偏頭痛に効く漢方と鍼灸で目指す症状改善ガイド

公開日：2025年11月15日
更新日：2025年12月03日

【監修者】
・鈴木貴之（すずきたかゆき）
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー  治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務（院長職を務める）
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。

要約：偏頭痛に対して漢方は体質に合わせた選択で効果が期待でき、鍼灸と併用する短期プラン（週1回×5回）で症状改善を評価するのが実践的です。

漢方が偏頭痛に選ばれる理由

漢方は「気血の滞り」「水滞」「冷え」など体質別に処方を選ぶため、個々の症状に合わせたオーダーメイド治療が可能です。代表処方には呉茱萸湯・釣藤散・葛根湯・五苓散などがあり、症状別に使い分けられます。

臨床データと実務的な有効性

頭痛専門外来の報告では、漢方処方の有効率は概ね50〜70％台で、既存薬で効果不十分な患者にも改善が見られるケースが報告されています。

具体的な処方と適応例

代表的な漢方薬の種類と効果：

• 呉茱萸湯（ごしゅゆとう）：冷えや吐き気を伴う偏頭痛に有効
• 五苓散（ごれいさん）：水分代謝の乱れによる頭痛やめまいに効果
• 半夏白朮天麻湯（はんげびゃくじゅつてんまとう）：めまいを伴う頭痛に適応
• 釣藤散（ちょうとうさん）：高血圧傾向のある人の頭痛に効果

鍼灸と漢方薬の併用による効果

鍼灸は首肩の筋緊張緩和・自律神経調整・血流改善を通じて発作頻度や強度を下げる補助療法として有用です。短期評価は週1回×5回を目安に、発作頻度・NRS・薬使用回数で判定します。

患者の感想文：5回の鍼灸治療で改善した体験（30代女性）

「私は30代の女性で、長年偏頭痛に悩まされてきました。特に月経前になると頭がズキズキと痛み、吐き気やめまいも伴い、仕事に集中できない日が続いていました。薬を飲んでも一時的にしか効かず、根本的な改善を望んで鍼灸院コモラボの鍼灸治療を受けることにしました。
1回目の施術後は少し軽くなった程度でしたが、2回目には頭痛の頻度が減り、めまいも和らぎました。3回目には肩や首のこりがほぐれ、集中力が戻ってきました。4回目には頭痛の強さが半分以下になり、5回目の施術後には吐き気やめまいがほとんど消え、仕事に支障がなくなりました。
『偏頭痛に効く漢方薬』を探していた私ですが、鍼灸との併用でここまで改善するとは思いませんでした。今では快適に生活できています。鍼灸の効果を実感し、心から感謝しています。」

結論：鍼灸は偏頭痛に効果的

偏頭痛に効く漢方は体質に応じた選択が鍵で、鍼灸を併用することで薬だけでは得られない改善が期待できます。まずは専門家による診断と継続的な評価を行ってください。