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コロナで耳が詰まる原因は?後遺症の可能性と自分でできる治し方
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み
公開日:2025年2月19日
更新日:2026年2月19日
【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次
- 1 コロナ感染後に耳が詰まる症状は後遺症の可能性があることも
- 2 耳が詰まったように感じる代表的な3つの要因
- 3 耳管の機能低下で生じる「耳管狭窄症」
- 4 耳管が開放状態になる「耳管開放症」
- 5 ウイルス感染が引き起こす内耳の炎症
- 6 耳の詰まりに伴って注意すべき症状
- 7 自分の声や呼吸音が頭の中で響いて聞こえる
- 8 めまいやふらつきが現れる
- 9 キーンとした高音の耳鳴りが生じる
- 10 音がこもって聞こえにくくなる(難聴)
- 11 軽症時に自分で試せる耳詰まりの対処法
- 12 唾を飲む・あくびをして耳管を開く
- 13 ガムを噛んで顎の筋肉を動かす(耳管を助ける)
- 14 鼻をつまんで行う「耳抜き」を試してみる
- 15 耳詰まりを悪化させるおそれのある行動
- 16 鼻を力任せに強くかむ行為
- 17 綿棒や耳かきを深く奥まで入れること
- 18 ストレスや疲労を溜め込むこと
- 19 セルフケアで改善しないときは耳鼻咽喉科を受診する
- 20 耳の詰まりが長引いている場合
- 21 耳に強い痛みやめまいを伴う場合
- 22 突然、片側の耳が聞こえなくなる
- 23 まとめ
- 24 コロナ後遺症による耳の不調は東洋医学の鍼灸治療で改善できる
- 25 コロナ後遺症による耳閉感【40歳女性 会社員(静岡県在住)】
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新型コロナウイルスに感染した後、耳が詰まったような不快感が続くケースがあります。これは後遺症として現れることもあり、不安を抱く人は少なくありません。耳の詰まりは、ウイルスによる炎症が鼻や喉から耳管へ広がることで起こることが多いとされています。この記事では、コロナ感染後に耳が詰まる原因、自分で取り組める対処法、そして医療機関を受診すべき症状の目安について、わかりやすく解説します。
コロナ感染後に耳が詰まる症状は後遺症の可能性があることも

コロナ感染後に生じる耳の閉塞感は、後遺症の一つとして報告されています。
ウイルスが引き起こす鼻や咽頭の炎症が、耳とつながる耳管の働きに影響を及ぼすことが主因と考えられます。
症状が一時的であれば問題ない場合もありますが、不快感が長引く場合は単なる体調不良とは異なり専門的な治療が必要となることがあるため、経過を慎重に観察することが大切です。
耳が詰まったように感じる代表的な3つの要因

耳が詰まったような不快感は、主に耳と鼻をつなぐ耳管の機能障害や、音を受け取る内耳の炎症など、複数の要因で生じます。
とくにコロナウイルス感染は、これらの不調を引き起こすきっかけになり得ます。
耳の詰まりを招く代表的な原因を把握すれば、自分の状態を理解し、適切な対処法を選ぶ助けになります。
以下で、代表的な3つの原因を説明します。
耳管の機能低下で生じる「耳管狭窄症」
耳管狭窄症は、風邪やウイルス感染、アレルギー性鼻炎などで鼻や咽頭の耳管入口が炎症を起こし、耳管が狭くなることで発症します。
耳管は外気と鼓膜の内側(中耳)の気圧を調整する役割があり、この機能が損なわれると中耳の圧力が下がり鼓膜が内側へ引かれます。
その結果、耳の詰まり感や聞こえにくさ、自分の声が響くといった症状が現れ、唾を飲んだりあくびをすると一時的に楽になるのが特徴です。
耳管が開放状態になる「耳管開放症」
耳管開放症は、本来閉じているはずの耳管が開いたままになる状態です。
そのため、自分の声が頭の中で大きく響く(自声強聴)・呼吸音が聞こえる・耳が詰まったように感じることがあります。
急激な体重減少や脱水、強いストレスや疲労が誘因となることが知られています。
耳管狭窄症と似た症状を示しますが、前かがみや横になると耳管周辺の血流が変わり一時的に症状が和らぐ点が特徴です。
正確な診断には専門医の受診が必要です。
ウイルス感染が引き起こす内耳の炎症
コロナウイルスをはじめとする各種ウイルスが、聴覚や平衡感覚を担う内耳に入り込み炎症を引き起こすことがあります。
内耳の炎症が起きると、耳の閉塞感に加えてめまい・ふらつき・耳鳴り・聴力低下といった多様な症状が現れる可能性があります。
特に、突然聞こえなくなる突発性難聴はウイルス感染が原因の一つとされ、早期治療が聴力回復に重要です。耳詰まり以外の症状がある場合は注意が必要です。
耳の詰まりに伴って注意すべき症状

耳の詰まりを感じたら、同時に出ている他の症状を必ず確認しましょう。
めまい・耳鳴り・聞こえにくさなどの随伴症状は、どの部位に問題があるかを推測する重要な手がかりになります。
これらの症状がある場合は、早めに医療機関で診察を受ける必要があることが少なくありません。
耳の詰まりだけに注目せず、ほかにどんな変化があるかを注意深く観察することが大切です。
自分の声や呼吸音が頭の中で響いて聞こえる
自分の声や普段は気にならない呼吸音が頭の中で大きく響いて聞こえる症状は「自声強聴」と呼ばれ、耳管開放症の典型的なサインです。
通常は閉じている耳管が開いたままになると、口や鼻からの音が直接鼓膜に伝わりやすくなって生じます。
この状態では会話中に自分の声の大きさが分かりにくくなり、話しづらさを感じることがあります。
前かがみや横になると症状が一時的に和らぐ場合は、耳管開放症の可能性が考えられます。
めまいやふらつきが現れる
コロナウイルスをはじめとする各種ウイルスが、聴覚や平衡感覚を担う内耳に侵入して炎症を引き起こすことがあります。
内耳に炎症が起きると、耳の閉塞感だけでなく、めまいやふらつき、耳鳴り、さらには聴力低下といった多様な症状が現れる可能性があります。
特に、ある日突然聴力を失う突発性難聴はウイルス感染が原因の一つと考えられており、早期の治療が聴力回復に重要です。耳の詰まり以外の症状を伴う場合は特に注意が必要です。
キーンとした高音の耳鳴りが生じる
耳の詰まりに加えて「キーン」「ジーン」といった金属的・電子的な高音の耳鳴りが続く場合、内耳の感覚細胞や聴神経に何らかの異常が起きている可能性があります。
こうした耳鳴りは突発性難聴、音響外傷、加齢性難聴などで見られます。
特にコロナ感染を契機に急に始まった場合は、ウイルスが内耳に影響を与えた可能性も否定できません。
耳鳴りはストレスや疲労で悪化しやすいため、十分な休養が大切です。
音がこもって聞こえにくくなる(難聴)
音が膜越しにこもって聞こえる、あるいは全体的な聞き取りにくさを自覚する場合、難聴の発生を疑う必要があります。
耳管の機能不全が招く耳管狭窄症などでは、音の伝達が妨げられる「伝音難聴」が生じます。
対して、ウイルス等で内耳の神経細胞が損傷すると「感音難聴」が起こります。
特に片耳の聴力が急激に低下する突発性難聴は、治療開始の早さが予後を左右するため、迅速な受診が極めて重要です。
軽症時に自分で試せる耳詰まりの対処法

耳の詰まりが軽微で、激痛やめまい、難聴などの随伴症状がない場合、セルフケアによって緩和する可能性があります。
以下に挙げる対処法は、主に耳管の開閉を促し、中耳の気圧バランスを整えることを目的としています。
ただし、これらは一時的な処置に過ぎません。
症状が改善しなかったり、頻繁に繰り返したりする際には、根本的な原因を特定するため、医療機関を受診することが極めて重要です。
唾を飲む・あくびをして耳管を開く
唾液を飲み込む嚥下運動や、口を大きく開くあくびには、耳管周囲の筋肉を刺激して閉じた耳管を瞬時に開放する働きがあります。
これにより中耳腔の空気が換気され、外気との気圧差が是正されるため、耳の閉塞感が解消されることがあります。
これらは航空機の離着陸時や高速エレベーター内で無意識に行っている動作であり、極めて手軽で安全なセルフケアと言えます。耳に詰まりを覚えた際は、まず意識的に試してみるのが有効です。
ガムを噛んで顎の筋肉を動かす(耳管を助ける)
ガムを噛む動作は、顎の筋肉を継続的に動かすことで耳管の開閉を促す効果があります。
リズムよく顎を動かせば耳管周辺の筋肉が刺激され、中耳の換気がスムーズに行われます。
加えて、咀嚼により唾液の分泌が促進されるため、嚥下の回数が自然と増え、耳管が開放される機会も増加します。
これは特に耳管狭窄症に起因する軽微な耳閉感に対して有効な手段です。
痛みや違和感が生じない範囲内で、日常的なセルフケアとして取り入れるのが推奨されます。
鼻をつまんで行う「耳抜き」を試してみる
ダイビング等で実践される「耳抜き」は、耳管へ意図的に空気を送り込み、中耳の圧力を調整する手法です。
代表的なバルサルバ法は、鼻を指でしっかり密閉し、口を閉じた状態で鼻をかむように優しく息むことで行います。
ただし、過度な圧力をかけると鼓膜を損傷したり、鼻腔内の細菌が耳管経由で中耳に侵入して急性中耳炎を引き起こしたりするリスクを伴います。
そのため、耳抜きを試みる際は極めて微弱な力で慎重に行い、痛みや違和感を覚えたら即座に中止することが不可欠です。
耳詰まりを悪化させるおそれのある行動

耳の閉塞感による不快感から、つい行いがちな習慣が、かえって症状を増幅させたり別の疾患を招いたりすることがあります。
耳や鼻は極めて繊細な器官であるため、強い物理的刺激を加える行為は厳禁です。
また、日々の生活習慣の乱れが、耳の不調の引き金となっているケースも珍しくありません。
ここでは、耳詰まりを感じた際に避けるべき「NG行動」について、その具体的な理由とともに解説します。
鼻を力任せに強くかむ行為
鼻閉感がある際、解消しようと力任せに鼻をかむ行為は危険です。
強くかむと鼻腔内の圧力が急上昇し、鼻汁に含まれるウイルスや細菌が耳管を介して中耳へ逆流する恐れがあります。
これが原因で急性中耳炎を発症すれば、耳の詰まりが悪化するだけでなく、激痛や発熱、耳漏といった重い症状を招きかねません。
鼻をかむ際は、必ず片方の鼻孔を指でしっかり押さえ、もう片方から少しずつ優しく排出するように心がける必要があります。
綿棒や耳かきを深く奥まで入れること
耳の閉塞感を自覚した際、耳垢の詰まりを疑って綿棒や耳かきで奥まで掃除しようとする行為は、避けるべき禁忌です。
外耳道の皮膚は極めて薄く繊細なため、容易に損傷して外耳炎を引き起こす要因となります。
また、自己流の清掃は耳垢をさらに深部へ押し込み、症状を悪化させるケースも少なくありません。
最悪の事態では、鼓膜を直接傷つける危険性も孕んでいます。
耳垢が気になる場合は、決して無理に自己処置せず、耳鼻咽喉科を受診して安全に除去してもらうのが最善の選択です。
ストレスや疲労を溜め込むこと
過剰なストレスや慢性的な疲労、睡眠不足は、自律神経のバランスを乱す主要な要因です。
自律神経は全身の血行や諸器官の働きを司っており、耳の機能もその影響下にあります。
この調整機能が乱れると、内耳への血流が阻害されて聴覚機能が低下したり、耳管の開閉に支障をきたして「耳管開放症」を誘発したりすることがあります。
特にコロナ感染後は体力が衰えているため、無理は禁物です。
十分な休息と睡眠を確保し、心身を深くリラックスさせることが、症状を早期に改善させる近道となります。
セルフケアで改善しないときは耳鼻咽喉科を受診する

紹介したセルフケアを実践しても耳の閉塞感が改善しない、あるいは症状が悪化し、他の随伴症状が現れる場合は、自己判断で静観し続けるのは危険です。
耳の不調の背後には、突発性難聴やメニエール病といった、早期治療が予後を左右する疾患が隠れている可能性も否定できません。
適切な医療処置を受けるためにも、躊躇せず耳鼻咽喉科を受診することが肝要です。
受診を検討すべき具体的なタイミングの目安を以下に記します。
耳の詰まりが長引いている場合
耳抜き等で一時的に改善してもすぐに症状が再発する場合や、数日から1週間以上にわたり耳の閉塞感が続く際には、専門医の診察を推奨します。
これは気圧変動による一過性の不調ではなく、耳管の炎症や内耳の機能障害など、医学的治療を要する原因が根底にある可能性が高いためです。
放置すると症状が慢性化したり、聴力に悪影響を及ぼしたりするリスクも孕んでいます。
予後を健やかに保つためにも、早期に原因を特定し、適切な処置を受けることが極めて重要です。
耳に強い痛みやめまいを伴う場合
耳の閉塞感に併せて、ズキズキとした激痛や耳漏、あるいは周囲が回転するようなめまい、立位を保てないほどのふらつきを伴う場合は、速やかに耳鼻咽喉科を受診してください。
強い痛みは急性中耳炎や外耳炎、めまいはメニエール病や前庭神経炎など、内耳の平衡機能に関わる疾患の可能性があります。
これらの病態を放置すると、重症化や後遺症が残るリスクを孕んでいるため、自己判断で経過を観察すべきではありません。
早期の適切な診断と処置を受けることが、予後の改善に直結します。
突然、片側の耳が聞こえなくなる
ある時点を境に、突如として片耳が聞こえなくなった、あるいは受話器の音が判別できないほど聴力が著しく低下したと感じる場合は、突発性難聴の疑いがあり、救急受診を要する状態です。
突発性難聴は、治療介入が迅速であるほど聴力回復の蓋然性が高まります。
一般に、発症後48時間以内、遅くとも1〜2週間以内にステロイド治療等を開始することが望ましいとされています。
単なる耳詰まりと誤認していたら、実は重篤な難聴であったという事例も少なくないため、聴覚の急激な変化には最大限の警戒が必要です。
まとめ
新型コロナウイルス感染後に生じる耳の閉塞感は、罹患後症状(後遺症)の可能性も考慮すべきです。
主な要因として、鼻咽頭の炎症波及による耳管狭窄症や耳管開放症、あるいはウイルスに起因する内耳の炎症が推測されます。
軽微な症状なら、嚥下などのセルフケアで緩和することもありますが、症状が遷延する場合や、激痛、めまい、突発的な難聴を伴う際は、専門的治療を要する疾患が潜んでいるかもしれません。
自己判断で静観せず、速やかに耳鼻咽喉科を受診し、適切な診断と処置を受けることが極めて重要です。
コロナ後遺症による耳の不調は東洋医学の鍼灸治療で改善できる
このようなコロナ後遺症による耳閉感や耳のつまりには東洋医学の鍼灸治療が効果的です。
コロナ後遺症による耳や鼻の治療ではよくBスポット療法やEAT療法(上咽頭擦過療法)が主に行われています。
しかし、当院にご来院されている方には「何回やっても良くならない」「1年半かけて100回やってもだめだった」という方がおられます。
このような西洋医学的なマニュアル通りの治療では良くなりません。
改善のためには一人ひとりの体質の違い、生活環境の違いなどを考慮した治療が必要です。
それが可能なのが東洋医学の鍼灸治療です。
ぜひ、治りにくいコロナ後遺症でお悩みの方はご相談ください。
コロナ後遺症による耳閉感【40歳女性 会社員(静岡県在住)】

【コロナ後遺症による耳閉感が改善された方の感想(口コミレビュー)】
・静岡県在住/40歳女性
新型コロナウイルス感染後、耳のつまりや耳閉感に悩まされる日々が続いていました。
会話が聞き取りづらく、周囲の音が遠く感じられることで、仕事や日常生活にも支障をきたしていました。
病院での検査では異常が見つからず、どうすればいいのか分からずに不安な毎日を過ごしていました。
そんな中、知人の勧めで鍼灸院コモラボで治療を試してみました。
1回目の施術後から頭の重さが軽減され、3回目には耳の閉塞感が少しずつ和らいでいくのを感じました。
10回目の施術を終えた頃には、耳のつまりがほとんど気にならなくなり、以前のように自然に会話ができるようになりました。
またうれしいことに耳だけでなく、睡眠の質や肩こりも改善され、心身ともに軽やかになった実感があります。
ほんとうに助かりました、ありがとうございます。
実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
【医療受診の案内と施術の注意点】
次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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