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【生理前にお腹がゆるい】下痢はなぜ起こる?原因とすぐできる5つの対策
- カテゴリ:
- 胸やお腹の悩み
公開日:2026年05月29日
更新日:2026年05月29日
【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
「生理前になると、なぜかお腹がゆるくなる…」「毎月のように下痢になって辛いけれど、これって病気?」生理が近づくにつれて、腹痛や下痢、軟便に悩まされる女性は少なくありません。人に相談しにくいデリケートな問題だからこそ、不安になりますよね。結論から言うと、生理前〜生理中にお腹がゆるくなる主な原因は、女性ホルモンの変動による胃腸の収縮や、自律神経の乱れです。この記事では、専門家が「生理前にお腹がゆるくなる理由」をわかりやすく解説し、今日から実践できる具体的な対策をまとめました。毎月の不快な症状を和らげるヒントが詰まっていますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
【結論】生理前にお腹がゆるい・下痢になるのはなぜ?2つの主な原因

生理前や生理中に下痢が起こるのには、女性の体に備わっている明確なメカニズムがあります。主な原因は以下の2つです。
① プロスタグランジンの過剰分泌(生理直前〜生理中)
生理が始まると、子宮を収縮させて経血を外に押し出すために「プロスタグランジン」というホルモン物質が分泌されます。 この物質は子宮だけでなく、胃や腸の平滑筋も一緒に収縮させてしまう性質があります。その結果、腸の動きが過剰(異常に活発)になり、激しい腹痛や下痢を引き起こしてしまうのです。
② 黄体ホルモン(プロゲステロン)の急減(生理前)
排卵後から生理前にかけては「黄体ホルモン(プロゲステロン)」が多く分泌されます。このホルモンには「体内に水分を溜め込み、腸の動きを抑える」働きがあるため、生理前は便秘になりがちです。 しかし、生理の直前になるとこの黄体ホルモンが急激に減少します。それまで停滞していた腸が急に動き出すことや、溜め込まれていた水分が一気に腸へ流れ込むことで、反動としてお腹がゆるくなってしまいます。
自律神経の乱れも影響!
生理前はホルモンバランスが激しく変動するため、自律神経が乱れやすくなります。ストレスや不安を感じやすくなり、それが胃腸の不調(過敏性)に拍車をかけることも珍しくありません。
生理前の下痢・軟便を和らげる5つの即効・根本対策

ホルモンが原因とはいえ、毎月辛い思いをするのは避けたいところです。日常生活の中で今すぐ実践できる、下痢の予防・改善法を5つ紹介します。
① お腹と腰まわりを徹底的に温める
体が冷えると血行が悪くなり、プロスタグランジンが骨盤内に滞りやすくなります。また、冷えそのものが腸を刺激して下痢を悪化させます。
・腹巻を常時着用する
・使い捨てカイロをおへその下や腰の後ろ(仙骨あたり)に貼る
・夏場でも冷房対策としてひざ掛けを使う
・入浴時はシャワーで済ませず、湯船にゆっくり浸かる
② 水分の摂り方を工夫する(常温・温活)
下痢をしているときは水分が失われがちですが、冷たい水を一気に飲むと胃腸を刺激してしまいます。
・飲むものは常温の水、白湯、ノンカフェインの温かいお茶(ルイボスティーやカモミールティーなど)にする
・一度にたくさん飲まず、こまめに少しずつ口に含む
③ 胃腸に優しい食事を心がけ、刺激物を避ける
生理前の1週間は、特に消化に良いメニューを意識しましょう。
・食べるべきもの: おかゆ、うどん、すりおろしリンゴ、豆腐、白身魚、加熱した野菜
・避けるべきもの: 辛いスパイス、過度な脂っこい料理、冷たいアイス、アルコール、カフェイン(コーヒー・エナジードリンク)
④ 腸内環境を整える「発酵食品」や「食物繊維」
普段から腸内環境を整えておくことで、ホルモンの影響を受けにくい強い胃腸を作ることができます。
・乳酸菌・ビフィズス菌: ヨーグルトや納豆、味噌などを日々の食事に取り入れる
・水溶性食物繊維: 軟便を適切な硬さに整えてくれる、バナナや大麦、海藻類を適量摂取する
(※便秘がひどい時に不溶性食物繊維を摂りすぎると逆効果になる場合があるので注意)
⑤ 漢方薬や低用量ピル、整腸剤の活用
セルフケアで改善しない場合は、お薬の力を借りるのも賢い選択です。
・市販の整腸剤: 腸内細菌のバランスを整え、お腹のゴロゴロを抑えます。
・漢方薬: 体を温めて痛みを和らげる「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」や、胃腸の水分代謝を整える「五苓散(ごれいさん)」などが処方されることがあります。
・低用量ピル: 排卵を止め、ホルモンの急激な変動を抑えることで、生理前〜生理中の下痢や腹痛を根本から軽減します。
【FAQ】生理前の「お腹ゆるい」に関するよくある質問

読者の皆様から寄せられる、生理前のお腹のトラブルに関する疑問にお答えします。
Q1. 生理前は下痢なのに、その前は便秘になります。なぜですか?
A1. 黄体ホルモンの「分泌」と「減少」のタイミングが原因です。 排卵後から生理前1週間頃までは、黄体ホルモンが腸の動きを鈍らせるため便秘になります。その後、生理直前になるとこのホルモンが急減し、さらに子宮を収縮させるプロスタグランジンが増えるため、一転して下痢になります。このスイッチの切り替わりが、便秘と下痢を繰り返す理由です。
Q2. 毎月、下痢だけでなく激しい腹痛や吐き気もあります。異常でしょうか?
A2. 月経困難症や、子宮内膜症などの病気が隠れている可能性があります。 下痢や腹痛があまりにも激しく、日常生活(仕事や学校)に支障が出るレベルである場合、単なる生理現象ではなく「月経困難症」と診断されることがあります。また、子宮以外の場所に内膜ができてしまう「子宮内膜症」が原因で腸が癒着し、激痛や下痢を引き起こしているケースもあります。我慢せず、婦人科を受診することをおすすめします。
Q3. 生理前の下痢止め(止瀉薬)は飲んでも大丈夫ですか?
A3. 基本的には服用可能ですが、常用は避け、医師や薬剤師に相談しましょう。 通勤や大事な用事がある際に、一時的に市販の下痢止めを飲むことは問題ありません。ただし、痛みを伴う場合は下痢止めよりも、プロスタグランジンの生成を抑える鎮痛解熱薬(イブプロフェンやロキソプロフェンなど)を早めに飲む方が、腹痛と下痢の両方に効果的な場合があります。
まとめ:明日からできる3ステップと受診の目安
生理前にお腹がゆるくなるのは、女性ホルモンの変動と「プロスタグランジン」という物質の仕業です。あなたの体が正常に機能している証拠でもありますが、辛い症状は我慢する必要はありません。
まずは明日から、以下の3ステップを実践してみましょう。
1. 朝起きたら白湯を1杯飲む(胃腸を優しく起こす)
2. 日中は腹巻やカイロでお腹を温める(冷えの徹底排除)
3. 夜は湯船に浸かってリラックスする(自律神経の安定)
婦人科受診の目安
もし、これらのセルフケアを行っても「痛みが強くて動けない」「下痢のせいで毎月仕事に行けない」「年々症状が悪化している」という場合は、月経困難症や子宮内膜症の可能性が考えられます。 症状を「体質だから」と諦めず、早めに婦人科や専門医へ相談してください。適切な治療(ピルや漢方の処方など)を行うことで、驚くほど毎月の生活が快適になりますよ。あなたの体が少しでも楽になるよう、一歩を踏み出してみてくださいね。
自律神経を整える「鍼灸治療」で体質から下痢を根本改善
生理前にお腹がゆるくなる原因には、自律神経の乱れや冷えが深く関係しています。東洋医学の「鍼灸治療」は、自律神経のバランスを整え、胃腸の働きを正常化するのに非常に有効なアプローチです。お腹や足にあるツボを鍼や灸で刺激することで、骨盤内の血流が促されて体が芯から温まり、子宮や腸の過剰な収縮を抑えます。「薬に頼りたくない」「セルフケアでは下痢が改善しない」という方は、選択肢の一つとして鍼灸院コモラボへの相談を検討してみましょう。毎月の辛い症状を体質から根本的にケアできます。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
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【医療受診の案内と施術の注意点】
次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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