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ステロイドで悪化する|声枯れを明日までに治すなら薬はダメ
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み

公開日:2024年04月18日
更新日:2024年12月18日

このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次

慢性上咽頭炎によって声がガラガラになった(50代/女性)
![慢性上咽頭炎によって声がガラガラになった(50代/女性)[50代の女性 会社員]
症状:慢性上咽頭炎による声枯れ
半年前に喉に違和感がありながら声を出していたら翌日喉がガラガラになった。
数日様子をみても回復されず、耳鼻科へ行くと「声帯に炎症が起きている」と診断を受けて声を出さないよう指導された。
しかし、数日間仕事を休んで声を使わないようにしていたがそれでも改善はされなかった。
さらに風邪を引いてしまい喉の痛みも起きてさらに声枯れが悪化してしまう。
別の耳鼻科へ行くと上咽頭炎が起きていると診断されBスポット療法を週2回ペースで受けるように勧められる。
しかし、改善がなかなかみられず週1回ペースに変更してBスポット療法を継続していた。](https://comlabollc.co.jp/blog/wp-content/uploads/2024/04/eq10-2024-04-04T130505.825-300x169.jpg)
[50代の女性 会社員]
症状:慢性上咽頭炎による声枯れ
半年前に喉に違和感がありながら声を出していたら翌日喉がガラガラになった。
数日様子をみても回復されず、耳鼻科へ行くと「声帯に炎症が起きている」と診断を受けて声を出さないよう指導された。
しかし、数日間仕事を休んで声を使わないようにしていたがそれでも改善はされなかった。
さらに風邪を引いてしまい喉の痛みも起きてさらに声枯れが悪化してしまう。
別の耳鼻科へ行くと上咽頭炎が起きていると診断されBスポット療法を週2回ペースで受けるように勧められる。
しかし、改善がなかなかみられず週1回ペースに変更してBスポット療法を継続していた。
声枯れの原因を問診と検査で調べる

慢性上咽頭炎による声枯れとの推測から当院では東洋医学的な検査と施術を行いました。
筋骨格系の検査:声帯に関係する頚部周囲の筋肉が緊張している状態
呼吸の状態:自律神経の乱れで交感神経の過緊張により呼吸が浅くなっている
東洋医学的な脈診:肺虚(呼吸に関わる肺のエネルギーが不足している)
東洋医学的な舌診:やせ(慢性疲労)
関節の可動域:頚部の緊張から前後屈や回旋の動きが悪い
このように詳しく身体の状態を調べると声枯れの症状だけでなく様々な不調が発見できます。
これを行うことで的確な鍼灸施術のアプローチが可能となります。
施術と経過について

1回目~4回目:上咽頭炎特有の首こりや肩こりにアプローチすると直後に声枯れが良くなるが翌日には元に戻る
5回目~8回目:1週間のうちに1~2日声枯れが楽なときが出てくるが、仕事やストレスで疲労が溜まると症状がぶり返しやすい。
8回目~11回目:肩こりや首こりが出にくくなり熟睡できるようになると翌日の声枯れの症状が楽なときがある。
11回目~15回目:疲労が感じにくくなって声が楽に出るようになる。たまに声枯れが感じるくらい。
15回目~18回目:多少無理すると声枯れが出るが、それ以外は症状が出ない。
5回目までクリニックでのBスポット療法と併用して施術を行なっていましたが、あまり効果を感じられないBスポット療法を中止するように頼みました。
それにより鍼灸の効果が高まったせいか症状緩和が早くなりました。
慢性上咽頭炎の声枯れにBスポット療法は効果がない

今回の患者様はBスポット療法を中止してから喉の痛みや声枯れの回復が早まりました。
このBスポット療法は直接上咽頭部分を擦過し出血させて消毒する治療です。
これによって炎症が改善するものですが、そのときの症状の状態によっては逆効果になる場合があります。
おそらく擦過による強い痛みが逆に炎症を悪化させてしまうのではないかと考えられます。
慢性上咽頭炎の声枯れ症状でもこの逆効果が起こることは十分に考えられます。
Bスポット療法を行って改善がみられない場合は悪化させないように中止することも大切です。
ステロイド薬は短期的な使用ですぐにやめる

当院では身体で起きている症状を一つひとつ情報源としてしっかり聞き取って他の判断材料とも合わせて主訴である慢性上咽頭炎の声枯れの原因・理由を考察し施術を行います。
あくまでも声枯れや喉の痛みは表面的に起きている現象であり、さらに慢性上咽頭炎は耳鼻科領域での病名です。
耳鼻科で声枯れや喉の痛み症状で受診すると多くは「ステロイド薬」を処方することがあります。
しかし、ステロイド薬は炎症に関わる免疫機能を低下させて炎症を抑える効能ですので、長期的に使用すると免疫力が下がり細菌やウイルス感染にかかりやすくなります。
覚えておいてほしいのは「炎症は身体が病気を治すために必要な生理反応」ということです。
無理にステロイド薬で抑えるのではなく、上手く炎症反応を自然治癒力に変えることが重要です。
当院で患者様の治療実績はこちらから

【患者様の声 慢性上咽頭炎】
「慢性上咽頭炎で後鼻漏とめまいに悩んでいる」
41歳 女性 埼玉県 在住
「腰痛」「鼻炎」「めまい」の3ケ所が不調でした。腰痛はマッサージに行く、鼻炎は薬を飲む、めまいは鉄分を多く含む食材を食べたりサプリを飲む、こんな方法しかなく、どれも改善せず長い間苦しめられてきました。そんな時、友達が「治療してきたら」と誕生日にプレゼントしてくれました。鍼=痛い、というイメージがあり、初めは少し怖くて緊張しましたが、少しチクッとする所はあるものの、殆ど痛みもなく安心して受ける事ができました。驚く事に、3ケ所共1回の治療で改善されたのを実感しました。
※他にも実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告しています。
下記のリンクから別ページでご覧ください。
慢性上咽頭炎による声枯れは東洋医学の鍼灸で改善できる
最近の傾向では慢性上咽頭炎による自律神経症状を伴った声枯れや喉の痛みの方が増えています。
当院ではこの症状に対して東洋医学に基づき一人ひとりに合った体質を調べてツボを選定し鍼灸施術を行います。
同じうつ症状でも体質や状態は個々によって違うため利用する東洋医学のツボが変わります。
このツボの微調節によって鍼灸の効果を最大限に引き出しています
ぜひ、「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。

[参考]
※1.慢性上咽頭炎/日本病巣疾患研究所
https://jfir.jp/chronic-epipharyngitis/

鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
【SNS】
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