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歯痛はストレスが原因|ストレスによる歯痛の特徴と対処法

公開日:2025年07月10日
更新日:2025年07月10日
このブログを監修している鈴木貴之は国家資格であるはり師免許、きゅう師免許、柔道整復師免許、心理カウンセラーを取得した資格保有者です。
目次
- 1 ストレス性歯痛の特徴や原因を解説します
- 2 ストレス性歯痛の特徴
- 3 ストレス性歯痛の原因と対処法
- 4 原因① 歯ぎしり、食いしばり
- 5 対処法① マッサージ
- 6 対処法② マウスピース
- 7 原因② 免疫力の低下
- 8 対処法① 生活習慣の見直し
- 9 原因③ 唾液分泌量の低下
- 10 対処法① ガムを噛む
- 11 原因④ 頭痛や肩こりからの関連痛
- 12 対処法① 身体を温める
- 13 対処法② 鎮痛薬を飲む
- 14 ストレス性歯痛の治療法
- 15 歯科医院でのメンテナンス
- 16 心療内科の受診
- 17 ストレス性歯痛のときにやってはいけないこと
- 18 ストレス性の歯痛を改善するなら当院の鍼灸治療
- 19 当院で患者様の治療実績はこちらから
- 20 関連する記事

ストレス性歯痛の特徴や原因を解説します

「歯の痛みの原因はストレスって本当?」
このような疑問を持った方も多いのではないでしょうか。
実は心身のストレスは、歯痛が起こる原因のひとつとして挙げられます。
ストレスと歯痛は深い関係があります。
今回は「歯痛はストレスが原因|ストレスによる歯痛の特徴と対処法」と題して、ストレスによる歯痛の特徴、さらにその原因と対処法も併せて解説します。
ストレス性歯痛の特徴や原因を知れば、誰でも適切に対処することができます。
「自分の歯の痛みがストレスが原因かもしれない」
「ストレス性歯痛の軽減方法や改善方法を知りたい」
このような方はぜひ本記事を最後までご覧ください。
ストレス性歯痛の特徴

ストレス性の歯痛にはいくつか特徴があります。
・歯や歯茎の周辺がズキズキと痛む
・男性よりも女性のほうが発症しやすい
・歯茎はくすんだ色になりやすい
・歯の治療を受けても痛みが解消されない
上記の項目に当てはまるものはありますでしょうか。
一つでも当てはまる方はストレスが原因の歯痛の可能性があります。
ストレス性歯痛の原因と対処法

ストレス性歯痛の原因として考えられるのは、以下の4つです。
・歯ぎしり、食いしばり
・免疫力の低下
・唾液分泌量の低下
・頭痛や肩こりからの関連痛
それぞれの対処法も併せて解説していきます。
原因① 歯ぎしり、食いしばり
ストレスを感じると、無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりが起こることがあります。
これは、ストレスの影響によって交感神経が優位になることで顎周りの筋肉が緊張するのが原因です。
最近の研究ではストレスを発散させるための生理的な反応とも考えられています。
歯ぎしりや食いしばりによって強い力が加わり続けると歯にヒビが入り、知覚過敏や炎症の原因となるため注意が必要です。
対処法① マッサージ
歯ぎしり・食いしばりの対処法のひとつとして、マッサージが有効です。
顎周りの筋肉を円を描くイメージで親指で優しくマッサージしましょう。
咬筋と呼ばれる顎周りの筋肉の緊張をほぐすことで、歯ぎしりや食いしばりの改善が期待できます。
対処法② マウスピース
就寝時にナイトガードとしてマウスピースを着用するのも有効な対処法のひとつです。
歯科医院でご自身に合った専用のマウスピースを作製することができます。
マウスピースで歯ぎしりや食いしばりを完全に治すことは難しいですが、歯や歯茎を守ることに繋がります。
原因② 免疫力の低下
ストレスが溜まると体の免疫力は低下します。
これは、ストレスの影響により十分な栄養と睡眠が取れなくなるためです。
免疫力が低下すると口内では菌が繁殖しやすくなり、歯や歯茎の痛みや腫れといった炎症が起こります。
普段から丁寧な歯磨きによって口内を健康に保っている方はそれほど大きな問題になりません。
しかし、日常的なセルフケアがおろそかになると、溜まった歯垢・歯石がトラブルの原因となります。
対処法① 生活習慣の見直し
免疫力の低下で歯痛を発症している方は、生活習慣の改善で歯痛を緩和することができます。
・栄養バランスの整った食事をとる
・適度な運動をする
・充分な睡眠を取る
・規則正しい生活を送る
上記の内容を守ることが大切です。
その他に歯磨き等のセルフケアも入念に行いましょう。
免疫力の低下が歯痛に繋がらないよう、土台となる健康な口内をしっかり保つことが重要です。
原因③ 唾液分泌量の低下
ストレス性の歯痛には、唾液も密接に関係しています。
人間の口内は、唾液の自浄作用、抗菌・殺菌作用によってある一定の環境に保たれています。
これがあることによって虫歯や歯周病の原因となる菌の繁殖を抑えられています。
しかし、強いストレスを感じると唾液の分泌量は減少します。
これにより唾液の持つ自浄作用や抗菌・殺菌作用がうまく機能しなくなり、虫歯や炎症が起こり痛みが感じやすくなります。
対処法① ガムを噛む
唾液の分泌量が低下している方は、ガムを噛むのがおすすめです。
ガムを噛むと唾液の分泌が促進されるだけでなく、副交感神経が優位になりリラックス効果が得られます。
ストレスや不安が軽減され、歯痛の緩和に繋がります。
原因④ 頭痛や肩こりからの関連痛
関連痛とは「ある部位に発生した痛みが、その部位に隣接する部位またはまったく別の部位にも痛みを引き起こしてしまう」という状態のことをさします。
ストレスが溜まっている方は頭痛や肩こりに悩まされる傾向にありますが、それらの痛みが歯痛に繋がってしまう場合があります。
神経は相互に繋がっているため、もともと痛む部位とは異なる部位が痛むケースもあるのです。
対処法① 身体を温める
ストレスによって血行不良を起こしている場合は、以下の2点を意識的に行いましょう。
・湯船にしっかりつかる
・ホットタオルで患部を温める
保温によって血行循環が改善され痛みの緩和が期待できます。
ただし、湯船に長時間浸かり続けたり、湯船やホットタオルの温度が高すぎたりする場合は逆効果になるケースもあります。
また、血行不良ではなく炎症によって痛みを感じている場合は身体を温めず、患部を冷やすようにしましょう。
対処法② 鎮痛薬を飲む
どうしても痛みが引かない場合は、鎮痛薬を服用する方法もあります。
しかし、ストレス性の歯痛は鎮痛薬が効かないケースもあります。
また鎮痛効果が弱く、効かせるために服用量を増やしたりするとかえって痛みが増強してしまうこともあります。
痛みが我慢できないほど強い場合は、薬物に頼らず改善できる鍼灸治療をおすすめします。
ストレス性歯痛の治療法

ストレスによる歯痛に対して、ご自身でできる対処法をご紹介しました。
それでは、病院で行われている基本的な治療を解説します。
・歯科医院でのメンテナンス
・心療内科の受診
この2つについて解説します。
歯科医院でのメンテナンス
ストレスによる歯の痛みがあるときは免疫力が低下している傾向が高く、虫歯や歯周病を発症しやすい傾向があります。
虫歯や歯周病の疑いがあるときは歯科での定期的な検診がおすすめです。
ご自身では難しいケアも含め、クリーニングによって口内を清潔な状態にしてくれます。
また、「歯が揺れる」「歯茎が腫れている」など気になる症状がある方は定期検診を待たず早めに受診し、歯科に相談するようにしましょう。
心療内科の受診
ストレス性歯痛の改善にはストレス解消が一番です。
しかし、現代社会において完全にストレスをなくすことは難しいでしょう。
ストレス性歯痛の緩和と改善には、心療内科では抗うつ薬の処方をすすめられます。
抗うつ薬を服用することで、ストレス性歯痛の改善がみられる場合があります。
実際に、日本歯科医学会は非定型歯痛の治療に抗うつ薬を推奨しています。
しかし、抗うつ薬を服用は副作用があるため注意が必要です。
ストレス性歯痛のときにやってはいけないこと
歯が痛むときにNGとされる行動は3つです。
・飲酒
・激しい運動
・長風呂
これらの行動は血流をよくしてくれますが、炎症を起こしている場合には逆効果になるのです。
一時的に痛みが消えたように感じることはあっても、結局は痛みが強くなってしまいます。
歯が痛むときはアルコールや激しい運動を避け、ぬるめのシャワーを浴びる程度にしましょう。
ストレス性の歯痛を改善するなら当院の鍼灸治療
このような原因不明と診断されたストレスによる歯の痛みは歯科医では治りません。
改善のためにはストレスによって過敏になった自律神経の乱れや筋肉の緊張を鎮静させる必要があります。
そのためには不具合が生じている中枢神経を正常な働きへと整える方法が大切です。
当院の東洋医学に基づく鍼灸治療はこのような中枢神経の不具合を正常に戻し痛みを完治させることができます。
「どこに行けば自分の不調を正しく改善できるかわからない」と治療方法でお悩みの方は当院にお気軽にご相談ください。
当院で患者様の治療実績はこちらから

実際に当院ご来院になって改善された患者様の声と改善までの経過を報告します。
同じようにつらい思いをされている方の役に立てるのならばと皆さん快く掲載を許可頂きました。
これを読まれている患者様のご参考になれば嬉しく思います。
下記のリンクから別ページでご覧ください。


鍼灸院コモラボ院長
ブログ管理・編集者
【国家資格・所属】
鍼灸あんまマッサージ指圧師、柔道整復師、心理カウンセラー、メンタルトレーナー 治療家歴14年、日本東方医学会会員、脈診臨床研究会会員
神奈川県の鍼灸整骨院にて13年勤務(院長職を務める)
現在、JR三鷹駅北口に自律神経専門の鍼灸院コモラボにて様々な不調の患者様に鍼灸治療を行っている。
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