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自律神経整えるテープストレッチ

自律神経整えるテープストレッチ
公開日:2023年09月09日
更新日:2023年09月09日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

自律神経と肌は密接に関係している

なんとなくお腹の調子が悪いときに自分でお腹をさすると楽になったり、呼吸がしづらいときに誰かに背中をさすってもらうと呼吸がしやすくなったりした経験はないでしょうか。これは皮膚刺激によって起こる神経反射が中枢神経に届き、セロトニンが放出されることで気持ちが落ち着くとされています。またストレスや痛みに関わりのあるカテコールアミンと呼ばれるホルモンも皮膚刺激によって減少し、実際に痛みや痛みによって起こる興奮を鎮める働きがあります。このように肌への物理的な皮膚刺激はホルモン分泌だけでなく自律神経や内臓機能にも良い影響を与えることがわかっています。
【参考文献】
皮膚刺激と心身の健康/鍵谷 方子
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jhas/10/1/10_14/_pdf/-char/ja

自律神経が乱れたらテープストレッチ

では、どのように皮膚刺激を加えると自律神経やホルモンバランスによい影響を与えることができるのでしょうか。その方法の一つにテープストレッチがあります。テープストレッチは誰でも簡単に皮膚に刺激を与えて自律神経やホルモンバランスを調整できる方法になります。必要なものはスポーツなどで使われる伸縮性テープだけです。当院ではこの伸縮性テープを利用して先ほど解説した生理学的な生体反応と東洋医学の経絡(けいらく)と呼ばれるエネルギー線を上手く組み合わせて皮膚刺激を与えています。

気持ちを落ち着かせる効果的なテープストレッチ

このテープストレッチの貼る方法は自律神経の不調に合わせて様々なバリエーションがあります。今回は自律神経のお悩みの中でも比較的多い「気持ちがソワソワする、不安感がある」という状態に効かせるテープ方法を解説します。
【貼る方法】
①2.5cm幅の伸縮テープを10センチほど切って用意する(片側2枚)
②前腕の内側にストレッチを加えるように手を外側に反らす
③ツボである内関と郄門にテープを縦に貼る
内関の場所→手首のシワから肘に向かって指3本分
郄門の場所→手首のシワと肘のシワのちょうど真ん中
テープストレッチのポイントは貼るときにしっかりと筋肉と皮膚を引き延ばすことです。それによりテープの刺激が皮膚やツボに加わり生体反応が起こりやすくなります。また東洋医学では精神安定には内関と郄門がよく用いるツボになります。

セルフケアするならサプリよりテープストレッチ

自律神経を整えるためにサプリを飲んだり、食べ物を食べたりと色々と試していても「どれも効果が感じられない」とお悩みの方はぜひこのテープストレッチを試してみてはいかがでしょうか。そのような方にはテープストレッチが有効です。テープストレッチは身体の生体反応を西洋医学と東洋医学の両方の観点から導き出した副作用のない安心安全なテーピング方法です。

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