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ミルタザピンの副作用と離脱症状とは?太る原因や止め方の注意点を専門家が解説
- カテゴリ:
- 全身のお悩み
公開日:2026年5月29日
更新日:2026年5月29日
【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
「ミルタザピン(リフレックス・レメロン)を飲み始めてから、急に太ったり眠気が強くなったりして不安…」「薬を減らしたら体調が悪くなるの?」と悩んでいませんか?抗うつ薬としての効果が高い一方で、副作用や薬をやめるときの症状(離脱症状)に戸惑う方は少なくありません。この記事では、ミルタザピンの主な副作用とその対処法、離脱症状を防ぐ正しい減薬のステップを分かりやすく解説します。この記事を読めば、薬の性質を正しく理解し、不安を解消して治療を前に進める具体的な方法が分かります。
【結論】ミルタザピンの副作用・離脱症状との正しい付き合い方
ミルタザピンは、うつ病や不安障害に対して高い効果が期待できるお薬です。しかし、その強力な作用の裏返しとして、特定の副作用や離脱症状が出やすい特徴があります。 まずは最も大切な「結論」からお伝えします。
1. 主な副作用は「強い眠気」と「体重増加(食欲増加)」
2. 服用初期の眠気は、1〜2週間で体が慣れて軽くなることが多い
3. 急激な自己中断は、めまいや吐き気などの「離脱症状」を招くリスクが高い
最も重要な注意点
副作用が辛いからといって、自分の判断で急に薬を止めたり減らしたりすることは絶対に避けてください。 症状が悪化したり、激しい離脱症状に苦しんだりする原因になります。必ず主治医に相談しながら、段階的にコントロールしていくことが大切です。
ミルタザピンの2大副作用:眠気と体重増加の原因と対処法

ミルタザピンの副作用として特に頻度が高いのが「眠気」と「体重増加」です。これらは薬が脳の特定の受容体に働くことで起こります。
1. 強い眠気・だるさ
ミルタザピンには、強力な「抗ヒスタミン作用」(花粉症の薬を飲んだときのような眠気)があります。
・原因: 脳内のヒスタミン受容体をブロックするため、強力な眠気や倦怠感が引き起こされます。
・ピーク: 服用を開始した直後や、服用量を増やしたタイミングが最も強く出ます。
・対処法: 多くの場合は1〜2週間ほどで体が薬になじみ、眠気は徐々に落ち着いてきます。
主治医と相談し、夕食後ではなく「就寝直前」に飲むように時間を調整するのも有効です。
2. 体重増加・食欲の亢進(太る)
「この薬を飲んでから太った」という声は非常に多く聞かれます。
・原因: 眠気と同じ「抗ヒスタミン作用」と、セロトニン受容体への作用が組み合わさることで、食欲が異常に増進します。また、代謝が少し落ちることも影響しています。
・対処法: 「薬の成分そのもので脂肪が勝手に増える」というよりは、「食べすぎてしまうこと」が主な原因です。
①低カロリーで満腹感が得られる食材(こんにゃく、キノコ類、キャベツなど)を常備する。
②自宅にスナック菓子や甘いジュースなどの買い置きをしない環境づくりが大切です。
知っておきたいミルタザピンのその他の副作用一覧
頻度は高くありませんが、以下の症状が現れることもあります。体調の変化を見逃さないよう参考にしてください。
【副作用の症状 / 具体的な状態と特徴 / 対処の目安】
口の渇き・便秘 / 自律神経への影響で、口がカラカラになったりお通じが悪くなったりします。 / こまめな水分補給や、食物繊維の摂取を意識しましょう。ふらつき・めまい / 立ち上がったときにクラッとすることがあります(起立性低血圧)。 / 急に立ち上がらず、ゆっくり動くことを意識してください。
イライラ・不安感 / 飲み始めに一時的に不安や焦燥感が強まることがあります。 / 症状が強い場合は、すぐに主治医へ相談してください。
ミルタザピンの「離脱症状」とは?
ミルタザピンを一定期間服用したあと、急激に量を減らしたり中止したりすると、体に様々な不調が現れることがあります。これを「離脱症状」と呼びます。
なぜ離脱症状が起きるのか?
脳が「薬がある状態」に慣れているところへ、突然薬がなくなると、脳内の神経伝達物質のバランスが急激に崩れてパニックを起こしてしまうためです。
主な離脱症状のサイン
薬を減・中止してから数日以内に以下のような症状が出ることがあります。
・めまい・ふらつき(頭がフワフワする、シャキッとしない)
・吐き気・胃腸の不快感
・頭痛・だるさ
・イライラ感・強い不安・不眠
・電気ショックのような感覚(シャンシャン、ビリビリする感覚)
これらの症状は、体が新しい状態に適応しようとする一時的な反応であることがほとんどですが、精神的な苦痛が大きいため、事前の対策が必要です。
離脱症状を防ぐための「正しい減薬・中止」のステップ
ミルタザピンを安全にやめていくためには、「漸減(ざんげん:少しずつ減らすこと)」が鉄則です。
【理想的な減薬のイメージ】
[通常量] 錠剤1個
↓ (主治医の指示で数週間〜数ヶ月様子見)
[減量期] 錠剤半分(半分に割る・または用量の小さい錠剤へ)
↓ (体調に問題がないか確認)
[隔日服用] 2日に1回にする
↓
[完全中止]
1. スケジュールは年・か月単位でゆったりと
焦って1〜2週間でゼロにしようとすると、高い確率で離脱症状が起こります。主治医の管理のもと、数ヶ月かけて体と脳を慣らしていきます。
2. スカベンジ(徐々に減らす)の徹底
15mgから7.5mgへ、さらにその半分へと、お薬を分割したり、1日おきの服用にしたりして、体内の薬の濃度をなだらかに下げていきます。
3. 体調が悪いときは元の量に戻してステイ
もし減薬の途中で離脱症状や元のうつ症状が出た場合は、無理をせず一歩手前の量に戻し、体調が安定するまで維持します。これは「後退」ではなく、安全にやめるための「必要な調整」です。
ミルタザピンに関するよくある質問(FAQ)

Q1. 副作用の眠気はずっと続きますか?
A1. 多くの場合は服用開始から1〜2週間程度で和らいでいきます。 人間の体には慣れ(耐性)があるため、徐々に日中の活動に支障が出ないレベルに落ち着くことが一般的です。ただし、2週間を過ぎても生活に支障が出るほどの強い眠気が続く場合は、お薬の量を調整したり、別の種類の抗うつ薬へ変更したりすることを検討するため、主治医に相談してください。
Q2. 体重が増えてしまったら、市販のダイエットサプリを飲んでもいいですか?
A2. 自己判断でのサプリメントやダイエット薬の併用は避けてください。 市販のサプリメントの中には、抗うつ薬の代謝に影響を与え、薬の効果を強めすぎたり弱めたりしてしまう成分が含まれていることがあります。体重増加が気になる場合は、まずは食事の工夫や軽いウォーキングなどの運動を試し、改善しない場合は主治医に「食欲を抑える工夫」や「薬の変更」を相談しましょう。
Q3. 飲み忘れてしまったときは、次に2回分飲んでも大丈夫ですか?
A3. 絶対に2回分を一度に飲んではいけません。 一度に大量の成分が体に入ることで、強い眠気やふらつき、不整脈などの重篤な副作用を引き起こす危険性があります。飲み忘れに気づいたときは、気づいたタイミングが次の服用時間に近くなければ1回分を服用し、次の服用時間が近い場合は1回飛ばして、次回から通常の量を服用してください。
まとめ:明日からできる具体的なネクストアクション
ミルタザピン(リフレックス・レメロン)は、優れた効果を持つ反面、眠気や体重増加、そして急な中止による離脱症状に注意が必要なお薬です。 これらを乗り越え、安全に治療を進めるために、明日から以下のステップを実践してみましょう。
今すぐ実践できる3つのステップ
1. 【日記をつける】
毎日の「体重」「眠気の強さ(10段階評価など)」「気分の変化」をメモしておきましょう。診察の際に主治医へ正確な状況を伝える最高の資料になります。
2. 【食事の環境を整える】
食欲の亢進に備え、家の中にある高カロリーなお菓子を片付け、代わりに炭酸水やローカロリーな間食(こんにゃくゼリーや素焼きナッツなど)を用意しておきましょう。
3. 【次回の診察で主治医に相談する】
もし現在、副作用や離脱症状らしき不調で悩んでいるなら、「今の症状が辛いこと」「薬をどうしていきたいか」を次回の診察で正直に先生に伝えてください。
心からのメッセージ
お薬の調整は、医師とあなたとの共同作業です。「太るのが嫌だから」「眠くて動けないから」と、ご自身の判断で薬をストップすることだけは避けてください。 体調に違和感や不安がある場合は、些細なことと思わず、早めに専門医や医療機関へ相談し、あなたに最適な治療スケジュールを一緒に見つけていきましょう。
ミルタザピンの副作用や離脱症状の緩和には鍼灸治療も有効
ミルタザピンの副作用である「強い眠気」「体重増加(食欲亢進)」や、薬を減らす際の「離脱症状(めまい・吐き気・不眠)」にお悩みなら、東洋医学の鍼灸治療を併用するのも有効な選択肢です。鍼灸には自律神経のバランスを整え、乱れた食欲を抑えたり、胃腸の働きを正常化したりする効果が期待できます。血流が促されることで、心身の緊張やだるさも和らぎます。西洋医学の主治医と連携し、心身のセルフケアとして鍼灸を取り入れることで、減薬時の不安や副作用の辛さを軽減し、スムーズな回復をサポートします。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
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現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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