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扇風機をつけたまま寝るのはダメ|扇風機を使用する時の注意点
- カテゴリ:
- 全身のお悩み

公開日:2025年06月27日
更新日:2025年06月27日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次
- 1 扇風機をつけたまま寝るのは要注意
- 2 就寝時に扇風機を使用すると得られる効果
- 3 扇風機の効果的な正しい使い方
- 4 首振り機能を使用する
- 5 扇風機は足元に設置する
- 6 凍らせたペットボトルに扇風機の風を当てる
- 7 扇風機の使用を控えるべき危険な兆候
- 8 アレルギー症状が起こる
- 9 喉が乾燥して感染症リスクが高まる
- 10 寝起きにだるさや疲れが残る
- 11 扇風機とエアコンを併用する際のポイント
- 12 適正な温度と湿度の設定を行う
- 13 就寝1時間前にエアコンをつけておく
- 14 タイマーを活用する
- 15 寝る時に扇風機を使用する際の注意点
- 16 扇風機の風が身体の一部だけに当たらないようにする
- 17 扇風機をつけっぱなしにしない
- 18 音の静かな扇風機を使用する
- 19 扇風機の風で起こる不調は鍼灸で改善できます
- 20 当院で患者様の治療実績はこちらから
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扇風機をつけたまま寝るのは要注意

猛暑である夏の時期は、寝苦しい夜に悩まされている方も多いと思います。
夏場は快適な睡眠環境を整えるために、扇風機やエアコンは欠かせない時期です。
しかし、誤った使い方をしてしまうと、かえって睡眠の質を低下させ、様々な身体の不調を引き起こす原因となってしまいます。
今回は「扇風機をつけたまま寝るのはダメ|扇風機を使用する時の注意点」と題して、扇風機の効果的な活用方法や注意点について解説します。
扇風機とエアコンの併用方法のコツもご紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
就寝時に扇風機を使用すると得られる効果

人間の体温は、寝る前から身体の内部の体温が下がりはじめ、入眠に伴ってさらに体温が下がります。
ここから起床に向かって徐々に体温が上がっていく習慣的なシステムです。
しかし、入眠時に室温が高いと体温が十分に下がらないためになかなか寝付けず、浅い眠りとなってしまいます。
これが睡眠障害を引き起こす原因となります。
そこで、夏の暑い時期は就寝時にエアコンや扇風機を使用することで室内の温度や湿度を下げることで快適な睡眠環境を整えられることができます。
さらに寝ている間に身体の中に熱をため込まないように、いかに汗を蒸発させて体の熱を放熱させるかが睡眠環境を整えるポイントです。
その際に扇風機による風は、汗を効率よく蒸発させ、放熱を促進してくれます。
扇風機の効果的な正しい使い方

就寝時の扇風機の使用には注意すべき点があります。
うまく活用することで、暑い夏の寝苦しい時期に快適な睡眠を得られます。
以下でご紹介する扇風機の使い方を参考にしてみてください。
首振り機能を使用する
就寝時に扇風機を使用する際は、扇風機の首振り機能を使用しましょう。
扇風機の風が身体の一部分に当たり続けると、喉や肌の乾燥につながり、起床時に頭痛や倦怠感を引き起こす原因になります。
首振り機能にしておくことで、身体の一部分だけに風が当たり続けるのを防ぐことができます。
しかし、首振り機能を使用しても扇風機が身体に近すぎると、急激な体温低下を招いてしまい体調不良の原因になります。
扇風機を使用する際は、身体から適度に距離をとった場所に設置しましょう。
扇風機は足元に設置する
睡眠中は体温を下げるために主に足先と手先から放熱を行います。
そのため、足元付近に風が当たるように扇風機を使用すると、室内の温度が多少高い場合でも効率的に体温を下げることができます。
逆に顔の近くに扇風機を設置してしまうと、喉の乾燥や頭痛、倦怠感などの体調不良を引き起こす可能性が高まります。
また、扇風機が2台ある場合は、1つは足元に設置し、もう1つを天井方向に風が流れるように上向きにして設置すると、室内の空気の循環が良くなり、心地よい環境で就寝することができます。
凍らせたペットボトルに扇風機の風を当てる
水の入ったペットボトルを凍らせて扇風機の前に置くことで、より冷えた空気を室内に循環させることができます。
扇風機だけでは暑いけれど、エアコンを使用するほどではないときに最適の方法です。
また、就寝時の冷房が苦手という方にもおすすめです。
さらに、凍ったペットボトルを置くことで空気中にある水分がペットボトルに付着して結露が起こり、部屋全体の除湿効果も期待できます。
注意点として、結露するとペットボトルが水浸しになってしまうため、ペットボトルをボウルに入れたり、タオルを敷いたりするようにしましょう。
扇風機の使用を控えるべき危険な兆候

扇風機は、暑い夏の時期の睡眠を快適にしてくれます。
しかし、使い方を間違えると、身体にさまざまな悪影響を及ぼす可能性もあるため注意が必要です。
もし、扇風機の使用中に下記のような症状が出た場合は、扇風機の使用を控えるか、使い方を見直しましょう。
ここでは、扇風機の使用を控えるべき身体の兆候について解説します。
アレルギー症状が起こる
扇風機を使用すると、室内の空気が循環して部屋にあるほこりや花粉などが宙に舞ったり、飛び散ったりする場合があります。
その他に扇風機の羽やモーターの部分にほこりがたまって、そのほこりが扇風機の風とともに放出されてしまうケースもあります。
これらのほこりを吸い込んでしまうことで、アレルギー反応や発作を起こしてしまうリスクが高まります。
扇風機によるアレルギー反応を防ぐためには定期的に扇風機の羽やモーターのほこりを取り除くメンテナンスを行うことが重要です。
また室内にほこりや花粉が溜まらないように寝室を掃除するようにしましょう。
喉が乾燥して感染症リスクが高まる
寝ている間に扇風機から出る風が身体に当たり続けると、肌や喉の乾燥を引き起こす原因になります。
特に、就寝時に鼻呼吸ではなく口呼吸になっている場合は、扇風機から出ている風を吸い込み喉が乾燥します。
喉が乾燥すると、喉を覆う粘膜が乾燥により剥き出しになるため、細菌やウイルスが喉に付着し感染症や風邪にかかりやすくなるリスクが高まります。
就寝時に扇風機を使用する際は、風が直接身体に当たり続けることがないよう、扇風機の向きに注意しましょう。
寝起きにだるさや疲れが残る
夜通し扇風機を使用したとき、朝起きると身体が重たく感じるという方もいるのではないでしょうか。
これは扇風機の風が身体の一部分だけに当たることで筋肉に緊張と痙攣を起こすことが原因です。
とくに足に扇風機の風が当たり続けたことで、ふくらはぎの筋肉にこむら返りが起きたり、首に風を当たりすぎることで首に痛みが起こるケースがあります。
なるべく身体の一箇所だけに風が当たらないように、扇風機の風の向きを設定してから就寝しましょう。
扇風機とエアコンを併用する際のポイント

扇風機が自然で優しい風を循環させて暑さを和らげる効果があるのに対し、エアコンは冷気を放出して室内の温度をしっかり下げてくれる効果があります。
扇風機だけでは暑くて寝付けないという時は、扇風機とエアコンを併用すれば、快適な睡眠環境を得ることができます。
ここでは、扇風機とエアコンを併用する際のポイントについて解説します。
適正な温度と湿度の設定を行う
エアコンを使用する際は、温度と湿度を適正に設定することが重要です。
人が快適に眠れる理想の温度と湿度は下記の通りです。
・気温25度〜26度程度
・湿度40%〜60%程度
暑いからといってエアコンの温度を低く設定しすぎると、身体が冷えすぎてしまい、体調不良や睡眠障害につながりかねません。
また、気温が低くても湿度が高過ぎると、汗の放熱ができずに寝苦しさを感じる原因になります。
扇風機とエアコンを併用する場合、それぞれ単独で使う場合とは温度や湿度の変化の仕方が異なります。
エアコンの機能を上手に使い、心地よく眠れるように設定しましょう。
就寝1時間前にエアコンをつけておく
寝る直前に寝室のエアコンをつけても、部屋の温度が下がるまでに時間がかかります。
スムーズな入眠のために、早めにエアコンのスイッチを入れておくようにしましょう。
特に真夏の暑い日は、就寝の1時間前を目安にするとよいでしょう。
また、その際に、ふとんやベッドをめくり、シーツやマットレスも冷気で冷やしておくと、より効果的です。
また、扇風機と同様、身体に直接エアコンの冷気が当たり続けると、身体が冷えすぎて起床時に頭痛や倦怠感の原因となります。
エアコンを使用する際は、風向きを上側に設定するようにしましょう。
タイマーを活用する
就寝時にエアコンを消してしまうと、寝付く前に部屋の温度が上がり、スムーズに入眠できないことがあります。
寝苦しいほど暑い日は、エアコンのタイマーを活用し、眠った後にエアコンが切れるように設定しましょう。
タイマーが切れる適切な時間設定は外気温によって異なります。
特に熱帯夜の時期は就寝から2時間後を目安にすることをおすすめします。
また、夜通し寝苦しい暑さが続き、タイマーを使用しても途中で目が覚めてしまうという場合は、除湿設定にして扇風機と併用すると、快適な睡眠をとることができます。
寝る時に扇風機を使用する際の注意点

就寝時に扇風機をうまく活用すれば、寝苦しさを感じずに眠れるでしょう。
ご紹介する扇風機の注意点を考慮して、使用してみてください。
扇風機の風が身体の一部だけに当たらないようにする
扇風機を使用する場合は、身体の同じ場所に風が当たらないように注意しましょう。
同じ場所に風が当たり続けると、身体が冷えすぎてかえって睡眠の質が低下します。
その際に、扇風機の首振り機能が有効です。
扇風機の機能にもよりますが、前後の首振り機能だけではなく、上下の首振り機能も同時に使用することで、身体や部屋の両方に満遍なく風が行き渡り、良質な睡眠をとれるでしょう。
扇風機をつけっぱなしにしない
就寝時に扇風機をつけっぱなしにすると肌や喉の乾燥、体の冷え、倦怠感などの体調不良につながりかねません。
また、初夏や秋口等の季節の変わり目は、日中は暑くても夜中や早朝になると急激に冷え込むこともあります。
そのため外気温や自身の体調を踏まえて、夜通しつける必要がない場合は、タイマー機能をうまく活用しましょう。
また、オフタイマーだけでなくオンタイマー機能もついている扇風機を使用している場合は、起床時の30分〜1時間前程度から再度扇風機が稼働するように設定しておくことで、不快感なくすっきり起きることができます。
音の静かな扇風機を使用する
扇風機によっては、モーターの駆動音や羽の音がうるさいものもあります。
日中であれば気にならないような音でも、就寝時に使用すると気になって寝付けないということも考えられます。
寝室用の扇風機は、できるだけ音が静かなものを選びましょう。
また、就寝時は扇風機の風をできるだけ弱めに設定して駆動音を軽減するというのも1つの方法です。
扇風機の風で起こる不調は鍼灸で改善できます
このような扇風機の風で起こる不調は自律神経を調整する鍼灸治療で改善できます。
鍼灸には血流を促進させ、筋肉の緊張を解消させる効果があるだけでなく、自律神経の正常化も期待できます。
ぜひ、扇風機の風による体調不良でお悩みの方は当院にご相談ください。
当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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