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冷たい飲み物が飲みたい原因|冷え性でない人も摂りすぎには注意

冷たい飲み物が飲みたい原因|冷え性でない人も摂りすぎには注意
公開日:2025年06月27日
更新日:2025年06月27日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

冷たいものを摂るのは身体に負担

暑い日が続くと、ついつい手が伸びてしまうのがかき氷、アイスクリーム、ジュース、ビールといった冷たいものではないでしょうか。
しかし、冷たいものを摂りすぎると内臓が冷えてしまい、体にとって大きな負担になることをご存知ですか。

先日、献血に行ったスタッフが暑い屋外から室内に入り冷たいお水を一気に飲んだ直後に採血しようとしたところ「採血がしにくいので温かいものを飲むように」すすめられたそうです。
献血をするときはしっかりと水分補給しておく必要がありますが、採血前は温かい飲み物をと摂るほうが良いようです。
これは冷たい水分を摂ると血管が収縮してしまい、採血しづらくなることが理由にあるようです。

今回は「冷たい飲み物が飲みたい原因|冷え性でない人も摂りすぎには注意」と題して、冷たい飲み物が体に与える影響について解説します。

暑い日が続くと、ついつい手が伸びてしまうのがかき氷、アイスクリーム、ジュース、ビールといった冷たいものではないでしょうか。
しかし、冷たいものを摂りすぎると内臓が冷えてしまい、体にとって大きな負担になることをご存知ですか。

先日、献血に行ったスタッフが暑い屋外から室内に入り冷たいお水を一気に飲んだ直後に採血しようとしたところ「採血がしにくいので温かいものを飲むように」すすめられたそうです。
献血をするときはしっかりと水分補給しておく必要がありますが、採血前は温かい飲み物をと摂るほうが良いようです。
これは冷たい水分を摂ると血管が収縮してしまい、採血しづらくなることが理由にあるようです。

今回は「冷たい飲み物が飲みたい原因|冷え性でない人も摂りすぎには注意」と題して、冷たい飲み物が体に与える影響について解説します。

温度によって味覚の反応が変わる

一般的に、食べ物や飲み物は体温との温度差が25℃以上あると、美味しいと感じることができます。
具体的には温かいものは60〜70℃、冷たいものは5℃〜12℃といわれています。

逆に70℃以上や5℃以下は味覚の感覚が麻痺してしまうため、味を感じづらくなります。
このため、自動販売機では「冷たい」は約5℃、「温かい」は約50℃に設定されています。

一般的に、食べ物や飲み物は体温との温度差が25℃以上あると、美味しいと感じることができます。
具体的には温かいものは60〜70℃、冷たいものは5℃〜12℃といわれています。

逆に70℃以上や5℃以下は味覚の感覚が麻痺してしまうため、味を感じづらくなります。
このため、自動販売機では「冷たい」は約5℃、「温かい」は約50℃に設定されています。

基本の五味と温度の関係について

基本五味と温度の関係を解説します。

塩味:温度が低いと強く感じ、高いと弱く感じる

甘み:30℃くらいから体温に近いほど強く感じる、低温または高温になるほど弱く感じる
(ぬるくなったジュースやアイスクリームが、冷たいときに比べて甘さを強く感じるのはこのため)

酸味:温度によってあまり変化はない

苦み:低温〜体温の温度では強く、高温では感じづらくなる

うま味:体温付近で最も感じやすくなる

37℃前後の飲食物で十分な消化機能が起こる

これらのことから、私達が「美味しい」と感じるのは体温と不快関係があることがわかります。
おおよそ私達の体は37℃前後で十分な機能を発揮できるように設定されています。
そのため、度を越えた冷たい飲み物が大量に入ってくると、内臓が冷やされてしまい各消化器官にいる消化酵素が効率的に働くことができなくなる可能性があります。

これらのことから、私達が「美味しい」と感じるのは体温と不快関係があることがわかります。
おおよそ私達の体は37℃前後で十分な機能を発揮できるように設定されています。
そのため、度を越えた冷たい飲み物が大量に入ってくると、内臓が冷やされてしまい各消化器官にいる消化酵素が効率的に働くことができなくなる可能性があります。

冷たいものを摂ったときの身体の変化

具体的には以下の流れで異変が起こります。
①冷たい水分が体内に入る
②最初に胃が冷やされる
③胃の血管が収縮し消化管の運動が妨げられる
④十二指腸や小腸に冷たい水が流れて血管が収縮し血流が悪くなる
⑤消化器官の働きが低下する

この状態で食事を摂っても栄養素を十分に吸収できなくなります。
消化吸収が悪くなると、食欲が低下し手足の冷えや体のだるさ・むくみといった夏バテにつながる一因になります。
また腸が冷えると腸内にいる免疫細胞の活動も低下し、感染症へのリスクも上がることも考えられます。

具体的には以下の流れで異変が起こります。
①冷たい水分が体内に入る
②最初に胃が冷やされる
③胃の血管が収縮し消化管の運動が妨げられる
④十二指腸や小腸に冷たい水が流れて血管が収縮し血流が悪くなる
⑤消化器官の働きが低下する

この状態で食事を摂っても栄養素を十分に吸収できなくなります。
消化吸収が悪くなると、食欲が低下し手足の冷えや体のだるさ・むくみといった夏バテにつながる一因になります。
また腸が冷えると腸内にいる免疫細胞の活動も低下し、感染症へのリスクも上がることも考えられます。

冷たいものを摂るとお腹が痛くなるメカニズム

さらに夏の時期は、発汗や体温を放熱させるため血液が体表を流れることが多く、体の深部である胃腸は流れが減少します。
この状態で冷たい飲み物を一度に大量に摂取すると胃腸のトラブルが起こりやすくなります。

また「冷たいものを摂るとお腹がゆるくなってしまう」という経験がある方もいるのではないでしょうか。
この反応は冷たいものが胃に入ると反射的に大腸が収縮して血流が悪くなり消化不良を起こすだけでなく、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)の過剰な活発化が起こるためと考えられています。

冷たいものが欲しくなる原因について

その他にも、夏だけでなく冬にも氷が入った冷たいものを好んで飲む方がいらっしゃいます。
これは、近年エアコンのお陰で室内の温度が一定に保たれていたり、冷たいビールなど喉ごしを求めていたりなどが理由と考えられます。
その他に体の上部が熱を感じる冷えのぼせの状態が起こると冷たいものを欲するようになります。

また氷を沢山食べたくなる方は、「氷食症」とも呼ばれています。
氷食症は口の中の温度が高くなり、喉が渇き氷が食べたくなるような癖や行動を指します。
まだまだ解明されていない部分も多いですが、鉄欠乏性貧血などの状態に見られることがあるようです。

かき氷やアイスクリームを食べて頭が痛くなる原因

暑い日にかき氷を食べると、頭が痛くなる経験は多くの方にあるのではないでしょうか。
英語でもIce-creamheadacheと呼ばれ、国際頭痛学会では「寒冷刺激による頭痛」に分類されています。

冷たいものが口に入ると上顎の近くにある、顔の感覚を支配する「三叉(さんさ)神経」に刺激が届きます。
この刺激によって発生する伝達信号が脳に届き、痛みとして勘違いして頭痛を感じると言われています。

また、冷たいものを口にいれると口の中や喉が冷え、この冷えた状態を回避するために頭につながる血管が膨張します。
この反応によって血液量を増やして温めようとすることから血管拍動性の頭痛を誘発するといわれています。

このアイスクリーム頭痛を避けるには、急いで食べず口内でゆっくり時間をかけて食べることが大切です。
冷やしすぎないように温かい飲み物を一緒に飲むことがオススメです。

暑い日にかき氷を食べると、頭が痛くなる経験は多くの方にあるのではないでしょうか。
英語でもIce-creamheadacheと呼ばれ、国際頭痛学会では「寒冷刺激による頭痛」に分類されています。

冷たいものが口に入ると上顎の近くにある、顔の感覚を支配する「三叉(さんさ)神経」に刺激が届きます。
この刺激によって発生する伝達信号が脳に届き、痛みとして勘違いして頭痛を感じると言われています。

また、冷たいものを口にいれると口の中や喉が冷え、この冷えた状態を回避するために頭につながる血管が膨張します。
この反応によって血液量を増やして温めようとすることから血管拍動性の頭痛を誘発するといわれています。

このアイスクリーム頭痛を避けるには、急いで食べず口内でゆっくり時間をかけて食べることが大切です。
冷やしすぎないように温かい飲み物を一緒に飲むことがオススメです。

夏場の冷えは温かい飲み物で対処する

温かい飲み物は身体の内側から温まり、内臓も温めることができます。
この保温効果により胃腸の消化吸収が向上し、むくみが改善したり排便の促進が期待できます。
また体温が上がると免疫力も向上し、消化酵素も活発に活動してくれるといわれています。

日本には昔から「暑いときこそ熱いものを」という考えがあります。
これは熱いものを摂ることで発汗を促し、結果的に体温を下げるという効果を期待したものです。
また暑い夏にも冷たいものばかり摂ることは良くないという考えが根付いています。

温かい飲み物は身体の内側から温まり、内臓も温めることができます。
この保温効果により胃腸の消化吸収が向上し、むくみが改善したり排便の促進が期待できます。
また体温が上がると免疫力も向上し、消化酵素も活発に活動してくれるといわれています。

日本には昔から「暑いときこそ熱いものを」という考えがあります。
これは熱いものを摂ることで発汗を促し、結果的に体温を下げるという効果を期待したものです。
また暑い夏にも冷たいものばかり摂ることは良くないという考えが根付いています。

夏場でおすすめの飲み物は麦茶

もちろん、猛暑といわれる夏の炎天下や湿度の高い状況で熱いものを飲んだり食べたりすることは熱中症につながりますのでご注意が必要です。
では、具体的にどういうものを摂ればいいのでしょうか。
夏場でも室内の冷房などで体が冷えている時などは、常温や温かい麦茶に変えてみるようにしましょう。
またコーヒーなどはカフェインによる利尿作用があり、血管を収縮する働きもあります。
そのため脱水を促すため控えるようにしましょう。

選択するとすれば麦茶はノンカフェインで妊娠中や授乳中のお母さんや、高齢の方まで安心して飲める飲み物です。
麦茶にはカリウムが含まれており、カリウムは血管を拡張させることで血圧を低下し、体の熱を体外に排出してくれる効果があります。

カリウムが含まれるお茶

他にもカリウムが多く含まれるお茶の原料としては以下の通りです。
・たんぽぽ根
・ペパーミント
・ハトムギ
・カリン
・ジャスミン
・カモミール
・月桃葉

お茶は温めることで香りもたつのでリラックス効果も期待できます。

滋養のあるスープで汗をかく

韓国では暑い日に参鶏湯を食べる習慣があります。
参鶏湯はほろほろの鶏肉、もち米、高麗人参になつめやネギがはいった滋養食です。
温かい参鶏湯を食べることでじんわり汗をかいて夏を健康的に乗り切る風習です。

参鶏湯のように、温かいスープは煮ることで野菜の嵩が減り、生野菜よりも効率よく食物繊維が摂取できるため消化もしやすくなります。
塩分は控えた味付けにし、食事の前に摂ると早食い予防にもなります。

十分な栄養が入ったスープを摂ると脳が飢餓状態と感じることがなくなるので、おやつを欲することも少なくなると言われています。

どうしても冷たいものが飲みたいときの対処法

からだがほてったり、暑さを感じている訳でもないのに、どうしても冷たいものが取りたくなった時は、どうすればいいでしょうか。
以下の対処法をしてみましょう。

一気飲みせず量を少なめにする

一度にたくさんの冷たいものが体内に入ることで体は冷えます。
なるべく氷少なめや氷なしを選択するのもよいかもしれません。

温かいものと交互に飲む

体が冷えないことが重要なので、温かいものと交互に飲むことで体温を下げすぎないように注意しましょう。

体を温める効果の食材を摂る

体を温める効果が高いのが生姜です。
生のものは「ジンゲロール」、加熱すると「ショウガオール」という成分が多くなります。
この「ショウガオール」には発汗作用があり体温を下げることにつながります。
その他にも以下のものがおすすめです。
・唐辛子
・たまねぎ
・柑橘類
・梅干し
・青魚
・ナッツ類
・緑黄色野菜
・タンパク質
・根菜

夏バテは当院の鍼灸治療で改善できる

夏バテは自律神経失調症に似た症状であるためクリニックなどでは対処療法として薬物が処方されるのみの治療です。
しかし、薬物療法では根本的な改善に至らないために当院にご来院される方がおられます。

根本的な改善をするためには東洋医学に基づき自律神経の機能を向上させる治療方法が良いと当院では考えております。ぜひ、「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方は当院の鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。

当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。



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