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【ずっとキーンと鳴る】夕方になると耳鳴りがひどくなる原因について
- カテゴリ:
- 頭や顔の悩み
公開日:2024年6月07日
更新日:2024年9月13日
東京都三鷹駅にある自律神経専門院鍼灸院コモラボです。このブログを監修している鈴木貴之と清水正太は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。8万人以上の臨床経験を誇る独自の自律神経調整の鍼灸治療により病院やクリニックでは改善できない不調で悩まれている多くの患者様の症状を改善に導いている実績があります。「病院にいっても薬を処方されるだけで治らない」とお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。
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目次
※耳鳴りが改善された患者様の声と治療実績は上記のリンクから別ページで解説しています。
夕方に起こる耳鳴りでお悩みの方に適切なアドバイス
「耳鼻科で聴力検査をしたが耳には異常がないといわれた」
「西洋薬や漢方を飲んでも改善されない」
「ずっと、キーンやゴーという音が聞こえる」
「精密検査ではストレスや自律神経が原因と診断された」
「日中は気にならないけど夕方から夜になると鳴り始める」
「突発性難聴による聴力の低下は改善したが耳鳴りだけ残っている。」
このような不調でお悩みの方はおられないでしょうか。
このような耳鳴り症状が起きている場合、東洋医学では陰虚という病態によって起きてる症状と考えます。
今回は「【ずっとキーンと鳴る】夕方になると耳鳴りがひどくなる原因について」と題して耳鳴り症状の原因と治し方を解説します。
耳鳴りは5人に1人悩んでいる症状
耳鳴りの症状は国民の5人に1人が経験しているといわれており、どの年齢層でも起こる可能性があります。
一般的に高齢の方ほど症状を訴える方が多くなる傾向にありますが近年では若い世代でも耳鳴りが増加している一途をたどっています。
耳鳴りの頻度や症状の長さは個人差がある
耳鳴りは周辺に音源がないにもかかわらず、様々な音が耳の中で聞こえる異常な聴感覚のことをさします。
突発性難聴、メニエール病、外炎、耳硬化症、急性中耳炎、鼓膜炎、聴神経腫瘍、音響外傷など、病気に伴って起こることで発生します。
耳鳴りの音の種類はザーやジー、ゴーといった低音のものから、キーン、ピー、シーといった高音、クリック音など多種多様です。
また頻度や症状の時間的長さも非常に個人差があり、「一日中鳴りっぱなし」や「静かなところにいると常に鳴っている」などが多い傾向にあります。
耳鳴り症状は2種類に分類される
耳鳴りは病院の検査だけでは異常が見つからないことも多く、「原因不明」や「歳のせい」などと片付けられることがあります。
このような耳鳴りは数ヶ月から数年間は鳴り止まず、慢性的に悩んでいる方も少なくありません。
耳鳴り症状には2種類あります。
他人に聞こえず、自分にしか聞こえない自覚的耳鳴りと、聴診器などを用いることで他者でも聴力の異常がわかる他覚的耳鳴りに分類できます。
この中で自覚的耳鳴りが慢性化しやすく、不眠、疲労感、ストレス、自律神経失調症、うつ症状などでも発症します。
西洋医学での治療方法
西洋医学では耳鳴り症状に対しては以下のような治療を行います。
・薬物療法
・漢方薬
・補聴器
しかし、根本的な治療が難しく対処的な手段として、薬物療法(抗不安薬・ビタミン剤・利尿薬など)や漢方薬による治療が一般的です。
また薬物療法以外には補聴器や音響療法といった耳鳴りの音を紛らわせることで相対的に耳鳴りを小さくしていく治療である耳鳴り再訓練療法(TRT)などが行われます。
東洋医学では耳鳴り症状は陰虚という病態
夕方に耳鳴りが起こる症状は東洋医学では「陰虚(いんきょ)」と呼ばれる体質になります。
この陰虚というのは体液の不足(血液やリンパ液)を意味するのですが、本来、この体液(血液やリンパ液)は身体の熱の上昇を冷ます働きがあると東洋医学では考えます。
しかし、体液が不足すると身体の熱を冷ますことができずに熱に関わる不調が起こってしまいます。
耳鳴り症状はこの体液の不足である陰虚体質に含まれます。
夕方から不調が出てくるのは日中の活動によって体液が消耗して熱が冷ますことができなくなると耳に熱が溜まって耳鳴りが起こると東洋医学では考えます。
【症例報告】夕方になるとひどく耳鳴りがする(40代女性)
【来院動機】
5年前から夕方から夜にかけて「キーン」という耳鳴りの症状に悩まされて耳鼻科を通院しましたが「ストレスによるもの」と診断されました。
そのため耳鼻科ではビタミン剤と筋弛緩剤が処方されたのみで、服用するも治る気配がなかったため友人のご紹介で当院に来院されたとのことです。
特徴としては朝から日中には耳鳴りが起きず、きまって夕方以降に起こる症状とのことです。
【実際の問診からの症状の特徴】
①就寝中は寝汗はかきますか?
はい
②便通はどのような状態ですか?
普段から2~3日に一回くらい。スッキリ排泄したことが若いころからない。
③口は渇きやすいですか?
はい。いつも水を飲んでいる。
【治療と経過】
初回の視診と触診では、頸部と肩部に硬直がみられた。
また耳鳴り以外にも頭痛やめまいも起きていることが問診でわかった。
うつ伏せにおいても常に身体全体に力が入っており交感神経の興奮による筋肉の緊張が起きていることがわかる。
東洋医学の診断では「陰虚体質」として診断し鍼灸治療を行うようにした。
【初回の施術】
この交感神経の興奮を鎮静させることを中心に治療を行う。
【2回目(初回7日後)】
耳鳴りの変化はなし。
前回施術後からこの1週間首の張りがなく耳鳴り以外については生活しやすかったとのこと。
耳鳴りに関しては変化はないが、鍼灸の良い反応が維持できていると考える。
【5回目(初回から1ヶ月後)】
耳鳴りが毎日夕方になっていたものが鳴らないときも増えてきた。
ゼロではないが鳴っていても音の質がかなり小さくなった気がする。
【11回目(初回から3か月後)】
耳鳴り含めた、陰虚症状(肩こり、寝汗、便秘など)が解消される。
本人から「耳鳴りや寝汗などが解消されて今はすごく楽な生活ができています。」と驚かれていました。
現在は予防も含めて月に1回メンテナンスで鍼灸治療をしています。
悪化すると難治性の頭鳴りに進行するため早めの改善が重要です
耳鳴り症状は悪化すると「頭の中で音がする」症状の頭鳴りに進行する可能性があります。
耳鳴りに比べると「一日中頭が鳴っている」「頭の中がうるさくて眠れない」といった頭部全体に症状が及ぶため睡眠を妨げることもあり、慢性化しやすく治りにくい傾向にあります。。
そのため自律神経失調症の耳鳴り症状は悪化させるまえに早期に改善することが重要になります。
※頭鳴りについては別のページで解説しています。
詳細な情報は下記のリンクからご覧ください。
耳鳴りは当院の鍼灸治療で改善できます
耳鳴りは様々な症状を伴う自律神経失調症です。
当院ではこの耳鳴りに対して東洋医学に基づき一人ひとりに合った体質を調べてツボを選定し鍼灸治療を行います。
同じ耳鳴り症状でも体質や状態は個々によって違うため利用する東洋医学のツボが変わります。
このツボの微調節によって一人ひとりに鍼灸の効果を最大限に引き出します。
「どこに行けば自分の不調を正しく改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。
当院で改善した患者様の声と治療実績はこちらから
実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。
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鍼灸院コモラボ院長
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【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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