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【専門家監修】漠然とした不安は鍼灸のツボで完治する

【専門家監修】漠然とした不安は鍼灸のツボで完治する
公開日:2023年09月21日
更新日:2024年09月19日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

漠然とした不安の正体は何?

「ずっと自分はこのままで良いのか」「この先自分の人生はどうなってしまうのだろう」とケガや病気などで悩んでいるわけでもないのに「ただなんとなく不安を感じる」ということがあります。このような思い当たる理由がないにもかかわらずただ漠然と不安を感じるときは不安の原因である種を心理的なアプローチで深堀り見つけ出すカウンセリングがよく行われます。しかし、漠然とした不安を感じる方の中には生活そのものはとても順風満帆で不安を感じる原因が見当たらないという方もいます。そのような場合は東洋医学的な観点によるメンタルヘルスケアが有効と考えます。

東洋医学では原因のない不安は起きると考える

東洋医学では原因のない不安感は精神を司る「心(しん)」と呼ばれる血行循環と精神の安定を調節する機能が下がっていると考えます。東洋医学は心身一如(しんしんいちにょ)という考えに基づき身体と心が表裏一体の関係であるとするため、原因のないこころの不調であったとしても身体に不具合が生じていると考えて治療を行うことができます。そのため「ただ漠然とした不安感がある」というものでも身体の不調と捉えて心身のバランスを調節することができます。※1

漠然とした不安の対処法に鍼灸のツボ

このような不安を完治するには東洋医学に基づく鍼灸のツボが効果的です。とくに当院でもよく用いるツボが「神門(しんもん)」と呼ばれるツボになります。なんとなく心がソワソワするような不安感があるときは親指でギュッと指圧して刺激してみてください。スーッと心が落ち着き楽になります。誰でも簡単にいつでもできますのでぜひ試してみてください。
【神門(しんもん)のツボの位置】
手のひら側で手首の小指寄りの端にある窪み

漠然とした不安に襲われたら1対2呼吸法を試してみる

また不安感を完治させるには副交感神経を高めてリラックス効果を引き出す方法も重要です。それには1:2呼吸法が効果的です。1:2呼吸法は「5秒で息を吸い、10秒で息を吐き出す」というように息を数時間の2倍かけてゆっくり息を吐き出す呼吸法です。なるべくゆっくりと息を吐き出すことで身体の緊張もほぐれて次第に不安感が完治されていきます。※2

実はカウンセリングによる心理的ストレスの軽減で改善できる

自律神経失調症は「自律神経失調症そのものがストレスに感じる」「治らないことが余計に不安になり症状が強くなる」「ついつい自律神経失調症のことを気にしてしまう」といった不調に対する捉え方や考え方によっても症状を悪化させることがあります。そのため改善のためには不調そのものに対する捉え方や考え方を修正することがとても重要になります。日々、知らず知らずのうちに症状を強めてしまったり改善を妨げている心の癖や考え方の癖を、正しく修正し心理的ストレスを軽減させることで自律神経失調症が完治されることが多々あります。当院でもカウンセリングと鍼灸を組み合わせた方法で治療を行っております。ぜひ、強い精神的なストレスと不調でお悩みの方はご相談ください。


[参考]
※1 「心」の病証と治療 / 和漢全人会花月クリニック
http://kagetsu-clinic.or.jp/kanpou/k_13.html
※2 呼吸の仕方で変わる。心をコントロールする呼吸法 / エキスパートオフィス

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