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【ためしてガッテン流】蓄膿症の膿を出す方法は鍼灸のツボ
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み
公開日:2022年11月21日
更新日:2024年09月05日
目次
- 1 蓄膿症(副鼻腔炎)でお悩みの方に適切なアドバイス
- 2 【症状その1】鼻水が青っぱなのような膿が混じっている
- 3 【症状その2】喉の方に鼻水が流れる後鼻漏の症状がある
- 4 【症状その3】副鼻腔に炎症が起きて鼻づまりが起こる
- 5 【症状その4】頬や目の奥に痛みが起きたり頭が重くなる
- 6 【症状その5】匂いが感じなくなる嗅覚障害
- 7 蓄膿症が3カ月以上持続する場合を慢性副鼻腔炎となる
- 8 治りにくい慢性副鼻腔炎の症状について
- 9 【治療例&効果の高いツボ 】鼻風邪のあとに副鼻腔炎が起きて顔面痛がする(40代男性)
- 10 悪化すると慢性上咽頭炎に進行するため早めの改善が重要です
- 11 蓄膿症や副鼻腔炎は当院の鍼灸治療で改善できる
- 12 当院で改善した患者様の声と治療実績はこちらから
- 13 関連する記事
- 14
※自律神経失調症など改善された患者様の声と治療実績は上記のリンクから別ページで解説しています。
蓄膿症(副鼻腔炎)でお悩みの方に適切なアドバイス
鼻(鼻腔)の周りには副鼻腔(ふくびくう)と呼ばれる4つの空間(上顎洞・篩骨洞・前頭洞・蝶形骨洞)があります。この空間内で炎症が起きている状態を「副鼻腔炎」といいます。 以前はこの副鼻腔炎を蓄膿症(ちくのうしょう)という呼ばれていました。
症状は急性期では鼻づまり、ドロっとした匂いのする鼻汁、頬・鼻周囲・額の痛み、目の奥の痛み、顔やまぶたの腫れ、発熱などを認めます。これらの症状が一段落したあとも、なかなかすっきりしないという場合には炎症が慢性化して慢性副鼻腔炎に進行していることがあります。
今回は「【ためしてガッテン流】蓄膿症の膿を出す方法は鍼灸のツボ」と題して蓄膿症(副鼻腔炎)を根本的に改善する東洋医学的な鍼灸治療の有効性について解説します。※1.
【症状その1】鼻水が青っぱなのような膿が混じっている
急性副鼻腔炎の場合は青っぱな(黄色い)のような膿の混じった鼻汁がよくみられ、慢性副鼻腔炎になると白い粘調な鼻水が多く認められます。
これはアレルギー性鼻炎の特徴的な透明でさらさらした鼻水との鑑別点になります。
【注釈】・・・青っぱな(黄色い)のような膿の混じった鼻汁は好中球やマクロファージなど免疫に関わる細胞がウイルスと戦った後の残骸と言われています。
【症状その2】喉の方に鼻水が流れる後鼻漏の症状がある
蓄膿症の場合には鼻水が前に垂れるだけではなく、喉の方に流れて咽頭炎や気管支炎の原因になることもあります。
後鼻漏のある方は「喉がイガイガする(喉に違和感を感じる)」「鼻から喉にかけて鼻汁が降りている感じがする」「喉に痰が留まっている感じがする」といった症状が出現します。
これはアレルギー性鼻炎の鼻水がほとんど前へ流れるのと対照的です。
【症状その3】副鼻腔に炎症が起きて鼻づまりが起こる
鼻腔や副鼻腔の粘膜が炎症によって腫れると空気の通る隙間が狭くなり鼻づまりが起こります。
また慢性的な鼻水が鼻腔に溜まることでも鼻づまりの原因となります。
勿論、アレルギー性鼻炎の合併によって腫脹することも原因の一つとなります。
【注釈】・・・急性期の副鼻腔炎では鼻粘膜の炎症による腫れで空気の通りが狭くなり鼻づまりを起こしますが、慢性副鼻腔炎になると鼻ポリープというできもので空気の通りを塞いで鼻づまりが起こります。
【症状その4】頬や目の奥に痛みが起きたり頭が重くなる
急性の蓄膿症によく認められる症状ですが、頬や目の奥の痛み、額や頭の痛みなどが起こることがあります。
慢性副鼻腔炎の場合にも額を中心とした頭重感などはしばしば認められます。
風邪をひいた時に額の痛みが増幅するような事があれば副鼻腔炎の可能性があります。
また、眼の近くの副鼻腔に高度の炎症が起こると眼痛や視力障害をきたすこともあります。
※副鼻腔炎になると下を向くと頭痛に似た症状が起こりやすい傾向にあります。
詳細な情報は下記のリンクからご覧ください。
【症状その5】匂いが感じなくなる嗅覚障害
匂いを感じる器官の粘膜が炎症が起きて腫れたり炎症が長引いたりすると嗅覚障害が起こることがあります。
【注釈】・・・匂いが感じなくなる症状は急性期と慢性期、どちらにも起こるため嗅覚障害だけでは副鼻腔炎の状態を把握するのは難しいといわれています。
蓄膿症が3カ月以上持続する場合を慢性副鼻腔炎となる
蓄膿症とは、鼻腔の奥に広がる副鼻腔という空洞に膿汁や浸出液が慢性的に貯留する病気です。
発症から4週間以内のものを急性副鼻腔炎、3カ月以上持続する場合を慢性副鼻腔炎と定義します。
治りにくい慢性副鼻腔炎の症状について
治りにくい慢性副鼻腔炎の特徴として、鼻茸と呼ばれるポリープ状のできものが鼻の中にできることと、「匂いがわからない」という症状が出ることがあげられます。
鼻茸(鼻ポリープ)は、放置しておくと大きくなり、鼻症状がひどくなる可能性があります。
【慢性副鼻腔炎の症状】
・鼻づまり
・粘り気のある鼻水
・匂いがわからない
・後鼻漏
・咳や痰がでる
・頬の辺りが痛む
・頭が重い、頭痛がある
【鼻茸(鼻ポリープ)について】
鼻の中の炎症が長く続くと、鼻の中にポリープ(キノコ様の形状のもの)ができます。
これを鼻茸(鼻ポリープ)といいます。
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の患者さんのうち10~20%、およそ20万人に鼻茸(鼻ポリープ)があるとされています。※2
※副鼻腔炎(蓄膿症)も後鼻漏の症状を強く起こします。
後鼻漏に対しての体質改善については下記のリンクからご覧ください。
【治療例&効果の高いツボ 】鼻風邪のあとに副鼻腔炎が起きて顔面痛がする(40代男性)
【治療の体験者&改善方法 】
40代男性で「3か月前に風邪を引き熱は下がったのだが黄色い鼻水の症状だけが残っている。最近検査をしたら副鼻腔炎と診断を受けた。今は顔面痛がつらい。」との訴えでご来院されました。
このような耳鼻科での西洋医学的な検査では陰性であるものの黄色い鼻水や眉間周囲の頭重感だけが残る副鼻腔炎症状はよく起こります。
今回の40代男性の場合も風邪のウイルスが撃退しきれずに残っていることが副鼻腔炎が起きた原因だと考えました。
そのため当院では鼻汁や頭重感など局所的な症状の緩和とともに全体の免疫力の向上を図り、顔面痛を和らげる鍼灸治療を行うよう改善を促しました。
【主に利用したツボ】
ためしてガッテンでも特集された鍼灸では有名なツボです。
今回は4局所的な症状改善に利用しました。
・魚腰(ぎょよう)・・・鼻水や鼻の通りを良くしたいときに使うツボ。
・承泣(じょうきゅう)・・・蓄膿症や副鼻腔炎などに効果的。
・太陽(たいよう)・・・“奇穴”のひとつであり、蓄膿症や鼻水、鼻づまりなどの改善によく効くツボ。
・攅竹(さんちく)+睛明(せいめい)・・・目の疲れや眼精疲労、鼻の通りを良くしたい時に使うツボ。
※自律神経失調症でも副鼻腔炎は起こります。
詳細な情報は下記のリンクからご覧ください。
悪化すると慢性上咽頭炎に進行するため早めの改善が重要です
蓄膿症は悪化すると細菌やウイルスの進行が進み上咽頭炎(慢性上咽頭炎)という病気に発展する可能性があります。
上咽頭炎は鼻汁や後鼻漏など蓄膿症の症状だけでなく自律神経系の不調(頭痛、めまいなど)も引き起こす病気です。
副鼻腔と上咽頭は解剖学的に近い位置にあるためどちらも相互に症状が進行して病気に発展しやすい傾向にあるため注意が必要です。
※上咽頭炎(慢性上咽頭炎)については別のページで解説しています。
詳細な情報は下記のリンクからご覧ください。
蓄膿症や副鼻腔炎は当院の鍼灸治療で改善できる
副鼻腔炎は東洋医学に基づく鍼灸治療で改善できます。
副鼻腔で起こっている炎症反応の原因の多くは自律神経の働きが鈍って起こる免疫力の低下や自然治癒力の低下です。
この機能低下を改善するには西洋医学で行われている飲み薬では改善しません。
改善のためには体質改善による自律神経の機能向上が必要です。
この自律神経の働きを向上させる方法に東洋医学に基づく鍼灸治療があります。
一人ひとりの体質に合った鍼灸治療で的確に改善させます。
「どこに行けば正しく身体が改善できるかわからない」とお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。
当院で改善した患者様の声と治療実績はこちらから
実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。
[他のおすすめの記事]
誰でも簡単な蓄膿症チェック
下を向くと頭が痛い症状は副鼻腔炎
[参考]
※1.慢性副鼻腔炎(蓄膿症)/洛和会音羽病院
https://www.rakuwa.or.jp/otowa/shinryoka/jibika/chikunou.html
※2.鼻茸(鼻ポリープ)/MSDマニュアル家庭版
※3.肺について/和漢全人会花月クリニック
http://kagetsu-clinic.or.jp/kanpou/k_09.html
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鍼灸院コモラボ院長
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【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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