BLOG

ブログ

ストレスで肺が痛い?心拍数との関係や原因・対処法を医師が解説

ストレスで肺が痛い?心拍数との関係や原因・対処法を医師が解説
公開日:2025年07月24日
更新日:2026年05月22日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー  治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。

「最近、ストレスが溜まると肺のあたりが痛む…」「ドキドキと心拍数が上がって苦しくなるのはなぜ?」そんな不安を抱えていませんか?実は、「ストレスで肺が痛い」と感じる症状の多くは、精神的な負荷によって自律神経が乱れ、心拍数や筋肉に影響が出ていることが原因です。この記事では、ストレスと胸の痛み(肺の痛み)、そして心拍数の変化が起きるメカニズムを分かりやすく解説します。最後まで読むことで、自分の症状の原因や、今すぐできる対処法、そして「病院に行くべき危険なサイン」が明確になり、不安な気持ちを解消できますよ。

【結論】ストレスで「肺が痛い」と感じる原因と心拍数の関係

ストレスは自律神経を乱し、心肺に影響を与える
結論から言うと、ストレスを感じたときに「肺が痛い」と感じたり、心拍数が急上昇したりするのは、自律神経の乱れ(交感神経の過剰な優位)が主な原因です。医学的には、肺そのものには痛みを感じる神経がほとんどありません。そのため、あなたが感じている「肺の痛み」は、実際には肺の周りにある筋肉や肋骨、あるいは心臓の血管が一時的に収縮している痛みである可能性が高いのです。

ストレスと「心拍数」の切っても切れない関係
強いストレスや不安を感じると、脳は「危機的状況だ」と判断し、交感神経を激しく活性化させます。その結果、以下のような身体の連鎖反応が起こります。
1. 心拍数の急激な上昇(動悸)
2. 呼吸が浅く速くなる(過換気・過呼吸気味になる)
3. 胸の周りの筋肉(肋間筋など)が過剰に緊張する

この「心拍数の上昇」と「筋肉の緊張」が重なることで、胸が圧迫され、まるで肺が痛むような錯覚や痛みを引き起こすのです。

注意:痛みの原因がストレスだと自己判断するのは危険です。胸の痛みには重大な疾患が隠れていることもあるため、症状が続く場合は早めに専門医(内科・循環器内科・心療内科など)へ相談してください。

ストレスが引き起こす「胸の痛み」の具体的な3つの正体

「肺が痛い」と感じる具体的なメカニズムとして、主に以下の3つの原因が考えられます。

1. 肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)
ストレスによって身体が緊張し、姿勢が悪くなったり筋肉が凝り固まったりすると、肋骨に沿って走る神経が刺激されます。
・痛みの特徴: 「ピキッ」「チクチク」とした鋭い痛みが、胸の片側や肋骨の隙間に走る。

2. 心臓神経症(しんぞうしんけいしょう)
心臓自体に検査上の異常はないにもかかわらず、ストレスや心理的な不安が原因で胸の痛みや動悸が起こる病気です。
・痛みの特徴: 心拍数が上がると同時に、胸が締め付けられるような痛みや、モヤモヤとした違和感が続く。

3. 過換気症候群(かかんきしょうこうぐん)
精神的な不安や過度なストレスから、無意識のうちに呼吸が激しくなり、血液中の二酸化炭素濃度が下がる状態です。
・痛みの特徴: 息苦しさと同時に胸が痛くなり、手足のしびれやめまいを伴う。

「肺が痛い」と感じる具体的なメカニズムとして、主に以下の3つの原因が考えられます。

1. 肋間神経痛(ろっかんしんけいつう)
ストレスによって身体が緊張し、姿勢が悪くなったり筋肉が凝り固まったりすると、肋骨に沿って走る神経が刺激されます。
・痛みの特徴: 「ピキッ」「チクチク」とした鋭い痛みが、胸の片側や肋骨の隙間に走る。

2. 心臓神経症(しんぞうしんけいしょう)
心臓自体に検査上の異常はないにもかかわらず、ストレスや心理的な不安が原因で胸の痛みや動悸が起こる病気です。
・痛みの特徴: 心拍数が上がると同時に、胸が締め付けられるような痛みや、モヤモヤとした違和感が続く。

3. 過換気症候群(かかんきしょうこうぐん)
精神的な不安や過度なストレスから、無意識のうちに呼吸が激しくなり、血液中の二酸化炭素濃度が下がる状態です。
・痛みの特徴: 息苦しさと同時に胸が痛くなり、手足のしびれやめまいを伴う。

危険なサイン!すぐに病院へ行くべき「4つの症状」

胸の痛みの中には、命に関わる心臓や肺の病気(心筋梗塞、狭心症、気胸など)が隠れているケースがあります。以下の症状が1つでも当てはまる場合は、ストレスと決めつけず、直ちに医療機関を受診、または救急車を要請してください。

【症状の項目 / 危険なサイン(具体的な状態)】
痛みの強さ / 経験したことがないほどの激しい痛み、胸が引き裂かれるような痛み
痛みの範囲 / 胸だけでなく、左肩、背中、顎(あご)まで痛みが広がっている
持続時間 / 締め付けられるような痛みが 15分以上続いている
随伴症状 / 冷や汗が出る、意識が遠のく、激しい息切れや呼吸困難がある

少しでも「いつもと違う」「おかしい」と感じたら、躊躇(ちゅうちょ)せずに医師の診断を受けましょう。

ストレスによる胸の痛み・心拍数の上昇を和らげる「4つの対処法」

「検査をしても異常がなく、ストレスが原因だと言われた」「一時的な不安で胸がドキドキして痛い」というときに、自宅や職場で試せるセルフケアを紹介します。

① 4・8呼吸法(深呼吸)で副交感神経を優位にする
浅くなった呼吸を整え、上がった心拍数を落ち着かせる最も効果的な方法です。
1. まず、お腹の空気を口から細く長く吐ききります。
2. 4秒 かけて、鼻からゆっくり空気を吸い込みます。
3. 8秒 かけて、口から細く長く、お腹をへこませながら息を吐き出します。
これを5回ほど繰り返すと、自律神経のバランスが整い、心拍数が下がって胸の緊張がほぐれていきます。

② 胸・背中のストレッチで筋肉の緊張をほぐす
ストレスで凝り固まった肋骨周りの筋肉(肋間筋)をストレッチで伸ばしましょう。
簡単なやり方:
1. 背筋を伸ばし、後ろで両手を組みます。
2. 息を吸いながら、組んだ手を斜め下に引き下げ、胸を大きく開きます。
3. そのまま3回深呼吸を繰り返します。

③ スマートウォッチ等で「心拍数」を客観的にチェックする
「胸が痛い、どうしよう」という不安自体が、さらに心拍数を上げる悪循環を生みます。 スマートウォッチなどで心拍数を測定し、「あ、少し高いな。でも深呼吸すれば下がる数値だ」と客観的に確認することで、精神的なパニックを防ぐことができます。

④ 信頼できる医療機関(心療内科など)を受診する
セルフケアを試しても胸の痛みが頻繁に起こる場合や、ストレスの原因そのものを解決するのが難しい場合は、メンタルの専門医を頼りましょう。 心療内科や精神科で適切なカウンセリングや、一時的なお薬(抗不安薬など)の処方を受けることで、驚くほど症状が軽くなることがあります。

「検査をしても異常がなく、ストレスが原因だと言われた」「一時的な不安で胸がドキドキして痛い」というときに、自宅や職場で試せるセルフケアを紹介します。

4・8呼吸法(深呼吸)で副交感神経を優位にする
浅くなった呼吸を整え、上がった心拍数を落ち着かせる最も効果的な方法です。
1. まず、お腹の空気を口から細く長く吐ききります。
2. 4秒 かけて、鼻からゆっくり空気を吸い込みます。
3. 8秒 かけて、口から細く長く、お腹をへこませながら息を吐き出します。
これを5回ほど繰り返すと、自律神経のバランスが整い、心拍数が下がって胸の緊張がほぐれていきます。

胸・背中のストレッチで筋肉の緊張をほぐす
ストレスで凝り固まった肋骨周りの筋肉(肋間筋)をストレッチで伸ばしましょう。
簡単なやり方:
1. 背筋を伸ばし、後ろで両手を組みます。
2. 息を吸いながら、組んだ手を斜め下に引き下げ、胸を大きく開きます。
3. そのまま3回深呼吸を繰り返します。

スマートウォッチ等で「心拍数」を客観的にチェックする
「胸が痛い、どうしよう」という不安自体が、さらに心拍数を上げる悪循環を生みます。 スマートウォッチなどで心拍数を測定し、「あ、少し高いな。でも深呼吸すれば下がる数値だ」と客観的に確認することで、精神的なパニックを防ぐことができます。

信頼できる医療機関(心療内科など)を受診する
セルフケアを試しても胸の痛みが頻繁に起こる場合や、ストレスの原因そのものを解決するのが難しい場合は、メンタルの専門医を頼りましょう。 心療内科や精神科で適切なカウンセリングや、一時的なお薬(抗不安薬など)の処方を受けることで、驚くほど症状が軽くなることがあります。

【FAQ】ストレスと胸の痛みに関するよくある質問

Q. ストレスで肺が痛むとき、何科を受診すればいいですか?
A. まずは「内科」または「循環器内科」を受診してください。 胸の痛みには、心臓や肺の重大な病気が隠れている可能性があるため、まずは身体的な異常がないかを検査(心電図やレントゲンなど)で確認することが最優先です。そこで異常がなければ、ストレス性を疑い「心療内科」へ相談するのが正しいステップです。

Q. ストレスで心拍数がどれくらい上がると危険ですか?
A. 安静にしているにもかかわらず、心拍数が「100回/分」を超えて動悸や胸の痛みが続く場合は注意が必要です。 一時的な緊張で上がる分には問題ありませんが、何もしていないのにドキドキが止まらない、または息苦しさを伴う場合は、早めの受診をおすすめします。

Q. 左側の胸だけがチクチク痛むのはストレスですか?
A. ストレスによる肋間神経痛や心臓神経症でも左側が痛むことは多いですが、狭心症などの初期症状の可能性も否定できません。 「痛みが徐々に強くなる」「締め付けられるような感覚がある」という場合は、放置せず専門医に診てもらいましょう。

Q. ストレスで肺が痛むとき、何科を受診すればいいですか?
A. まずは「内科」または「循環器内科」を受診してください。 胸の痛みには、心臓や肺の重大な病気が隠れている可能性があるため、まずは身体的な異常がないかを検査(心電図やレントゲンなど)で確認することが最優先です。そこで異常がなければ、ストレス性を疑い「心療内科」へ相談するのが正しいステップです。

Q. ストレスで心拍数がどれくらい上がると危険ですか?
A. 安静にしているにもかかわらず、心拍数が「100回/分」を超えて動悸や胸の痛みが続く場合は注意が必要です。 一時的な緊張で上がる分には問題ありませんが、何もしていないのにドキドキが止まらない、または息苦しさを伴う場合は、早めの受診をおすすめします。

Q. 左側の胸だけがチクチク痛むのはストレスですか?
A. ストレスによる肋間神経痛や心臓神経症でも左側が痛むことは多いですが、狭心症などの初期症状の可能性も否定できません。 「痛みが徐々に強くなる」「締め付けられるような感覚がある」という場合は、放置せず専門医に診てもらいましょう。

まとめ:あなたの身体からのサインを見逃さないで

最後に、今回ご紹介した内容を振り返りましょう。

・「ストレスで肺が痛い」の多くは、自律神経の乱れによる心拍数上昇や筋肉の緊張が原因。
・肺自体には痛みを感じる神経がほぼないため、周りの組織が痛んでいる可能性が高い。
・激しい痛みや、15分以上続く痛み、冷や汗を伴う場合はすぐに病院へ。
・今すぐできる対策は、「4・8呼吸法」と「胸のストレッチ」。

胸の痛みは、身体が発している「少し休んで」というサインです。

明日からできるファーストステップ:
まずは今日、お風呂上がりに「4・8呼吸法」を5回試して、身体をリラックスさせる時間を作ってみてください。そして、症状が続く場合は我慢せず、早めに専門医へ相談して安心を得ることを大切にしてくださいね。

自律神経を整える!ストレス性の胸の痛みに「鍼灸治療」が有効な理由

「病院の検査で異常がない」と言われたストレス性の胸の痛みや心拍数の急上昇には、鍼灸治療が非常に有効です。鍼灸は、乱れた自律神経(交感神経)の興奮を鎮め、心拍数を安定させる効果が科学的に認められています。さらに、ストレスで過度に緊張し、肺を圧迫していた胸や背中の筋肉(肋間筋など)を直接アプローチして深く緩めるため、呼吸が浅くなる症状や神経痛の速やかな緩和が期待できます。セルフケアで改善しない息苦しさやチクチク痛む症状は、東洋医学の専門家へ相談するのも選択肢の一つです。

当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。



この症状に対する質問

質問をどうぞ

一覧に戻る