CHRONIC NASOPHARYNGITIS
慢性上咽頭炎
こんな症状でお悩みではありませんか
- 風邪をひいたあとから鼻と喉の間に痛みが続いている
- 痰が絡みやすく、いつも咳払いをしている
- 一日中頭が重く、頭痛が頻繁に起こる
- 喉が乾燥して頻繁に飴を舐めている
- Bスポット療法やEAT療法をしても上咽頭炎が治らない
慢性上咽頭炎とは、鼻の奥にある上咽頭(のどの上部)に炎症が生じている状態です。上咽頭には免疫器官としての役割があり、健康な人でも常に一定の炎症は起きていますが、病的な炎症が起きるとさまざまな症状が現れます。また上咽頭部には自律神経の調節に関わる部分に近接しているため炎症によって自律神経の調節障害が起こり自律神経失調症の症状が起こることがあります。
慢性上咽頭炎
について
慢性上咽頭炎が起こる原因
-
免疫力や抵抗力の低下
もっとも上咽頭炎が慢性化(慢性上咽頭炎)しやすい原因には免疫力や抵抗力の低下が関わっています。免疫力や抵抗力が低下したままの状態だと、体に入り込んだウイルスや細菌を完全には撃退できずに炎症がすくぶった状態が続いてしまいます。
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疲労やストレスの蓄積
疲労やストレスの蓄積は免疫力や抵抗力の低下につながることが最近の研究で明らかになっています。長引く疲労やストレスで風邪を引きやすくなることと同じように上咽頭炎(慢性上咽頭炎)も起こりやすくなります。
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睡眠障害や睡眠不足
睡眠障害や睡眠不足など睡眠がとれないことは自律神経系やホルモンバランスなどの乱れに関係しており、間接的に免疫力や抵抗力の低下につながります。そのため、結果的に上咽頭炎(慢性上咽頭炎)の発症が起こりやすくなります。
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副鼻腔炎に伴う後鼻漏
副鼻腔炎に罹ったあとに上咽頭炎が発症することも多々あります。とくに副鼻腔炎によって起こる後鼻漏が上咽頭部で炎症を起こすことが原因である場合もあります。
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体の冷えによる血流障害
体の冷えによる血流障害は免疫力や抵抗力の低下につながります。
慢性上咽頭炎のセルフチェック
症状 | 強 | 中 | 弱 | 無 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 風邪は治ったはずなのに、咳(せき)がいつまでも続く | ||||
2 | のど飴をなめても、のどの痛みが改善しない | ||||
3 | 鼻水がのどを流れて落ちてくる | ||||
4 | のどの奥が詰まった感じが続いている | ||||
5 | 朝起きると、痰(たん)が絡む | ||||
6 | のどが常にイガイガしている | ||||
7 | 唾を飲み込んだ時に、鼻の奥の辺りが痛む | ||||
8 | 声のかすれや声枯れが起こりやすい | ||||
9 | 喉の乾燥が治らない | ||||
10 | 頭痛やめまいが起こりやすい | ||||
合計 |
慢性上咽頭炎を改善させるためのポイント
免疫力や抵抗力を高める
上咽頭炎(慢性上咽頭炎)を改善させるためには炎症を起こしている原因である体内に残ったウイルスや細菌を撃退させる必要があります。そのためには低下した免疫力や抵抗力を引き上げることが重要です。それにより上咽頭炎の炎症は解消できます。西洋医学では抗生物質や抗菌剤を長期的に処方することがありますが、体の免疫力そのものを低下させるため結果的に逆効果になる可能性があります。
体の疲労やストレスを解消させる
免疫力や抵抗力の低下などの引き金になるのが疲労や精神的なストレスです。筋肉の緊張や疲労感、精神的な不安や抑うつ感などを心身の疲れやストレスを解消することで結果的に免疫力や抵抗力が高まり上咽頭炎は解消されます。
血流を促進させ新陳代謝を高める
血行循環を高めることは免疫力や抵抗力の向上だけでなく、新陳代謝の向上にもつながります。これにより後鼻漏など上咽頭炎に間接的に影響を及ぼしている原因を解消させることができます。
慢性上咽頭炎に対する当院の鍼灸治療
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1
免疫系統に関わるツボを利用してウイルスや細菌を撃退できる体質に改善する
上咽頭炎(慢性上咽頭炎)が長引く原因は免疫力や抵抗力の低下です。当院では免疫に関わる東洋医学的なツボや西洋医学的な反射区を利用して免疫力を高める鍼灸を行います。正確にツボや反射区を刺激することで鍼灸の効果的な反応を得ることができます。
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2
体の疲労やストレスを解消する鍼灸で症状が改善する
疲労やストレスは間接的に上咽頭炎の慢性化や症状悪化につながります。当院の鍼灸治療は体の緊張を緩和させ血行循環が改善することでストレスも解消できます。これにより免疫力が正常に戻り上咽頭炎の改善ができます。
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3
新陳代謝を高める鍼灸で老廃物の排泄を促し症状が緩和する
鍼灸は体表面に微細な傷を付ける治療です。この傷を修復しようと体の自然治癒力が高まることで結果的に体全体の新陳代謝が向上します。この反応によって後鼻漏や痰などの不要な老廃物の排泄が促されて症状が緩和し、上咽頭炎の症状改善につながります。
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4
副作用のある薬物療法やBスポット療法ではなく自然治癒力で安全に改善できる
現在、上咽頭炎(慢性上咽頭炎)に対する西洋医学的な治療は、抗生物質や抗菌剤などの薬物療法または上咽頭部に薬剤を塗布するBスポット療法(EAT療法)のみです。どちらも薬物療法であるため根本的な治療ではなく対処療法であるため上咽頭炎の完治は見込めません。またそれだけでなく薬物である以上、副作用による体調不良が起きる可能性は十分にあります。それに比べて鍼灸は副作用や依存性もなく安全に完治まで見込める根本治療です。
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上記のセルフチェックで6点以上であれば鍼灸治療の対象です。