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【専門家監修】耳裏・耳の付け根が痛い原因と治し方!ズキズキの正体とは
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み
公開日:2026年06月01日
更新日:2026年06月01日
【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
「耳の裏がズキズキ痛んで集中できない」 「耳の付け根のあたりを触ると、ピリッと電気が走る…」 このように、突然の「耳まわりの痛み」に襲われると、何か重大な脳の病気や隠れた疾患があるのではないかと、とても不安になりますよね。 耳の裏や耳の付け根の周辺は、多くの重要な神経やリンパ節、そして頭を支える筋肉が密集している、非常にデリケートな部位です。 そのため、日々のストレスやデスクワークによる疲労、風邪などの体調変化がダイレクトに「痛み」として現れやすい特徴を持っています。
▼ 今、あなたの症状はどれに近いですか?
・耳の裏から後頭部にかけて、一瞬ピリピリ・チクチクと鋭い痛みが走る
・耳の付け根を押すとコリコリしたしこりがあり、ズキズキ痛む
・口を大きく開け閉めすると、耳の付け根の関節が痛む、音がする
・風邪気味で、熱と一緒に耳の後ろがじんわり痛んできた
本記事では、医療機関の専門的な知見をベースに、読者の皆さまが抱く「この痛みの正体は何?」「自宅でできる対処法は?」「病院は何科に行けばいい?」という疑問へ網羅的にお答えします。 お忙しい方でも、見出しを追うだけで内容の8割が理解できる構成にしています。まずは「結論」から見ていきましょう。
【結論】耳裏・耳の付け根の痛みは「痛みの種類」で原因をすぐに見分けることができます
結論からお伝えすると、耳の裏や付け根の痛みは、その「痛みの質感」によって、今何が起きているのかを高い確率で特定できます。具体的には、ピリピリと一瞬電気が走るような痛みなら「神経痛や帯状疱疹」、ズキズキと熱を持って押すと痛む場合は「リンパ節の腫れ」、アゴの動きに連動して痛むなら「顎関節症」の可能性が極めて高いです。首や肩のこわばりが原因の神経痛であれば、自宅でのストレッチや温熱ケアで自然に軽快することも多くあります。ただし、「皮膚にブツブツが出ている」「痛みが強くて眠れない」「めまいや顔の動かしにくさがある」といった場合は、自己判断での放置は厳禁です。重篤な後遺症を防ぐため、速やかに専門医(耳鼻咽喉科・脳神経外科・皮膚科など)へ相談することが最優先のアクションとなります。
【特徴別】耳裏・耳付け根痛みの原因チェック表

まずは、ご自身の現在の痛みがどのタイプに当てはまるか、以下の早見表で確認してみましょう。原因に応じた適切なアプローチが見えてきます。
【痛みの特徴(オノマトペ) / 考えられる主な原因(病名) / 特徴的な症状と背景】
ピリピリ、チクチク 数秒〜数十秒おきに走る鋭い痛み / 後頭神経痛(こうとうしんけいつう) / 片側だけに起こりやすい。長時間のスマホ・PC操作、首こり、ストレスが主な引き金。
ピリピリ、ジクジク+皮膚の違和感・赤み / 帯状疱疹(たいじょうほうしん) / ウイルスによる神経の炎症。痛みの数日後に赤い発疹や水ぶくれがポツポツと現れる。
ズキズキ、ジンジン 押すと痛い、しこりがある / リンパ節の腫れ・炎症(風邪など) / 風邪や扁桃炎、耳・頭皮の感染症に対抗して、耳の後ろにあるリンパ節が腫れて痛む状態。
アゴを動かすと痛む カクカク、ジャリジャリ音がする / 顎関節症(がくかんせつしょう) / 噛み合わせのズレ、就寝中の無意識の「歯ぎしり」「食いしばり」が耳の付け根に響く。
医療情報に関する重要なご注意
耳の周辺には重要な顔面神経なども通っています。一時的な疲れによる筋肉の緊張であれば心配ありませんが、中には早期に適切な薬(抗ウイルス薬など)を服用しなければ、数ヶ月〜数年にわたって強い神経痛が残ってしまう疾患も存在します。症状が強い場合や長引く場合は、早めの専門医への相談を心がけてください。
耳裏・耳の付け根が痛む4つの原因をディープに解説
それぞれの病気について、なぜ痛みが起こるのか、そのメカニズムと具体的な症状を分かりやすく解説します。
① 後頭神経痛(デスクワークやストレスによる鋭い痛み)
首の後ろから頭頂部へと伸びている「後頭神経」が、周囲の筋肉や骨によって圧迫・刺激されることで発症します。
・症状の特徴: 「一瞬、電気が走るようなピリッとした激痛」が、数秒〜数分おきに繰り返します。痛みのない時間は全く症状がありません。
・主な原因: パソコンやスマホを長時間見ることで起きる「ストレートネック」や「激しい首こり・肩こり」、または精神的なストレスや気圧の変化が引き金となります。
・ポイント: 解剖学的な神経の走り方から、基本的には「片側だけ」に痛みが出ます。
② 帯状疱疹(早めの治療が必須なウイルスの悪戯)
子どもの頃にかかった「水ぼうそうウイルス」が、神経の奥深くにずっと潜伏しており、大人になって免疫力が低下したタイミングで再び暴れ出す病気です。
・症状の特徴: はじめは皮膚の表面がピリピリ、チクチクと痛み、数日経つと、その場所に沿って「赤いブツブツ(発疹)」や「水ぶくれ」が集まって出現します。
・注意すべき理由: 帯状疱疹は、発疹が出てから72時間以内に抗ウイルス薬を飲み始めることが極めて重要です。治療が遅れると、ウイルスによって神経が傷つけられ、衣服が擦れるだけでも激痛が走る「帯状疱疹後神経痛」という厄介な後遺症に移行するリスクが高まります。
③ リンパ節の腫れ(ウイルスと戦う免疫反応)
耳の後ろには「耳後(じご)リンパ節」という、体内に侵入しようとする細菌やウイルスを食い止める「関所」のような組織があります。
・症状の特徴: 耳の裏あたりを指で触ると、コリコリとした「大豆サイズのしこり」があり、押すとズキッと痛みます。全体的に熱感(腫れぼったさ)を伴うこともあります。
・主な原因: 風邪、喉の痛み、扁桃炎、中耳炎のほか、頭皮のニキビや小さな傷から細菌が入り込むことで、リンパ節が防御反応(炎症)を起こして腫れ上がります。
④ 顎関節症(アゴの負担が耳の付け根に直撃)
耳の穴のすぐ目の前には、下アゴの骨を支える「顎関節(がくかんせつ)」があります。アゴを動かす筋肉は耳の付け根から側頭部まで広く繋がっているため、アゴの異常が耳の付け根の痛みとして知覚されます。
・症状の特徴: 口を大きく開けたときや、硬い食べ物をギューッと噛んだときに、耳の付け根の関節が痛みます。アゴを動かすと「カクカク」「ジャリジャリ」と音が鳴るのも特徴です。
・主な原因: ストレスによる日中の「無意識の食いしばり」、就寝中の「激しい歯ぎしり」、左右どちらか片側だけで噛む癖などがアゴの関節に過度な負担をかけています。
【状態別】自宅での応急処置と痛みの和らげ方

「今すぐ病院に行けないけれど、この痛みを少しでもラクにしたい」という時のための、正しいセルフケアの手順です。間違った処置は症状を悪化させるため、痛みのタイプに合わせて使い分けましょう。
「温める」べきケース(血行不良・筋肉の緊張)
【対象】後頭神経痛・首こり・顎関節症
首や肩の筋肉がガチガチに硬くなり、神経を圧迫している場合は「温める」のが大正解です。
・ケア方法: 蒸しタオルや電子レンジで温めるタイプのネックピロー、あるいはカイロ(衣服の上から)を首の後ろや耳の後ろに当てて、じんわりと血行を良くしましょう。湯船にゆっくり浸かって全身を緩めることも、アゴや首の緊張緩和に非常に効果的です。
「冷やす」べきケース(急性の炎症)
【対象】リンパ節の腫れ・熱を持っているとき 耳の後ろを押すとしこりがあり、明らかに熱を持ってジンジンと痛む場合は、内部で激しい炎症が起きています。この場合は絶対に温めず、「冷やす」のが鉄則です。
・ケア方法: 水で濡らしたタオルや、冷たすぎない保冷剤(必ず厚手の布やハンカチで包んだもの)を耳の後ろの腫れている部分に15〜20分ほど当てて、炎症を鎮めましょう。
病院へ行くべき受診の目安と「何科」を選ぶべきか
耳裏や耳の付け根の痛みで医療機関を受診する際、ご自身の症状に合わせた最適な診療科の選び方をまとめました。
すぐに病院へ行くべき「危険なサイン」
以下の症状が一つでも見られる場合は、様子を見ずにすぐ医療機関を受診してください。
・耳の裏や顔の皮膚に、小さな赤いブツブツや水ぶくれができてきた
・痛みが尋常ではなく強く、市販の痛み止めを飲んでも全く効かない
・痛むのと同時に、めまいがする、耳鳴りが止まらない、音が聞こえにくい(難聴)
・顔の片側が引きつる、目が完全に閉じない、口角から水がこぼれる(顔面神経麻痺の疑い)
・耳の後ろの腫れが日に日に大きくなり、38度以上の高熱を伴う
症状に合わせた適切な診療科の選び方
迷ったときは、以下の基準で受診する科を選びましょう。
・耳鼻咽喉科(耳鼻科): 風邪の症状がある、耳の後ろに痛むしこり(リンパの腫れ)がある、めまいや難聴・耳鳴りを伴う場合。
・脳神経外科 / ペインクリニック: ピリピリ、チクチクと一瞬電気が走るような鋭い痛み(後頭神経痛の疑い)が強くてつらい場合。
・皮膚科: 耳の裏や周辺の皮膚がピリピリと痛み、数日以内に赤い発疹や水ぶくれが確認できた場合(帯状疱疹の疑い)。
・歯科 / 口腔外科: 口の開け閉めで耳の付け根が痛い、アゴを動かすと音が鳴る(顎関節症の疑い)場合。
「耳の後ろ・付け根の痛み」に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 耳の後ろが痛いとき、マッサージをしてほぐしても大丈夫ですか?
A. 原因によって180度対応が変わります。自己判断での強いマッサージは避けてください。 ただの肩こりや首の疲れであれば、首筋を優しくストレッチするのは有効です。 しかし、後頭神経痛の痛みが激しいときにその場所を強く揉むと、神経がさらに興奮して激痛を誘発する恐れがあります。また、帯状疱疹の場合は皮膚を傷つけてウイルスを広げるリスクがあり、リンパ節の腫れの場合は炎症をさらに悪化させてしまうため、原則としてマッサージは厳禁です。まずは「温める」か「冷やす」かの適切なケアにとどめましょう。
Q2. 痛みが「片側だけ」にあるのは、脳の病気のサインですか?
A. 片側だけだからといって、すぐに脳梗塞や脳腫瘍などの重大な病気に直結するわけではありません。 本記事でご紹介した「後頭神経痛」や「帯状疱疹」「リンパ節の腫れ」は、解剖学的な神経やリンパの構造上、そのほとんどが「片側だけ」に症状が出るという共通の特徴を持っています。 そのため、片側の痛みだけで過度にパニックになる必要はありません。ただし、もし痛みと一緒に「激しい頭痛」「手足に力が入らない・しびれる」「言葉がうまく出てこない」「視界が二重になる」といった脳由来の危険な症状が伴う場合は、一刻を争うため、すぐに脳神経外科を受診するか救急車を要請してください。
Q3. 市販の痛み止め(ロキソニンやイブなど)は神経痛にも効きますか?
A. 炎症性や筋肉の痛みにはある程度効きますが、シャープな神経痛には効きにくいケースが多いです。 リンパ節の腫れによるジンジンとした炎症や、顎関節症によるアゴの筋肉の痛みに対しては、市販の解熱鎮痛薬(ロキソプロフェンやアセトアミノフェンなど)で一時的に痛みを和らげることが期待できます。
しかし、後頭神経痛や帯状疱疹のような「神経そのものが痛んでいるケース」に対しては、市販の鎮痛薬の仕組みでは十分にブロックできないことが多々あります。医療機関では、神経の興奮を直接抑える特別なお薬や、原因に合わせた抗ウイルス薬が処方されます。市販薬を2〜3日服用しても効果が実感できない場合は、早めに受診して適切な処方を受けましょう。
まとめ:明日から実践できる安心への3ステップ
耳の裏や耳の付け根の痛みについて解説してきました。最後に、現在の不安を解消し、健やかな毎日を取り戻すための具体的なネクストアクションを整理します。
・ステップ1:痛みの特徴と「皮膚の状態」を鏡でチェックする
ご自身の痛みが「ピリピリ(神経痛・帯状疱疹)」「ズキズキ(リンパ)」「アゴ(顎関節症)」のどれに一番近いか整理し、鏡を見て耳の裏にポツポツとした赤みや発疹がないか確認しましょう。
・ステップ2:今夜はスマホを置いて、22時までに就寝する
後頭神経痛、帯状疱疹、リンパの腫れ、いずれの原因も根本には「過度な疲労」と「免疫力の低下」があります。今夜は首まわりを優しく温めるなどしてリラックスし、スマートフォンの画面を早めに閉じて、十分な睡眠時間を確保してください。
・ステップ3:症状が引かない場合は、迷わず適切な診療科へ
「痛みが強くて眠れない」「発疹がある」「3日以上痛みが続いている」という場合は、我慢せずに明日一番で適切な医療機関(耳鼻科・脳神経外科・皮膚科・歯科)の予約を取り、専門医の正確な診断を受けましょう。
一歩早い行動が、辛い痛みを長引かせないための最も確実な近道です。あなたの身体からのサインを大切に、どうぞお大事になさってください。
耳裏・耳付け根痛みの原因にアプローチ!鍼灸が根本改善に有効な理由
耳裏や耳の付け根が痛む原因の多くは、ストレスや首・肩の極度な緊張による「神経の圧迫」や「アゴの負担」です。病院での検査で異常がない、あるいは市販薬で痛みが引かない慢性的な後頭神経痛や顎関節症には、鍼灸治療が非常に有効な選択肢となります。鍼灸は、手技では届かない深層の筋肉(頭半棘筋や胸鎖乳突筋など)へ直接アプローチし、血行を促進して神経の興奮を鎮めます。自律神経を整え免疫力を高める効果もあるため、リンパの腫れや帯状疱疹を予防し、痛みを繰り返さない健やかな身体作りをサポートします。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
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次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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