか?
A. 無理に我慢しすぎるのはよくありません。 ゲップを過度に我慢すると、ガスが腸に送られておなかの張り(腹部膨満感)が強くなったり、腹痛の原因になったりします。人前で気になる場合は、トイレなどの落ち着ける場所に移動して自然に出すか、深呼吸をして気持ちを落ち着かせましょう。
Q. 更年期のゲップはいつまで続きますか?
A. 個人差がありますが、更年期(閉経を挟む前後の約10年間)が落ち着くと自然に軽くなることが多いです。 ただし、ストレスや生活習慣が原因となっている場合は長引くこともあるため、早めにセルフケアや漢方薬などで対策を講じることが大切です。
Q. 炭酸飲料を飲んでいないのにゲップが出るのはなぜですか?
A. 炭酸を飲んでいなくても、無意識に口から空気を呑み込んでいること(呑気症)が原因です。 特に、奥歯を噛み締める癖がある人や、早食いの人、ストレスを感じやすい人は、炭酸を飲んでいなくても胃に空気が溜まりやすくなります。
まとめ:明日からできるファーストステップ
食後ではないのに頻繁に出るゲップは、更年期による自律神経の乱れやストレスが深く関わっています。恥ずかしいからと一人で抱え込まず、まずは体の内側と外側の両方からアプローチしていきましょう。明日から実践できるステップは以下の通りです。
1. 気づいたときに奥歯の噛み締めを解き、鼻から深く呼吸する
2. 食事はよく噛んでゆっくり食べ、温かいものを一品プラスする
3. 症状がつらいときは、体質に合う漢方薬(六君子湯や半夏厚朴湯など)を試してみる
どうしても症状が改善しない場合や、胸やけ・痛みを伴う場合は、我慢せずに消化器内科を受診してください。心と体の声に耳を傾けながら、更年期の不調を上手に乗り越えていきましょう。
自律神経を整えてげっぷを改善!更年期の不調に効く鍼灸治療
薬やセルフケアで改善しないしつこいゲップには、鍼灸治療も効果的です。鍼灸には乱れた自律神経のバランスを整え、交感神経の優位による心身の緊張をほぐす高い効果があります。施術によって胃腸の働きを司る副交感神経が活性化すると、低下していた胃の蠕動(ぜんどう)運動が促され、おなかの張りやガス溜まりがスッキリ改善します。また、ストレスからくる無意識の噛み締めや空気の呑み込み(呑気症)を和らげる効果も期待できます。更年期特有のゲップに根本からアプローチしたい方は、選択肢に加えてみましょう。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
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【医療受診の案内と施術の注意点】
次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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