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【専門家監修】不安神経症を改善させる正しい治し方
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- 全身のお悩み
公開日:2024年04月09日
更新日:2024年09月19日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次
不安感が強くて悩んでいる方へ
日常生活に支障をきたしてしまう程、強い不安感や恐怖心を生じる疾患を「不安神経症」といいます。
不安神経症は身心に受ける強いストレスを上手に解消できずにため込んでしまうことで起こる特徴があります。
そのため心身をリラックス状態にするように自律神経やホルモンを整えて、尚且つストレスを解消することがとても重要です。
今回は「【専門家監修】不安神経症を改善させる正しい治し方」と題して不安神経症への鍼灸の有効性を解説します。
不安神経症とは
不安神経症とは日常生活の中に潜む些細な不安や恐怖心を過剰に強く継続して感じることで生活に支障をきたしてしまう状態をいいます。
例えば「車の運転をして事故を起こしてしまったらどうしよう」など些細な不安感が膨張してしまい運転ができなくなってしまう場合などが不安神経症に挙げられます。
この不安神経症は「強いショック」や「大きな環境の変化」で起こることが多いといいます。
また神経質や完璧主義な性格の方ほど発症しやすい傾向があります。
男女比では気配りが上手な女性に多くみられ、男性の約2倍との報告もあります。
少しでも思いあたる方は不安神経症になりやすいといえます。
程度の低い「いわゆる心配性」との違いは「日常生活に1ヶ月以上影響を及ぼしているか」で判断されています。
不安神経症の症状
代表的な症状は強い不安感や心配です。
しかし、それ以外にも注意力の低下といった精神的な症状、また動悸や眩暈といった身体的な症状も起こります。
症状は発作的に「ある特定の場所」や「特定の状況、環境」で起こる傾向があります。
一度そのような状況に陥ってしまうと「また症状が現れるかもしれない」と更なる不安や恐怖心が強くなってしまい悪循環に陥ってしまいます。
強い恐怖心や不安感が症状であるためうつ病にも似ていますが、不安神経症は「やる気の低下は起きにくい」といった特徴があります。
しかし、不安神経症はうつ病を併発するリスクがあるため注意が必要です。
[不安神経症の精神的な症状]
強い不安感の他に、思考力や記憶力、注意力や判断力の低下
[不安神経症の精神的な症状]
動悸や息苦しさの他に、頭痛や首こり、肩こり、下痢や便秘、全身倦怠感
なぜ不安神経症が起こるのか
強いストレスが主な原因と考えられています。
しかし、脳内の神経伝達物質の問題、遺伝的な要因など、複雑に絡み合っているとされております。
それ以外にも加齢によるホルモンバランス、季節の変化による自律神経の変調、過労や睡眠不足、などが様々な要因で発症することもあります。
西洋医学での治療と予防方法
西洋医学(病院やクリニック)では薬物療法と認知行動療法が中心です。
[薬物療法]
ベンゾジアゼピン系の抗不安薬が中心に処方されます。
脳内で「GABA」の働きを強めることで、恐怖や心配事で興奮状態になっている脳をスローダウンさせて不安や緊張を和らげます。
※依存性や離脱症状があるため注意が必要
[認知行動療法]
不安や恐怖心は「自分の考え方の癖である」と捉え、認知や思考を修正していく方法です。
不安や恐怖感を克服するために、心理療法士と一緒に恐怖の原因に直面して少しずつ慣れることで自信を付けていく方法です。
不安神経症に鍼灸が有効な理由
鍼灸は血行を整えることで自律神経やホルモンバランスを正常な状態に安定させる効果、頭痛や首肩こり、腹部の不快感、などの身体症状の改善が期待できます。
不安感が強い場合には脳内は興奮状態にあり、身体は自律神経(交感神経優位)が乱れた状態にあります。
「疲れている時は些細なことで腹を立ててしまう」ように自律神経を整えて身体を整えておくことは、気持ちに余裕を作ることに役立ちます。
そのため、薬物療法や認知行動療法に併用して鍼灸を取り入れ、お身体の状態を常に良い状態へ整えることをおすすめします。
不安神経症には東洋医学に基づく鍼灸施術が効果的
不安神経症でお悩みの方に「心療内科では薬ばかり処方されて相談ができない」「医師とはコミュニケーションがとれず改善の目途が立たない」という方が多くおられます。
当院では、鍼灸施術だけでなく患者様とのコミュニケーションをしっかりとって、不安神経症が完治できるまで心身のサポートをしております
また当院では東洋医学に基づく鍼灸を行っております。
東洋医学の鍼灸施術は一人ひとりの体質に合わせて柔軟にアプローチができます。
それによって鍼灸の効果を最大限に引き出すことができます。
ぜひ、不安神経症でお悩みの方は当院のご相談ください。
当院で患者様の治療実績はこちらから
【患者様の声 不安神経症(強迫観念)】
「強い不安感や強迫症状」
20歳女性 神奈川県在住
Q1.当院の鍼灸治療を受ける前は、どのようなお悩みや気になることがありましたか?
強迫性の症状あり
Q2.(上記の状態が)ある事で、どのような嫌な思いをしましたか?
日常生活を送ることが大変だった。
Q3.実際に当院の鍼灸治療を受診してみて、どのように感じましたか?
食事の指導をしていただき、その通りに実践すると、身体がどんどんしっかりしていきました。鍼灸治療をしたことにより、夜よく眠れるようにもなり、不安も減っていきました。数ヶ月たつと強迫性の症状がだいぶ良くなり、笑顔が増えました。治療中、先生に悩みをたくさん聞いていただき、アドバイスもいただけたことが安心できました。
Q4.当院へのご意見・ご要望があれば、ぜひお聞かせください。
一番辛い時に寄り添い、丁寧に親身に治療していただきありがとうございました。
※他にも実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告しています。
下記のリンクから別ページでご覧ください。
鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
【SNS】
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