BLOG
ブログ
座るとお腹が痛い?|座ると胃が痛い原因と解消する知恵袋
- カテゴリ:
- 胸やお腹の悩み
公開日:2023年04月20日
更新日:2024年12月13日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次
椅子に座ったときの胃の痛みの症状と原因を解説
「座ると胃が痛くなる」
「座ると胃が圧迫される感じがする」
「座ってるとみぞおちが痛い」
「座るとお腹が苦しい」
このような症状でお悩みの方はおられないでしょうか。
人によっては胃の痛みに耐えられず横になって休んでしまう人もいます。
リモートワークで合わない椅子でのデスクワークの時間が増えているのがこの症状が増えている要因と考えられます。
今回は「座るとお腹が痛い?|座ると胃が痛い原因と解消する知恵袋」と題して椅子に座ると胃に痛みが生じる原因とその治し方を解説します。
みぞおちに痛みが起こる原因に消化管の圧迫
椅子に座るとみぞおちや胃が痛くなる原因に構造的な問題があります。
人間の体幹は、胸部には心臓と肺があるため、胸骨、肋骨、鎖骨、背骨などでガードされています。
しかし、腹部は背面にある背骨しかありません。
椅子に座った時に腰が丸まり首が前に出て肩が内巻きになる猫背姿勢になってしまうと、胸郭が腹部を圧迫してしまいます。
上から胸郭によって胃が圧迫されて胃に痛みが起きているため、内科で消化管内を調べても原因が発見できません。※1
椅子に座ると胃痛が起こる特徴的な身体のゆがみ
椅子に座ると胃痛が起こる人の特徴に「姿勢が悪い」というのがあります。
立っていても座っていても常に背中が丸まっており首が前に出ている人がいます。
先ほども解説したとおり、この姿勢の人は胃を圧迫しやすいため胃の痛みが起こりやすいといえるでしょう。
また他の特徴には首や肩、背中が凝りやすい人がいます。
間違った姿勢で長時間椅子に座っているため肩や首が凝りやすい状態にあるといえるでしょう。
さらに反応とすれば鎖骨の下にある大胸筋や腹部側面の肋骨を押すと圧痛が出現することがあります。
これは身体のゆがみによって筋肉が緊張して凝り固まっている状態を表します。
ストレスによる痛みを和らげる姿勢について
椅子に座ってでも行えるストレスを和らげる正しい姿勢についてご紹介します。
①椅子に座る
②膝頭をそろえる
③足首の角度、膝の角度、股関節の角度を90°になるように座る(腰は反らないように注意する)
④肩をやや後ろに引いて胸を開く
⑤肩の延長線上に耳が乗るようにイメージして軽く顎を引く
⑥視線をまっすぐ前を見る
この姿勢をキープして軽く上腹部を押してみてください。
いつもの胃の痛みが改善していたら椅子に座って起こる胃痛を予防できていると考えていいでしょう。※2
【治療例&効果の高いツボ 】椅子に座るたびに胃が痛くなる病気(40代女性)
【治療の体験者&改善方法】
40代の女性で「半年前から椅子に座るたびに胃がキリキリと痛む」と病気の訴えでご来院されました。
当院にご来院される前に内科にて検査をうけたところ「軽い胃炎がある」程度の診断となり経過観察中とのことで胃薬が処方されたのみでした。
「座ると胃が痛くなる」という姿勢による不調ということもあり当院では胃に直接負担をかけている筋骨格へのアプローチを中心に治療を行い改善を促しました。
【主に利用したツボ】
胃の痛みや胃酸のコントロールによく用いるツボが梁丘になります。
・梁丘(りょうきゅう)・・・膝の皿の上端外側から指2本分上にある。
【最新情報】検査で肋骨の動きの異常を見つけて治療する
【最新情報】
椅子に座ったときに起こる胃の痛みの症状で最近当院で来られる方の傾向では「肋骨の動きが硬い」というものがあります。
肋骨に柔軟性があれば椅子に座ったときに高まる胸郭の内側の内圧に合わせて肋骨が動いて内圧の高まりを抑えることができます。
しかし、肋骨が硬いとその圧の調節がうまくできずに胃に対しての圧迫が高まってしまいます。
この肋骨が硬くなる原因には筋肉や関節へのストレスが考えられます。
当院では施術前の検査で呼吸による肋骨の動きを調べて判断し、適切な鍼灸治療で改善しています。
座ると胃が痛い症状の改善なら鍼灸治療が効果的
このような椅子に座ると胃が痛い症状を改善するなら当院の東洋医学に基づく鍼灸治療が効果的です。
鍼灸治療には胃に負担をかけている筋肉の緊張を緩めて圧迫して起こる痛みを緩和させる効果があります。
また胃酸と胃粘膜のバランスも調整しキリキリとした胃の痛みを改善させます。
「どこに行けば自分の不調を正しく改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。
当院で受診された患者様の治療実績はこちらから
実際に当院で受診し改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。
[参考]
※1機能性胃腸症と姿勢の関連性について/せたがや内科・神経内科クリニック
https://setagayanaika.com/blog/168
※2情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン/厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/000580827.pdf
※3内臓痛 ・消化器機能 ・消化器症状 に対する鍼灸の効果/明治鍼灸大学 川喜田健司
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsam1981/51/4/51_4_466/_pdf
鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
【SNS】
Youtube , Instagram , X(Twitter)
この症状に対する質問