BLOG
ブログ
【熱中症で吐き気・嘔吐】なぜ起こる?原因とすぐすべき緊急対処法
- カテゴリ:
- 全身のお悩み
公開日:2025年06月11日
更新日:2026年05月21日
【監修者】
・鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
・鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
・神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
目次

「急に気持ち悪くなって吐き気がする…これって熱中症?」「熱中症で嘔吐してしまったら、どう対処すればいいの?」暑い日や、閉め切った室内にいるときに突然おそってくる吐き気。体の中で何が起きているのか分からず、強い不安を感じてしまいますよね。結論から言うと、熱中症による吐き気や嘔吐は、体温調節が追いつかなくなり、脳や胃腸への血流が一時的に低下している「危険なサイン(中等症)」です。この記事では、熱中症で吐き気が起こる「なぜ」という原因から、嘔吐してしまったときの緊急対処法、病院を受診する目安まで、プロが分かりやすく解説します。
熱中症で吐き気・嘔吐が起こる「なぜ?」2つの原因

熱中症の症状として吐き気や嘔吐が起こるのには、体の防衛反応と血流の変化が深く関係しています。理由は大きく分けて2つあります。
① 脳への血流が減少し、嘔吐中枢が刺激されるため
暑い場所に長くいると、体は皮膚に血液を集めて熱を逃がそうとします。 その結果、脳に巡る血液が一時的に不足し、脳の「嘔吐中枢」が刺激されて気持ち悪さを感じてしまうのです。
② 自律神経の乱れで胃腸の働きが低下するため
体温が急激に上がると、体温をコントロールしている自律神経がパニックを起こします。 自律神経が乱れると、胃腸の消化・吸収機能がストップし、胃の中のものを外へ押し出そうとする(嘔吐)反応が起こります。
胃腸のSOSサイン
吐き気だけでなく、「胃がムカムカする」「お腹が張る」といった症状も、熱中症の初期〜中期に多く見られる兆候です。
【緊急】熱中症で吐き気・嘔吐が起きたときの正しい対処法

もし自分や周りの人が「気持ち悪い」と訴えたり、嘔吐してしまったりした場合は、一刻も早い応急処置が必要です。次のステップをすぐに行ってください。
ステップ①:涼しい場所へ避難し、服を緩める
・エアコンが効いた室内や、風通しの良い日陰にすぐ移動します。
・ベルトやネクタイ、下着の締め付けを緩め、体に熱がこもるのを防ぎます。
ステップ②:効率よく体を冷やす(3点冷却)
太い血管が通っている以下の場所を、冷えたペットボトルや保冷剤(タオルを巻いたもの)でピンポイントに冷やします。
・首の後ろ(両脇)
・脇の下
・太ももの付け根(股関節)
ステップ③:水分補給は「自力で」「少しずつ」
・自力で飲める場合: 経口補水液(OS-1など)やスポーツドリンクを、少しずつ口に含ませるように飲んでください。
・吐き気が強い・自力で飲めない場合: 絶対に無理に飲ませてはいけません。 水分が気管に入り、窒息や誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)を起こす危険があります。
室内でも要注意!見落としがちな熱中症のリスク
「ずっと家の中にいたから熱中症じゃないはず」と思い込んでいませんか?実は、熱中症の約半数は「室内」で発生しています。
室内熱中症が起こる主な原因
・節電のためにエアコンをつけず、室温・湿度が高い
・夜間、寝ている間に壁や天井から放射熱が伝わり室温が上がる
・遮光カーテンを閉めておらず、直射日光が部屋に入り込んでいる
高齢の方や乳幼児は、暑さを自覚しにくかったり、体温調節機能が未熟だったりするため、室内でも特に注意が必要です。「のどが渇いた」と感じる前に、こまめな水分・塩分補給を心がけましょう。
病院に行くべき?救急車を呼ぶべき?判断基準シート
熱中症の吐き気・嘔吐は、症状の重さ(重症度)でいうと「中等症(ステージⅡ)」に分類されます。適切な判断が生死を分けることもあるため、以下の基準を参考にしてください。
【症状のレベル / 具体的な状態 / 取るべきアクション】
軽症(ステージⅠ) / めまい、立ちくらみ、大量の汗、こむら返り / 涼しい場所で休憩、水分・塩分補給で様子見
中等症(ステージⅡ) / 強い吐き気、嘔吐、頭痛、だるさ、体に力が入らない / 医療機関(内科など)を受診する
重症(ステージⅢ) / 意識がない・朦朧としている、自力で水が飲めない、けいれん、高体温 / ためらわずに、すぐ119番(救急車)を呼ぶ
注意:
吐き気が強くて水分が全く受け付けない場合や、応急処置をしても30分以上症状が改善しない場合は、たとえ意識がはっきりしていても、早めに専門医(内科・救急科など)を受診し、点滴などの適切な治療を受けてください。
熱中症の吐き気に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 吐いた後、スッキリしたら水分をたくさん飲んでもいいですか?
A1. いいえ、一気に飲むのはNGです。 吐いた直後は胃の粘膜が非常に敏感になっています。一気に水分を流し込むと、その刺激で再び嘔吐してしまうことがあります。スプーン1杯ずつ、またはペットボトルのキャップ1杯ずつ、数分おきに「ちびちびと」時間をかけて補給してください。
Q2. 市販の吐き気止め(胃腸薬)を飲んでも効果はありますか?
A2. 熱中症が原因の吐き気には、市販の胃腸薬はおすすめしません。 熱中症による吐き気は、胃そのものの不調ではなく、脱水や自律神経の乱れ、脳への血流低下が原因です。自己判断で薬を飲むと、本来必要な「水分・塩分の補給」や「医療機関への受診」が遅れるリスクがあります。まずは体を冷やし、水分補給を行うことが最優先です。
Q3. 熱中症の吐き気は、どれくらいで治まりますか?
A3. 適切な処置を行えば数時間〜1日で治まることが多いですが、個人差があります。 軽度であれば、涼しい部屋で水分をとり安静にすることで数時間で回復に向かいます。しかし、体内の電解質(塩分など)のバランスが大きく崩れている場合は、だるさや胃のムカムカが数日間残ることもあります。無理をせず、翌日も体調が優れない場合は医師に見てもらいましょう。
まとめ:吐き気は体が発する危険信号。無理せず休息を!
熱中症による吐き気や嘔吐は、「これ以上暑い場所にいたら危険」という体からの重大なサインです。
今日からできる!熱中症を防ぐ3つのステップ
1. 室温をチェック: エアコンを活用し、室温は28度以下、湿度は60%以下に保つ。
2. 前もって補給: のどが渇く前に、スポーツドリンクや経口補水液を少しずつ飲む。
3. 異変を感じたら即中断: 「少し気持ち悪いな」と思ったら、我慢せずすぐに涼しい場所で横になる。
熱中症は、処置が遅れると重症化し、命に関わることもあります。「これくらい大丈夫」と過信せず、吐き気や嘔吐がある場合は早めの医療機関への相談、または受診を検討してください。しっかりと体を休めて、暑い季節を安全に乗り切りましょう。
熱中症の吐き気や後遺症に!自律神経を整える鍼灸治療の効果
熱中症による吐き気や胃のムカムカは、自律神経の乱れや血流低下が主な原因です。急性期の応急処置や医療機関での受診が最優先ですが、「熱中症が治った後もだるさや吐き気が続く」「胃腸の調子が戻らない」といった後遺症のような症状には、鍼灸治療が非常に有効です。鍼灸は、乱れた自律神経を整え、低下した胃腸の働きを活性化させることで、内側から回復を促します。熱中症によるダメージや、夏バテによる体調不良を引きずらないために、辛い症状が続く場合は、お近くの鍼灸院コモラボへ早めに相談してみましょう。
当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
鈴木貴之(すずきたかゆき)
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて15年勤務(院長職を務める)
【施術経過の同意について】
本ブログに掲載する施術の経過の情報は「私は本施術の経過を匿名化して貴院のウェブサイトに掲載することに同意します。」と患者様から同意書を得ております。また氏名・連絡先は公開されません。
【医療受診の案内と施術の注意点】
次の症状がある場合は速やかに医療機関を受診してください。強い胸痛、意識障害、急激な症状の悪化、高熱、持続する出血。鍼灸・整体は有益ですが、抗凝固薬服用中、出血傾向、妊娠初期、感染症の疑いがある方は施術前に必ず医師へ相談してください。
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
【SNS】
Youtube , Instagram , X(Twitter)







この症状に対する質問