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皮膚に触ると痛いが外傷なし|皮膚がヒリヒリする原因

皮膚に触ると痛いが外傷なし|皮膚がヒリヒリする原因
公開日:2025年07月25日
更新日:2025年07月25日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。

外傷なしで皮膚がヒリヒリする原因① 神経障害性疼痛

外傷なしで皮膚がヒリヒリするとき、慢性的に痛みがある場合は神経障害性疼痛の可能性があります。
神経障害性疼痛について、次で詳しく解説します。

外傷なしで皮膚がヒリヒリするとき、慢性的に痛みがある場合は神経障害性疼痛の可能性があります。
神経障害性疼痛について、次で詳しく解説します。

慢性的に痛いのが神経障害性疼痛

神経障害性疼痛とは、何らかの原因によって神経が損傷して痛みが起きている状態です。
神経障害性疼痛は主に帯状疱疹が治ったあとに続いて起こることがあります。
これは帯状疱疹後神経痛といいます。
その他には坐骨神経痛、糖尿病の合併症、脳卒中後などに起こることがあります。

神経障害性疼痛の症状

神経障害性疼痛の代表的な症状は、慢性的な痛みです。
痛みは強く、「針で刺されるようだ」とか「ヒリヒリとしびれているようだ」などと表現されますが、人によって感じ方や程度はさまざまです。
中には、何もしなくても空気に触れるだけで痛いという人もいます。

神経障害性疼痛では、慢性的に痛みが引くことが多いため、さまざまな痛みの中でも重症度が高いとされています。
そのため日常生活に支障をきたすことも多い疾患です。

病院における神経障害性疼痛の治療

神経障害性疼痛は、完全に痛みを取り除くことが難しいとされています。
そのため病院では痛みを緩和するための治療が行われます。

主に薬物治療が中心です。
症例によっては手術、神経ブロック治療が必要になる場合もあります。
しかし、最近では体を動かして気分転換することで症状が和らぎ改善することが科学的にわかっています。
そのため運動や散歩も症状緩和に有効だといわれています。

外傷なしで皮膚がヒリヒリする原因② 初期の帯状疱疹

皮膚が傷ついているわけでもないのにヒリヒリ、ピリピリするときは、帯状疱疹が発症している可能性があります。
帯状疱疹の初期症状では、湿疹や水ぶくれが起こる前に、皮膚のヒリヒリした感じを覚える人がいます。

皮膚が傷ついているわけでもないのにヒリヒリ、ピリピリするときは、帯状疱疹が発症している可能性があります
帯状疱疹の初期症状では、湿疹や水ぶくれが起こる前に、皮膚のヒリヒリした感じを覚える人がいます。

ピリピリ痛む帯状疱疹について

帯状疱疹とは子供の頃にかかった水ぼうそうのウイルスが神経に潜伏し続けることで、免疫力が下がったときなどにウイルスが活動を活発にすることで起こる症状です。
帯状疱疹が出る前は、皮膚がヒリヒリ・ピリピリとした感覚を覚え、かゆみを感じることもあります。

原因には疲れや強いストレス、不規則な生活、加齢などで免疫が落ちることにあります。
この帯状疱疹は50代以上に好発します。

症状はおよそ3週間続き、湿疹による水ぶくれがかさぶたになった頃に治ります。
初期症状のうちにしっかりと治療することで、帯状疱疹後神経痛は予防できるといわれています。
そのため早い段階で受診することをおすすめします。

帯状疱疹の好発部位について

帯状疱疹は以下の部位に発症します。

・顔
・首
・腕
・背中

主に上半身に現れます。

通常は左右どちらかに出ることが特徴で、両側に出ることはまずありません。
強い痛みやかゆみを伴い、痛みはヒリヒリ、チクチク、ジンジン、ピリピリなど色々な表現がされます。

人によっては「痛みで夜眠ることができない」「痛みで仕事に集中できない」など強い痛みが起こることもあり、日常生活に悪影響を及ぼすことがあります。
帯状疱疹でも特に、耳の周りや顔に症状が現れるものを「ラムゼイ・ハント症候群」といいます。
この場合、水ぶくれや赤みの他、めまい、耳鳴り、聞こえにくさなどを感じ、顔面神経麻痺を起こすこともあります。

病院における帯状疱疹の治療

病院における帯状疱疹の治療は主に抗ウイルス薬を投与します。
これにより時間の経過とともに症状が治まるのを待ちます。

経過観察中は、痛みを抑えるための鎮痛薬や皮膚の炎症を抑えるためのステロイド薬などを処方することもあります。

外傷なしで皮膚がヒリヒリする原因③ 更年期障害

最近では更年期障害でも皮膚がヒリヒリするといわれています。
更年期障害によって、外傷なしで皮膚がヒリヒリする原因について詳しく解説します。

最近では更年期障害でも皮膚がヒリヒリするといわれています。
更年期障害によって、外傷なしで皮膚がヒリヒリする原因について詳しく解説します。

更年期障害について

閉経の時期をはさむ約10年間を更年期といいます。
更年期障害とは、加齢による女性ホルモンの減少によって心身にさまざまな変調をきたす症状です。

女性は40歳を過ぎた頃から卵巣の機能が低下しはじめ、50歳頃で多くの人が閉経します。
40代後半から50代の女性の多くが更年期に当たります。

更年期障害で皮膚がヒリヒリする原因について

更年期障害では女性ホルモンがアンバランスになることで連携して働いている自律神経にも悪影響が及びます。
代表的な症状は以下の通りです。

・めまい
・頭痛
・手足の冷え
・ほてり
・肩こり

また皮膚の感覚神経にも異常をきたすこともあります。
そのため皮膚がヒリヒリするような異常感覚が起こることがあります。

外傷なしで皮膚がヒリヒリするときは病院に行くべき?

外傷なしで皮膚がヒリヒリするとき、どの程度の症状であれば受診を考えたほうがいいのでしょうか。
受診する目安と受診すべき科について詳しく解説します。

病院を受診する目安

外傷なしで皮膚がヒリヒリするとき、すぐにヒリヒリとした感じがおさまり、再発しないようであればしばらく様子を見ていいでしょう。
しかし、以下に当てはまる場合はまずは病院で受診しましょう。

・数週間など長期にわたる場合
・湿疹がある
・赤みがある
・水ぶくれがある
・痛みがつらくて日常生活に支障をきたす

病院を受診すべき科について

外傷なしで皮膚がヒリヒリするときは、症状によって受診する科が違います。

【神経障害性疼痛の場合】
痛みの治療の専門であるペインクリニック、神経内科

【帯状疱疹の場合】
皮膚科

【帯状疱疹で耳に症状がある場合】
耳鼻咽喉科

【帯状疱疹後神経痛の場合】
ペインクリニック

【のぼせやめまいが併発している場合】
婦人科

外傷なしで皮膚がヒリヒリするときは、症状によって受診する科が違います。

【神経障害性疼痛の場合】
痛みの治療の専門であるペインクリニック、神経内科

【帯状疱疹の場合】
皮膚科

【帯状疱疹で耳に症状がある場合】
耳鼻咽喉科

【帯状疱疹後神経痛の場合】
ペインクリニック

【のぼせやめまいが併発している場合】
婦人科

神経障害性疼痛の改善には当院の鍼灸治療が効果的

神経障害性疼痛は東洋医学に基づく鍼灸治療が効果的です。
東洋医学は一人ひとりの体質を診断し、その体質に合ったツボを選んで治療を行い、鍼灸治療の効果を最大限に引き出します。

また西洋医学のように薬物による副作用や依存性などもなく安心・安全に受けていただけます。
「どこに行けば自分の不調を正しく改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。

当院に受診された患者様の治療実績はこちらから

実際に当院に受診し改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
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