POSTNASAL DRIP

後鼻漏

こんな症状でお悩みではありませんか

  • 鼻水がのどへ流れ落ちてくる
  • 一日中、痰が絡んで引っかかる
  • のどの違和感や異物感がある
  • のどにべったりと張り付いている感じがする

後鼻漏とは、副鼻腔や上咽頭で作られた鼻汁が、鼻の穴から出ず、後ろに回ってのどに流れ落ちる状態のことをいいます。この鼻汁がたくさんのどに流れ込むことで、のどの違和感・不快感が生じたり、のどの粘膜を傷つける恐れがあります。重症の場合、いくら鼻をかんでも、のどに鼻汁が流れ込んで不快感が残ってしまい、食事や睡眠といった日常生活に影響を及ぼすことがあります。

後鼻漏について

自律神経の働きについて

後鼻漏が起こる原因

  • 鼻粘膜の分泌細胞の増殖や分泌機能の亢進

    鼻汁は鼻粘膜の血管から漏出する粘液で成り立っています。正常であれば鼻汁のほとんどはのどに流れたあとスムーズに嚥下されて消化管へと排泄されるため後鼻漏を自覚することはありません。しかしアレルゲンなど何らかの刺激を血管が受けて血管拡張が起こり血管の透過性が亢進すると血管外への粘液(鼻汁)の漏出が増加し後鼻漏の症状を引き起こします

  • 鼻汁の粘性の増加と線毛運動の機能低下

    鼻汁の性状が変化し粘性や弾性が増加し、さらに粘膜の線毛運動が機能低下すると後鼻腔から咽頭へ鼻汁が垂れて引っかかるようになり、いわゆる「痰や鼻汁の切れが悪くなる」といった状態となります。後鼻漏が悪化し慢性化するとこのような反応が起こります。

  • 後鼻腔から上咽頭の知覚過敏

    のどの粘膜が乾燥すると粘膜周囲の神経が過敏になり刺激を受けやすくなり、後鼻漏の症状が悪化しやすくなります。この現象は加齢によって増加する傾向にあります。また鼻粘膜の水分量も加齢に伴って減少する傾向にあるため、結果として鼻粘膜の乾燥感も高まり後鼻漏に悪影響を与えます。

後鼻漏の
セルフチェック

症状
1 のどがごろごろする
2 痰がからみやすい
3 声がかすれている
4 咳払いが多い
5 痰の吐き出しがある
6 鼻水がのどに流れる
7 口の中が粘つく
8 のどがつかえている感じがある
9 胃の不快感や膨張感がある
10 仰向けで熟睡できない
合計
  • 0~6点・・・後鼻漏の症状があり注意が必要です
  • 7~15点・・・強い後鼻漏の症状あるため治療が必要です
  • 16~30点・・・後鼻漏が慢性化する恐れがあるため積極的な治療が必要です

上記のセルフチェックで7点以上あれば鍼灸治療の対象です。

後鼻漏を
改善させるための
ポイント

血管拡張を正常化し鼻汁の分泌を抑制させる

後鼻漏が起こる原因には鼻汁の増加があります。それに関わっているのが鼻粘膜の血管拡張です。この血管拡張を正常化させることで鼻汁を減少させ後鼻漏の症状を改善させることができます。

自律神経の働きを正常化させ鼻やのどの知覚過敏を鎮静させる

のどに知覚過敏には自律神経の中でも交感神経の興奮が関係しています。交感神経が興奮することで粘膜の血管拡張が起こり知覚過敏が起こりやすくなります。そのため自律神経の働きを正常に戻すことで後鼻漏の症状を改善させることができます。

新陳代謝を高めて鼻汁や痰などの排泄を促す

体全体の新陳代謝を高めることで鼻汁や痰の排泄が促されて後鼻漏の症状の改善につながります。

後鼻漏に対する当院の鍼灸治療

  1. 1

    東洋医学のツボを利用した鍼灸で後鼻漏の体質を改善させる

    東洋医学では後鼻漏の症状に対する効果的なツボがあります。その利用した鍼灸治療をすることで後鼻漏が起こる体質を根本的な面から改善し後鼻漏の症状を解消させることができます。

  2. 2

    自律神経の働きを整える鍼灸で粘膜を正常化

    自律神経の働きが乱れると鼻汁の粘性が高まり、さらにのどの粘膜が過敏になります。この状態を解消させるには自律神経の働きを正常に戻すことができる鍼灸治療が効果的です。

  3. 3

    体の新陳代謝を高める鍼灸で痰や鼻汁の排泄を促す

    新陳代謝を高める東洋医学のツボを利用した鍼灸によって、のどにへばりつく痰や鼻汁の排泄が促され後鼻漏の症状が緩和、改善されるようになります。

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