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【専門家監修】歯や神経の痛みと耳鳴りの関係とは?原因・噛み合わせとの繋がりと対処…
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み
公開日:2026年08月26日
更新日:2026年08月26日

【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次

「歯が痛いのと同時に、耳の中で『キーン』という耳鳴りがする…」「歯の神経を治療してから耳に違和感があるけれど、歯医者と耳鼻科のどちらに行けばいいの?」このようなお悩みを抱えて不安になっていませんか?
結論からお伝えすると、歯の神経(三叉神経)や噛み合わせ(顎関節)の不調が原因で耳鳴りが起こるケースは十分にあります。
ただし、耳鳴りの原因には耳自体の病気が隠れている可能性もあるため、まずは耳鼻咽喉科を受診し、問題がなければ歯科・矯正歯科で噛み合わせや顎の状態を調べることが最も安全で確実な解決へのステップです。この記事では、歯や神経と耳鳴りが関係するメカニズム、よくある原因、そして今日からできる対処法についてわかりやすく解説します。
なぜ歯や神経の問題で「耳鳴り」が起きるのか?3つのメカニズム

「歯と耳は離れているのに、なぜ影響し合うの?」と疑問に思うかもしれません。実は、歯・顎・耳は解剖学的に非常に近い位置にあり、神経や骨を共有しています。主な理由は以下の3つです。
① 神経の経路が重なっている(三叉神経の影響)
歯の根元を通っている神経は「三叉神経(さんさしんけい)」と呼ばれ、顔面の感覚や噛むための筋肉(咀嚼筋)をコントロールしています。 この三叉神経は、耳の奥や周辺に伸びる神経とも密接にリンクしています。歯の虫歯や根管治療(神経の治療)によって強い炎症が起きると、その刺激が脳へ伝わる過程で「耳の異変(耳鳴りや耳痛)」として錯覚・放散(ほうさん)されることがあるのです。
② 顎関節と耳が物理的に隣接している
顎の関節(耳の穴のすぐ前にある関節)と耳の構造は、わずか数ミリしか離れていません。 噛み合わせが乱れていたり、奥歯の高さが合っていなかったりすると、咀嚼するたびに顎関節が後方に押し込まれ、耳の神経や聴覚に関わる管(耳管)を物理的に圧迫・刺激します。これが「キーン」「ザーザー」といった耳鳴りや耳の詰まり感を引き起こします。
③ 咀嚼筋の緊張とストレス
噛み合わせの悪さや、無意識の「歯ぎしり・食いしばり」が続くと、顎を動かす筋肉(側頭筋や咬筋)が過剰に緊張します。側頭筋は耳の上から周りにかけて広がっているため、筋肉のこりが血流障害や神経の過敏化を招き、耳鳴りを増悪させます。
歯や神経が原因で耳鳴りが起きる「4つの代表的なパターン」
どのような時に歯が原因の耳鳴りが生じやすいのでしょうか。代表的な4つのケースを紹介します。
パターン1:虫歯や歯の神経の炎症(根尖性歯周炎など)
重度の虫歯によって歯の神経(歯髄)が死んでしまったり、過去に神経を抜いた根元に細菌が溜まって炎症(根尖性歯周炎)を起こしたりすると、三叉神経を通じて耳へ痛みが放散し、耳鳴りを併発することがあります。
パターン2:歯科治療後の噛み合わせの変化(被せ物が低い・高い)
虫歯治療で被せ物(クラウン)や入れ歯を入れた後、またはインプラント治療の後に耳鳴りが始まるケースです。特に「奥歯の被せ物が低い」場合、患者本人は高さを低くしてもらうことで一時的に違和感が減ったように感じますが、実際には噛み合わせの高さ(咬合高径)が下がり、顎関節が深く沈み込んで耳を圧迫する原因になります。歯科業界では「噛み合わせを無闇に低くすることは禁物」と言われるほど重要です。
パターン3:顎関節症・歯ぎしり・食いしばり
顎を動かすと「カクカク」音が鳴る、口が開きにくいといった「顎関節症」の症状がある方は、耳鳴りを併発しやすい傾向にあります。睡眠中の歯ぎしりや日中の食いしばりによって顎関節や周辺筋肉へ慢性的に過度な負担がかかり、耳周辺の神経を刺激します。
パターン4:親知らず(智歯周囲炎)の炎症
まっすぐ生えていない親知らずの周りに細菌が入り込んで炎症が起きると、顎の奥深くから耳にかけて激痛や耳鳴りが生じることがあります。
どちらを受診すべき?「耳鼻咽喉科」と「歯科」の優先順位と判断基準

耳鳴りと歯の痛みが同時にある場合、「どちらの病院へ行けばいいのか」迷ってしまいますよね。失敗しない受診のステップを解説します。
【ステップ1】まずは「耳鼻咽喉科」を優先して受診する
耳鳴りを感じた際、最優先すべきは耳鼻咽喉科です。突発性難聴や中耳炎、メニエール病など、耳そのものの病気が原因である場合、発見や治療が遅れると聴力が戻らなくなるリスクがあるからです。まずは耳鼻科で聴力検査や耳鏡検査を受け、耳自体や脳・聴神経に明確な異常がないかを確認してもらいましょう。
【ステップ2】耳鼻科で異常がなければ「歯科・矯正歯科」へ
耳鼻科で「耳には特に異常がありません」と言われた場合、または以下のような特徴がある場合は、歯科・矯正歯科を受診しましょう。
・噛んだときに歯や顎に痛みが走る
・食事をするとき(噛む動作)に耳鳴りが強くなる
・最近、歯の治療をしてから耳鳴りが始まった
・口を開けると顎が鳴る・痛む
・朝起きたときに顎の疲れや歯の違和感がある(歯ぎしりの疑い)
歯科医院では、パノラマX線写真や噛み合わせのチェック、顎関節の診査を行い、原因を特定していきます。
歯科で行われる主な治療方法

歯科で「噛み合わせや顎・神経」が耳鳴りの原因と診断された場合、以下のような治療が行われます。
① 噛み合わせの調整・修復物のやり直し
低い・不適合な被せ物やインプラントがある場合、正しい高さと噛み合わせに再調整します。噛み合わせの位置を正常に戻すことで、顎関節への圧迫を取り除きます。
② スプリント療法(マウスピース治療)
夜間に専用のマウスピース(ナイトガード)を装着することで、歯ぎしりや食いしばりによる負担を軽減します。顎関節の位置を安定させ、耳周辺の筋肉の緊張を和らげます。
③ 根管治療(歯の神経の治療)
歯の根元に炎症がある場合は、根管治療を行って感染源を除去します。炎症が治まることで三叉神経への刺激がなくなり、耳鳴りや放射痛が改善します。
④ 矯正治療
歯並びの乱れが根本原因となって顎関節に慢性的な負担をかけている場合は、ワイヤー矯正やマウスピース矯正によって全体の噛み合わせを整えます。
FAQ(よくある質問)
Q1. 歯の神経を抜いたら(根管治療をしたら)耳鳴りは治りますか?
A. 原因が歯の神経の炎症(三叉神経への放散痛)である場合は、適切な根管治療によって耳鳴りが軽減・消失する可能性があります。ただし、耳鳴りの原因が耳自体の病気やストレス、加齢など別にある場合は、歯の治療だけでは治りません。必ず耳鼻咽喉科の受診と並行して診察を受けましょう。
Q2. ストレスも歯と耳鳴りに関係していますか?
A. 大いに関係しています。ストレスを感じると無意識に歯を強く噛みしめたり、睡眠中に歯ぎしりをしたりしやすくなります。これが顎関節症や咀嚼筋の緊張を引き起こし、耳鳴りを悪化させる要因となります。
Q3. 自宅でできる対処法やストレッチはありますか?
A. 顎周りや首の筋肉を温めてリラックスさせる温罨法(おんあんぽう)や、顎を優しく動かすストレッチ、噛みしめ癖を意識してやめる「TCH(歯列接触癖)の改善」が効果的です。ただし、自己判断で顎を強く揉んだり無理に動かしたりすると悪化することもあるため、基本的には歯科医師の指導のもとで行ってください。
まとめ:焦らず専門医へ相談し、健やかな毎日を取り戻そう
歯や神経の炎症、噛み合わせの崩れは、三叉神経や顎関節を通じて「耳鳴り」を引き起こす大きな原因となります。最後に、今不安を感じているあなたが取るべき具体的なアクションステップを整理しました。
1. まずは「耳鼻咽喉科」を受診する
耳そのものに重大な病気(突発性難聴など)がないかを最優先で確認します。
2. 耳鼻科で異常がない場合、「歯科・矯正歯科」へ相談する
「食事で噛むと耳鳴りがする」「歯の治療後に始まった」などの経過を伝え、噛み合わせや顎関節の診査を受けましょう。
3. 日常の「噛みしめ癖」を見直す
日中、無意識に上下の歯を触れ合わせていないか意識し、リラックスを心がけます。
耳鳴りや歯の痛みは放置すると集中力の低下やストレスの増大につながります。ぜひ諦めずに、まずは医療機関へのご相談から始めてみてください。
(※本記事は一般的な情報の提供を目的としており、特定の診断を保証するものではありません。症状がある場合は、早めに医療機関・専門医へご相談ください。)
自律神経と筋肉のこりを整える「鍼灸治療」も有効な選択肢
歯科や耳鼻科の受診と並行して、東洋医学に基づく「鍼灸治療」を取り入れることも耳鳴りの改善に有効です。歯の痛みや顎関節症に伴う耳鳴りは、咀嚼筋(側頭筋や咬筋)の過度なこりや、ストレスによる自律神経の乱れが深く関わっています。鍼灸治療では、首・肩・顔まわりのツボや深部の筋肉へ直接アプローチし、血流を促して筋肉の緊張を和らげます。さらに自律神経のバランスを整えることで、不快な耳鳴りや痛みの悪循環を断ち切るサポートが期待できます。病院の検査で異常がない場合のケアとしてもおすすめです。
歯痛・神経痛・耳鳴りに悩む方へ|鍼灸治療で改善した患者様のお声

【改善された方の感想(口コミレビュー)】
・東京都在住/50歳女性
長年つらい歯の痛みや神経痛、それに伴う耳鳴りに悩まされ、噛み合わせの違和感や原因不明の体調不良で限界を感じていました。藁にもすがる思いで鍼灸院コモラボを受診したところ、丁寧なカウンセリングと的確な鍼灸治療のおかげで、徐々に痛みが和らぎ耳鳴りも驚くほど改善しました。親身になって施術してくださり、症状の原因やケア方法まで教えていただいた鈴木先生には心から感謝しております。
実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
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【医療受診の案内と施術の注意点】
次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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