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上咽頭炎の漢方は麦門冬湯だけではない|治らない理由を体質から変える東洋医学の全知…
- カテゴリ:
- 全身のお悩み
公開日:2025年07月01日
更新日:2026年03月10日

【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次

「喉の奥がずっとイガイガする」「Bスポット療法を続けても後鼻漏が治らない」……。そんな長引く上咽頭炎の悩みに、漢方薬は非常に有効な選択肢です。しかし、ネットでよく見かける**「麦門冬湯(ばくもんどうとう)」を飲めば解決、というほど単純なものではありません。**結論からお伝えすると、上咽頭炎を根本から改善するには、「今起きている炎症(熱)」を引かせる漢方と、「炎症を繰り返さない体(免疫・自律神経)」を作る漢方を、あなたの体質に合わせて使い分けることが不可欠です。本記事では、西洋医学の薬や処置だけでは限界を感じている方に向けて、東洋医学(漢方・鍼灸)がなぜ慢性上咽頭炎に強いのか、そのメカニズムと具体的な解決策をプロの視点で徹底解説します。
なぜ上咽頭炎は「治りにくい」のか?知っておきたい基礎知識

上咽頭は「免疫の最前線」ゆえにダメージを受けやすい
上咽頭は鼻の奥と喉の境目にあり、呼吸とともに侵入するウイルスや細菌をブロックする「防御の要」です。表面には繊毛があり、リンパ組織が密集しているため、常に外敵と戦っています。
「急性」と「慢性」で異なるアプローチが必要
上咽頭炎には大きく分けて2つのフェーズがあります。
・急性上咽頭炎: 風邪の初期などに急激に発症。強い痛み、発熱、腫れが特徴。
・慢性上咽頭炎: 炎症やうっ血が長期化。喉の異物感、後鼻漏(鼻水が喉に流れる)、倦怠感、頭痛、自律神経の乱れなど、全身に症状が広がります。
多くの方が悩んでいるのは後者の「慢性」であり、これは喉だけの問題ではなく、全身の免疫バランスや自律神経の問題へと発展しているケースがほとんどです。
一般的な治療(西洋医学)とBスポット療法のメリット・限界
喉の痛みで受診すると、通常は以下の薬が処方されます。
・消炎鎮痛剤: トランサミン、ロキソニン、カロナール(一時的な炎症・痛みの緩和)
・去痰・鎮咳薬: ムコダイン、アスベリン、メジコン(鼻水や咳の緩和) さらに専門的な治療として**Bスポット療法(EAT:上咽頭擦過療法)**があります。これは塩化亜鉛などの薬剤を患部に直接擦り付ける処置で、高い消炎効果があります。
【重要】薬やBスポット療法で「治りきらない」理由
Bスポット療法は「火事(炎症)」を消すのには非常に有効ですが、「なぜ火事が起きやすいのか(体質・免疫力低下)」という根本原因にはアプローチできません。 そのため、治療をやめると再発したり、痛みが強すぎて続けられなかったりする方が多いのが現状です。
漢方薬は「麦門冬湯だけ」では不十分な理由

上咽頭炎の漢方として有名な「麦門冬湯」は、主に「喉を潤す」ことで空咳や乾燥感を和らげる薬です。しかし、慢性上咽頭炎のすべてのケースに合うわけではありません。 東洋医学では、以下の3つのパターンを見極めて処方を決定します。
① 急激な痛みを鎮める「外感風熱(がいかんふうねつ)」
ウイルスなどの外敵(邪気)が喉で燃え盛っている状態です。
・主な症状: 激しい痛み、灼熱感、腫れ、発熱。
・代表的な漢方: 銀翹散(ぎんぎょうさん)、駆風解毒湯(くふうげどくとう)。
・目的: 熱を冷まし、ウイルスを追い出す。
② 免疫バリアが壊れている「衛気(えき)不足」
「喉のバリア機能」が低下し、少しの刺激(乾燥・寒暖差)ですぐ再発する状態です。
・主な症状: 疲れやすい、風邪を引きやすい、少しの気温変化で鼻水が出る。
・代表的な漢方: 玉屏風散(ぎょくへいぶうさん)、衛益顆粒(えいえきかりゅう)。
・目的: 体表の防御力を高め、炎症の再発を防ぐ。
③ 胃腸からエネルギーが作れない「脾気虚(ひききょ)」
免疫の源(気)を作る胃腸が弱っているため、いくら喉を治療しても回復力が追いつかない状態です。
・主な症状: 食欲不振、軟便、胃もたれ、慢性的なくすぶり。
・代表的な漢方: 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、参苓白朮散(じんりょうびゃくじゅつさん)。
・目的: 胃腸を整え、根本的な体力を底上げする。
鍼灸(しんきゅう)治療が慢性上咽頭炎に劇的な効果をもたらす理由

「喉の炎症になぜ鍼(はり)?」と驚かれるかもしれません。しかし、慢性上咽頭炎の背後には必ずと言っていいほど**「自律神経の乱れ」と「首周りの血流不全」**があります。
・自律神経の調整: 上咽頭は自律神経のスイッチが集まる場所です。鍼灸で全身のバランスを整えることで、喉のうっ血を根本から解消します。
・血流改善: 喉周辺の筋肉の緊張を緩め、免疫細胞がスムーズに患部へ届く環境を作ります。
・非侵襲: Bスポット療法のような激しい痛みがないため、ストレスなく継続でき、回復を早めます。
【改善事例】病院で治らなかった52歳女性のケース
山梨県在住 A様(52歳・会社員)
数年前から喉の奥の違和感、声枯れ、鼻の奥の詰まりに悩まされていました。耳鼻科で慢性上咽頭炎と診断され、麦門冬湯や抗生物質を服用しましたが、改善せず。
当院のアプローチ:
喉の乾燥だけでなく、仕事のストレスによる「気の滞り」と「胃腸の弱り」を改善する鍼灸施術を行いました。
3回目: 呼吸が深くなり、鼻の通りが改善。
9回目: 喉の重だるさが消失。声が安定し、日常生活に支障がなくなりました。
「薬ではどうにもならなかった不快感が、体質から見直すことで消えました」(A様の感想)
FAQ:上咽頭炎と漢方に関するよくある質問

Q1. 漢方薬を飲んでから、どれくらいで効果が出ますか?
急性期の激しい痛み(銀翹散など)であれば、数時間〜数日で実感できることが多いです。慢性の場合は、体質が入れ替わる1〜3ヶ月を目安にじっくり取り組むのが理想的です。
Q2. 市販の漢方薬でも大丈夫ですか?
市販薬も有効ですが、上咽頭炎は「熱を冷ますべきか」「潤すべきか」「補うべきか」の判断が非常に難しい疾患です。誤った処方を選ぶと逆効果になることもあるため、一度専門家に相談することをおすすめします。
Q3. Bスポット療法と漢方・鍼灸を併用してもいいですか?
はい、併用可能です。Bスポット療法で外側から炎症を抑え、漢方・鍼灸で内側から治る力を高めることで、相乗効果(ハイブリッド治療)が期待できます。
まとめ:喉の違和感から解放されるための3ステップ
慢性上咽頭炎は、単なる喉の病気ではありません。「体からのSOS」です。
1. 自分のフェーズを知る: 今は激しい炎症期か、それとも弱っている慢性期かを見極める。
2. 体質に合った漢方を選ぶ: 麦門冬湯にこだわらず、免疫や胃腸の機能を考慮した処方を取り入れる。
3. 専門家の手を借りる: セルフケアで限界を感じたら、自律神経や免疫にアプローチできる専門医や、当院のような鍼灸院へ相談する。
「風邪の引き始めはいつも喉から」「この違和感は一生治らないのではないか」と不安な方へ。 上咽頭を整えることは、全身の調子を整えることと同義です。まずはあなたの体質を知ることから始めてみませんか?
慢性上咽頭炎と鍼灸の関係|薬で改善しない喉の違和感を自律神経からケア
治りづらい慢性上咽頭炎には、鍼灸治療によるアプローチが非常に効果的です。標準的な薬物療法やBスポット療法(EAT)だけでは改善しないケースも、背景にある自律神経の乱れを整えることで好転が期待できます。当院では一人ひとりの体質や生活習慣に寄り添い、再発を防ぐオーダーメイドの施術を行います。長引く喉の不調や繰り返す炎症、再発防止でお悩みの方は、ぜひ当院の鍼灸をご検討ください。
慢性上咽頭炎【52歳女性 会社員(山梨県在住)】

【慢性上咽頭炎が改善された方の感想(口コミレビュー)】
・山梨県在住/52歳女性
数年前から、喉の奥に常に違和感があり、声がかすれたり、鼻の奥がつまるような感覚に悩まされていました。
耳鼻科では慢性上咽頭炎と診断され、抗生物質やステロイドスプレー、さらには漢方薬の麦門冬湯も処方されましたが、症状は一向に改善せず、むしろ慢性的な不快感が日常を蝕んでいくようでした。
麦門冬湯は喉の潤いを保つ効果があるとされ、一定の期待を持って服用しましたが、私の場合は効果を実感できず、むしろこれ以上何を試せばいいのかと途方に暮れる日々が続きました。
そんな中、知人の勧めでコモラボさんで鍼灸治療を受けることになりました。
正直、喉の炎症に鍼が効くなんて想像もしていませんでした。
しかし、初回の施術後から喉の奥の重だるさが少し軽くなったように感じ、3回目には鼻の通りが良くなり、呼吸が深くできるようになったのです。9回の施術を終えた今、あの不快な違和感はほとんど消え、声も安定し、日常生活に支障をきたすことがなくなりました。
病院の薬では改善しなかった症状が、鍼灸という東洋医学のアプローチでここまで回復するとは思ってもみませんでした。
慢性上咽頭炎に悩む方には、ぜひ一度、鍼灸治療という選択肢を検討していただきたいです。
実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
ぜひ、下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
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次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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