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喉上が痛い|鼻と喉の間が痛い上咽頭炎の治し方

喉上が痛い|鼻と喉の間が痛い上咽頭炎の治し方
公開日:2025年07月01日
更新日:2025年07月01日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

上咽頭炎や咽頭炎について解説します

のどは上咽頭、中咽頭、下咽頭に分けられます。
口を開けて、目で見える部分が中咽頭です。
中咽頭より上が上咽頭、それより下が下咽頭です。
下咽頭の前方(のどぼとけの部分)に喉頭があります。
今回は「喉上が痛い|鼻と喉の間が痛い上咽頭炎の治し方」と題して上咽頭炎や咽頭炎について解説します。

のどは上咽頭、中咽頭、下咽頭に分けられます。
口を開けて、目で見える部分が中咽頭です。
中咽頭より上が上咽頭、それより下が下咽頭です。
下咽頭の前方(のどぼとけの部分)に喉頭があります。
今回は「喉上が痛い|鼻と喉の間が痛い上咽頭炎の治し方」と題して上咽頭炎や咽頭炎について解説します。

急性と慢性の咽頭炎について

急性咽頭炎は、この咽頭の部位にウイルスや細菌が感染することにより発生します。
急性咽頭炎が治りきらず、咽頭粘膜への持続的な刺激が起こると(喫煙、後鼻漏などによる)慢性咽頭炎になります。

急性咽頭炎では主に以下の症状が起こります。
・のどの痛み
・発熱
・頭痛
・倦怠感
・頚部リンパ節の腫れ

慢性咽頭炎では、咽頭違和感や咳症状が主な症状になります。

急性咽頭炎は、この咽頭の部位にウイルスや細菌が感染することにより発生します。
急性咽頭炎が治りきらず、咽頭粘膜への持続的な刺激が起こると(喫煙、後鼻漏などによる)慢性咽頭炎になります。

急性咽頭炎では主に以下の症状が起こります。
・のどの痛み
・発熱
・頭痛
・倦怠感
・頚部リンパ節の腫れ

慢性咽頭炎では、咽頭違和感や咳症状が主な症状になります。

耳鼻咽喉科における治療

耳鼻咽喉科における治療は以下の通りです。
・薬物療法(消炎鎮痛剤、抗生物質など)
・咽頭への薬剤塗布
・ネブライザー(吸入)治療
・含嗽薬(アズノールなど)によるうがい

またイソジンを用いてのうがいは、使用回数が多すぎると咽頭の常在菌(害の無い菌)も殺菌され逆効果になります。
イソジンでのうがいは、1日2~3回程度に抑えましょう。

上咽頭炎が起こる原因

鼻とのどの間(鼻の奥の突き当たり)を上咽頭といいます。
この部位は以下の原因で上咽頭炎を引き起こします。
・細菌やウイルス感染
・体の冷え(とくに首の冷え)
・疲労
・ストレス
・空気の乾燥
・口呼吸

鼻とのどの間(鼻の奥の突き当たり)を上咽頭といいます。
この部位は以下の原因で上咽頭炎を引き起こします。
・細菌やウイルス感染
・体の冷え(とくに首の冷え)
・疲労
・ストレス
・空気の乾燥
・口呼吸

上咽頭炎の主な症状

上咽頭炎は以下のような症状が起こります。
・鼻とのどの間の痛み
・違和感
・乾燥感
・後鼻漏(鼻の奥からのどに鼻水が下りる)
・痰が絡む
・咳払い
・声が出しにくい
・鼻の奥が匂う
・首や肩のこり
・頭痛
・頭重感
・倦怠感

また上咽頭炎は急性中耳炎、滲出性中耳炎、耳管狭窄症などの耳の病気の原因となることがあります。

上咽頭炎の診断は難しい

上咽頭は口を開けても見えない部分にあります。
そのため上咽頭炎は耳鼻咽喉科で内視鏡(ファイバーカメラ)の検査を行わない限り診断が困難とされています。

急性上咽頭炎では上咽頭の赤みがあり内視鏡で診断しやすいのですが、慢性上咽頭炎では内視鏡で一見正常に見えることがあるため、耳鼻咽喉科でも「異常なし」と診断を受けてしまうことがあります。

慢性上咽頭炎では、内視鏡で一見正常に見えても、上咽頭に綿棒で塩化亜鉛などの塗布(Bスポット療法)を行ったときに出血をきたし痛みを感じます。
この出血をきたす痛みの反応をもって「慢性上咽頭炎」と診断する場合もあります。

上咽頭炎を予防する二点のポイント

上咽頭炎の予防は以下の二点がポイントです。
・のどの粘膜の乾きを防ぐ
・体の冷えを防ぐ

この予防は上咽頭炎だけでなく、咽頭炎、喉頭炎、扁桃炎の予防にもつながります。

のどの粘膜の乾きはウイルスや細菌が体内に侵入しやすい環境を作ります。
また体の冷え(とくに首の冷え)は自律神経のバランスを崩れさせ、免疫力低下を引き起こします。

こののどの粘膜の乾きを防ぐためには、まずこまめな水分補給が重要です。
この場合の水分はお茶でもよいですが、カフェインを含むお茶は利尿作用があり、かえって口の乾き感が増すことがあります。
一番よいのは常温の水です。

上咽頭炎の予防は以下の二点がポイントです。
・のどの粘膜の乾きを防ぐ
・体の冷えを防ぐ

この予防は上咽頭炎だけでなく、咽頭炎、喉頭炎、扁桃炎の予防にもつながります。

のどの粘膜の乾きはウイルスや細菌が体内に侵入しやすい環境を作ります。
また体の冷え(とくに首の冷え)は自律神経のバランスを崩れさせ、免疫力低下を引き起こします。

こののどの粘膜の乾きを防ぐためには、まずこまめな水分補給が重要です。
この場合の水分はお茶でもよいですが、カフェインを含むお茶は利尿作用があり、かえって口の乾き感が増すことがあります。
一番よいのは常温の水です。

鼻うがいも上咽頭炎には有効

鼻洗浄(鼻うがい)は、水分補給やうがいでは届かない上咽頭粘膜の乾きを防ぐために有効です。
家庭で行える鼻洗浄器が市販されています。
これを利用するのもよいでしょう。

また口呼吸ではなく鼻呼吸を行うことも必要です。
鼻閉を伴う上咽頭炎では、鼻の治療も必須です。

その他に免疫力を上昇させるには、日々の適度な運動や、1日に睡眠を6~8時間とることも大切です。

セルフケアで行う鼻うがいの注意点

家庭での鼻うがいの注意点は以下の通りです。
・0.9~2%の食塩水を用いる
・水温は体温よりも少し低い程度にする
・1日に2回程度までにする
・洗浄中や洗浄後に鼻をすすらない
・洗浄後は、片方ずつ鼻をかむ

家庭での鼻うがいの注意点は以下の通りです。
・0.9~2%の食塩水を用いる
・水温は体温よりも少し低い程度にする
・1日に2回程度までにする
・洗浄中や洗浄後に鼻をすすらない
・洗浄後は、片方ずつ鼻をかむ

鼻うがいに水道水は使わない

鼻うがいで使用する水で水道水を用いるのは避けましょう。
その理由は水道水に含まれている塩素が鼻やのどの粘膜を刺激するためです。
とくにアレルギー性鼻炎を持つ人では逆効果になることがあります。

水道水を用いる場合は、浄水器を使うか、5分以上沸騰させて塩素を除去した後に、食塩を加えて鼻洗浄を行うようにしましょう。

Bスポット療法は風邪やIgA腎症にも有効

Bスポット療法は、上咽頭に塩化亜鉛などの消炎剤を直接塗布・擦過する治療法です。
東京医科歯科大学元教授の堀口先生によって考案された方法で、上咽頭炎の消炎に効果的とされています。
また風邪の消炎にも有効です。
IgA腎症という腎臓病は、扁桃炎や上咽頭炎に続いておこることがあり、Bスポット療法を行うことによりIgA腎症が改善される可能性があります。

Bスポット療法は、上咽頭に塩化亜鉛などの消炎剤を直接塗布・擦過する治療法です。
東京医科歯科大学元教授の堀口先生によって考案された方法で、上咽頭炎の消炎に効果的とされています。
また風邪の消炎にも有効です。
IgA腎症という腎臓病は、扁桃炎や上咽頭炎に続いておこることがあり、Bスポット療法を行うことによりIgA腎症が改善される可能性があります。

Bスポット療法の具体的な内容

塩化亜鉛などは、鼻の中、または口の中から綿棒で上咽頭に塗布・擦過します。
病的な上咽頭炎のある場合は、治療時に綿棒に血液が付着し、ある程度痛みを生じます。

しかし、治療後数時間は痛いものの、その後で症状(上咽頭の痛み、後鼻漏、頭痛など)が改善するケースが多くみられます。
Bスポット療法の副作用として、塩化亜鉛が嗅神経(鼻の上部)にさわり、嗅覚障害が起こったという報告があります。

通常の治療(綿棒の使用)では、鼻の上部はさわらないためまず問題ありません。
一度の治療だけで症状が軽快する場合もあります。

慢性的な上咽頭炎に対しては、週に1~2回のペースで10回程度を目安に治療を行っています。

上咽頭炎は当院の鍼灸治療で改善できます

このような慢性上咽頭炎には鍼灸治療が効果的です。
慢性上咽頭炎は西洋医学的な薬物療法やマニュアル通りの治療(Bスポット療法)では良くなりません。

改善のためには一人ひとりの体質の違い、生活環境の違いなどを考慮した治療が必要です。
それが可能なのが当院の鍼灸治療による自律神経の調整です。

ぜひ、長引く慢性上咽頭炎や再発、予防などでお悩みの方はご相談ください。

当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。



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