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胃がドクドクする|お腹で脈を感じるストレスは自律神経が原因

胃がドクドクする|お腹で脈を感じるストレスは自律神経が原因
公開日:2022年12月03日
更新日:2025年09月20日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

お腹がドクドクするストレス症状の原因は心臓?

「ストレスを受けると心臓のあたりで脈を感じる」
「胃がドクドクするが痛くない」
「胃でドクドク脈をうつのがストレス」
「みぞおちがドクドクする」

このような症状でお悩みの方はおられないでしょうか。

胃は胃酸や蠕動運動などによって食べ物を分解し腸へ送る働きをしていますが、胃に送られた食べ物を絶妙なバランスで分解し胃酸を分泌し蠕動運動によって腸に送ります。

しかし、この蠕動運動のリズムが上手くいかないと「お腹がドクドクする」という不調が現れます。
とくにこの不調は女性に多い傾向にあります。

今回は「胃がドクドクする|お腹で脈を感じるストレスは自律神経が原因」と題して腹部に脈うつ感じがする原因とそれを改善する鍼灸の有効性について解説します。

自律神経が失調すると蠕動運動が上手くいかない

自律神経が失調すると蠕動運動が上手くいかないこの一連の流れをスムーズに行うためは自律神経の調整によって胃の働きをコントロールが求められます。
しかし、自律神経の働きが上手くいかないと胃酸と胃の粘膜のバランスが崩れたり、蠕動運動がうまくいかずに食べ物が胃に停滞したりします。

このような自律神経に関わる胃の機能的な不調は病院の検査では異常がみられない場合もあります。※1

※椅子に座ると胃が圧迫を受けて痛みを起こす場合もあります。
 詳しい解説は下記のリンクからご覧ください。

この一連の流れをスムーズに行うためは自律神経の調整によって胃の働きをコントロールが求められます。
しかし、自律神経の働きが上手くいかないと胃酸と胃の粘膜のバランスが崩れたり、蠕動運動がうまくいかずに食べ物が胃に停滞したりします。

このような自律神経に関わる胃の機能的な不調は病院の検査では異常がみられない場合もあります。※1

食後の消化で起こる胃のドクドクする異常感

食後に起こる胃のドクドクする異常感とくに起こりやすい胃の不調に「食後に胃がドクドクと動く」という蠕動運動の異常があります。

体質的に少食であったり食欲不振の症状のある方に多い症状です。
食道から降りた食べ物を上手く分解するために蠕動運動を行うはずですが、自律神経の失調によって胃の動きが乱れて「ドクドクと動く」という不調が起こります。

もともと少食や食欲不振のある方は消化吸収能力が低下しているため毎食ごとに胃に負担がかかりやすく不調が起こりやすい傾向にあります。※2

※胃痙攣のセルフチェックの詳細な情報は下記のリンクからご覧ください。

とくに起こりやすい胃の不調に「食後に胃がドクドクと動く」という蠕動運動の異常があります。

体質的に少食であったり食欲不振の症状のある方に多い症状です。
食道から降りた食べ物を上手く分解するために蠕動運動を行うはずですが、自律神経の失調によって胃の動きが乱れて「ドクドクと動く」という不調が起こります。

もともと少食や食欲不振のある方は消化吸収能力が低下しているため毎食ごとに胃に負担がかかりやすく不調が起こりやすい傾向にあります。※2

胃のドクドクと動く症状は動悸と間違えやすい

胃のドクドクと動く症状は動悸と間違えやすいこの「食後に胃がドクドクする」という症状は心拍の異常である“動悸”と間違えることがよくあります。
どちらも自律神経の失調によって起こる症状ですが、胃の蠕動運動の異常は自律神経の働きが活発になる食後に起こりやすく、心拍の異常である動悸は朝方や夕方など交感神経と副交感神経の切り替わりのタイミングで起こります。

この「食後に胃がドクドクする」という症状は心拍の異常である“動悸”と間違えることがよくあります
どちらも自律神経の失調によって起こる症状ですが、胃の蠕動運動の異常は自律神経の働きが活発になる食後に起こりやすく、心拍の異常である動悸は朝方や夕方など交感神経と副交感神経の切り替わりのタイミングで起こります。

水を飲んでも胃がポチャポチャする異常

水を飲んでも胃がポチャポチャする異常胃の不調で次に多いのが「水を飲むと胃がポチャポチャと音がする」という症状です。

これは東洋医学では“胃内停水(いないていすい)”と呼び、胃の水分代謝が低下すると起こる症状です。
この胃内停水も「胃がドキドキする」という症状をもっている方に起こりやすく、少食や食欲不振などの方に多くみられます。

上手く水分を代謝できないため、身体のむくみや頭重感の症状が強く、慢性的な胃内停水の人は気象病やメニエール病などにかかりやすい傾向にあります。※3

胃の不調で次に多いのが「水を飲むと胃がポチャポチャと音がする」という症状です。

これは東洋医学では“胃内停水(いないていすい)”と呼び、胃の水分代謝が低下すると起こる症状です。
この胃内停水も「胃がドキドキする」という症状をもっている方に起こりやすく、少食や食欲不振などの方に多くみられます

上手く水分を代謝できないため、身体のむくみや頭重感の症状が強く、慢性的な胃内停水の人は気象病やメニエール病などにかかりやすい傾向にあります。※3

【治療例&効果の高いツボ 】ストレスで緊張するとお腹がドクドクする(30代女性)

【治療例&効果の高いツボ 】緊張するとお腹がドクドクして気持ち悪い(30代女性)【治療の体験者&改善方法 】
30代女性で「半年前から緊張するたびにお腹が脈うつようにドクドクして気持ち悪い」との訴えでご来院されました。

当院にご来院される前に内科で胃腸を検査しましたがとくに異常は診られず漢方薬のみを処方されました。
当院では東洋医学的な検査を行い身体の不調となる体質を調べて鍼灸治療を行うようにしました。

主な症状が緊張による腹部の異常な蠕動運動とのことですが、詳しくお話をお伺いするとやや腹痛や下痢も起こりやすく、入眠障害と食欲不振もあるとのことです。
ストレスによる神経疲労(自律神経の乱れ)によって不調を起こしていると推測し、ストレス完治と胃腸の消化機能を高める鍼灸治療を行うよう改善を促しました。

【主に利用したツボ】
天枢は胃腸の蠕動運動を整えるために用いるツボになります。
・天枢(てんすう)・・・臍の中心から外側に指幅3本分の場所。

【治療の体験者&改善方法 】
30代女性で「半年前から緊張するたびにお腹が脈うつようにドクドクして気持ち悪い」との訴えでご来院されました。

当院にご来院される前に内科で胃腸を検査しましたがとくに異常は診られず漢方薬のみを処方されました。
当院では東洋医学的な検査を行い身体の不調となる体質を調べて鍼灸治療を行うようにしました。

主な症状が緊張による腹部の異常な蠕動運動とのことですが、詳しくお話をお伺いするとやや腹痛や下痢も起こりやすく、入眠障害と食欲不振もあるとのことです。
ストレスによる神経疲労(自律神経の乱れ)によって不調を起こしていると推測し、ストレス完治と胃腸の消化機能を高める鍼灸治療を行うよう改善を促しました。

【主に利用したツボ】
天枢は胃腸の蠕動運動を整えるために用いるツボになります。
・天枢(てんすう)・・・臍の中心から外側に指幅3本分の場所。

当院最新の症例報告と知恵袋

【最新情報】
この胃がドクドクする症状は当院でも多くご来院されますが、ほとんどの方は「あまり痛みを感じない」といいます。
この場合は自律神経の乱れによる胃の蠕動運動の不具合です。
この反応が起きたときの対処法としては「前腕、上腕、下腿の皮膚を手のひらで擦過する(こする)」のがおすすめです。
手足には自律神経の副交感神経との関連が強いため、皮膚刺激をすることで自律神経の働きが正常化します。
当院でもこの擦過法を行って、胃のドクドクが緩和させた症例が数件あります。
ぜひ対処法として行ってみてください。

胃がドクドクする【30歳男性 会社員(神奈川県在住)】

【胃の不調が改善された方の感想】
・神奈川県在住/30歳男性会社員
仕事や人間関係のストレスが重なったある日、突然「胃がドクドクと脈打つような感覚」に襲われました。
お腹の奥で鼓動のような不快感が続き、食欲も落ち、夜も眠れない日が続きました。
病院では「ストレス性の胃腸不調」と言われ、薬を処方されましたが改善しませんでした。

知人に鍼灸院コモラボを紹介されて鍼灸治療を受けてみることにしました。
最初は半信半疑でしたが、初回の施術後、体がふっと軽くなったような感覚がありました。
3回目くらいから、あの「ドクドクする胃の感覚」が徐々に弱まり、6回目にはほとんど気にならなくなっていました。
8回目の鍼灸を終えた頃には、症状は完全に消え、心も穏やかになりました。
鈴木先生からは「気の巡りが整った証拠」と言われ、体だけでなく心も整ったように感じています。
ありがとうございました。

※他実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告しています。
下記のリンクから別ページでご覧ください。

悪化する前にお腹がドクドクする病気は鍼灸治療で改善させる

お腹がドクドクする症状は慢性化や悪化する可能性があります。
しかしこのストレスによる胃の動きの病気は西洋医学による薬物療法では治りません。
その理由に胃薬はあくまでも胃酸や胃粘膜をコントロールしたり症状を抑える対処療法に過ぎず蠕動運動の不調を根本的に治す薬ではないからです。
薬の服用をやめてしまえばまた元の症状が出現してしまいます。
そのため長期の薬物療法による治療は根本的な改善につながらず、かえって症状の慢性化や悪化へとつなげてしまいます。
しかし東洋医学に基づく鍼灸治療は原因不明の胃の動きの不調の原因である自律神経の乱れを整えて根本的な症状の改善します。
ぜひ、お悩みの方はご相談ください。

「どこに行けば自分の不調を正しく改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。




[参考]
※1胃運動調節における迷走神経の役割/大賀 晧
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsmr1965/6/3/6_3_163/_pdf
※2胃痙攣って何?/市川すずき消化器・内視鏡クリニック
※3.胃の不調と漢方治療/東京医科大学病院 及川哲郎
https://hospinfo.tokyo-med.ac.jp/shinryo/kampo/pdf/column_202210.pdf

この症状に対する質問

  1. 心臓が胃の近くに移動してるように感じることが多々ある。お腹の中心で脈を感じることもある。

    • 匿名 様

      コメントありがとうございます。
      「心臓が胃の近くに移動してるように感じることが多々ある。お腹の中心で脈を感じることもある。」
      との不調でお悩みとのこと承知いたしました。
      こちらの症状はおそらく自律神経失調症による「胃の蠕動運動の異常」だと考えられます。
      鍼灸治療で改善できますのでご安心ください。
      また何かご不明な点がございましたらコメント欄でご返信お待ちしております。
      宜しくお願い致します。

  2. 胃に脈を良くうちます 胃の病気は胃潰瘍で胃に穴があいた
    経験が有りますので、痛み、吐き気は分かりますが
    今回は痛み、吐き気は全然有りません。
    自律神経から来ているのかと思い質問させて頂きました

    • 木崎 誠 様

      コメントありがとうございます。
      「胃に脈打つ感じがする」というお悩みですね。
      消化器内科などで検査は受けましたでしょうか。
      もし検査で何も異常がない場合は自律神経系の異常による症状である可能性があります。
      宜しくお願い致します。

      鈴木

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