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【マッサージは効く?】三叉神経痛になりやすい人の原因と初期症状
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み
公開日:2022年12月24日
更新日:2024年09月13日
目次
※自律神経失調症など改善された患者様の声と治療実績は上記のリンクから別ページで解説しています。
三叉神経痛はどのような初期症状が起こるのか
三叉神経は顔面の痛みには「ズキズキ痛い」「ビリビリ痛い」「ヒリヒリ痛い」など様々な症状を呈します。
三叉神経は唇の周囲や歯の周りに分布しているため、三叉神経痛は会話や食事などによって起こる外的刺激で突然ビリッと電気が走るような強い痛みがあります。
神経は電気信号によって情報伝達する、絶縁体に包まれた電線に例えられます。この絶縁体に包まれた神経に血管が当たり強く圧迫され続けると絶縁がうまくいかず電気が外に漏れ出る「ショート」のような現象を起こすことがあります。このショートした状態が痛みとして大脳に認識され三叉神経痛が出現します。
顔面、頭皮、歯に強い痛みが出たら三叉神経痛の初期症状
三叉神経痛は顔面部に痛みが出る病気です。
三叉神経は顔面部の感覚(痛覚、触覚、冷覚、温覚など)を脳に伝える働きをしていますが、この神経が何らかの障害が起きて三叉神経の支配している領域で痛みを感じるのが三叉神経痛です。
神経が過敏に反応してしまうため、顔面の一部に触れたり、風にあたったりすると鋭い電気が走るような激しい痛みが発作的(2~10秒)に、繰り返し起こります。
三叉神経痛の期間も長い人だと数か月かかることがあります。また消失したとしても再発することがあるため注意が必要です。※1
三叉神経痛の原因にストレスで起こる血管拡張がある
三叉神経痛の原因のほとんどは三叉神経と並行して走る正常な動脈が接触し圧迫するためです。
動脈は心臓から送り出される血流により拍動しています。
その拍動が三叉神経を刺激し続けると、神経を覆っている細胞が摩耗して傷ついてしまい神経が電気がバチバチとショートするような現象が起きてしまいます。
この電気のショートの減少が三叉神経痛の痛みになります。
そのために、顔面に軽い刺激が加わっただけでも、それが過敏であるため増幅されて激しい痛みとして脳に送られます。※2
三叉神経痛の主な初期症状&セルフチェック
三叉神経痛の主な症状とセルフチェックについてです。
以下の項目に当てはまる数が多いと三叉神経痛の可能性が高くなります。
・歯を磨くと歯に激痛が走る
・化粧をすると顔が痛い
・洗顔すると顔が痛い
・食事をすると歯が痛い
・顔の特定の部位を触ると痛みが走る
・ひげをそると顔が痛い
改善のためには自律神経を整えて血管の拍動を抑える
三叉神経痛のほとんどは三叉神経と並行に走っている血管の圧迫による神経障害と解説しました。
そのため改善のためにはこの血管の強まった拍動を抑える必要があります。
この血管の拍動をコントロールしているのが自律神経とされています。
三叉神経痛になりやすい方またはすでになっている方の多くは自律神経の中でも交感神経の働きが優位になっている傾向にあり、全身の血管の拍動が高まっているとされています。
この交感神経を鎮静させて副交感神経の働きを高めることで三叉神経への血管の圧迫が治まり三叉神経痛が改善されます。※3
三叉神経痛の初期症状を改善するツボ
【三叉神経痛の初期症状を改善するツボ】
・和陵(わりょう)・・・耳とこめかみの間の窪んだもみあげ付近にある。
【ツボ指圧のポイント】
人差し指でツボの周囲を押してとズーンと響くポイントがあります。
響くところを見つけたらじっくりと5秒間指圧したあとに力を緩めずに優しく指圧をしてみてください。
これを左右で3セット行います。
三叉神経痛にマッサージはあまり推奨しない
よく患者様に「三叉神経痛はマッサージはしても大丈夫か」と聞かれます。
三叉神経痛は神経過敏の状態で軽く触れただけでも非常に強い電撃痛を伴う症状ですので、あまりマッサージはおすすめしません。
先ほど解説したおすすめのツボに関しても「部分的に優しく指圧する程度」との条件付きでの推奨です。
当院ではこのような三叉神経痛には痛みの原因である三叉神経の興奮を鎮める鍼灸治療を行います。
問診や検査によって詳しく三叉神経の走行を特定し、その中でも痛みの原因となる部位を見つけて的確に鍼灸の刺激を加えます。
それにより興奮と炎症によって起きている痛みが鎮まり三叉神経痛が完治されます。
鍼灸の刺激じたいはとても優しく痛みはありませんので、初めての方でも受けていただけます。
悪化すると異痛症に進行するため早めの改善が重要です
この三叉神経痛は血管の圧迫による刺激が神経を障害して起こる痛みですが、三叉神経痛が悪化したり痛みが慢性的に長引くと脳の痛みの認知機能が興奮して起こる「異痛症」と呼ばれる状態に進行する可能性があります。
そのため三叉神経痛を悪化させず慢性化する前に早期に改善することが重要になります。
※異痛症については別のページで解説しています。
詳細な情報は下記のリンクからご覧ください。
三叉神経痛は当院の鍼灸治療で改善できる
三叉神経痛の支配する顔面部に直接鍼の刺激を加えることで過敏になった神経が鎮まる効果があります。
また体質を診断し身体の状態にあったツボを利用することで副交感神経が高まり血管の拡張と圧迫が抑えられて痛みを取り除く効果も期待できます。
「どこに行けば自分の不調を正しく改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。
当院で改善した患者様の声と治療実績はこちらから
実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。
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[参考]
※1.三叉神経痛/新武雄病院
https://www.shintakeo-hp.or.jp/department/shinryo_noushinkei/noushinkei_02
※2.三叉神経痛/香川県立中央病院
※3.自律神経症状を呈した典型的な三叉神経痛の1例
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjop/9/1/9_47/_pdf/-char/ja
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鍼灸院コモラボ院長
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【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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