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【夕方おならが止まらない】ガスが溜まる原因と即効対策|過敏性腸症候群(IBS)か…
- カテゴリ:
- 胸やお腹の悩み
公開日:2026年06月19日
更新日:2026年06月19日
【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
「朝はお腹がスッキリしているのに、夕方になるとガスが溜まる…」 「デスクワークの後、夕方におならが止まらなくなって仕事に集中できない…」 このような、夕方特有のお腹の張りとガスでお悩みではありませんか? 周囲に人がいる環境でおならを我慢し続けるのは、精神的にも肉体的にも非常に辛いものです。 この記事では、なぜ「夕方」という決まった時間にお腹の張りがピークに達するのか、その隠されたメカニズムを解明します。 さらに、明日から実践できる食事法や、その場でガスを逃がす即効対策まで詳しく解説。 この記事を読むことで、夕方の不快なガス溜まりから解放され、毎日を快適に過ごすための具体的なステップが分かります。
【結論】夕方のガス溜まりは、日中に蓄積された「3つの負担」が限界に達したサイン
結論から言うと、夕方におならが止まらなくなったり、ガスが溜まったりするのは、①昼食後の消化・発酵のタイムラグ、②日中のデスクワークによる姿勢悪化、③ストレスから生じる無意識の空気の呑み込み(呑気症)の3つが日中に蓄積され、夕方のタイミングで一気に限界を迎えるためです。 これは、現代人に非常に多い「過敏性腸症候群(IBS)のガス型」の特徴的な症状でもあります。 しかし、日中の習慣をほんの少し見直し、正しいセルフケアを取り入れることで、夕方のお腹の張りは劇的に軽減させることが可能です。
なぜ「夕方」なのか?ガスが溜まりおならが止まらなくなる3つの原因

午前中は平気なのに、午後から夕方にかけて急激にお腹が張ってくる背景には、人間の身体のリズムと日中の行動パターンが深く関係しています。 原因は主に以下の3つです。
① 昼食から数時間後の「消化・発酵のタイムラグ」
私たちが口にした食べ物は、胃や小腸で消化された後、大腸へと運ばれます。 大腸に到達した食べ物の残りカスが、腸内細菌によって分解・発酵されてガス(おならの元)を発生させるまでには、およそ4〜6時間のタイムラグがあります。 つまり、12時前後に食べた昼食が最もガスを生み出す時間帯が、ちょうど「夕方の16時〜18時頃」に重なるのです。 特に昼食に発酵しやすい糖質を多く含んだ食事を摂っていると、この時間帯に大腸で爆発的にガスが産生されることになります。
② 長時間のデスクワークと姿勢の悪化
座りっぱなしのデスクワークは、物理的にお腹を圧迫します。 特に夕方になり疲労が溜まってくると、猫背や前かがみの姿勢になりがちです。 骨盤が後傾し、猫背の姿勢が続くと、腸が物理的に押し潰されて腸管の蠕動(ぜんどう)運動が低下します。 その結果、本来なら自然と体外に排出されるか腸壁から吸収されるはずのガスが、逃げ場を失って腸の中にどんどん溜まってしまうのです。
③ 心理的ストレスと無意識の「呑気症(どんきしょう)」
おならとして排出されるガスの約7割は、実は「口から飲み込んだ空気」です。 仕事のプレッシャーや緊張、我慢を強いられる環境にいると、人は無意識のうちに奥歯を噛み締め、唾液と一緒に大量の空気を飲み込んでしまいます。 これを「呑気症(空気嚥下症)」と呼びます。 朝から職場で張り詰めた状態が続くと、知らず知らずのうちに「空気の貯金」がお腹の中に蓄積されていきます。 その蓄積量が限界に達し、仕事の疲れが出る夕方に、ガス溜まりやおならの多発として顕在化するのです。
夕方の張りを抑える食事法!「低FODMAP(フォドマップ)食」の選び方
夕方のガス発生を根本から抑えるためには、ランチのメニュー選びが極めて重要です。 近年、過敏性腸症候群(IBS)の食事療法として世界的に注目されているのが「低FODMAP(フォドマップ)食」です。 FODMAPとは、大腸で吸収されにくく、腸内細菌のエサとなって大量のガスを発生させやすい4つの発酵性糖質の頭文字をとったものです。 昼食時にこれらを避けるだけで、夕方のお腹の張りが驚くほど楽になります。
【食品分類高FODMAP食品(ガスが溜まりやすい)低FODMAP食品(夕方に安心!)】
主食 / 小麦製品(パン、パスタ、うどん)、ラーメン / 白米、玄米、フォー、十割そば、グルテンフリー麺
野菜・豆類 / 玉ねぎ、にんにく、ごぼう、大豆(納豆、豆腐) / キャベツ、レタス、トマト、にんじん、大根、ほうれん草
果物・その他 / リンゴ、大粒の豆、牛乳、ヨーグルト、人工甘味料 / バナナ、キウイ、ブドウ、アーモンドミルク、硬めのチーズ
ランチ選びのアドバイス
「健康のために」と良かれと思って食べているヨーグルトや納豆、ごぼう、全粒粉パンなどは、ガス型の人にとっては逆効果になり、夕方のガスを増やす原因になります。 夕方の張りが強い時期は、主食を「米(白米)」にし、お肉や魚、低FODMAPな野菜を組み合わせた和食スタイルの弁当や定食を選ぶのがベストです。
今すぐできる!空気の流入を防ぐ「日中の2つの良習慣」

日常のちょっとした動作を見直すことで、お腹へ流れ込む空気の量を劇的に減らすことができます。 オフィスでも実践できる2つの具体的なアクションをご紹介します。
① 早食いを防ぐ「置箸(おきばし)」の徹底
昼食を急いでかき込むように食べる「早食い」の習慣は、食べ物と一緒に大量の空気を胃に送り込んでしまいます。 これを防ぐために効果的なのが「置箸(おきばし)」です。
・一口食べ物を口に入れたら、必ず箸を箸置き(またはお皿)に置く。
・箸を置いた状態で、じっくりと30回以上噛むことに集中する。
・完全に飲み込んでから、再び箸を持つ。
このステップを踏むだけで、食事のスピードが自然と落ち、咀嚼が十分に行われるため、胃腸への負担と空気の吸入量を最小限に抑えることができます。
② 自律神経をリセットする「4・8腹式呼吸法」
夕方にかけてストレスや疲労が溜まると、呼吸が浅くなり交感神経が優位になります。 交感神経が優位になりすぎると腸の動きがストップし、ガスが排出されにくくなります。 デスクで1〜2時間に一度、以下の呼吸法を行い、自律神経をリラックス(副交感神経優位)に切り替えましょう。
1. 姿勢を整える: 背筋を軽く伸ばし、お腹に手を当てます(椅子に深く腰掛けてもOK)。
2. 鼻から吸う(4秒): お腹を膨らませるイメージで、鼻からゆっくり4秒かけて空気を吸い込みます。
3. 口から吐き切る(8秒): 吸った時間の倍の時間をかけ、口から細く長く8秒かけてお腹をへこませながら息を吐き切ります。
※これを3〜5回繰り返します。 吸う時間と吐く時間の比率を $1:2$ にすることで、副交感神経が刺激され、腸の緊張がほぐれてガスがスムーズに処理されるようになります。
ガス型IBSに専門的アプローチ!鍼灸治療が有効な理由
「病院で検査をしても異常がないと言われた」「整腸薬を飲んでも夕方のガス溜まりが治らない」という場合、自律神経の乱れや腸そのものの「知覚過敏」が根本にある可能性が高いです。 こうした慢性的なお悩みに、東洋医学をベースにした鍼灸(しんきゅう)治療が非常に有効なアプローチとして選ばれています。
・腸管蠕動(ぜんどう)運動の正常化: お腹や背中、手足にある特定のツボを刺激することで、乱れた自律神経に直接介入。 停滞している腸の動きを活性化させ、ガスを自然に下へと流す力を取り戻します。
・脳腸相関(のうちょうそうかん)の調整: 脳が感じる不安や「また夕方におならが出たらどうしよう」という予期不安は、自律神経を通じてダイレクトに腸に伝わり症状を悪化させます。 鍼灸は脳の興奮を鎮め、ストレスによるお腹への影響をブロックします。
・「腹部の冷え」や「腰のこり」の解消: ガス型の多くは、お腹の深部が冷えていたり、骨盤周辺の筋肉(腰や背中)がガチガチにこり固まっています. ここへ鍼やお灸を施すことで血流を改善し、消化器全体の機能を底上げします。
配慮とご注意
夕方の激しいお腹の張りやガス溜まりは、多くの場合、過敏性腸症候群(IBS)や生活習慣に起因するものですが、稀に大腸ポリープや大腸がん、慢性炎症性腸疾患などの重大な器質的疾患が隠れているケースもあります。 症状が何週間も続く場合や、血便・急激な体重減少・強い腹痛を伴う場合は、自己判断でのセルフケアのみに頼らず、まずは速やかに消化器内科などの専門医を受診し、必要な検査を受けるようにしてください。
FAQ:夕方のガス溜まり・おならに関するよくある質問

Q1. 夕方にお腹がギュルギュルと大きな音で鳴るのも、ガス型のせいですか?
A1. はい、その通りです。 これを「腹鳴(ふくめい)」と呼びます。 腸の中にガスと液体が混ざり合っている状態で、腸が動くときに音が響いてしまいます。 「音が鳴ったら恥ずかしい」という強い緊張がさらに空気を呑み込ませ、音を大きくするという悪循環(負のスパイラル)を招きやすいため、まずは前述の「4・8呼吸法」などで意識的にリラックスを心がけることが大切です。
Q2. 市販のガスコン(消泡剤)や整腸薬は、夕方の症状に効果がありますか?
A2. 一時的な症状の緩和には有効な場合があります。 ジメチコン(消泡成分)が含まれる市販薬は、腸内で細かくなったガスの泡を結合させて出しやすくする効果があります。 ただし、これはあくまで一時的な対処療法であり、根本原因である「呑気症」や「食事(高FODMAP)」、「自律神経の乱れ」が解決しなければ、毎日夕方にガスが溜まり続ける現象は繰り返されてしまいます。
Q3. デスクワーク中に、その場でできるガス抜きのポーズや対策はありますか?
A3. オフィスで椅子に座ったままできる簡易的な対策として、「上体を前に倒し、お腹を太ももにつけるようにして深呼吸する」ポーズがおすすめです。 これにより腸の圧迫角度が変わり、ガスが移動しやすくなります。 また、可能であれば1時間に一度席を立ち、トイレの個室などで軽く前屈をしたり、お腹を時計回りに優しくマッサージして、我慢せずにガスを排出してしまう環境を作ることが最も効果的です。
まとめ:明日から実践できる!夕方のスッキリを取り戻す3ステップ
夕方におならが止まらなくなったり、お腹がパンパンに張ってしまったりするのは、あなたの心が弱いからでも、体質だと諦めるべきものでもありません。 日中の些細な習慣の積み重ねが原因です。 明日から、以下の3つのステップを一つずつ実践してみましょう。
ステップ1:ランチを「低FODMAP(和食・白米)」に変える
・小麦製品や大豆製品を避け、お腹での過剰なガス発生の芽を摘みましょう。
ステップ2:食事の時は「置箸」をして、ゆっくり30回噛む
・無意識に胃腸へ送り込んでしまう空気の量を物理的にカットします。
ステップ3:デスクでは「4・8腹式呼吸」を1日数回行う
・夕方の疲労による自律神経の乱れをリセットし、腸の動きを正常に保ちます。
小さな一歩から取り組むことで、腸は必ず応えてくれます。 もし「セルフケアだけではどうしても改善しない」「長年の悩みを根本から断ち切りたい」という場合は、自律神経と脳腸相関を整える鍼灸治療や、専門の医療機関への相談も視野に入れ、一歩を踏み出してみてください。 夕方の不安のない、快適でスッキリとした毎日を一緒に取り戻しましょう!
鍼灸で整う!夕方のおなら・ガス溜まりを根本改善
「病院の薬やセルフケアでも夕方のガス溜まりが良くならない」とお悩みなら、東洋医学に基づく鍼灸治療がおすすめです。夕方におならが止まらなくなる背景には、日中のストレスによる自律神経の乱れや、腸の知覚過敏が深く関係しています。鍼灸治療では、お腹や手足のツボを刺激して自律神経に直接アプローチ。乱れた腸の蠕動運動を正常化し、ガスを自然に排出する力を高めます。さらに、脳腸相関を整えてストレスによるお腹への影響をブロックし、慢性的な冷えやこりも解消。薬に頼らない根本的な体質改善を目指せます。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
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次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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