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夏に自律神経が乱れる原因とは?暑さを感じない危険なサインと専門家おすすめの対策
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み
公開日:2025年06月19日
更新日:2026年05月20日
【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次

「夏になると毎年なぜか体がだるい」「しっかり休んでいるはずなのに、疲れが全く抜けない……」その原因、実は「自律神経の乱れ」かもしれません。特に近年は、厳しい猛暑にもかかわらず「あまり暑さを感じない」という方が増えています。しかし、暑さを感じないからといって体がダメージを受けていないわけではありません。むしろ、自律神経のSOSを見落としている可能性があり非常に危険です。この記事では、夏に自律神経が乱れる原因や「暑さを感じない」状態のメカニズム、そして専門家がおすすめする具体的な対策・食事レシピまでを網羅して解説します。
【結論】夏の不調は「激しい寒暖差」と「発汗機能の低下」が原因!
結論から言うと、夏に自律神経が乱れる最大の原因は、エアコンの効いた室内と猛暑の屋外との「激しい寒暖差」にあります。人間の体は、自律神経の働きによって体温を一定に保っています。しかし、5℃以上の急激な温度変化が何度も繰り返されると、体温調節を司る自律神経が過剰に働き、またたく間に疲弊してしまうのです。また、「暑さを感じない」と感じる方は、エアコンの効いた部屋に長時間いることで皮膚の温度センサーや発汗機能が鈍っている可能性があります。脳が「暑い」と認識できず、汗をかいて体温を下げることができないため、体内に熱がこもり、自律神経をさらに乱れさせるという悪循環に陥ってしまうのです。
なぜ「夏に自律神経が乱れる」のか?3つの主な原因

夏特有の環境は、私たちが思っている以上に自律神経に大きな負担をかけています。主な原因は以下の3つです。
① 激しい気温差(クーラー病・冷房病)
猛暑の屋外から冷房がガンガンに効いた室内に戻ると、体は急激な変化に対応しようとします。この1日に何度も繰り返される温度差の調節により、自律神経が限界を迎えてしまいます。
② 熱帯夜による睡眠不足
寝苦しい夜が続くと睡眠の質が低下します。通常、夜間は心身をリラックスさせる「副交感神経」が優位になり自律神経を休ませますが、眠りが浅いと自律神経が十分に休まらず、翌朝も疲労が残ったままになってしまいます。
③ 夏特有の不規則な生活や食生活
夏休みやイベントによる生活リズムの変化、また「冷たいものの摂りすぎ」による胃腸の冷えも原因です。胃腸の働きは自律神経と直結しているため、消化不良が起きると自律神経のバランスもさらに崩れやすくなります。
「暑さを感じない」のは自律神経の麻痺?知っておくべき危険性
「周りは暑がっているのに、自分はそれほど暑さを感じない」「汗をあまりかかないから快適」と思っている方は注意が必要です。
暑さを感じないメカニズム
自律神経は、暑さを察知すると「血管を拡張させて汗を出し、体温を下げる」という命令を出します。しかし、自律神経が乱れて麻痺してくると、このセンサーが正常に機能しなくなります。
汗をかかないことの恐ろしさ
汗をかけないと、本来外に逃げるべき熱がこもる「うつ熱」状態になります。
・慢性的な強いだるさ
・頭痛やめまい
・室内での隠れ脱水・熱中症
これらは自律神経の機能が低下し、体がSOSを出しているサインです。決して「暑さに強い体になった」わけではないことを自覚しましょう。
専門家が実践!自律神経を整える3つの生活習慣

崩れてしまった自律神経をリセットし、正常な体温調節機能を取り戻すために、今日からできる3つのポイントをお伝えします。
① 朝の光を浴びて「体内時計」をリセット
毎朝決まった時間に起き、カーテンを開けて太陽の光を浴びましょう。 光の刺激によって、日中を活発にする「交感神経」への切り替えがスムーズになり、生活のリズムが整います。
② エアコンの温度調節と「ぬるめの入浴」
エアコンの設定温度は外気との差が5℃以内(26〜28℃目安)になるよう調整し、カーディガン等で冷えを防ぎます。 また、夜はシャワーだけで済ませず、38〜40℃のぬるめのお湯に10〜15分ゆっくり浸かってください。副交感神経が優位になり、深い睡眠に導かれます。
③ 軽い運動で「汗をかく習慣」を取り戻す
朝夕の涼しい時間帯に20分程度のウォーキングをしたり、室内でストレッチを行ったりして、じんわりと汗をかく練習をしましょう。 眠っていた発汗機能を呼び起こすことで、自律神経のセンサーが正常に働き始めます。
自律神経の働きをサポートする栄養素とおすすめレシピ
自律神経を整えるためには、日々の食事から適切な栄養を摂ることが不可欠です。
積極的に摂りたい栄養素
・トリプトファン: 幸せホルモンであり、睡眠の質を高める「セロトニン」「メラトニン」の材料になります。(牛乳、豆乳、バナナ、ナッツ、豆腐など)
・ビタミンB群: 神経の働きを正常に保ち、疲労回復を助けます。(豚肉、うなぎ、玄米など)
・マグネシウム: 自律神経のバランスを整え、筋肉の緊張をほぐします。(ナッツ類、海藻類など)
【専門家おすすめレシピ】バナナとナッツの豆乳スムージー
食欲が落ちやすい夏でも、ミキサーにかけるだけで手軽に栄養を補給できる特製スムージーです。
【材料(1人分) / 分量】
バナナ / 1本(トリプトファン)
成分無調整豆乳 / 150ml(トリプトファン・大豆イソフラボン)
ミックスナッツ(無塩) / 適量(マグネシウム・ビタミンE)
【作り方】
1. バナナは適当な大きさにちぎります。
2. すべての材料をミキサーに入れ、なめらかになるまで攪拌(かくはん)したら完成です。
朝食の代わりに飲むことで日中のパフォーマンスが上がり、夕方以降や就寝前に飲むことで、質の高い睡眠をサポートしてくれます。
夏の不調に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 夏バテと自律神経の乱れは何が違うのですか?
A. 夏バテは、暑さによる脱水や食欲不振、体力の消耗全般を指す言葉です。一方で、その夏バテを引き起こしている根本的な原因の多くが「自律神経の乱れ」です。体温調節がうまくいかなくなることで、結果として食欲不振やだるさといった夏バテの症状が現れます。
Q2. 暑さを感じないのは、年齢のせいでしょうか?
A. 加齢によって皮膚の温度センサーや自律神経の機能が徐々に低下することは事実です。しかし、若い方であっても、四六時中冷房の効いた部屋にいて汗をかかない生活を続けていると、同様に暑さを感じにくくなります。年齢に関わらず、自律神経を意識的に刺激してあげることが大切です。
Q3. 冷たい飲み物は自律神経に良くないですか?
A. 冷たいものを一気に飲むと内臓が急激に冷え、胃腸の血管が収縮します。胃腸の働きは副交感神経が支配しているため、内臓の冷えは自律神経のバランスを直接乱す原因になります。夏場であっても、できるだけ常温に近い飲み物を選ぶか、温かいスープなどを一品添える工夫をしましょう。
まとめ:明日からできるステップで、快適な夏を取り戻そう!
この記事でお伝えした内容を振り返ります。
・夏の不調の正体は、室内外の「激しい寒暖差」による自律神経の疲弊。
・「暑さを感じない」のは体が麻痺しているサインであり、熱がこもるため危険。
・対策として「ぬるめの入浴」「朝の光」「発汗を促す軽い運動」が効果的。
・食事では「トリプトファン」や「マグネシウム」を意識して摂取する。
「たかが夏バテ」「冷房の中にいれば大丈夫」と自己判断で放置してしまうと、秋口になってさらに深刻な体調不良(秋バテ)を引き起こす原因にもなります。まずは「今夜はシャワーで済ませず、ぬるめのお風呂に浸かる」「明日の朝、スムージーを作ってみる」といった、簡単な一歩から始めてみてください。日々の小さな習慣の積み重ねが、あなたの自律神経を整え、健やかな毎日を作ります。もし、生活習慣を改善しても慢性的なだるさ、めまい、不眠、食欲不振などの症状が改善しない場合は、決して無理をなさらず、お早めに内科や専門の医療機関へご相談ください。
夏の自律神経の乱れに効果的!暑さを感じない体をもみほぐす鍼灸
セルフケアで改善しない夏の自律神経の乱れには、鍼灸治療も効果的です。「暑さを感じない」ほど麻痺した体温調節機能や、冷房冷えによる血行不良に対して、鍼や灸の刺激が自律神経のバランスを直接整えます。特に、だるさや睡眠不足を引き起こす交感神経の過剰な興奮を抑え、心身をリラックスさせる副交感神経を優位にする効果が期待できます。冷え固まった胃腸の働きを活発にするツボへのアプローチも可能です。疲れが抜けないと感じたら、東洋医学のプロである鍼灸院コモラボに一度相談してみましょう。
当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
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鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
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