ナイトガードで頭痛は予防できる？食いしばり頭痛への対処法

公開日：2024年08月07日
更新日：2024年09月18日

東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之と清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
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ナイトガードを付けても頭痛でお悩みの方に適切なアドバイス

就寝中に無意識に歯を食いしばったり、歯ぎしりすることは、多くの人に共通する問題です。
これらの行為は歯や顎に負担をかけるだけでなく、頭痛や肩こり、耳鳴りの原因になるといわれています。

これらの問題を緩和するためによく歯科医で使用されるマウスピースにナイトガードがあります。
今回は「ナイトガードで頭痛は予防できる？食いしばり頭痛への対処法」と題してナイトガードの効果や種類、選び方、対処法について解説します。

ナイトガードの主な効果

ナイトガードは、主に次のような効果があります。

【①歯の表面を保護する】
歯ぎしりや食いしばりによる歯の摩耗を防ぐため、歯の表面を保護します。
歯の損傷を最小限に抑えることができます。

【②顎関節の負担を軽減する】
ナイトガードの弾力性によって顎関節の筋肉にかかるストレスを軽減させることができます。
このストレス軽減によって関節の機能を維持と顎関節症の症状を緩和する効果が期待できます。

【③頭痛を予防する】
歯ぎしりや食いしばりは、顎周囲から頭部にかけての筋肉に過緊張を起こして筋緊張型頭痛を出現させます。
ナイトガードはこれらの筋肉の緊張を和らげ頭痛の緩和と予防の効果があります。

ナイトガードの種類

ナイトガードには、大きく分けて次の2種類があります。

【①オーバーカウンタータイプ】
ドラッグストアや通販で購入できるナイトガード(マウスピース)です。
価格は手頃で、自分で熱湯に浸して柔らかくした後、歯にフィットさせて成形して作ります。
ただし、フィット感は自分で成形するため個人差があります。

【②カスタムメイドタイプ】
歯科医院で作成するナイトガードで、個人の歯型に合わせて作ります。
正確に成形するためフィット感が良いのが特徴です。
オーバーカウンタータイプに比べると効果が高いですが価格も高めです。

ナイトガードの選び方

【自分の症状に合ったタイプを選ぶ】
歯ぎしりや食いしばりの程度によっては市販のナイトガードでも十分な効果が得られることがあります。
しかし、症状が重い場合や顎関節症がある場合は、カスタムメイドのナイトガードの方が症状を抑制できます。

【素材と厚さを確認する】
ナイトガードの素材には、柔軟性のあるソフトタイプと、硬いハードタイプがあります。
また、厚さもさまざまです。
自分の歯ぎしりや食いしばりの程度や、歯の形状に合わせて選びましょう。

【歯科医に相談して選ぶ】
最適なナイトガードを選ぶためには歯科医と相談することが大切です。
歯科医は、症状や歯の状態を診察し、適切なナイトガードを提案してくれます。

ナイトガードのケア方法

ナイトガードを長持ちさせ、衛生的に使用するためには、以下のケア方法が必要です。
【①使用後はこまめに洗浄する】
ナイトガードを使用した後は、水でよく洗い、歯ブラシで汚れを落としましょう。
洗浄剤は、歯科医師の指示に従って選びます。

【②洗浄後は乾燥させる】
ナイトガードを洗浄した後は、よく乾燥させましょう。
湿ったまま保管すると、カビや細菌など雑菌が繁殖する可能性があります。

【③保管】
ナイトガードは、専用のケースに入れて保管しましょう。
直射日光や高温多湿を避けることで、劣化を防ぐことができます。
【④定期的なチェック】
食いしばりや歯ぎしりによって破損や劣化が起きていないか定期的にチェックしましょう。
また、歯科医にも定期的に診てもらい、適切な状態で使用しているか確認してください。

正常な嚙み合わせに調整するためにもカスタムメイドがよい

ナイトガードは、歯ぎしりや食いしばりから歯を守り、顎関節や筋肉の緊張を緩和する効果があります。
市販タイプとカスタムメイドタイプがあり、症状の度合いや予算に応じて選択することができます。
適切なナイトガードを選ぶためには、歯科医と相談することが重要です。

※正常な嚙み合わせに調整するためにも市販ではなく、歯科医での作成がおすすめです。

ナイトガードは根本的な原因を解決する治療法ではない

最後に、ナイトガードはあくまで症状の緩和を目的としたものであり、根本的な原因を解決するものではありません。
歯ぎしりや食いしばりの原因がストレスや不安などの精神的な要因で起きている場合は鍼灸治療によって改善できます。

また、歯並びや噛み合わせの問題が原因である場合は、歯列矯正をすることも適切な選択肢となります。
一番の改善方法、対処法は鍼灸治療を含めた全体的な口腔ケアとともに、ナイトガードを適切に使用することです。
健康的な歯と口腔環境を維持することで食いしばりと歯ぎしりは改善できます。

ナイトガードをつけても頭痛が起こる場合は鍼灸治療で改善できます

食いしばりや歯ぎしりによって起こる頭痛はストレスが積み重なることで起こる脳の機能異常が原因です。
そのため西洋医学ではその脳の機能異常を鎮静させるために抗うつ薬や抗不安薬による薬物療法を行う場合があります。
しかしこの薬物療法はあくまで対処療法であるため根本的な改善はできません。

しかし、東洋医学に基づく鍼灸治療は一人ひとりの体質を診断することで頭痛の原因を各々の体質から発見し改善することができます。
「どこに行けば自分の不調を正しく改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。

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鈴木 貴之

鍼灸院コモラボ院長

ブログ管理・編集者

【国家資格・所属】

鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー  治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員

神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務（院長職を務める）

現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。

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