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【専門家監修】三叉神経痛を和らげる方法とツボ|顔に触れず痛みを和らげる予防法
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み
公開日:2026年08月11日
更新日:2026年08月11日
【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
「顔にピリッと激痛が走り、触るのも怖い…」「歯磨きや洗顔のたびに痛みがあり、少しでも和らげる方法を知りたい」顔の片側に突然生じる電気が走るような激痛「三叉神経痛」。顔に触れることすら躊躇してしまうとき、セルフケアとして「顔以外のツボ(特に手のツボ)」を活用する方法が非常に有効です。結論から言うと、三叉神経痛の痛みを和らげるには、顔に直接触れず遠隔からアプローチできる「手のツボ(合谷・内関)」を優しく押すことが最も効果的な応急ケアです。この記事では、激痛を和らげる代表的なツボの位置や正しい押し方、絶対にやってはいけない注意点、病院での治療法までを分かりやすく解説します。最後まで読むことで、今すぐできる安全な痛み緩和法が分かり、不安な気持ちを抑えて次の適切な行動へ踏み出せるようになります。
【結論】三叉神経痛の痛みを今すぐ和らげる!おすすめの手のツボ2選


三叉神経痛の症状が出ている際、痛む顔を直接揉んだり押したりするのは、刺激となり激痛を誘発するリスクが高いため厳禁です。 そこでおすすめなのが、顔から離れた「手」にあるツボです。手には全身の神経や自律神経に働きかける重要なツボが集まっており、顔に触れずに痛みをケアできます。
1. 万能の痛み止めツボ「合谷(ごうこく)」
合谷は「痛みの万能ツボ」と呼ばれ、頭部や顔面の痛みを和らげる効果が非常に高いことで知られています。刺激が脳へ伝わることで、痛みを抑える物質(エンドルフィン)の分泌が促されます。
・ツボの位置: 手の甲側、親指と人差し指の骨が交わる付け根から、やや人差し指側のくぼみにあります。
・押し方のポイント:
1. 反対の手の親指と人差し指で挟むように持ちます。
2. 親指の腹を使い、人差し指の骨の下に押し込むイメージで圧をかけます。
3. 「痛気持ちいい」と感じる強さで、息を吐きながら3〜5秒押して緩める動作を5回ほど繰り返します。
2. 自律神経とストレスを整える「内関(ないかん)」
三叉神経痛の痛みが続くと、不安やストレスから交感神経が優位になり、体が緊張してさらに痛みに敏感になります。内関は自律神経を整え、心身をリラックスさせる効果があります。
・ツボの位置: 手首の内側(手のひら側)の横ジワから、指幅3本分肘に向かった中央(2本の筋の間)にあります。
・押し方のポイント:
1. 反対の手の親指をツボに当てます。
2. 深呼吸をしながら、息を吐くタイミングに合わせて優しくじんわり押し込みます。
3. 気持ちが落ち着くまで、左右それぞれ1〜2分程度丁寧に行いましょう。
なぜ三叉神経痛に「手のツボ」が効くのか?2つの理由
顔の疾患である三叉神経痛に対して、なぜ離れた手にあるツボが有効なのか、その仕組みを解説します。
【手のツボが効果的な理由】
① 顔に直接触れずに「遠隔アプローチ」ができるから
② 自律神経を整えて痛みの悪循環を遮断できるから
1. 顔に直接触れずに「遠隔アプローチ」ができるため
三叉神経痛は、洗顔・歯磨き・化粧・風が当たるなどのわずかな刺激でも激痛が誘発されます。 東洋医学や遠絡(えんらく)療法の考え方では、全身の経絡(気や血の通り道)は繋がっているとされています。痛む顔に触れず、遠く離れた手のツボを刺激することで、顔の神経の興奮を落ち着かせることが可能です。
2. 自律神経を整えて痛みの悪循環を絶つため
強い痛みが続くと、人間の体はストレスを感じて交感神経が過剰に働きます。すると筋肉が収縮して血行が悪くなり、痛みの閾値(痛みを察知するボーダーライン)が下がってさらに痛みを感じやすくなります。 手のツボを優しく押すことで副交感神経が優位になり、リラックス状態が生まれます。これが痛みの悪循環を絶つ手助けとなります。
三叉神経痛のツボ押しで「絶対やってはいけない」注意点
手軽に行えるツボ押しですが、間違った方法で行うと症状を悪化させるおそれがあります。以下の点に注意して実施してください。
強く押しすぎない(痛気持ちいい程度に留める)
痛みを早く消したい一心で、力任せにギューギュー押すのは逆効果です。強すぎる刺激は体に新たなストレスを与え、神経を過敏にさせてしまいます。あくまで「心地よい」「じんわり響く」と感じる強さ(弱〜中程度)で、呼吸を意識しながら押すことが大切です。
痛みが悪化・誘発される場合はすぐに中止する
ツボ押しをしている最中に顔の痛みが強くなったり、体調に違和感を覚えたりした場合は、すぐにセルフケアを中止してください。三叉神経痛の多くは、脳の深部で血管が神経を圧迫していることが原因です。ツボ押しはあくまで一時的な緩和策であり、根本原因を治すものではありません。無理を続けるのは避けましょう。
ツボ押し以外の三叉神経痛を和らげる方法・治療法
セルフケアだけでは痛みが治まらない場合、専門機関での治療を組み合わせる必要があります。主な選択肢として「東洋医学」と「西洋医学」の2つのアプローチがあります。
1. 東洋医学(鍼灸・漢方)によるアプローチ
・鍼灸治療:全身のツボや神経系に刺激を与え、血流改善や痛みの軽減を図ります。薬の副作用が心配な方や、初期の痛み緩和におすすめです。
・漢方薬:体質の改善や血行の促進(駆瘀血)、神経の緊張緩和を目的に処方されます。
2. 西洋医学(病院・クリニック)での専門的治療
三叉神経痛の根本的な解決を目指す場合は、脳神経外科やペインクリニックの受診が第一選択となります。
【治療法概要と特徴】
内服薬 / 治療抗てんかん薬(カルバマゼピン等)を用いて神経の異常な興奮を抑える。初期治療の基本。
神経ブロック注射 / 神経の近くに麻酔薬等を注射し、痛みの伝達を直接遮断する。一時的に激痛を抑える効果が高い。
微小血管減圧術(手術) / 原因となっている圧迫血管を神経から離す手術。根本治療が期待できる。
ガンマナイフ(放射線治療) / 放射線をピンポイントで照射し、痛みの伝達を抑える。体への負担が少ない。
※治療法の選択は、患者様の年齢、全身状態、痛みの程度に合わせて医師と相談の上決定されます。
三叉神経痛に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 顔にあるツボは押してはいけませんか?
A. 痛みが激しい時期(急性期)は、顔のツボ押しを避けるのが無難です。 顔には下関(げかん)や四白(しはく)などのツボがありますが、触れるだけで激痛が走るケースが多いため、まずは安全な「手のツボ」から試すことを推奨します。痛みが落ち着いている寛解期であれば、専門家に相談の上で試すことも可能です。
Q2. 日常生活で痛みを予防・和らげるコツはありますか?
A. 顔への刺激を避け、体を温めて保温することが大切です。 冷たい風が顔に当たると痛みが誘発されやすいため、マスクやマフラーで保護しましょう。また、食事の際は痛みの出にくい側で噛む、洗顔時はぬるま湯でやさしく洗い流すなどの工夫が有効です。
Q3. 何科を受診すれば良いですか?
A. 「脳神経外科」または「ペインクリニック」を受診してください。 虫歯かと勘違いして歯科を受診される方も多いですが、画像診断(MRIなど)で血管と神経の位置関係を確認できる脳神経外科が最も適しています。
まとめ:ツボ押しで痛みを和らげ、早めに専門医へ相談しましょう
三叉神経痛の激しい痛みに対し、自分でできる安全な応急ケアとして「手のツボ(合谷・内関)」を活用する方法を紹介しました。
・顔に触れず、手のツボ(合谷・内関)を優しく押す
・息を吐きながら「痛気持ちいい」強さでリラックスして行う
・強押しや無理なセルフケアは避け、痛みが引かない場合は中止する
ツボ押しは痛みの緩和やリラックスには役立ちますが、病気の根本原因を治療するものではありません。「痛みの回数が増えてきた」「日常の食事や会話がつらい」と感じる場合は、我慢せず早めに脳神経外科やペインクリニックなどの専門医を受診してください。まずは今日から、優しく手のツボを押し、痛みに怯えない穏やかな毎日を取り戻す第一歩を踏み出しましょう。
ツボ押しと併用したい!三叉神経痛の改善に鍼灸治療が有効な理由
セルフケアとしてのツボ押しに加え、専門家による「鍼灸治療」を取り入れることも三叉神経痛の症状改善に非常に有効です。鍼灸治療では、手足や顔周りのツボを正確に刺激し、全身の気血の流れや自律神経のバランスを整えます。これにより、神経の過敏な興奮を抑えて痛みの閾値(いきち)を引き上げ、激痛の発作頻度や強さを軽減する効果が期待できます。「薬の副作用が気になる」「手術以外の選択肢を探したい」という方にとっても、身体への負担が少ない東洋医学的アプローチとして非常に心強い選択肢となるでしょう。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
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現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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